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[セシルへと振り下ろされる剣が見えた。
妹が死ぬことなど、考えられなかった。怖かった]
(―――――…させない)
[一切の躊躇なく放った水槍は、相手が訓練された兵士であったとしても虚をつくのに十分だっただろう。
兵士は絶命し、妹へ向かっていた剣は軌道を変えてからりと地面へ落ちた]
…………っ。
[そして、次の瞬間。別の兵士に剣で背後から胸を貫かれ、眼前が真っ赤に染まる。
これが自分の血であること。もう自分は助かりようがなさそうだということ。理解するまでに多くの時間はかからなかった]
[体がぐらりと崩れ落ちる]
(にげて)
[肺をやられているのか、伝えたい言葉を紡ぐことすらできない]
(はやく、にげて)
[胸が重ぐるしい、焼けるように熱い。周囲の状況が、よく分からない]
(…いきて)
[祈りともつかぬ願いを込めたまま。彼は生涯を閉じ、永久の眠りについた。
筈だった]
[それから、程なくして]
………。
[彼は屍として蘇った。妹の力で、僅かな間だけ、最後の仕事をするために]
(ごめんね、セシル)
[そっと妹の頭を撫でる。自分の指が欠けていることにそのとき気づいた。彼女が大事にするよう言っていたのに、と少し申し訳なく思う]
(とにかく、逃げよう。
君とシエラは、生きなくてはいけない)
[先導するように、二人の少女を戦場の外へ]
[道中、妹へ語りかけた言葉は、何処まで届いていたのだろう]
(セシル、僕は、あまり良いお兄さんではなかったね)
(悲しい思いをたくさんさせて、ごめんね)
(うまく守ってあげられなくて、ごめんね)
(…君の幸せを、何処からでも、願っている)
[役目を終えた体は崩れ落ち、今度こそ動かなくなった**]
―2d夜/完全独立組織拠点地>>2:111―
[エリィゼの答えを聞けば、成る程とゆっくり頷きながら]
ん。決まりだな。
せいぜい、疑り合って消耗すればいい。
俺らが動ける隙も作れる。
派手にやってやろうぜ。
[作戦成功に勢い付く連合国側に水を差すのも、態勢を整えようとする帝国側の足元を掬うのも小気味いい。少数精鋭ゆえに数では負けても、混乱した状況になれば各々の能力を効果的に活かせるだろう]
――帝国の、地位あるやつを仕留めた帰りだ。
連中も刺激されてるだろうし、疲れも残ってるだろう。
[「退き時を誤るなよ」とエリィゼを遠まわしに気遣いながら、自分も頭の中で行動の準備を始めた]
―回想/数日前・帝国同盟 基地の外―
あァ?
ニコヤカに本日はお日柄も良く…なんてやる理由がどこにあるってんだ。
[火球が小さくなったのを見て、拳銃は身に帯びたまま交渉の意思表示として手ぶらの両手をひらりと翻した。挑発するよう紋章を撫でる手つきにイライラと歯噛みしながら、ふんと鼻を鳴らす]
そりゃ、性悪女を「我らが母よー」なんて抜かせる精神性と比べりゃ「嫌ってる」ように見えるだろうな、っ……。
[続く言葉>>15には、グッと唇を噛んでシエラを睨み返した。
"好き"の反対は"無関心"とよく聞くが、確かにその指摘は痛いところを突いている。
子供たちを弟妹のように平等に愛した修道女のイリアの存在や孤児院の思い出が心にある限り、それらを想いながら生きていくためには『女神』に争いの因を求めるほかないという感情と『女神』を排除せねばならないと考える理性>>2:77は、下手な信者よりハルモニアの存在の大きさを肯定している証拠だった]
――…ハッ、聖職者サマのくせに随分冷静でいらっしゃる事だ。
全ての因は女神像の消失にある……五年だ、猫も杓子も探し歩いて見つからないのは、人間のせいとは思わねえ。有難いお恵みのおかげなんじゃねえの。
……ハルモニアを祭り上げる盲目的な信仰さえなければ、外交上のトラブルは起きたろうがここまでどうしようもない有様にはならなかったはずだ。俺は、お前らを人の数に入れちゃいない。
[女神が空想・偶像であると言い切る事が出来ず、屁理屈を捻って聖職者と女神の教えのせいだと憎まれ口を叩く。この冷静さは昔の印象と変わらない。…そんなシエラが、今や聖職者? 違和感を覚えつつ]
……。
……え?
[嫌悪と反発をぶつけんとさらに言葉を重ねようとしたところで>>16]
い、色々便利だぁ……?
どういう事だよ、おま、――。
[資料の乏しさに加え、女神への憎しみを抱く独立組織では、せいぜい各地を回った時に集めた土着の伝承と一般常識程度しか情報を持っていない。聖職者らの事情についてはかなり手薄で、情報に関しては欲しいところであったが、動揺に言葉を詰まらせる]
[その発想はなかった。
自分の中の聖職者観がグチャグチャになる。これをどう解釈して交渉に繋げるべきか即座に頭を働かせねばならないのに柄にもなく動揺しつつ、戸惑いがちな視線を向けた]
そこにいるのは…ツリガネとアルフか?
[奥に倒れていた2人に駆け寄り、目の前の光景に唖然とした。不思議とこの時、涙は出なかった…
血の匂いが充満しているこの部屋に、誰か生きている人間がいたら、ミツルは間違いなく襲っていただろう。]
クロロ…
[そう言って、教会を後にしようとした時「うぅ、うぅぅ」アルフの声が聞こえてきた。この瞬間スイッチが入り]
ちゃんと、とどめを刺さないと駄目じゃないかぁ!
人間は全て俺達の敵なんだから…
[鋭い牙でアルフの喉元に噛み付いた。
ミツルはアルフにとどめを刺し、この場所を後にした。]
―回想・孤児院―
[女神像が消え少しの時が経った頃、珍しく来客があった。
その顔を見て目を見開く。]
何か、ご用でしょうか?
[自分でも驚くほどに冷たい声が出た。
ただ無表情に彼を睨みつける。
かつて自分を捨てた人。
「着いて来い。」言われた言葉はそれだけだ。]
[叫んでいたかもしれない。
魔法で抵抗したかもしれない。
その全ては無駄であった。
引きずられるようにして孤児院を離れていく。]
私にはまだ、やることが……。
[頬を涙が伝う。
それが、最後に泣いた記憶。]
―午後/拠点B―
[今日の朝に飛んで来た伝令によるとツリガネとアルフを始めとする兵が殺されたのは帝国の仕業だという。その後会議がまた新に一つ。
その会議でなされたのは主に早急な新な軍備が必要である事。]
(しかし、やってくれるモンだな。停戦即日?)
(何だって良い。――潰すだけだ。帝国の名の下に)
[移動用の魔導具から降りる。本部では無く、幾つかある内の、交戦地帯B地区付近にある簡素に組み上げられた急ごしらえのB拠点。普段自分の様な地位は滅多に戦地に出るものでは無いが、一部の上層部は自分の妖刀の『性質』を知っている故に表に出る任務を自ら引き受けても特に文句を言う事は無い。
まあ、死ぬ様ならそれ迄――という事だろう。
それでも今日のは昨日の失敗と、自分の『もう一つの』性質があるからだろうが。恐らくこちらの方は孤児院の皆も知らない、それこそ総司令付近やそれ以上の者しか知らない。]
……まだ此方に攻め込んで来る気配は無いが…、
…兵も物資も足りてねえな。後で要請しねえと。
[指令としては拠点Bの軍備状況とその補填。
其れから策を講じて――人員の補填と言えども兵は有限。
中々全隊の配備状況のバランスを保つのは難しい。
ある程度確認すれば、腕時計を確認しては針が示すのは2時少し前。]
(――そろそろか)
[その指令とは別に、そろそろ形を付けなければいけない問題がある。
これ以上スパイに好き勝手情報を持ち去られる訳にも行かないのだ。
泳がして情報も得られはするが、先のA地点の様に先手を取られる方のデメリットは痛い。]
……セシル……、…やるしかねえ、か
[一度呟いて。またその瞳に影を差す。出来るだけ感情を排除しないと、不意を突かれるだけだ。昔の思い出なんて思い出すだけ――枷になる。それでも完全に抑圧なんて出来やしないのだが。]
[妖刀に一旦手を触れれば、別の‟何か‟が込上げて来る様な感覚と、殺しに対する迷いが少しでも引いていく様な気がして。『こういう時』はいつも剣に手を触れるのが彼の通例だった。]
(そろそろ時間か)
[B拠点の倉庫付近にセシルを呼び出している。どうせ気付かれたならば、誰かの手で処分されてしまうならという気持ちもあって。彼女が連合と繋がっているのは裏が取れていた。其れは自分と裏で秘密裏に動かした兵しか知らないが。総司令に泳がせる旨は報告さえしていたが―――、それも始末しろとの仰せだった。]
(何だか今日は気分が乗らねえが…、いつもと同じだ)
(『唯の裏切者』を『処分』するだけ。ただそれだけさ)
[瞳が揺らぎかけ――、それでも感情の無い、冷たさのある金の色を保つのみである]
[妖刀に一旦手を触れれば、別の‟何か‟が込上げて来る様な感覚と、殺しに対する迷いが少しでも引いていく様な気がして。『こういう時』はいつも剣に手を触れるのが彼の通例だった。]
(――行くか、)
[B拠点の倉庫付近にセシルを呼び出している。どうせ気付かれたならば、誰かの手で処分されてしまうならという気持ちもあって。彼女が連合と繋がっているのは裏が取れていた。其れは自分と裏で秘密裏に動かした兵しか知らないが。総司令に泳がせる旨は報告さえしていたが―――、それも始末しろとの仰せだった。]
(何だか今日は気分が乗らねえが…、いつもと同じだ)
(『唯の裏切者』を『処分』するだけ。ただそれだけさ)
[瞳が揺らぎかけ――、それでも感情の無い、冷たさのある金の色を保つのみである。B拠点内から倉庫へと、足を向けては向かって。彼女が来るのを待つだろう。]
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セシルのト書きの「あなた」に若妻っぽさを感じて何となくにやにや。
[唐突に変質者]
ぼんやりruinaの文章思い出したりもする。あなたは〜系の客観ナレーションが泉のシーンで必死こいて主観出してくるのが印象的だったなー。最近やってないからうろ覚えだけど。
何が言いたいかっていうとセシルの「あなた」の雰囲気好きだなーという話。
[結局唐突]
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