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[そんな変わった匂いに釣られてか、
いつの間にか小さな男の子が傍にいる。]
どうしたの?お腹すいた?
[優しく声を掛けると、思いっきり頷いて。]
仕方ないですね。
夕飯もあるから、あまり食べちゃだめですよ?
[そう言って、その野菜炒めを子供に食べさせてしまった。
顔を赤くして泣き始める男の子。]
え、ええと。
水?水ですか?
[思いもよらぬ出来事に、慌てふためいていた。]
/*
←グレンが戦闘的な意味でか弱すぎて、どう割って入ればいいか分からない
いっそ狼とかに変身して戦おうかと思ってた時期もあったけど、消耗激しい上なんか狼COみたいだなーっていうね。
あああどうしよう……!
―午後/拠点B付近―
今さらだからアレク君なんて呼べるんだもの。
[一介の聖職者が幾ら孤児院が一緒だからって、
アレク君だなんて馴れ馴れしく接する訳には行かない。]
……ふふ、そんなに一緒にいてくれるの、アレク君。
私はまだまだ死ぬ気はないんだけど、
[少し笑ったけれども、ジリと足を地面に擦らす。
帝国で名高い彼の力。まだ重力をかけられた訳でもないのに、圧力を感じるようだった。
ジリ、とまた距離を測りかけて相手が僅かに動いたと同時に、飛び下がって挟んだ針を地面へと投げた。地を蹴る、なんて生易しいものではないスピードへ此方へと向かう相手。
この地で死した兵がそれに負けぬスピードであなたとの間に立ちあがり、あなたの剣はその死者の胸に突き刺さっただろうか。
僅かに残ったコートの裾が剣に触れ、重みを帯びた。]
例えば、何で帝国にそんなに固執するのかな、とか!
[問いかけながら、周囲に白い靄を漂わせ2、3本の針を続け様に落として死者の兵を作りだす。
そんな矢先、]
ーA地区手前のどこかー
[ピクリ…探していた人の反応があった。空間魔法圏内にエリィゼがいるようだ。]
…いかないと…。
『ディア・ポート:エリィゼ』
[あまりにも近いと刺激しかねないと考え、やや遠く、エリィゼの100mほど後ろに転移した。]
―回想/数日前・帝国同盟 基地の外―
……はは、まさかグレンに諭される時が来るなんてね。
[彼の言葉>>83に、茶化したような調子で静かに返す。その通りだ。わからないなら、学べばいい。自分は今のままでは足りない。それは、本から得る知識のようには理解できない。自分にとっては恐らく何より難しいこと。それでもいつか、分かる日が来るだろうか。後押しするような彼の言い方が、今度は静かに受け入れられた。
握手に答える彼の手は、自分より固く大きい。同い年だというのに、男女の差というやつだろうか。]
…ッグレン……?
[すっかり油断していたらしい。突然彼の側に引き寄せられて、抵抗なく従ってしまう。囁く内容>>84は、具体的ではなくとも重大な秘密に思えた。先刻手を組む話をしたばかりの自分に、こんな話をしていいのだろうか。
付け加えるように続けられた言葉は、僕への警告か。帝国中枢にその同志がいるということか。今の所スパイと確信しているのは一人だけだが……彼女のこと、だろうか。]
[ようやく僕の身を案じてくれているらしいと気づいて、不思議な気分になる。戦闘力では僕より劣るはずの彼が、まるで僕の全てを背負おうとしているようだ。女扱いも子供扱いも大嫌いなのだが、今は何ともないのは何故だろう。]
………素敵な申し出ありがとう。でも、僕はそんなに柔じゃないさ。一人の方が性に合ってるしね。
[そう返しながら辞退を示すように手を解く。そのまま後ろに退いて、彼から離れる方向に歩き始める。解いた手をひらひら振りながら、背後に声をかける。]
そろそろ時間だから、今日は帰らせてもらうよ。情報の方はまた今度で。………最後の言葉は憶えておいてあげるよ。
[何事もなければ、そのまま帰っていくだろう。今日のことは、退屈な日々の中では珍しく、刺激のある一日として記憶されるだろう。]
ううん、そうだよね・・・エリィには任務があるのか。
[急に真面目な顔に戻ったエリィ>>94を見て、彼女にはまだ仕事があったのだと気付く。
僕もこれから独立組織の一員になるわけだし、エリィにだけ任せるのも。それに、このまま拠点に行ったところでエリィの言うとおりだ。・・・ならば。]
僕も一緒にいこうか?
なにか、手伝えることがあるかもしれないからさ。
[と、腰に刺した鉄刀を触った。
今はおんぼろの刀だが、ここに飛んで来たときには魔力を解放していたため、エリィにはそれがただの刀ではないことがわかっているだろう。
この場で武器を指して「手伝える」という言葉の意味は一つしかないが・・・戦場になっていた場所の近くで出会ったのだから、それは今更な気がして。]
―暗殺、という暗い仕事をしていたことさえばれなきゃいいか。
[許しが貰えるなら、エリィに同行するつもりだ。]
投票を委任します。
隻眼の ミツルは、コトブキ に投票を委任しました。
……確かに違いねえか、
俺としてはそんな無駄話をする気も無いんだがな。
[今更だから、という彼女の声をくくっ、と乾いた色の嗤いで肯定しては、それでも、と続けて。剣が死者の兵の胸に刺されば、舌打ちをしながら――己の中の闇は悦んでいるのを確かに感じる。
その儘、剣が中央から二つに分かれれば黒い闇の様なモノがもぞり、と蠢いて巨大な獣の口の様に変化しては内から中へと吸い込む様に死者の兵を瞬く間に呑み込んでは其れが魔力へと変換されて行くのを感じる。
――霊魂魔法。噂には聞いても部下とは言え、目にしたのは始めてだが、痛みも感じないであろう死者の兵を生み出され続けては何時まで持つものか。魔力変換は出来ても多勢に無礼。一旦、後ろに跳んで距離を取ってはショットガンの形へと銃を変形させながら]
[また新しく兵が生み出されるのを見ながら、帝国への固執を問われれば顔を顰める。其処は触れられたくない影の部分で。]
―闇の底―
[悪戯っぽい笑み>>+19に、惚けるように頬をかきながら]
……これは、参りましたね。
どうか、二人だけの秘密に、しておいてください。
[そこまで言って、またこの場所に誰か来ることがあるのだろうか、と思案する。人はいつか死ぬもので、それは自然の摂理だ。だけどまだ、あまりにも、早すぎると思うのだ]
ツリガネ。
[優しく、静かに、頭を撫でる。
彼女は僕の救いになってくれた。僕も少しでも返せれば良い]
貴女は、頑張りました。
見てないけれど、分かります。
貴女は昔と同じに、僕には見えるから。
だから、きっと色んな想いを、したのでしょう。
きっと沢山、頑張ったのでしょう。>
僕は、頑張るツリガネが、好きです。
無理をしないか心配ですが、
とても真っ直ぐで、眩しくみえます。
…今度は。もし、今度があるなら。
頑張る貴女の在る場所が、穏やかで温かくありますように。
[彼女が目を開くまで、撫でる手は止めない]
[死者の兵を面倒そうに、トリガーを何発か弾けば、変換された魔力から空気を重力で圧縮して弾丸の様に相手の兵へと圧縮した可視化させた重力球を放てば、当たった兵が重力半径の増大によって一気に吹っ飛ぶ。死者の兵の分ではコストが足りなくて更に魔力を継ぎながら。正直銃形態もコストが重いので変換出来るモノが無ければ余り使いたくないものだ。]
…さあね。俺が居たいから居るだけさ。
[その答えは、半分本当で半分嘘。彼の中に眠る獣の力を、上層部は知っている。それ故、利用価値があるとして対価として与えられた居場所。自分の中では否定しながらも、人で無いと何処か自覚していて。その対価に縋るしか彼には無かった。
また、周りから置いてかれてしまうのが、嫌だったから。]
[そうして濁した言葉に彼女は気付いただろうか。また剣の形態に戻せば、また距離を詰めようとして――、>>100瞳が揺れたのを隙と見て狙おうとして。その呟きに、驚愕と恐怖が赤い瞳に映れば、唱えかけた魔法は空気に散る。]
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