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ー4d朝・孤児院付近ー
ここなら寂しくないだろう…
なぁ?クロロ、エリィゼ…
誰も邪魔できないようにしておくからな(残1
[クロロとエリィゼの墓を作ったミツル。
墓の周りにはたくさんの花が咲いていた…
ミツルは誰も入って来ないよう花の周りに障壁を張った。花を傷つけないように…]
じゃあ、俺は行くぞ…
クロロ…エリィゼを守ってあげるんだぞ…
エリィゼ…クロロをよろしくな…
[この時、全ての人間を殺すことを決めたミツル…
その目は翠色から緋色に変わっていた…]
― 闇の底 ―
[造形魔法は、使い手の気持ちや心の状態によって変化が生じる。だから荒んだ心のまま使うと、きっとうまく行かないと言われてきた。
人を傷つけるものは生み出せても。誰かを、喜ばせるものは――生み出せないと。]
……あの言葉の意味が、ようやく分かったわ
[クロロと連絡が取れなくなってから、花を造ろうとしてもずっと失敗していた。
黒ずんで触れれば消えてしまう、そんなものばかり。
それはきっと、誰かを想って造らなかったから。この闇色の世界で、もし自分以外に彷徨う人がいるのならば。]
[――その人たちの為に、花を造ろう。]
[皆に見てほしかった。喜んでほしかった。
単純で、でもきっと難しい願い。両手を祈るように組む]
そうやって人は、繋がるのですね。
[クロロやグレン。アレクシスにツリガネ、シエラ、千早――かつての孤児院の仲間たちを思い浮かべて。
少女は祈る。願う。彼らがどんな終わりを迎えても、幸せだったと思える時間があるようにと。]
[やがて、少しずつ周囲には色とりどりの花が咲く。
それはまるで、何かを祝福するように。
かつての思い出が花開くように、明るく染まる。]
クーちゃん。
――――……大好きですよ。
[死んでも疲れることはあるのですねと、どこかズレたことを思いながら花の中に倒れ込む。
目を閉じて眠る少女の周囲には、赤いチューリップが咲いた**]
−朝・小会議室−
[珍しく苦虫を潰したような表情をしながら、見つめる先には総司令官に参謀長。
彼らは確かにこう言った。
原因不明の謎の爆発を調べに行ってこいと。
そして行方不明となったアレクシスを探し、もしも裏切っていたのなら]
(殺せ、か。当然と言えば当然ですが……)
[彼が帝国に尽くしていた姿を一番知っていたはずの人間に言われるとは。
アレクシスが知ったら怒るだろうなと息をつく。
裏切る筈がない。そう信じているクルークは捜索任務として引き受ける事にした。
ついでに千早に会えれば報告を聞こう。]
了解しました。これより任務遂行のための行動に移ります。
[ぴしり、と敬礼を。そのまま退室するためにドアノブを握った。]
[廊下へと出れば、髪をかきあげ制帽をかぶり直し。
出掛けますよ、と誰かに声をかけようとした。
それは無意識の行動。声を発する寸前で動きが止まる。
…………帝国に復讐を。
それならば何故、彼女は隙だらけの補佐官では無く、司教と隊長を殺害し逃亡したのだろうか。
考えても答えがでないのは分かっていながらも、ぐるぐると回り続ける思考に舌打ちをした。*]
―闇の底―
[ふと香る花の匂いに足を止める。
どこか懐かしい香り。
いつの間にか手に握られている、あの頃にもらった『花』。]
…あの子もここに。
[足元に広がる眩しい花畑は夢か幻か。
その光に彼女の祈りを、願いを感じた気がして。
あの頃に戻れた気がして、目を閉じる。
――せめてここでは、エリィゼにもささやかな幸せを。
そう願ってまた、歩き出した**]
ー回想・孤児院に来た日ー
[魔法が全く制御できないというのは、クロロにとってどうしようもない問題だった。産まれて5歳の頃に魔力が発現したが、抑える方法は全く分からず。
他人に影響を与えぬよう過ごしてはきたが、近所の同年代の子供に友人になろうと握手を求められ、左手で応じ…相手を失神させてしまってからというもの。周囲のクロロへの当たりは一層きついものとなった。]
「どっかいっちまえよ、電気人間!」
「俺たちに近づくな!!」
[同年代の子たちには罵られ、石を投げられ。親にも接触を避けられた。…クロロはそれでも、笑って返した。]
ー僕が誰にも触れなければ、皆幸せになれるんだ。
[その、一心で。]
[そして三年後…孤児院に来た日。クロロが8になる頃の出来事だった。
外で一人で遊んでいる時に、こちらに転がってきたゴム製のボール。思わず受け止め、転がってきた方を見ると、持ち主らしき少年がかけてくる。]
「拾ってくれたんだ!ありがとう!」
[そう行って差し出す手にボールを渡す、その一瞬で…左手が彼の手に触れてしまった。]
ばちっ…ばちばちばちばち……!!
[一瞬の出来事。見も知らぬ少年が、ぷすぷすと体から煙を挙げながら白目を向いて倒れる。]
え…あ、あああ!!
[なんで。どうして。僕はゴム手袋をしていたはず。
繊維に穴があって、電気を通してしまったのだろうか。その結果、ゴムの内部に溜まり放出の機会が与えられなかった大量の電気が、少年へと流れて行ってしまったのだろうか。]
僕、僕は…!!こんな、つもり、じゃ
[ただ、少年には他の子供と同じように楽しく遊んでいてほしかった。そのためにボールを返した、だけだったのに。]
ー自室ー
[転移で直接自室に戻る。先程までの出来事を振り返る。大切な妹を殺し、その妹と仲のいい男の子をも殺した。失いたくない一心だったのに。
彼女に伝えたかった。所詮、宗教は宗教なのだと。そんなものに憎しみを抱いても何も始まらない。]
それだけだったのに…。
[自分の醜い本性を、見てしまった。憎しみを、抱いてしまった。一度に失ったものが多すぎる。涙を流し、ベッドに倒れこんだ。]
[…その後のことは、よく覚えていない。
その少年は命だけは取り留めたらしいが、未だに目覚めぬ植物人間のようになってしまったらしい。両親には今まで以上に避けられるようになれ、罵声を浴びせられ、恐れられ。
僕のせいなのに、家には毎日非難中傷を浴びせる声が届く。]
ねえ…お母さん、お父さん。
僕は、いらない子なのかな。家を出て行った方が、二人とも幸せになれる?
[そう問いかけた瞬間にびくりと肩を震わせた母の姿。なんで、実の親に恐れられることになってしまったんだろう。魔法なんて無ければ…せめて、能力を弱められればよかったんだ。
皆が幸せになれるならと、あまり考えず言った言葉はそのまま受け入れられてしまい。親に連れられて着いた先は様々な境遇の少年少女達が集まる、こ綺麗な孤児院だった。]
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