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正直不甲斐ねえってレベルじゃなくて本当に…も、申し訳なく……。
[「こんな早くチャンスが」「しっかりしてよ」に息を詰まらせつつ]
アレクは呪いを解く術式を研究してた――完成してないといったって、他でもないセシルにこれだけ言われて気ぃ失ってたんじゃ男も廃るだろ。
内からの抵抗を助けながら獣の余力…魔力と余裕を削ってやれば目はあると思う。
……いざとなったらお誂え向きに炎上してる廃墟近くだ、差し違えてでも殺す。アレクが人であれるうちに。俺でも炎のうちに留めたり生き埋めにしたりすれば何とか、アレクだけでも苦しませずに撃ち抜くくらいは…。
あんたを喰らうのが、きっと一番「アレク」がしたくない事だと思うから――その時はこの場を離れて欲しい。
逃げねえ。
魔力は使い切ってるけどな……クソ弱い俺が心まで折れてたら話にならない。
ここで逃げたら、アレクを信じる権利も死んだ仲間に託されるだけの価値もなくしちまうからな…。
[じりじりと獣との距離を取りながら弾を込め銃を構える。
セシルの言うとおり、死兵を喰われては厄介だと思った]
……消耗戦と行こうじゃねえか。
か弱い人間サマの結束力舐めてる獣野郎に、目にもの見せてやるよ!
[相手というより自分を煽るように。
少しでも魔力と余裕を奪おうと、アレクの身体の消耗による支配の強化に利用されないように、まっすぐ胸を狙った銃弾を放った]
/*
あー消耗戦、違う言葉に言い換えようと思ったのにそのままにしてしまった。
「人命や兵器・物資などを損失を無視して大量に投入する戦争」の方じゃなくて「力を消耗するだけで効果の上がらない争い」寄りのニュアンスです。ふいんきで流していただければry
ー3年前>>-102〜>>-104ー
可愛くない?でも僕もう14だし、男だし
[どこで覚えたんだと言うマオに首を傾げる。小柄な上子供っぽい発言と行動が目立つが、年齢だけ見れば不思議ではないはずだ。“そういうこと”にも興味はある。斜め上に全力疾走なだけで。]
(別に、いいのに)
[ぬいぐるみを拾い埃を払うマオに思う。なんとなく貰ってなんとなく持ち歩いているだけで、さほど愛着は無い。
そして、それを木陰に置いた後、優しく頭を撫でる手に気持ち良さそうに目を閉じた、瞬間。
引き攣るような頭皮の痛みに歯を食いしばる。そのまま引かれ、襲う鳩尾への鈍い痛みに目を見開いた。]
ッ!!ぐ、…ぅ゛……ふ、…ッあ゛!
[何度も強い蹴りを叩き込まれる度に、濁った悲鳴をあげる。縋る様に髪を握る手を掴んではいるが、口元は喜びに歪んでおり、知らぬ者が見てもこの状況が異常であるとわかるだろう。
痛いですか?と穏やかな声で紡がれる言葉に頷きながら、上目遣いにマオを見る。声とは裏腹に冷め切った彼の目に、ひどい快感を覚えた。]
…っげほ…ぅ、え…ふ……ケフッ…
[幾度蹴られた後だったか。限界を悟られたか、髪を離され重力に従って崩れ落ちる。止めと言わんばかりに背を踏み付けられれば、鳩尾と口に手を遣り咳込んだ。]
(…やさしいのか、そうじゃないのか、わかんない人が一番イイ人だよねぇ)
[チラチラと自分を介抱するマオを見て微笑んだ。容赦無い攻撃をしたかと思えば、その後の処理はとても優しい。これが所謂ギャップ萌えかと馬鹿なことを考えながら、ぐいと口元を拭った。]
…ん、ここで待ってる
[これで終わりなら残念だなぁと思っていると、次があるようなことを告げられ。惚けた顔で頷いた。
額に口付けを落とされれば、離れる前に顔を寄せ頬にキスをしようとし。さよならと笑んだマオに手を振って、去って行く背を見送った。]
……うわぁ、どうしよ
[未だ痛む鳩尾に手を這わせる。きっと痣になるだろう。そして動く度に痛み、その存在を主張する。彼は、マオはその一瞬だけでなく後の自分まで悦ばせてくれるのだ。]
うわ、うわ、もうっ…ほんっとに大好き!
[両手で顔を覆い、堪え切れない喜びの声を上げた。これまで殆ど関わりの無かった年上の彼が、今では誰よりも好きになりそうだ。
半分の月を見上げる。今から、次の半月の夜が待ち遠しかった。**]
/*
恋する少女のような反応してるけど、求めてるのは相手が齎してくれる痛みと苦しみ
グレンとアレクのようなキラキラした青春とは程遠い…
いつも孤児院在籍時は14だって忘れます。幼い
―闇の中―
[声が、聞こえる。自分は、どうしたのだったか。
眩む様な、失血をしたのは憶えていて。其処から記憶が流れ込む。]
(……またアイツに乗っ取られたのか?)
[先程も強引に表に出られてしまった。獣の一つも躾の出来ない自分に苦笑するしか無い。其れでも、身体の痛みの感覚が殆ど感じないのは有り難かったが。今迄、闇の中を彷徨うような、似た感覚は何度かある。
けれど、何時も聞こえたとしても獣の声しか聞こえないのに。
今回はいつもの様に朧気な意識で無く、不思議とハッキリしていて外の音も聞き取れて。…獣の支配権を失った事も、其処で自覚する。
恐らくは其れによる獣のいつも見ている世界――を眺めている、のだろうけれど。>>17『格好悪い』と言われれば、『う、』と心に突き刺さりながらも、>>20、>>22親友の言葉を聞けば思い浮かぶのはノートの術式。
まだ完成は仕切っていない。其れでも、構築や仕組みはある程度分かっていた。後は、それをどうやって表すか。こんな土壇場で試す羽目になるとは思わなかったが、粗方頭にはある。
表で二人が頑張ってくれているのに――それこそ自分では何もできません、じゃ本当に守られてばかりで格好悪い。信じてくれたグレンや。手を差し伸べてくれたセシルの為にも、一時獣が大丈夫だなんて思えた自分を苦々しく思いながらもけじめをつけなければ、と思う。]
(……頼んだぜ、)
[声に出すことは獣が居るせいで封じられているけれど。
心の中で念じては、頭の中で術式を浮かべて。現実世界の声には出せなくても、意識の海の中で詠唱を唱え始める。]
…ッ!
あんたが…
あんたが…!その呼び方しないで頂戴!
この…1(3)
(1.変態ドマゾ糞虫が!! 2.変態ドマゾクソ蛆虫!!
3.変態ドマゾクソ野郎!!)
[怒りに任せて銃弾を乱射する。マガジン内の26発の弾丸すべてが寿に弾幕として降り注ぐ]
…ッ!
あんたが…
あんたが…!その呼び方しないで頂戴!
この…1(3)
(1.変態ドマゾ糞虫が!! 2.変態ドマゾクソ蛆虫!!
3.変態ドマゾクソ野郎!!)
[怒りに任せて銃弾を乱射する。マガジン内の26発の弾丸すべてが寿に弾幕として降り注ぐ]
ー国境付近ー
ふん、そんな呼びかけなどーー……!
[聞こえる筈も無い、と一蹴しようとして、存在の綻びを感じ始める。内に感じるのは、自らを消そうとする言の葉の束。
チッ、と舌打ちを一つすれば、魔力の一部を詠唱を阻害する為の抑圧させる為に流す。其れでも此方が劣るだなんて無いだろうとは判断して。其れでも、顰めた顔を>>23グレンの言葉を聞けば、面白そうに嗤った。]
……くくっ…!
その人間とやらの底力、どれだけ持つのか愉しませてもらおうじゃないか!!
[放たれた銃弾の目論見は既に支配強化に魔力は使われたが、其れは詠唱による支配の弱化を防ぐ為で有り。銃弾の通過地点を無重力にしては勢いを殺して、下へと落下させる。
その後、地を蹴れば先ずはグレンに狙いを定めては重力で空間を圧縮しながら爪の様な刃でグレンの喉元を引き裂こうと、移動しながら人差指と中指に当たる部分の爪を伸ばし。]
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