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うん、これ、とっても照れるね…
[少しだけ恥ずかしそうに]
オレ、相棒がマシュマロでよかったよ
オレが右京さんか
それじゃあ、紅茶を飲みながら落ち着けばいいかな?
じゃ、じゃあ、えっと。
約束、守る番なの。
[ごそごそとカバンの中を漁って本を取り出す。
恋人、と書かれた本と、風景写真、と書かれた本のうち、恋人と書かれた方をカバンの中に戻した]
こっちは、最初のに、似てるから、こっち。
[風景写真と表紙に書かれた本を差し出した]
>>+98 トトポさん
わあ、楽しみにしてたの。
やっぱりトトポさんは約束守ってくれる人なの。
[にこりとわらって、絵本に手を伸ばした]
風景写真
「ぼく」はガラス窓に映る自分の顔を見ていました。
不意に目があって、なんとなく立ち止まっただけなのですが、瞬間にそれは幼い自分になりました。
しかし、「ぼく」はそれを思い出せません。この人が誰なのか、どうしても思い出せないのです。
記憶の糸を力強く手繰り寄せようとしたその時、強い眩暈に襲われました。
眩い、暗闇にも似た光が「ぼく」の目から消えた時、ガラス窓に映っていたのは奇妙な風景写真でした。
地平線まで続く長い長い畑に、いくつもの「ぼく」の顔がひょっこりと生えているのです。
目についたのは幼稚園児の「ぼく」でした。
ですが、彼は言うのです。
『お前なんか知らない』
小学生の「ぼく」
中学生の「ぼく」
視線は「ぼく」を追い越し、遠いナニカを見ていました。
この人たちは誰なのか、どうしても「ぼく」は思い出せません。
やがて、たくさんの顔は重なり、いつもの「ぼく」になりました。
それでも、ダメでした。
人間の形をして、こちらを見ている不思議な作物。
時が育てた不思議な作物畑。
この人は、一体だれなのでしょうか。
「ぼく」はずっと、奇妙な風景写真を見ていました。
おしまい。
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