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隻眼の ミツル は エリィゼ に投票した
千早 は エリィゼ に投票した
グレン は エリィゼ に投票した
アレクシス は エリィゼ に投票した
エリィゼ は クロロ に投票した
クロロ は エリィゼ に投票した
シエラ は エリィゼ に投票した
ジロ は エリィゼ に投票した
セシル は エリィゼ に投票した
コトブキ は エリィゼ に投票した
クルーク は エリィゼ に投票した
エリィゼ に 10人が投票した
クロロ に 1人が投票した
エリィゼ は村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
《★霊》 エリィゼは 人間 のようだ。
現在の生存者は、隻眼の ミツル、千早、グレン、アレクシス、クロロ、シエラ、ジロ、セシル、コトブキ、クルークの10名。
[アレクは、かつての友のままであるのか変わってしまったのか。
自分の揺れる心と同様に、アレクの瞳もまた]
……!
[何かが溢れ出したような叫び>>3:128に息を呑む。
うまく魔法を扱えず、「人間」のモデルとして頼っていた彼は、面倒見がよく少し、面倒くさがりで、激するようなところを見た事はなかった。
不規則に乱れる重力場に、心理的な圧力をも感じながら声を震わせる]
くっそ…! ふざけんなよアレクシス・ベスティア!
居場所がない? 「俺みたいな存在」?
見くびってんじゃねえよッ……!
[叫びながら、アレクが自分の言葉に耳を傾けてくれるなら続けるつもりで、そうでないならば暴走する魔法に無効化されるのを覚悟で銃を撃とうと身構えた]
ウソだろ・・・ねえ、千早?
・・・さっき、僕、聞いたよ。
……千早をころしたら、エリィの魔法は解けるんだよね?
[クロロには>>133の「解けないかも」という言葉は、聞こえていなかった。もう、エリィは千早にやられたんじゃないか、でも殺せばエリィはもとにもどるかも。それしか、考えられなくて。]
千早・・・はは、ははは!!
僕は千早を殺さないといけないんだ・・・
この数日で、孤児院の皆を、さんにんめ・・・
でも、しかたないよね
殺さないと、平和にならない!エリィだって、戻ってこないんだから!!
[笑いながら、一気にクロロの魔力が膨れ上がる。バチバチとした電気音の中心には、禍々しい漆黒の刃を携え、凶暴な爪と、狂ったように笑う口元に見える牙は・・・人外そのものだった。]
一緒に。
[ぎゅ、と手を握り返し、空いた方の手で彼女の涙を拭う]
ツリガネ。
貴女と一緒に在りたいと、
願っても、良いのでしょうか…。
[浮かべた不安げな微笑みは、それでも何処か幸せそうだった。
数瞬の迷いの後、許されるならば、彼女を静かに抱きしめる]
貴女は本当に、優しい人です。
ありがとう。
解けないかもしれないって…言ったでしょう。
[冷たく言い放つ。クロロまで巻き込みたくはなかった。でも、きっと聞こえていないんだろうとアリアも取り出す。]
貴方も…殺さないから!
[ディーヴァをリロードし、クロロを見る。…が。]
…クロロ…?
[牙。そして爪。人ではない。>>1もはや、人と呼べないような殺気と魔力をはなっている。次の瞬間みたものは]
あぁ…っ!?
[魔力に押しつぶされる、千早の作った球体。千早の制御外の強烈な魔力を間近で受け、中身もろとも壊れてしまう。時間を操作できない千早には、どうすることもできなかった。]
うそ…嘘…!嘘!!嘘!!!!
『デル・ディジョン』
[空間消去を唱えた。妹を、本当に殺してしまった化け物を、消すために。銃を構える。]
絶対に殺す…!!
[さっきとは真逆の言葉。]
― 3d朝・医務室 ―
いいのよ、シエラ。
……シエラ?
[ 不意にかかる重みに一瞬驚きつつ
気絶しただけだとわかれば、
そっと横にさせて毛布を掛ける。 ]
自分よりも若い子が頑張ってるのに、
ワタシったら本当に―――
―――役立たずね。
[>>134唇を噛む彼の姿を見ては、視線を下に落としながら。
自分の重力の軽重の変動を感じても其れを制御する様な余裕も、今の彼には無かった。不安定な魔力を闇を全面へと押し出していく。
揺らいだ瞳はまた緋に、何処かその口元の歯は鋭く、爪先は鋭く。其れでも揺らいだ心故に不安定な変化で其処まで大きく違える事は無いが。
>>138何処か寂し気な声音に返す言葉は、其れでも力量な問題では無く。『異端』と言う言葉に、ぴくりと反応するかの様に――セシルの方へと視線を再び向けて。]
……帝国なら、受け入れてくれたからだッ…!
単なる力量の差じゃない、そうだよ、俺は異端だよ…!
(――人でも獣でも無い、こんな化け物だなんて、)
[そう何処か自嘲する様に続けようとして、>>0自らの友人の、震える声の叫びに。何処か驚いては身体を震わせて。>>2怒るのも当然、と言う言葉が聞こえても――それでも。二人とは、違う。自分でも『知らない自分』が居るんだ、と内心では分かっていて。
其れでも、耳はちゃんと言葉には傾けていて。
強く、グレンの声に呼応するかの様に更に叫ぶ。]
[身体に帯びた熱が、手先へ。更に人間離れしていく手が視界に入って其れに何処か怯えた様な色を瞳に浮かべながら。]
見縊る?俺の親友を見縊る筈もねえだろッ…!!
……でもな、俺はセシルやグレンみたいな…、人間ですら無いんだよ…ッ!!
こんな化け物、俺の事を知って受け入れてくれる奴なんて…!
此処以外に無かったんだよッ…
[その言葉の最後は何処か消え入る様に。
グレンを馬鹿にしても、見縊ってもいない。勿論、セシルも。
暴走する度に呪いの力が表に出る事はしばしばあった。それは剣を手に入れてから更に顕著に。皆、離れていくばかりで。また何かを失うのが、酷く怖かった。それでもこんな自分を見せて――また彼らも離れて行ってしまうのだろうか。]
……ほら、罵れよ…!化け物だってよ…!
こんな姿見られたくなかった、特にお前ら二人には!
― 3d夜・クルーク自室前 ―
[ たっぷりの練習の後、
足を向けたのはクルークの部屋。
会議に参加せず呑気にしてた身だ、
勝手に戦地に行き、死んだとしても
構わないだろう。
しかしそれが
クルークのせいになってしまったら
さすがに申し訳ないと感じ、
せめて許可をもらおうと。 ]
こんこ〜ん。起きてます?
ジロちゃんです〜。
[ 出来るだけ明るい声で、
ドアに顔を寄せて小さく叫べば、
クルークは開けてくれただろうか。 ]
[そう言う言葉は本心では無い、けれど。
そう言い放ってくれれば、『化け物』として――暴れられる気がしたかったから。心の奥で、これ以上受けたく無いと逃げたこの場所で、再び『拒絶』を受ける事に怯えながら。
セシルやエリィゼの様な、『裏切り』より。
何よりも、あの頃の母の様に――信じていた人物が。
心からその本性をぶち撒けた『拒絶』が何よりも、怖かった。]
え・・・
[クロロは、割れた球体を見て、中からエリィが出てこないことも確認して、目を見開き・・・ほんの一瞬だけ、魔力が弱まった。が。]
・・・千早。エリィを、どこにやったのさ。
ははは・・・そうだよ。
きっとどこかに隠してるだけだ。千早を殺れば、エリィは戻ってくる。・・・この剣で!爪で!牙で!!徹底的に殺してやるよ!!
[化け物と化したクロロは、目を見開き、笑いながら言う。
魔力消費を考えず解放された魔力が、あたりを眩しく発光させた。千早には、その光に照らされた彼のおぞましい姿が確認できただろう。]
エリィを元にもどしてよ・・千早あ!!
[そう叫ぶと、クロロは狂気の形相で千早へと向かっていった。]
/*重力と空間はチートりやすいよね。
空間は重力で処理出来ると言えば出来るけど、他の魔法には難しいからなあ。造形とか雷(電磁力なり?で)と闇辺りはワンチャンかなと思うが中々。*/
貴方が潰した!!エリィは!!貴方が!!
[怒りが爆発する。壊したのはクロロだ。魔力を注ぎ込みすぎて壊れてしまった。中の時間は止まったまま、ひび割れ、消し飛ぶ。]
黙れ!!黙れ黙れ!!それ以上私に…近づくな!!!
[転移魔法を使い後ろへ下がり、引鉄を引く。合計12発撃ち込んだ。当たったならば、当たった場所を空間ごと"消去"してしまっただろう。
[>>6不安定な魔力も瞳の色の揺れも姿の変化も、彼の心の脆さと揺らぎを表してるように思えた。
もちろんそこにある圧倒的な力が一つ箍が外れれば此方に向けられるだろうことも分かっている。でも、あまりにも>>7彼の怯えたような瞳の色や、放たれる言葉には脅威を感じられなかった。
ただ、彼の言葉に憤りとも寂しさともつかないものが積もるだけだ。]
ねぇ、アレク君、それだけが帝国にいたい理由なら、私と一緒にいようよ。
どうせ帝国は”化け物”アレクシスを必要としてるだけなんでしょ。
[死者の兵をその場に置いたまま、不規則に重力場が歪むあなたの周囲へと一歩近寄った。また一歩。人間離れしたその手に触れようとして、]
私はアレク君の事情はきっと全部分かってないんだろうけど、
でも今のアレク君のことは怖いとかより、守りたいなって思う。
1人が嫌なら一緒に化け物にもなるよ。死者の軍でも率いろうか?一気に私も人じゃなくて神の敵になれるよ。
/*また同じ様なのやっちゃってるかなーとやはり。
やっぱりもう少し差異つける技術が欲しい…。うむむ。
基本的に感情移入や相手の手加減考えたら鉄のハートキャラは無理っぽいなあ。とりあえずクルークとグレン好き過ぎ、つら*/
/*ミツルは千早認識したら、千早側につくのでしょうね〜。
そうしたら、ミツルはまだ自分が狼であることは表では明かさない流れになる?千早に狼だって知られたくないでしょうし。*/
/*クロロも、「仲間」だと思ってたのに!みたいな感じでぼかしていくかもですー。狼仲間ではありますけど、もう敵国なので。
銃弾防御でミツルを仲間と認識するも、千早側についたミツルを見て怒り爆発・・・とかかな?*/
/*了解ですー!
コトブキさんや千早さんにはメモの方で確認取りつつ、進めていければいいですね〜。今日死ぬ予定ですが一日ありますし、戦闘たのしみましょ!*/
― 3d深夜・戦地 ―
[ クルークとはどんな会話をしただろう。
月夜では目立ってしまう髪を隠すように
パーカーのフードを深々と被る。 ]
………、……。
[ 音を立てないよう、素早く移動する。
――夜は自分の味方。闇に似ている。
なるべく影を探して移動を図った。 ]
/*
本当すみません!
日付前後いつもいられなくて、今日からは多分おります!
とりあえず外出ますね、なんとかして戦場に出たい…
*/
―回想/孤児院―
[>>3:110ある日、声が聞こえれば――、
ゆらり、金の瞳が揺れる。其れは血の色には遠いけれど赤味を帯びた金の色をしていた。ざわり、と周囲の気が動く。]
……ばけも、の…?
………ッ、俺はちがう…!お前もいい加減な事言うなッ…!
[急に飛んできた言葉に、キッ、と睨んでは放り投げられた餌に食いつく様に噛みついて。目を見開ければ、一気に部屋内の重力法則が歪む。其れでも妖刀と言う名の分けた力が無かった分、彼には及ばなかった訳なのだが。其れを何時も何時もいなされてる内に、自分を化け物扱いする彼に浮かんだのは対抗心。]
(…アイツにだけは、負けない)
[そこから、恐れてた心は対抗心へ。
既に虐めた者達は自分を恐れて近寄らなくなっており、暴走の回数は少なくなっていた。制御が再び自身で出来る様になってきていたのは気付かぬ儘――ある日起こったのはミツルの暴走で。]
…ッ、あぶな…!
[其れでも魔術制御が出来る事が自分で分かっていなかった中で、歪んだ重力場で近くの本棚が幼かったクロロの方へと本棚が落ちていくのを見れば、無意識的に魔術を使っていた。
重点を操作するだけの簡単なものだったが。それでも確かに制御出来るようになっていたのだった]
/*感謝されるシーン…もう二人とも狼COしてるし、過去のちょっとした話なので許可なしでアレクシスさんが話作ったり、流しても構わないですよー。
こうしてほしいとかあれば対応しますが、今日あまり時間取れないのですよぬ…。*/
[セシルの言葉と笑う様子>>2に、警戒こそ解かないものの彼女の真剣さを悟る。
「怒れる立場じゃない」というセシル――彼女が聖職者に扮して表舞台に現れた頃、風の噂でマオの死程度は聞いていた。そこで、不自然なほど優等生然としていた彼女が歩む道を変える何かがあったのだろうとは察しつつ]
――異端だから、化け物だから。それを知ったら俺がてめえを見限ると思ってたから、何も言わずに総司令官側近なんてご大層なものになりやがったんだろ?
それのどこが見縊ってねえってんだ!!
[徐々に闇が濃くなっていく中、月明かりを浴びてアレクの姿はますます異形らしさを増していく]
/*
戦いたい人ですか?
特に正縁故組んでないので、そういう意味で楽しくなるような相手はいないかも…
負縁故ならジロかシエラですかね、後者はがっつり気持ち悪がられてたみたい
*/
ー2d昼・連合ー
[あの後。ミツルはどうしたか。多分どんな反応でも曖昧に濁して廊下に出ただろう。仕事があるのは事実で、それの要請をしに行かなければならない。]
…観戦だけなんてつまんないもんねぇ
[自分は指揮を執る側に立つべき人間じゃない。戦場に立ってはじめて役に立つのだ。そうしてここまで上り詰めたのだから、他のことばかりで本来の“仕事”に支障が出ては意味がない。
コンコン、と軽い音を立てて戸を叩き、返事を待たずに部屋に体を滑り込ませる。手を後ろでロッドを握るように組み、軽やかな足取りで机に歩み寄る。]
たーいちょ、お話が
[親に菓子を強請る子供のような無邪気さで、そう話し掛ければ。相手はきっとこう言うのだろう。]
「好きにしなさい」
ー3d夜ー
[出来るだけ早く。そうして手続きやら引き継ぎやら何やらを済ませたらこんな時間になってしまった。
夜風に軍服の裾をはためかせ、月光に煌めくロッドに口付けを落とす。願掛けでもなんでもないただの癖だ。]
さてーお仕事と行きますか
[秘密の庭で、花に落とすようにそう言って。一踏み出せばくしゃりと花が潰れる音がする。何を踏んだかと靴をどければ、桃色の小さな花。
やっちゃったーとしゃがみ込み指でなんとか戻そうとして。]
これ、で…よしっ
…いってきまーす
[隣に生える緑の一見すれば雑草のようなそれに寄り添わせるようにして。なんとか立ったように見える花に、ばいばいと手をふった。**]
……見た目なんざどうだっていいんだよ。
ちっと人外になったくらいで「化け物」なら俺だってそうだ。
薄皮一枚変わる程度、そんなの知ったこっちゃねえ。
[きっと幼い頃のアレクに何もかも投げ出せる信頼は自分から押し付けすぎていた。年齢差があるとはいえ、親友ならば心を委ねた分だけ自分も委ねられねば真に対等とは言えなかっただろう]
――俺は、ガキの頃暴走する度あんたの姿を、あんたの人の心を真似ていくことで「人間」になったんだ。
詳しい事情は知らないし、あんたに去られる前に打ち明けられていたなら同じように化け物になる事で受け入れたかもしれねえ。……またあんたに、何もかも丸投げして。
[けれど今の自分は13、14のガキではなく、この五年間自分の道を歩んできたひとりの男のつもりだった。仮定は意味をなさないし、痛みも悲しみも受け入れて守ろうとするセシルと同じやり方で受け入れる事は出来ない]
…………答えろアレクシス。アレク。
[がしゃん。音を立てて両手を離れた銃が地に落ちる]
望むなら命でも何でもくれてやる。そんなもんで満足できるならな。
同じ化け物にはなってやれない。
俺は、あんたと出会って「人間」になって――仲間たちと戦争を止めて女神の影響力をこの世から消してしまうまで、選んだ道を変える事はできないから。
[セシルのように歩み寄り手を差し伸べる事はせず。
幼い頃のように全てをぶん投げ、しかし今度は同じ分だけ友の重さを背負う覚悟を決めてその場に立つ]
俺は、「人間」のアレクを信じる。
…居場所がねえとかふざけた事ぬかすなら、ぶん殴ってでも連れてくぞ。
――全てを受け入れてくれるセシルの手を取ったっていいんだ。
「神の敵」ってのは、あながち目的から遠くもねえしな。
だから、もう……せめて、何も相談せずに、どっか行ったりするなよ…。
[必死に虚勢を張りながらも。
最後に小さく付け足した声が、身体が震えているのに気付かれてしまうだろうか]
/*かれこれ二時間悩んでる。腹減ってきた。
グレンに気持ちが寄りつつ、ロルが進まない。
うーん、灰荒らし申し訳ないけど悩むこれwww*/
…帝国が化け物の力を求めてるだけでも別に良かったんだよ。
昔みたいに拒絶されるよりか、さ。
[恐らく二人は知らないで有ろう、そのトラウマに。
其れでも過去の記憶が叫ぶ様な罵声は聞こえて来る事は無く。
その叫びの熱は、何処か薄れ始め、からん、と手から零れ落ちる剣。
暫し待っても何よりも怖がった拒絶が無い事に、
張り詰めた心は拍子抜けしたかの様に――、
全身の力が抜ければ、地面へと膝を付いて。]
[歪んだ重力法則が緩やかに元通りへと戻る。
一歩、また一歩、と近寄る足音>>12にも顔を伏せた儘で。
それでも人の温かさの残る手に触れられては、恐る恐ると顔を上げ。
守りたい、と言う声には何処か情けなさを感じながら。
化け物としての自分ごと――自分も化け物になると。
受け入れようとしてくれる彼女の手を自分の弱い心は思わず縋る様に掴みそうになる。
神の敵どころか――彼女が救いの光にさえ思えたから。]
(置いてかれたなあ、)
[嫌われたくないというのに、結局孤児院を去ったのも自分。
それでいてやはり嫌われたくないと願った自分は
大した自己愛のエゴを抱えているものだ、と零すは自嘲。]
[がしゃん、と地に墜ちた銃を、視線で追う。
求められた答え。眼前にあるのは三つの道で。
全てを受け入れてくれる、セシルか。
それともあくまでも「人間」としての自分を信じてくれる、グレンか。
もしくは、このまま利用される為だけに帝国に留まるか。
そんな明確に、直ぐ答えが出せる様なものでも無かったけれど。
――どれくらい悩んだかは分からない。
数分だったかもしれないし、数十分、否数時間。
恐らくはたった数分の事なのだろうけれど。
酷く長く感じたのも、また有って。]
[再び下げていた顔を上げれば、
その双眸は今の彼のモノと同じ、金の色を示していた。
地面から膝をついていた体制から、再び地面に立てば、
先程の消え入る様な声とは対象的に、凛とした声で、
セシルとグレンを交互に見つめてから――、
――自らの親友の方へと振り向き、
着ていた帝国軍である事を示す黒衣のコートを脱ぎ捨てた]
………答えてやるよ、グレン!
お前の命なんか要らない。自分の命は自分の為に使え。
……確かに、俺が化け物である事は変わりない。
いっそセシルに全て受け止めて貰って――。
……一緒に化け物になるのも、良いかもな。
[一瞬、俯いて。握った手に力が入るのを感じる。
すう、と一息置く様に深呼吸をして。
それから再び、言葉を紡ぐ。]
(――でも、それじゃ、駄目なんだよ)
……でもな、セシルに守って貰って。
それじゃ、情けないって今更だがよ。…駄目なんだよ。
――化け物を抱えても、俺の心は化け物のモノじゃないから。
(『自分が化け物で無いと言い張るのか?結局お前は、『そういうもの』でしかないというのに、)
[心の中で、誰かが嗤った。でも、それでも。だからこそ。
自分の心は、人間のものだと確信出来る。奥に潜む声こそが化け物で。
同じかも知れないけれど。別なのだ。
そう思えば――、いつの間にか身体の獣化は収まって再び人間として彼を取り戻していた。完全に暴走は未遂で終わっていて。。]
……もう居場所が無いなんて言わない。
俺はこんなでも、『人間』で居たいと思う。
お前が『人間』の俺を信じてくれるって言うなら――。
――俺も、お前を信じるよ。グレン。
[何処か吹っ切れた様に、悪戯っぽく、にやり、と嗤って。
それは昔とも、先程迄の歪なものともまた異なっていた]
……俺は女神なんて最初から信じちゃいない。
それにこんな身体だ。神の敵でもなんでもなってやるさ。
[それから一つ頷いて、]
…ああ。もう勝手にどっか消えたりしねえよ。
――ほら、格好良かったのに最後に震えちゃ決まらねえだろ?
[そう茶化しながらも、グレンの手を取る事に決めて。
セシルの方へと再び向き直る。]
……悪い、セシル。
――俺は組織の方に付く事にする。だから、その誘いには乗れない。
…セシルは、連合の方から…、動く気はねえんだよな?
―闇の底―
[腕の中に収まった彼女は、小柄で、思っていた以上に華奢に感じられた。強く抱けば壊れてしまいそうな気がして、腕に込める力は、そっと緩やかに]
面倒くさいだなんて、
思ったことは、ありません。
……仮にそうでも、貴女なら、許します。
[冗談交じりにそう告げて、顔をあげた彼女を間近で見つめ返した]
涙を流す貴女も、綺麗でしたが。
やっぱり、ツリガネには、笑顔が似合います。
[最後にそっと頬に触れて、彼女を腕の中から解放した]
[>>24顔を伏せたままのあなたへと歩み寄り獣の毛並が覆っていく手へと触れる。
恐る恐ると顔を上げたあなたに小さく笑いかけた。
そこで、後ろからアレクの親友の叫びが聞こえた。
目の前でグレンの方へと視線を向けたアレクシスがいる。
その言葉の内容と、彼の表情の変化を見て、誰も視線を此方に向けていないから苦笑を零した。]
(負けたなぁ)
[ガシャンと落ちた銃と震えた声でこの場に沈黙が落ちる。もう必要のなくなったグレンへの警戒をしていた死者の兵が崩れ落ちる。
目の前の彼は悩んでいるけれど、「人間」としての彼を信じると言い切ったグレンにはきっと自分は勝てないと思った。]
(男の人ってずるいなぁ)
[なんても思ってみたけれど、一番の差は性別ではない。自分はアレクに決意を問うたけれども、人としての決意が自分よりもグレンの方が上だったんだろう。
自分の奥にあるのは結局のところ、目の前の彼と似た「どうせ私なんて」って言葉だ。さしたる価値や確固たる「人」を自身に見いだせない私と違い、後ろに立つグレンはあの頃から5年で確固たる人として自分の道を歩いて来た自負も存在もあるのだろう。だから彼は「人間」として信じると言えるんだ。
私には言えなかった。ただ何でも良いから彼が1人なのは嫌だと思った。]
[だから、再び顔を目の前のアレクが上げた時に手を引いて、立ちあがった時に一歩二歩脇へと避けた。グレンと自分とを交互に見つめる目に笑みを返した。
放たれた答えと人に戻って行く体は予想通りの物であると共に、予想通りであって欲しいと思ったもの。少しの残念な気持ちと、安堵と嬉しさとを混ぜたような複雑な気持ちを運ぶ物だった。]
[悪戯っぽく笑う顔も話す言葉もさっきまでとも、帝国にいた頃とも違うものだ。
何も言葉を挟まずにそのやりとりを見つめて、此方へと向き直ったアレクを見上げる。]
振られちゃったね。
うん、でも、アレク君にはそっちの方が良かったんだと思う。
――誘ってくれてるの?
……振られてカッコ悪いついでに心配性をもう一個。
アレク君、グレン君に答えるならおんぶに抱っこじゃいられない。グレン君が「人間」と信じてくれるから、グレン君と組織で戦うっていうんじゃ、居場所があるからと変わんないよ。人としてかバケモノとしてかってだけ。
戦う理由がないなら戦争からなんて降りるのも手だよ。死んだことに位してあげられると思う。
……お兄ちゃんは連合の兵に殺された。だから、私は連合に勝って貰わないと困るの。組織には行けないな。
―回想・孤児院―
[質素なシャツに半ズボン。孤児院に来て間もないアルフは、普通の少年として暮らしていた。
孤児院の暮らしにも少しは慣れてきたけれど、母を亡くしたかなしみにうなされる毎日は、アルフにとって少し、退屈で、さびしくて、だから礼拝堂のシスターにさえ口なんかきかなかった。
……たいくつだなあ。
[大好きだった絵本も、部屋に閉じこもって読みつづけていれば、母がそれを読み聞かせてくれているような気がして余計にかなしい。
だからアルフはめったに部屋には戻らないで、孤児院の中や、外の森をさまよっていた。
とうぜん、孤児院のみんなとなじめっこなんかない。
おなかがすいたりお風呂に入りたくなったときは、少しだけ時間をずらしていくことにしていた。]
(おなかすいた)
[何かお菓子の残りでもないかと、食堂へ足をむける。望んだものは見当たらない。おなかが悲しげに空腹を訴えてきたので、せめて、とアルフは厨房を覗く。
と、ふわん、と、かいだことも無い不思議なにおいがして、アルフは生唾を飲んだ。
なんだろう、と見つめる先には異常に赤い野菜炒めと、そして華奢で、優しげな瞳の少女が立っている。]
(なんだろう? 不思議……)
「どうしたの?お腹すいた?」
[アルフに気づいて、そう優しく声をかけてくれる。>>3:+26
黒髪が綺麗な女の子のことばに、好奇心とおなかの虫がアルフをこっくりと大きくうなづかせていた。]
「仕方ないですね。
夕飯もあるから、あまり食べちゃだめですよ?」
[孤児院で誰かと話すなんて、めったにない。それもご飯を分けてくれるなんて。
[アルフはどきどきしながら、その赤い野菜炒めを口に入れた]
(……う)
[舌先に広がる、未知の感覚。ひりひりと舌が、のどが、そして頭までも焼け付く心地]
ああ、うあああ!
「え、ええと。水?水ですか?」
[慌てふためく少女。
舌先の熱さに涙がぼろぼろとこぼれて、アルフは水、水、と舌足らずにわめきながら、あふれる涙をぬぐう。
少女が何か液体を差し出せば、それが水とは確認もせずに飲み干してしまうだろう**]
>>3:+35
―回想・数日後・孤児院ー
「アルフさん」
[暇をつぶしていると、再び現れる少年一人。
(――また出たな宿敵め。今度はなんだ?)
[少年の内実を知らないアルフは、長年の敵のようなイメージを既に少年に対して持ちながら、無表情に次の言葉を待つ]
「…先日は、お騒がせ、しました。
仲直りをしてもらえるか、分かりませんけれど。
お詫びの品を、お持ちしました。
た、大変に、失礼なことをしてしまいまして…。ごめんなさい。」
[そういって、少年がおずおずと、固まりがちに差し出してきたのは、西表山猫のぬいぐるみ――。
そのちょっと読めない、しかし憎めない面立ちが、少年に似ている気がした]
…………。
……ぷっ。
あははははは!
[こらえきれずふきだす。
目の前の少年があまりにも緊張しているようなのがおかしくて、たまらなくて、怒りもどこかへ氷解していた。]
ゴメン、なんかあんたの様子見てたら、おかしくなっちゃって。
ありがとね、仲直りしましょ?
[この子ってあんたに似てるわ、とぬいぐるみを抱えてその腕をつまみ、ふりふりと振ってみせて]
あたしはアルフよ。次お……って言ったらブチ抜くわよぉ。
あなたのお名前は?
[そう笑って、少年に名前を尋ねるのだった**]
[弾丸を避けるため足に魔力を集中…しようと思った時には、もう弾丸は全て撃ち落とされた後。急に勢いを無くしたように下へと落ちた弾丸を見て、魔力が発せられた方を確認すれば。]
ミツル…か…!
[ミツルが何故ここに来たのか…経緯はわからないが、彼はまだクロロを同盟国の人間だと思っているはずだ。
仲間の危機だと思っているのだろう、酷く慌てた様子でこっちへとミツルが駆けてくる。自分の手や顔をよく見られてしまえば、様子がおかしいと気づかれてしまう。ミツルも油断している隙に、早く千早を!
ミツルに気をやったのは、>>31千早が重力から立ち直るぐらいのほんの短時間。]
…千早あああ!!!
[そう叫び、電磁力で加速して弾丸を避けながら千早の目の前まで移動すると、電気を纏わせた刃を振り下ろす。
エリィがいなくなった絶望と怒りと、千早を殺せば戻ってくるという誤った期待。色んな感情がごちゃまぜになったクロロには普段の暗殺時の冷静さは欠片もなく。
その叫び声で、ミツルに交戦相手が誰であるか知らせてしまうことになるという思考は、今の彼には無かった。]
/*アレクシスさんお疲れ様です…!
私も楽しい村に入れてよかったなあと。うまい感じに死ねそうですし…!
そしてミツルさんきたー!わくわく。
このままミツル千早vsクロロの流れですかね。攻撃に関してはやりたいようにやって頂ければと思います。*/
近寄るなって…言ったでしょ!!
『ポート』
[転移ポータルを作り出す。冷静さ欠いている彼はそれに気がついただろうか。気がつかなければ千早の後ろへ無理やり飛ばされてしまうだろう。避けられたならその一瞬で自分が後ろへ後退するだろう。]
ハァハァ…ぅぐぅ…魔力使いすぎたかな…?
[動いていないのに消耗は激しい。空間魔法の最大のデメリットだ。もう数回使えば魔力を回復するまで銃撃しかできないだろう。]
…!?
[斬った感触はなく、思いっきり空振り。絶対に仕留めたと思ったのに、と周囲を確認すると、10mほど後方に千早の姿。ちっ、と舌打ちして千早を睨みつける。]
小賢しい真似を…っ!!
早くエリィを返してよ…!
僕がエリィを消した?そんなの嘘だね、だって、あの魔法は千早がかけたものじゃないか!
[そうだ。だから、僕は千早を殺さないといけないんだ。
抑えようともしない魔力で、バチバチとこの一帯だけ昼間だと錯覚させるほどの光を発生させながら、クロロは怒りに任せてそうまくし立てた。]
え?クロロ…なのか?
いったい何を…
[自分の名前を呼ばれ驚いている。
禍々しいオーラを放ち、凶暴な爪と牙を生やしてはいるが面影は少し残っていた。
其奴はまぎれもなくクロロであった]
千早だと⁈
「gravitation barriere」
[>>35 クロロが千早と叫んでいなければ、魔法は使わなかったかもしれない。(残8
光によって照らされたことで、クロロが戦っていた相手が千早だということが分かり、ミツルは瞬時に障壁を千早に張った。]
クロロやめろ!
千早もやめるんだ!
[必死で止めようとし2人に近づくミツル。
(ミツルは千早にプレゼントされたネックレスをしている)]
― 闇の底 ―
[どうして自分はここにいるのか、記憶は随分と曖昧だ。
確か、千早の魔法に――そこから先はどうなったのか。
クロロは大丈夫だろうか。もう一度共にいられると思っていたのに、結局それは叶わなかった。
因果応報というやつだろうか。
仕返し、復讐。そんな言葉で自分を正当化して、奪い続けた自分にも。幸せなど、来るはずがないのに。]
…兄様
[死んでしまったのだという事実は、思いのほかあっさりと受け入れることが出来た。
役立たずのまま死んだ自分を、グレンはどう思うだろう]
――クーちゃん。
[お花、渡したかったなぁ。
呟く声はきっと届かない。胸にあるのは後悔と悲しみと、自分と彼らを引き離した女性への―― **]
隻眼の ミツルは、クロロ を投票先に選びました。
アレクシスは、クロロ を投票先に選びました。
セシルは、クロロ を投票先に選びました。
[死者の兵が崩れ落ち、アレクもまた顔を俯け。短いはずなのにひどく長く感じる時間、沈黙の帳が降りる]
っ……。
[再び上がった彼の顔――セシルと自分を交互に見つめるその瞳が金の色を取り戻したのを目にして、じわりと視界がぼやけた。ばさりと脱ぎ捨てられた黒衣のコートを目で追いながら、ぐいと乱暴に目許を拭う。
かつては無責任に信頼し、今真正面から信じようとした彼の心が、まるで物語の人狼のように獣化していたアレクの身体を取り戻す様を。彼の言葉>>27を受け止める]
――当たり前だ…。
遅えんだよ、ばかやろ……。
[昔とも、つい先ほどまでとも違う笑み>>28に、やっとアレクシス・ベスティアという男の隣に立てた気がした]
……女神の影響は、あまりにも大きすぎる。相手取るには、やる事が山ほどあるんだ。
覚悟してろ、こき使ってやるからな。
[ふらり、距離を詰めて。
間近で金の瞳を見つめ、自分もまた釣られて戻り方を思い出したかのように青い瞳へと戻る]
――こ、こういう時は気付かない振りするのが礼儀だろ…。
[目をそらし、ひどく弱弱しくアレクの胸に拳を叩きつけ。
彼が向き合ったセシルへと意識を向けた]
アレクシスは、クロロ を能力(襲う)の対象に選びました。
[いっぱいいっぱいだったためか、人を観察し情報を得る生業のくせに彼女の表情>>32や気持ち>>33の推移を察する事もできず、アレクの問いに答える彼女を見つめる。
確かに、戦闘のみに彼の助力を求めるようでは自分もアレクもまた同じような過ちを繰り返してしまうかもしれないのだと気付かされたような気持ちになりながら]
そうやって、気遣いながら――あんたは。
復讐ではなく、マオの死に意味を求めて戦うのか?
[大切なものを奪われ復讐と戦争をなくすために動く自分たちと、大切なものの死を無駄にしないために生きる彼女の信念とはぶつかり合うかもしれない。
紛いなりにも聖職者として、連合国に勝利を導こうとする彼女と、ほんの数日前だったら迷いなく対立しただろう。しかし、シエラと言葉を交わし、アレクと向かい合えた今、なんの躊躇もなくセシルを切り捨てる事は出来なかった]
………連合国が、勝利し女神像を得て、昔のような形で平和を得ようとするならば。
俺はあんたと戦う事も厭わない。
たとえば、マオの姿に変じてあんたに酷な思いをさせようとも。容赦も躊躇いもしねえ。
[だが、と言葉を繋ぎ]
――今は、その時ではないと考える。
俺には、取り戻せないもののために何をしてやるのが最善なのかは分からねえが、あんたも俺も自分の道を行けばいい。
その時までは……お互い、少しでも納得のいく未来を掴めるように願ってるぜ。
[誘うでもなく切り捨てるでもなく、そう結論づけて。そっと目をそらした]
はっ…!ははは!!
エリィが戻らないだって!そんなの嘘だ!
僕にエリィを渡す気がないから…千早はそう言うんだろ?
[クロロは千早の銃口に真っ直ぐ剣の切っ先を向けて。]
そんな言い訳、僕には通用しない。
エリィは帝国には連れて行かせない…女神を嫌っているエリィに…あの場所は地獄だ!
僕は千早を殺して、エリィを取り戻す!
[クロロは、障壁ごと千早を消そうと、魔力を強く込める。
>>40国に帰る…?ミツルは、何を言っているんだ。今重要なのは千早を殺してエリィを元に戻すこと…それだけじゃないか。]
[もうクロロ自身の魔力はほぼ枯渇している。これ以上使えば、時間とともに魔剣の侵蝕が進むだけだ。…爪と牙だけだったのが、目は赤く輝き、拳は黒い獣のような体毛で覆われていく。…もし、魔剣の魔力も枯渇した、そのときは。]
エリィを返せ…エリィ、エリィを…!!
[そして、千早に向けて特大の電撃が放たれた。]
―回想/数日前・帝国同盟 基地の外>>3:103―
……そうか。今は、それでいい。
ただ、俺があんたを必要としている事、絶対忘れんなよ。
[半ば予想していた答えに、ふっと笑みを返す。
歩み去る背中を見送りかけ、少し考え込んでから声をかける]
おい、シエラ!
[彼女が振り向いたなら、紅い宝石のような魔道具――情報の漏洩を防ぐために指定した使用者と回数のみ利用できるよう設定された通信機を投げ渡し]
考えが変わった時でも情報が欲しい時でもいい。それを使えば、俺に繋ぎがつく。
――これから易々と彼方此方動き回れない状況になるかもしれないからな、お試しで一つくれてやる。
魔力の波形を探られて逆探知できないように、回数制限で使えるのは二回。必要になったら呼べ。
[シエラの反応を見届ければ、鷹に身を変えうすあおい羽を残してその場を去っただろう*]
― 回想 ―
[両親はいつも優しかった。笑顔の絶えない家庭、子供を大事に思う親。親を慕い素直な子供。
周りはそれを見て、何て幸せな家族だろうといつも羨ましげに言っていた気がする。]
とうさま、かあさま。
[ある日、いつも通りの和やかな夕食の最中。
笑いながら自分の呼びかけに応じた両親に、一つの問いかけを投げた。
ただ気になっただけ。それが全てを壊すキッカケになるなんて思わなかったのだ。]
どうして、いつもわらってるの?
とうさまとかあさまには、かなしいことはなにもないの?
[嘘で塗り固められた『幸せな家庭』は、無邪気な子供の一言で呆気なく壊れた。
悲しいことばかりだから嘘をついたのだと。もう懲り懲りだと叫ぶ二人に何も言えず、自分が取り返しのつかないことを言ってしまったことだけは察して。]
「エリィゼ、行きましょう。
貴方をもう愛せないの。だって、その瞳があの人にそっくりなのよ。
ごめんなさい、ごめんなさい。許して、お願いよ。
貴方を愛せなかった私たちを、どうか許して」
[母の言う『あの人』が誰かは知らなかったが、苦虫を噛み潰したような父の顔を見て、追求するのは諦めた。
いつかは壊れる箱庭にいた。それだけのことだったのだ]
[母方の親戚のところに行く道中、不幸な事故で両親はぐちゃぐちゃになって死んでしまった。
生き残った少女を引き取りたがる者はいない。
愛する娘を傷つけるだけの子供なんて要らないと喚いた叔母を無感動に見つめる姿は、一種の人形のようだと親戚中に揶揄された。
そして4歳の誕生日。
少女は孤児院に入ることになったのだ*]
/*
回想楽しい。ソロル充
欲を言うならもうちょっと丁寧に死亡ロル書きたかったな。
更新間際に混乱させたのも本当に申し訳ない……
−3d午後−
[ジロに思いの丈を吐露する内に、またも気を失っていたらしい。本日二度目の覚醒は、前と違い急激だった。はっと目を開ける。起き上がって周りを見渡せしたが、室内には他の病人以外の姿はない。ジロは外に出ているらしい。]
(とにかく、誰かに事情を聞かないと……)
[目眩は治まっていた。彼にもらった薬が効いたらしい。ベッドから出て歩き出そうとして、軽くたたらを踏む。たった一日とはいえ、全く動かずに過ごした所為で、身体が固まっているようだ。
怠さの残る足に鞭打って、廊下にいた適当な兵士にここ数日のことを尋ねる。エリィゼの凶行とクルーク・アレク両名の謹慎。停戦協定に向かった外交部と他同行者の暗殺。自分が寝入っている間に、随分色々なことが起きていたらしかった。まず自分を庇ってくれたことの礼が言いたかったので、アレクシスの居場所を聞けば、兵士は困ったように答える。]
「それが……謹慎が解けて後、移動用魔導具を用いて何処かに出掛けられたそうで。」
[口には出さないが総司令官も業を煮やしているらしい、と小声で付け加えられる。単独行動ということか。]
それは…こっちのセリフよ!!!エリィを返せ!!
『オンウェイ・グラシス』
[空間を歪め、魔力の方向を"真逆"に変える魔法を唱える。簡単にいえば反射させる魔法である。]
消炭になりなさい…ッ!
[魔法が完成する直前、魔力がそこを尽きたのを感じる]
え…っ!?
[未完成の魔法に直撃した電撃が四方八方へ飛んでいく。そのうちの一つが、千早の左足に命中した。]
アァァアアアッ!?!?
― 回想/孤児院 ―
せーのっ!
[ぼん!と爆発音が談話室に響く。
避難準備をしていた子供たちは既に逃げ、逃げ遅れた子供も慌てて走って逃げて行った。
今日も今日とて上手くいかない魔法の練習。
エリィゼの手には、造り出すのに失敗した花の残骸。]
うぅ……っ
なんで出来ないですかね…。
[魔力を込めるのも、魔法を扱うのも感覚でしかつかめていないエリィゼの魔法が失敗するのは必然で。
しょぼんと肩を落とし、片付けを始めるのだった。]
[今すぐでなくとも、いずれ彼は戻ってくるはずだ。なら、それまで待ってから会いに行けばいい。わかっているのに、それでは駄目だという気もした。
一体どうしたものかと悩んでいると、伝令を受け取る部署の人間が慌てたように走ってくるのが見えた。どうやら、B地区で何か異変があるらしい。軍同士の衝突ではなく、内部発生した派手な戦闘のようだ。A地区にも同様に何かが起こっているらしいが、同盟国領付近なので詳細がわからないらしい。もしかしてと思う。]
(内部からなら、火種はスパイか侵入者だ。アレクシスの出た時間からしても丁度いいし、彼も戦ってるのか?……くそ、これだけじゃ分からないな。)
[情報不足に悪態をついても、状況は変わらない。焦燥という程ではないが、何か心に引っかかりを感じる。]
(あいつの死で弱ってるのか?…らしくもない。)
……ただ、礼を言いたいだけだ。待ってればいい、ここで……
…大丈夫。
[言い聞かせるように呟いて、その場に座り込んだ。決めた側から、そわそわと落ち着きない身体が恨めしかった。]
[どうしていつも爆発するのだろう。小規模だし自分にも怪我はないくらいのものだが、それでも落ち込んでしまう。
はぁ、と溜息をついた後。>>+16ツリガネの声が聞こえて顔を上げた。]
ツリガネねえさま……。
怪我はないですけど、また散らかしちゃったです…。
[片づけを手伝ってくれるのを見れば、『ありがとうございます』とお礼を言った。
たくさん練習しているのに、どうしてうまくいかないのだろうか。
才能がないのかもしれないと、思考はどんどんネガティブになっていく。]
いつの間にか皆逃げるようになってますし…。
[練習しなければ、一緒にいてくれるのだが。
気付けば自分が談話室に来た時に、決まって『今日は練習するの?』と聞かれるようになっていた。]
[怯えて背中を向けるのでは無く、真正面から。>>43目を逸らされては、弱々しいながらも。胸に叩きつけられた拳を、微笑を浮かべたままに軽くグレンの胸にも返して。]
……ああ、存分に使えよ。
随分遅刻したが…、このアレクシス・ベスティア、仮にも帝国の総司令官補佐を務めた男だぜ?お前の望む働きくらいしてやるさ。
[『気付かないフリをするもんだろ』と言う言葉には、ククッ、と軽く笑いを漏らして。]
…はっ、さっきの威勢は何処行ったんだよ?見逃す訳ねえだろ?
[其処までのやり取りを交わせば、>>34此方の見上げるセシルの方へと向き直る。瞳へ浮かぶのは申し訳なさともつかない何か。]
もうやめろ…
[そう呟き、先程よりも強力な重力を2人にかけた。
しばらくは動けないだろう。(残4
千早はまだミツルに気付いていない様子。]
帰ろう…クロロ…
[もう2人には傷つけあって欲しくなかったミツル。
武器を構えクロロに近づき、話をしようとしている。
もし、クロロが攻撃する気配をみせたら、ミツルはクロロに斧を振りおろす。]
う…あ…!?
ミツル、魔法を、解いて…
[思い切り、地面へと押し付けられる感覚。千早が反射させた電気も当たったが、それは全て魔剣に吸収され、無効化される。それにしても…くそ。空間魔法といい重力魔法といい厄介だ。
頼んでも魔法を解こうとしないミツルを見て、完全に自分の味方をしてくれるのではないと悟ると。
クロロは、電磁力による反作用を使い、バチバチと音を鳴らしながら、ゆっくりと体勢を立て直していった。
だが、かけられた魔法に抗っているため身体にかかる負担は半端ではなく、身体中の骨が軋むような音がする。
それでも、ぐ。と足に力をこめて、一歩ずつ前へ向かい。]
…げほっ。…くっ、僕、は…!!殺らないと、いけないんだ…!!
そこを、どけえ…ミツル…!!!
[重力場から抜け出すと、おぼつかない足取りのまま、クロロはミツルに向かって剣をふりおろそうとした…。今のクロロになら、ミツルは斧を当てて吹っ飛ばすぐらい造作もないだろう。]
―闇の底>>+10―
[記憶の中のツリガネは、いつも笑顔だった。
自分の笑顔が好きではなかったという彼女の言葉を聞いて、その裏には健気さもあったのだろうと、顧みる。
返事をしようとして、だけど、腕から離れる直前]
…………。
[彼女があまりに眩しく微笑むものだから、思わず見惚れてしまった。
暫くぼうっとした表情のまま、黙り込んで。
はっと我に返ると同時に、頬が微かに朱色に染まった]
……あ。
ええと、えーと。 すみません。
[くるり、と背を向けて、自分の顔を見られないようにする。
泣いている顔も照れている顔も、自分のは、きっと彼女と違ってみっともない]
ツリガネ。
[頬の熱が引いてから、ぽつり、と口にした]
僕は、いつまでこの闇の中に存在できるのか、
分かりませんが。
セシルを見届けようと、思います。
それが、最後にしてあげられることだと、思うのです。
[彼女がこの世界に来てしまうか、或いは現世で幸せを見出すまで]
/*先にお墓逝ってるね…!!墓から村の行く末を見守っていますw
はっ。ということは今墓はアルフのハーレム…?
ギュル?…知らない子ですね…*/
[ほぼ自分のせいで悩みだしてしまった少女をしばらく眺めた後、はうとため息をついて]
その、
もうちょっとだけ減らした方が、身体にいいと思うんだ。
ぼくはアルフ。
食べさせてくれてありがとう。あとお水も。
……ぼくでよければ、料理の味見とか、いっしょにつくったり……するけど いいかな?
[突飛な提案だとわかっていたから、いやならべつにいいけど、と付け足して、アルフは気恥ずかしげに少女から目をそらした**]
[微笑んで優しい言葉をかけてくれる彼女>>+19に、ようやくふんわりと笑いかける。
難しそうと言われれば、こくこくっと頷いて。
根本的な問題は彼女自身にあるのだけれど。]
…ありがとうございます。
ツリガネねえさま、優しいのですね。
[一緒に喜んでくれる。そんな未来を想像して、もし出来たらいつも苛めてくる子も喜んでくれるかなぁなんて考え。
残骸を指さして「頂いてもいいですか?」と尋ねてくる彼女に、ぱちぱちと目を瞬かせた]
へっ?
で、でもこれ……失敗してますし、綺麗じゃないですよ?
[いいの?というように、少しばかりおろおろしながら。]
[白いロングコートを風にはためかせながら、男は青空を眺めている。]
……ちっ……いい空じゃないの。
[女神は随分と皮肉ね、といいながらポケットのうちの煙草をさぐって、そういえば切らしていたことを思い出す。もっとも、この身体では吸えるかどうかなど、わかりはしないのだが]
……だって、いきが、
[もう自分は、呼吸をしていない。焼け焦げ、胸にぽっかりと空いた穴を確かめるように触れる。教会に戻り、大切な友を亡くし、怒りで撃ち抜こうとした相手に逆に殺されて。彼は孤児院の馴染みに似ていた気がしたけれど、今となってはよくわからなかった。]
停戦協定……ね。
[あの国にはそんなもの、はなから受けるつもりはなかったのだろうか。戦争は今まで以上に激化し、泥沼となり、生きている者を悲しみへと引きずりこむ。悲しみは憎しみを産み、憎しみは更に悲しみを産んで――。あるのは、破滅だけだ。]
それなら、いっそ全部滅んじゃえばいいわ。
幸せも、悲しみも、全部。全部ひっくり返って、何もなくなってしまえばいいのよ……。
青空の下で静かに笑う彼の姿は、まるで不吉を願う白い鴉のようだった。
[>>32崩れた死者の兵を眺めてから、>>34『振られた』と格好悪い、と彼女自身の事を述べるセシルの方へ視線を落として。>>32、>>33グレンと同じく彼女の奥にある感情は見逃していたが――何処か。
彼女の先程迄の問い掛けは、彼女自身は自分と違う、れっきとした人間であろうが。それでも自分と同じ様に内にある『人』を見出せてなかった様に思い返せば、そう思えた。
――彼女の自分を何でも良いから一人にしたくなかった、と言う心情には気付けなかったけれど。それでも、此処で彼女を置いて行くのも躊躇われるのだった。何処か、心の奥底に靄が残る気がして。]
[再び、セシルの元に歩み寄っては傍にしゃがみこむ。
今度は、自分の意思で。『そっちの方が良かったんだと思う』と言って、彼女の誘いを蹴って未だ――心配してくれてる彼女に対して。
回答を濁すのだけでは無く、自分で選んだ答えをちゃんと出さなきゃならないのだろうなと、また思う。
戦争から降りるという選択肢。其れを提示されても、横に首を振って。何方にしろ、一人だけ死んだ事にして仲間が戦ってる傍で見過ごすなんて、少し前の自分であったとしても出来ないだろう]
……確かに理由が無いなら一緒かもな。
それでも、何か変わるなら――、俺はそれを見てみたいと思う。
………少しでも、こんな俺にでも出来る事あるんじゃないかと思うからさ。
[『そんなんじゃ、やっぱ駄目か?』と苦笑を浮かべながら。
そんな彼の様子は完全に過去の呪縛から解かれている様だった。]
…そんで、出来れば――、
セシルとも其れを見たいとは思うのは唯の俺の我儘だろうけど。
[>>44グレンがセシルに投げ掛ける声を聞きながら、
彼女もまた兄の死と言う呪縛に囚われている様にも思えた。
自分には出来ないかもしれないし、今誘いは断られたばかりだけど。
自分を解き放ってくれた二人に、何か出来るのなら。
手を伸ばす事くらいは、したかった。
グレンは>>45誘うでも、切り捨てるでもなく、目を逸らしただけだったけれど。彼もまた彼女を切り捨てる事は出来ないのだろうなと思えば何処か嬉しく思えたのは何故だろうか。
――確かに、彼女は彼の死を無駄にしたくないのだろうけど、でも。]
……まあ、俺はそう言うだけで決めるのはお前だけど。
連合の兵に殺されたから――、マオが死んだ事に縛り付けられていて、グレンの言う様に意味を求めて。アイツはそんな事望むかな、とも思うけどね。……ま、俺はアイツじゃないから分からねえけど。
[其処まで、ぽつり、と零して。発言を親友の真似をして、放り投げてみたのだった。]
―回想・後日譚 孤児院―
思えば、あの時からかなあ……あたしがここに慣れたのは。
[あんたの辛い料理のおかげよ、そう言って恥ずかしげに笑い、アルフはツリガネに紅茶をすすめた。
何故、言いたくなったのだろう、と思いをめぐらせれば、そういえば二人が出会った時期だと思い出す。
だんだんあんたの味覚に慣れてきた、だのなんだのと軽口を叩きながらも、アルフは優しげな微笑みの、その少女が友人として大好きで。]
……なんつか……ありがとね。
(たぶん、お互いにとってたいした切欠じゃあなかったんだろうけど、さ)
運命よりも何よりも、奇妙なるものは、人の縁。
昼下がり、みなしご達のティータイムは穏やかに過ぎていく。**]
[頑張って作った結果のもの、その言葉が嬉しくて>>+30。
自分の何かが認められたような。そんな感覚。
おずおずと残骸を差し出して、彼女を見上げ]
あ、あの、えっと…!
……ありがとうございます…!
[頭を撫でられながら、精一杯のお礼。
上手く造れるようになったら、たくさん渡そう。
そしてお花で埋め尽くされた花壇も見て貰うんだ。
夢はどんどん膨らんで、にこりと笑い]
エリィのこと、そう言ってくれた人は初めてです。
いつか魔法が上手になったら、見てくださいね!
[そんな平和で穏やかな、孤児院の日常。
少女はまだ知らない。誰かを喜ばせたいと思っていたはずの魔法で、誰かを傷つけることになる未来を――。*]
アレクシスは、ジロ を能力(襲う)の対象に選びました。
グレンは、クロロ を投票先に選びました。
ーキインッ!!
くっ…!!
[金属が弾かれる音。剣を持ったまま、弾かれた衝撃で腕が上がり無防備な状態になってしまう。
ミツルは、悲しげにこちらを見ていて。ミツルのことだ、クロロがここで攻撃をやめればクロロへの攻撃も止むだろう。
しかし、クロロは。]
どいて…よ。
僕、は、千早、を…ころさない、と…。
[もう、彼の頭には千早を殺すことしかなかった。再び、電気を纏わせた刃をミツルに向けようとした瞬間。
目の前を斧が通り、腕にそのまま当たる。いつもならこのぐらい避けられるのに…魔力も体力も底を尽きかけているクロロには、どうしようもなく。]
ぐ、あああああっ…!!
[武器を落とし、片腕から血飛沫をあげながら…クロロは後方へと吹っ飛んでいった。]
/*多分、足に当たったら足だけ消えるとかそんな感じかなあと思ってました…!なので、四肢とか下半身だけとかが消えて、出血多量で死んでしまう感じにしようかなあなんて…*/
―闇の底―
"次があるならばツリガネと共に、穏やかな世界に在りたい。"
[それは心からの願いではあったが、其の為にも、自分は最後まで妹を見届けたいと思った。其れで漸く、許される気がしたのだ。
けれどそれがツリガネの新たな旅立ちの邪魔になるのは、嫌だった。
だから彼女には一度、お別れを言うつもりだったのだ]
えっ。
[しかし、返ってきた言葉は、予想外の物。
背中に感じる体温が、温かい]
ツリガネ。
何時まで待つことになるのかも、
此処で無事に時を過ごすことができるのかも、
分かりませんよ。
……一緒に、居てくれるのですか?
[ちら、と振り返ると、自分の背中越しに彼女の姿が見える。
少しの思案の後、小さく息を吐くと、優しく静かに頭を撫でた]
ありがとう。
貴女には、敵いませんね。
[困ったように浮かべる微笑みは、何処か嬉しそうで。
そっと、手を差し伸べた]
ではその間に、教えてください。
貴女のこと、なんでも。
もっと、よく、知りたいのです。
[彼女が手を取ってくれるのならば、ぽつりぽつりと会話を交わしながら、ゆっくりと歩きだすだろう**]
/*ミツルが千早に会うきっかけにもできたし、良かったと思いますよ〜!どうせクロロ死ぬし。ミツルの魔法が表で見られるのは楽しいです!
あと、死ぬことになる最後の攻撃は千早の攻撃がいいのかなあなんて思ったり。ミツルさんが致命傷与えた!のでも私はいいのですが・・・*/
/*千早に会えたのは、クロロとエリィゼと千早が上手くやってくれたおかげです…
死ぬ攻撃は千早さんがあの弾丸をどうするのかで決まりそう*/
―現在・帝国・参謀長執務室―
………アレクシス補佐官が前線に?
[へぇ、それは知りませんでしたと、興味の無さそうに呟けば参謀長は呆れたようにため息をつく。
黒い上着はソファーの背もたれかかったまま、制帽は膝元に放置され、放り投げた本人は優雅に紅茶を楽しんでいた。
謹慎を言い渡されてから数日間。クルークの情報は司教殺害時点で止まっていた。
ツリガネやアルフが殺された事も、アレクシスが出向いているのも知らなかったのは本当だ。
前線でアレクシスと鉢合わせしていたら少々面倒だろうな、と彼女を行かせてしまった事に少々後悔しながらも表情には出さずに口を開く。]
それで?お咎めなしで解放する代わりに僕も前線へ行けと?
[参謀長は首を横に振る。
復帰後は変わらず自分の補佐を。ただし重要な会議にはしばらく出席しない事。
そして、事と次第によっては前線へと。]
……承知しました。仰せのままに。
[空になったティーカップが静かに置かれれば、軍服を確りと着こなし、制帽を被りその場を後にした。
目的地に足を向け、自分への処罰の軽さに気持ち悪さを感じつつも歩みは止めない。*]
アレクとグレンが仲良すぎて、もうくっつけばいいのにと割と本気で思っている((真顔
そんな訳で、メモにちょろっと流したレンジャーパロ(配役のみ)を投下!シリアス破壊なので、初回ログ読み時は無視推奨。PLの独断と偏見によって成り立っているので、自己責任にて閲覧して下さいませ。
<<正義の味方!ハルモニアレンジャー>>ちゃらっちゃ〜♪
〜人物紹介〜
*レッド*
アレク。本作ヒーロー。皆の頼れる兄貴分。たまに暗黒面に落ちる危険あり。親友ブルーに支えられて生きてます。
*ブルー*
グレン。面倒くさがりだけど、やる時ゃやるぜ。能力的には守られ姫ポジ。精神的支えとしてヒーローをまとめるぜ!
*ピンク*
エリィゼ。絶対可憐な本作ヒロイン。見た目につられた相手に、毒舌飛ぶのはご愛嬌。一部の人間を除いて、露骨に冷たい目付きをすることがあり、コアなファンが存在。ブラックに片思い。
*グリーン*
セシル。おっとり癒し系。優しい心で悪役の心も包みます。病死した兄がいる。視聴者(PL)にヤンデレ待機されてる。
*イエロー*
ミツル。おっちょこちょいなヘタレ系。千早に片思い。ヒーロー全員にさっさとくっつけと思われている。
*隊長*
クルーク。常に基地から指示を出すブレーン。外には出ないけど、ヒーローの全てを握るトップ。彼がいなきゃ始まらないのです。
*秘書*
ツリガネ。隊長の側にいつでも待機。美しき剣豪。ヒーローの危機には、ホワイトとして駆けつけるかも。
*よく巻き込まれる女性*
千早。毎回怪人に襲われる不運な人。イエローの気を知ってか知らずかマイペースな魔性。イエローの正体に気づいている?準レギュラーでは最多の登場回数。
*ブラック*
クロロ。ヒーローを助けに何処からともなくやってくる。通常時は弱気な男の子だけど、変身時は必殺仕事人。ピンクに片思い。
黒桃はカップル成立してるので、ブラックの仕事後はピンク以外のヒーローはさっさと退散する。じゃないと、抜け出せないアウェイに巻き込まれることに。
悪役
*魔王の三匹の手下(中ボス)*
アルフ。ワンピースの少女姿の男の子。精神的に揺さぶりをかける美人さん。フェミニストなので、女の子には攻撃しません。手下を使って戦う系。
ジロ。マントで長身のお兄さん。2丁拳銃がカッコよすぎるイケメン。オカマだけどかっこいい。バックで回復兼参謀。表で戦うことは少なめ?
シエラ。一番年下だけど、完璧装備の女王様。炎と鞭でお出迎え。登場回数は多いが、その分やられる回数も多い。不死鳥のように何度でも復活する。
*魔王(ラスボス)*
コトブキ。特性ドエムによって無敵。ヒーローが何度も倒しにきてくれるので魔王やってる。放浪癖のため、クライマックスに度々不在。
ヒーローは、魔王の無敵チートに勝てず撤退→再度手下からエンカウント、の流れを無限ループ。隊長は、そろそろ特性ドエスを誰かに付加しようと本気で悩んでいる。
ちなみにPLは特撮ファンではないので、全部イメージ。お粗末!
/*今後どこかでコトブキさんが人狼を見てうはうはするシーンが見たいです!とアレクセイさんとミツルさんに無茶振りして、死に際ロル作ってこよう・・・*/
/*あ!さっきの無茶振りについては後日できればぐらいのつもりで・・・
コトブキさんは、どこで争いが起こってるとかいう話を耳にできればいいんですけどねえ。三つ巴の争いは平和的に終わってしまったのかしら。追い切れてない・・・*/
/*あっ、なるほど・・・あれ、でも三つ巴の方もその時間軸で進んでいるはずだから、そこは問題ないとシエラさんあたりがメモで言ってたはず・・・。つまり、全体の時間軸は3d夜、と・・・。だいぶ前のメモだと思いますが。
今日の更新明けにでも、メモの方で時間軸確認取った方がいいかもですね。*/
アルフさん、覚えました。
[名乗る彼に、至極真面目な顔で答える。どこか誇らしげな色すら覗かせながら]
何回も、練習してきました!
[ブチ抜くわよぉ、の言葉に、反射的に掌で頬を押さえつつ]
ぼ、僕は、マオと言います。
宜しく、お願いしますね。
[情けない格好のまま、苦笑を浮かべた。
なお、この条件反射に今後長年苦しまされることを、この時の彼は知らない**]
/*
3d夜ですね、千早さんが銃とか使ってるから音聞きつけるのもいいかな
人狼見られたらなぁと思いますが、見たかったなぁで死んでいくのもまた良し
*/
連合国の統治の形には興味ないし、多分私はそこにはいないし。
[そう呟きながら、聖職者の紋章をはずそうとするように指でひっぱってみせた。]
グレン君にはお返しに仲間の死体と戦わせてあげようか、その時は。グレン君は本気だから本気で返すよ。
――まぁ、でも、今はその時じゃないっていうのはそうね。
私も今からやりあう気分じゃないし、曲がりなりにも帝国領だし。
色々ありがとう、グレン君。
[目をそらしたあなたへの柔らかな礼はその最後の言葉と、アレクのことも含んでいたのかもしれない]
―とある少年の懺悔と告白―
月明かりが綺麗な夜だったわ。
いつも優しく絵本を読み聞かせてくれるあの人が、夜になるとどこへ行くのかが、知りたくって……あたしは忍び足で、母さんの後を追ったの。
見たのは……一人の「女」の姿。
あの時あたしは、あの人が「神」なんかじゃなくて「ただの女」なんだってことを知った。
うん、馬鹿なのはあたしの方よ。あの人はあたしを育てるために身を売ってたのに……あたしはそれを「気持ち悪い」なんて思っちゃったんだから。
だから次の日は読み聞かせを聞かなかったわ。いきなりつっけんどんになったあたしを、あの人は困ったように見て、笑ってたっけ。
……それで、その次の朝よ。母さんの体中に赤い"こぶ"が出来て。
町医者に見せたら匙を投げられたわ。末期性病は助からないって。
だからあたしは――あいつに会いに行った。
魔法で馬になって、遠くの領主の館へ。鳥になって窓から入り込んで、せめて最期に会ってと。そしたらあいつ、なんて言ったと思う?
隻眼の ミツルは、ジロ を能力(襲う)の対象に選びました。
「そんな女は知らない」
挙句実の子を「金目当て」呼ばわりで外にポイ。笑っちゃったわ。そりゃそうよね。一瞬愛を誓ってたって、所詮遊び相手の娼婦の子供なのだもの。
もう……どうすればいいかわからなくなって、よろよろ家に帰って、死んだ母さんを焼いて……。
そっからよ。あたしが「男」を嫌いになったのは。
母さんを捨てたのも、そして気味悪がったのも、どっちも「男」だったから。
こうやって、女の言葉を喋ってるのもね。ホントは、男の自分が嫌いだから……。
こういうのって、ちょっと曲がってるかしら? ふふっ。聞いてるのはシスター、貴女と女神さまだけなんだから、問題ないわよね……懺悔は誰にも漏らさないんでしょ?
……でも……でも、次、あたしに大切な人ができたとしたら。
絶対に「護って」、こんな風に……もう。
絶対に、後悔はしたくないんだ……。
[斧で吹っ飛ばされると同時に、千早の攻撃>>65が直接ヒットしたらしく。両足と、片腕・・・左腕の間隔が無くなる。吹っ飛ばされつつ確認した視界の中には、自分の足と左手が無くなり、そこからおびただしい血液が流れる惨状だった。]
―……ぐしゃっ
[クロロが地面へと叩きつけられる。魔剣を完全に手から離した彼の狼化は収まってきてはいたが、後遺症だろうか、右手に生じた人狼の毛と爪はそのまま残っていた。
ぼんやりと、自分はここで死ぬんだなあ・・・と、思いながら目を閉じかけたその先にあるものに気付き、]
う、あ、あああ・・・!!
[今まで戦闘に集中しすぎて気づかなかったもの。なんで、なんでいままであれに気付くことができなかったのか!!]
[倒れたクロロの目の先には、赤いチューリップの造花があった。エリィが遺した、置き土産。この戦場で無事だったのは、奇跡のようなもので。それを見つけたクロロは、泣き笑いのようなそんな顔をして…ずり、ずり、と這いずりながら。]
エ、リィ…そこに、いたんだね…。
[クロロはエリィの名を呼ぶ。他の二人には見えてないだろうが…クロロには確かに見えていた。チューリップの側に、背丈は大きくなったが、昔と変わらぬ笑顔で佇む大切な少女が。]
[こちらに赤いチューリップを差し出して、笑顔で笑う少女に向けて。クロロが最後の力で胸から取り出したのは、最初に彼女に貰った赤いチューリップ。
震える手で、手に持ったチューリップを地に落ちたチューリップの上に重ねると。彼は、とても、安らかな声で。]
これで…一緒だね。エリィ…
[それだけ言うと、笑顔のまま…動かなくなった。]
ークーちゃん。一緒にいこっ!向こうにね、素敵なお花畑があるの!!
ーうん!またエリィと一緒に花が見れるなんて、夢みたいだ …!
[そんな、最後まで叶わなかった夢を見ながら]
コトブキは、クロロ を投票先に選びました。
/*新キャラ誰だ!()アレクシスですね申し訳ない・・・(今まで何度か打ち間違えてるなんて言えない)
今までありがとうございました!赤発言も白発言も楽しかったです・・・!またエピか墓で、ですね!*/
クルークは、ジロ を投票先に選びました。
シエラは、クロロ を投票先に選びました。
/*クロロの死に際はエリィから貰った花を見ながら死ぬっていうのは1dで狼確定した瞬間に決まっていたことなので・・・勝手ですが、これができただけでもほんと満足。
あとは、エリィはクロロの正体(暗殺者及び人狼)を知らないまま、クロロはエリィの任務について知らないまま死んでいくってのもいいなあと。お互いに本当に好きっていう感情を知らないまま逝くというのも、勿論いいと思います*/
千早は、クロロ を投票先に選びました。
/*
赤ロル書くかーって思ったんだけど、狼じゃないから薄いんだよね
狼に憧れて伝説を調べてってその前になんで惹かれたのかがいまいちわからない感じになってる…ぬぁ
頑張る
*/
クロロは、ジロ を能力(襲う)の対象に選びました。
クロロは、千早 を投票先に選びました。
/*これ、死ぬ人がやっても大丈夫なのかな・・・?とりあえず、襲う人をジロにセット。ミツルさんがやってくれてるならそれで大丈夫ですー!*/
― 3d・夜→4d・深夜 ―
……っ、はぁ
しつこいわねぇ、本当。
[ 真っ暗な戦地を駆ける。
敵だと解れば、腿の銃両手に構え
休む隙も与えず脳天目掛けて引金を。 ]
千早…っ、どこにいるの…
[ ここへ来る前――
――クルークに外出を伝える前。
千早にも外出を伝えようとしたのだが
見つえることができなかった。
もしかしたらクルークが千早のことを
教えてくれたかもしれない。
パーカーのフードから黒い瞳を覗かせ、
彼女を探しながら、地を蹴る。 ]
『 カチッ 』
[ 聴こえたときには手遅れで。
闇に隠れた姿を照らし出すように、
足元からは眩い閃光。 ]
しまっ――――
[ 慌てて、しかし冷静に。
千早からもらった
空間魔法が込められた弾丸を取り出し
その地面へと銃口を向ける。
この間、僅か3(3)秒。
放たれた銃弾は、果たして――― ]
クルークは、クロロ を投票先に選びました。
……まったく、そんな適当な理由で敵に本気のアレク君が回るこっちの身にもなってよ。
[しょうがないなぁ、と笑って呪縛から解かれた様子の彼に安堵と共に笑って肯定しようと仕掛けて、続いた言葉>>59にぴたり止まって数度瞬きをした。]
……。……アレク君は昔からそういうことを平気で言っちゃうのはどうかと思うよ。
[何故か平坦だった。今さっき誘いの手を振られて色々と諦めがついたというのに。
まさか自分を望んでくれるかのような言葉で誘いを繰り返されるとは思わなかった。
単にそこにいる孤児院の仲間に言ってくれてるだけなのに。]
……ふふ、じゃあ何を望むと思う?って聞こうと思ったのに。私にはわかんないから。
私がお兄ちゃんの死に意味が欲しいだけなんだと思うよ。私がずっと悲しいだけみたいで。それだけじゃ、意味なんてないじゃない。
/*全然!ミツルは、クロロを最後まで味方として、攻撃与えたとしても軽傷で連れ戻したかっただけなんだなあってのがよくわかる描写だと思いますよ。というかもうミツルが優しい奴すぎて戦闘狂になってしまったクロロには勿体ない友人だなあと・・・w*/
/*
アレクさんにちゅーして去るのも悩んだんや。
全部終わって双方仮に生きてて、良い嫁さんになれそうってまだ思ってくれたら考えてねーって。
あぁ…嫌な…風ね…。
[寂しさを感じる。虚しさを感じる。]
…あなた…ミツルだったのね…
[今更、何者かに気がつく。]
…さ、仇討ちしなさい。あなたになら、殺されても文句ないわ。
[さぁ、と、地面に仰向けに寝転ぶ。]
…聖職者には…磔がお似合い。
[手を広げ、足を閉じる。]
さぁ。
[そう思いながら、ブチ抜くわよぉ、と言ったとき、少年マオがびくっと身振りして、頬を押さえた。おや、と観察していると、
「ぼ、僕は、マオと言います。
宜しく、お願いしますね」
[と頬を押さえながらいたたまれないように苦笑いするものだから、はっはーん、とアルフはにやりと笑って]
よろしくね、マオちゃん
[そう、明るく挨拶して、握手のために手を差し伸べた]
[後日、アルフはこの条件反射で何度もマオをからかうことになるのだが、それはまた別の話である**]
/*コトブキさんの白発言も赤発言も凄く楽しく見てましたよ!と去り際に告白。
いやあ。勝手に裏切ったの私なのでそこはおかまいなく。墓下どうなってるのか気になりますが。一足先に、行ってきますね。
*/
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