情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。
人狼なんて本当にいるのだろうか。
もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
どうやらこの中には、村人が7人、人狼が3人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、囁き狂人が1人含まれているようだ。
受信中 ギュルが「時間を進める」を選択しました
ええ、いたわ?グレンから本を借りたの
…というか、よくわかったわね…さすがね!
[本当にびっくりした。いる人を当てることができないため余計に。]
ええ、また今度借りるわ
[ニコッと笑い、おいで?と。]
帝国同盟に所属する長(おさ)側近。匂いフェチで雷の魔法を司り、武器は鉄パイプ。』です。
……匂いフェチ……どう描写しようか……
エリィゼは、クロロ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
二重スパイって表だって何してんだと思ったので、もう一回今日引いた所、
セシルは『連合国軍に所属する聖職者です。
って出て、何の準備もプロでしてなさ過ぎて真顔である。
えと……帝国軍侵入してるとかで良いのかな、その辺は柔軟に……。
あは、あははは・・・ついに僕も戦争に参加することになるんだ。
この魔法で。爪で。牙で。
なにもかも。人間は全部。全部全部全部・・・
/*
あ、そうやって言えばいいのか!アレクさんの文章ちょっと使わせてもらおう!
ってコピペらせて貰ったのがばればれで恥ずかしい。
大変済みませんでした……。
[――何処か、昔から壊れてた。
俺は普通だと思い込んで――、孤児院で出来るだけ普通であろうと。もう、化け物だと言われないよう、思われないよう。
本当の自分を隠して――、世界に溶け込もうとした。]
[5年前。こつぜんと消え去った女神像を発端に、国同士が戦いを始めた。
中立国にあった孤児院の孤児たちは散り散りになってしまい、僕は数名の孤児仲間と共に、連合国の軍の訓練所に移送された。]
エリィやシエラや、他の皆と離れ離れになってしまった。
・・・でも、僕には花さえあればよかった。よかったんだ
場所指定は特にありませんが、他軍とは諜報・潜入か何かの連絡手段を使って会話する形で…つまり、戦闘は明日からですがそれ以外なら何をしても問題ありません。
狼については他の人には極秘で連絡が取れている、ということで。
/*
クロロも妖刀でした。
分かります、分かります。
僕もすごく使いたかったですもの。
妖刀が何なのかわかっていませんが。(駄目っぽい)
皆さん、結構性格に変化があるようですね。
でもこの点に関しては、
プロロから屑だった僕の勝ちだと思います。
[嫌な勝負ですね]
[暗い暗い闇の底、祈り続ける女が1人。]
あぁ、あの子たちも死に近づいてしまった…
尊き調和の女神ハルモニア様、なぜこのようなことに?
私の祈りを聞き届けて、せめてあの子たちの命だけでも救っては下さらないのですか…?
[女神の加護を微塵も疑うことはなく、彼女は祈り続ける。]
もう会いたくないのです、次に会うときはきっとあの子たちがこの地の底へ落ちてしまった時でしょう。
[戦争の原因がこの女神であり、その女神に自分は祈っているのだ、と愚かな女は気づけなかった。]
/*仲間と被りまくり涙目奴ー
赤でもRPする事が多いですね。
基本中の人はシステム面辺りだったり。
よろしくお願いします。*/
/*
交渉。交渉なー。シエラに対するネタはあるな。
キリングされたい。
ゲスルート走って殺られるのが理想だけど…出来なくても戦場だし何とか。
[仲間と会えなくなっても花があれば、僕の心は満たされた。
その、はずだったのに。
戦争が始まってから、花畑があった場所は兵隊の訓練場として潰された。道にある花は毎日のようにお偉いさんに踏み荒らされ、燦燦たるありさまだ。]
ははは・・・明日になったら、戦争がはじまるんだろう?
人以上に、花が死ぬ。
皆が皆、エリィみたいに花を思い、労わる心を持っていればいいのに。
花が燃える。木が燃える。森が燃える。
/*
あら。別の方だったのね、お疲れ様です。
村建てと並行すると2d以降は赤見えちゃうものね……。いや、ダミー使ってないから見えないのかな?
フィルタ切ってからやるとか手はあるけれども。
−ああ、僕はもうダメナノカモシレナイ。
[こんな風になったのも、この妖刀のせいだ。
こいつを武器の適合試験の時に受け取ってから、何かがおかしい。
電気は自由自在に操れるようになった。日常生活にも支障はでなくなった。でも、でも・・・]
くくくっ・・・ははははははは!!
人を殺すんだ!!!僕は!!この手で!!!
このままだと花が燃えてしまうんだろう!?
だったら殺せばいいのさ、この、手で!牙で!爪で!!
[闇夜に照らされた彼の影には、立派な牙と爪が生えていた。]
―回想―
[昔から、何でもそれなりに器用にこなしてしまう性質だった。
両親が教育熱心だった為でもあるだろうが、勉強も、剣技も、魔法も、音楽も、そつなくやってのける自分は、両親にとっては都合が良かったのだろう。
妹だって出来が悪いわけではなかった。ただ、どうしても魔法だけが上手くいかなかった。何時の頃からか、両親は妹に見切りをつけたように冷たくなった。あんなに冷たい顔をした生物を、僕は知らない]
…ごめんね。
護ってあげられなくて、ごめんね。
[日に日に衰弱していく妹を。次第に表情を失っていく妹を。助けたくて、でも、僕は気の利いた言葉一つかけてはやれない。
妹と同じになれば良いと、魔法を使うのをやめた。両親は快くは思わなかったが、既に僕が水を操れることを知っていたので、それ以上は咎められなかった。
妹を喜ばせようと、オルガンの音を響かせた。好きな曲を弾いてやっているときだけは、少し妹は元気になったように見えたけれど。そんな一時しのぎが何になるというんだ]
[妹は、こんな役立たずの兄を、優しいと言ってくれる。
僕は優しいというのがどういうことなのか、よく分からなかった。だって、兄が妹を護るのは当たり前のことじゃないか。どんな本にもそう書いてある。だから、それに従うのだ。だって早くしないと、手遅れになってしまう。
…この子が、死んでしまう。
このまま衰弱をつづけたら、セシルが死ぬかもしれない。そう思い当たった瞬間、初めて恐怖というものを知った。理由は分からない。ただ、怖い。
なんとか、しなくては]
ああ、そうか。
簡単なことだったんだ。
[必死に考えれば、答えは案外あっさりでた]
壊せば良いんだ。
[その足で、僕は両親がくつろいでいる居間へと向かう。当然、セシルの姿はない。きっと外の小屋か何処かへ追いやられているのだろう]
父さん、母さん。
[世間話をするような態で、僕は彼らに手を翳した]
さようなら。
[幼子の魔法で、二人の命がとれるとは思っていない。ただ、掠めるような水の斬撃を部屋中に放った。
そのうちの一つが、窓ガラスを突き破る。周囲にも音が伝わり、騒ぎになった。元々近隣からよくない噂を立てられていた両親は弁解する方が不利だと考えたのか、子供二人を置いて夜逃げした]
―帝国同盟本部・参謀長室―
失礼します。参謀、総司令官殿が至急会議室へとお呼びです。
どうやら現在交戦しているA地点から報告があるようで。
……えぇ、もしかすると策を変える必要があるかもしれません。
総司令官もお待ちですので、参りましょう。
[後ろで一つに纏めた真紅の髪が揺れる。
ここは帝国同盟本部、参謀長執務室。
白い髪に眉間の皺を濃く刻んだ軍服の男が重い腰を上げ移動しようと絨毯の上を歩く。
その男の少し後ろに、黒い軍服に同じ色の制帽をかぶり、優しそうな笑みを張り付けた若い男が続いた。]
/*表では軍に絶対忠誠なんで会ったら殺しにかかりますが、
基本的に裏人格が仲間の気配を感じると出ていくって感じでいいかなと。会話があるなら。距離とか検問はそれは魔力や狼の力なりで(*/
―闇の底で―
[何がどうなったのか、よく覚えていない。
だけどおそらく自分は死んだのだろう。両手両足の感覚がなく、浮いたようだ]
……僕が行き付くのは、地獄ですかね。
[碌な行いをしてこなかった、自覚はある]
もう、逢えることもないのでしょうね。
[浮かんだ顔は誰のものだったか]
ー帝国同盟 外交部ー
[青い空。鳥の鳴き声。
それに戦争の無粋な音が混じるようになったのはいつからだっただろうか。]
国々の間で痴話喧嘩を起こさせるなんて、女神はよほどいい女よねぇ。
[そう苦笑いしながら手元にある資料を読む、男一人。
そこには敵である国々とで交わされる予定の条項がつらつらと並べたてられている。
魔法の使用・女神像の行方の捜索──どうせ今度もお互い本分を譲らぬ国々の交渉破棄で終わりだろう。
やれやれと肩をすくめると、アルフはその書類を茶封筒にいれて机にしまい、鍵を閉めた]
/* 表ではもちろん倒しに行きますが、赤では普通に話しても良いのでしょうか?
もし、変なところがあれば遠慮なく言ってください。
――――…?
[ふと、よく知った声が聞こえた気がした。
幻聴だろうか?今はそれでも、構わないと思った]
シスター…。
シスター、イリア様。
[その微かな声を頼りに、彼女の元へ辿り着く]
どうして、そんなに悲しそうに祈っているのです。
[男はまだ状況をよくは分かっていない。
それは彼女から見ても一目瞭然だろう。
ただ、困ったような表情で、修道女の元へ跪いた]
[礼拝堂で聞くともなしに司祭の御言葉を聞く。まさか自分が聖職者なんて役職に着くとは……今だってちっとも女神様なんて信じてはいないのだが。聖職者というのは往々にして知識人が集いやすい。古くからの聖書の解読や思想の理解には、研究が不可欠だからだ。表立った出世に興味がなかったので、早々に昇格ルートから一線外れたことに悔いはない。祈りの時間が退屈にすぎることだけは、我慢ならなかったが。]
んー……何、会議?え、僕もなの?何それ聞いてないよ。
[司祭の抑揚のない声を縫って聞こえた伝令の声。身動ぎせずに問うた所、どうやら会議の招集のようだ。聖職者まで呼び出すってどういうことだ。まあ軍属である以上、上からの命令に背く訳にもいかない。溜息をついて、ポーズとして開いていた聖書を閉じる。続けて人目も憚らずに伸びをして、伝令に振り返った。]
じゃ、案内してくれる?飽き飽きしてたんだよね。あの親父の説教。
[小馬鹿にするように笑って、礼拝堂を後にする。後から伝令が慌てて飛び出してくるのが視界の端に見えた。あの親父の顔笑えたなー。もしかしたら道中、自分同様呼び出された人々と出会うかもしれない。]
ー帝国同盟・礼拝堂ー
きっと、安寧はきます。
[礼拝堂にいる者に告げる。帝国は勝利し、戦争を終わらせることができる。女神は再び、この地に安寧をもたらすと。]
ふぅ…連合さんたちも、すぐに降伏すればいいのに…
[そうすれば、再び仲良くできるのに…。と、誰もいないところで愚痴をこぼす。]
[外交部に伝達部から指令が及ぶ。]
「交戦地域・Aより緊急連絡。戦略変更の可能性あり。軍部関係者は直ちに会議室αへ」
あら、蜂の巣でも突っついたのかしら?
[A地点といえば、連合国と帝国同盟の激戦区域だっただろうか。
最近は少し戦況が落ち着いてきたと聞いていたが、まだまだ収まりなどつかぬらしい。
アルフは大仰に顔をしかめると、泥コーヒーを飲み干してから会議室へ向かった]
―連合国軍・訓練場―
ふっ・・・ふっ・・・
[ぶおん、ぶおんと風を切る音が訓練場の一室に響く。ここは、訓練兵達が集まり、訓練をする場所だ。明日から戦争開始。訓練兵は実戦には行かず、訓練所で訓練をしていればいいそうだ。]
やっと終わった・・・素振り追加100本はきついなあ。
しかし、はあ・・・ついに、はじまるんだよね。
[クロロは度重なる訓練の減点により、丁度今日から連合国軍本部の1週間雑用が決まっていた。同じく減点により追加された素振り100本が終わったら、即座に本部へと向かうようにとの命令であった。]
[五年前に忽然と姿を消した女神像。当時は随分と大騒ぎしたものだ。
連合国軍と帝国同盟が戦いを始めたのも丁度その頃。
原因は平和の象徴であったハルモニア女神像の在処。
互いに相手方が女神像を盗んだと主張し返還を求めるものの、
無い物は返せないと連合も帝国も拒否。
交渉は決裂し、国内の平和は乱れ次第に争うようになっていたのも、想像に難しくない。
僕が軍属になったのは四年前。
帝国は僕の頭脳と開花した魔法を欲しがり、見返りに孤児院への援助を条件に訓練兵となった。
孤児一人を引き取るのには良い待遇を受けたと思っている。
それに見合う働きをしたつもりだ。まさか参謀長の側近にまで上り詰めるとは思ってもみなかったが。]
―某国某所・町外れの拠点―
[ただの小屋のように仕立てた拠点の一つに、腰の曲がった老女がふらりと踏み入る。メインとなる南の国の拠点は、かつて過ごした孤児院の傍にある。様々な才能を持つ同士の複雑な魔法によって遠隔から情報交換が可能になっているため、少数精鋭でも何とか活動が成り立っていた。
老女がパチンと指を鳴らせば、たちまちその姿は印象に残りにくい青年に戻る。台所の燈台に埋め込まれた声と思念を飛ばす媒介となる宝石を乱暴に掴みながら、ふんと鼻を鳴らした]
俺の観測地帯の戦況は変わりなし。
ただ、これからきな臭くなる予感はあるな。
……今回も、どうせ協定周りの交渉は破棄だろうよ。
[バッカじゃねえの、と吐き捨てる声は冷ややかに。
調和の象徴を取り戻したいがために戦争が起きる。持ち上げて落とすのが目的だったなら、女神ってのは筋金入りの性悪だ]
―会議室―
[ぼんやりと過去に思考を飛ばしながら会議室の扉を開け、参謀長を中へと通す。
着席した上司の後ろへとそっと立ち室内を視線だけでぐるりと周れば、
まだ完全には集まっていなかった。
一つため息をつくと、小さな声で部下を呼び、耳打ちを一つ。]
……彼女に、すぐに動けるようにと伝えろ。
それと、会議に参加できるようなら来るようにとも。
[敬礼をすれば、素早くそして静かに去っていく後ろ姿を見つめながら、
忙しくなりそうだとほんの少しだけ、眉間に皺を*寄せた。*]
―帝国同盟・部隊長室―
はい、紅茶です。
[昔勉強した紅茶を隊長へと振る舞う。
『隊長補佐』聞こえはいいけれど、主に隊長周りの雑務や連絡をこなすのみ。そしていざというときの、あらゆる意味での『盾』でもあった。]
先ほど伝令の方がいらっしゃいまして、
これから軍会議があるようですね。
[淡々と業務をこなす日々。
これまで戦闘に参加して来なかったのは幸か不幸か。
隊長が席を立つと、付き従って会議室へと移動した。]
ー連合国・???ー
[道に迷っている]
千早は元気だろうか…
[千早の事で頭がいっぱいのミツル。
ミツルは5年前から千早に片想いをしているらしく、まだ想いを伝えられずにいる。]
[ふと、咲いている花を見て]
あいつらも元気でやっているだろうか…**
[訓練所では一度も魔法を使っていないから。同じ訓練兵の皆には、魔法も使えないと馬鹿にされつづけた。上官から頂いた、腰に刺しているボロ刀はほんとにただのボロ刀なんだとも、言われ放題だった。
今日からの一週間異動も、ほんとにただの雑用をしにいくと信じきっているのだろう。・・・そして、クロロは彼らと同じだけの訓練しか、していないと思い込んでいるのだろう。
そういう人にはそう思わせておけばいい。向こうに行っても、自分はいち訓練兵として扱われるのだから。・・・表向きは。]
連合国本部って、どんなところかなあ。
おいしいご飯が食べれるといいな〜。
[小さくまとめた荷物をしょって、クロロは訓練兵養成所から、軍本部へと向かっていった。]
―帝国同盟本部・会議室―
[気難しそうな顔をした壮年の男が、会議室の最奥に陣取るその傍らの席できっちりとした黒い軍服姿に身を包む青年が一人。
総司令の側近にしては些か若過ぎると一時期は反発は合ったものの、全てそう云った意見は文字通り『捻じ伏せて』この場に居る]
[椅子に凭れ掛かった姿勢は些か不遜な様にも見えたが――、
彼は他人の目など気にする事なく、総司令へ寄せられた報告へと目を通す。その顔の表情に特に色は無く――、その双眸は酷く冷めたものだった。]
くっ…人間を食べてしまいたい…
この抑えられない衝動をどうすればいい…
今日はギュル…!
君の命を頂く!
/* 交戦になったら全力でクロロを守ります!
/*裏人格を出すので問題ないですよ。
基本白では特に序盤は交戦するかと。と、思いながら立場が立場だからあまり表には出ないでしょうが。*/
― 帝国同盟・医務室 ―
…はい、これ飲めば大丈夫だから。
――え?なに言ってんのよ。
苦くない薬なんてこの世にはないのよ。
ほ〜ら、早く帰りなさいな。
[ 身体の症状を述べられ、
何百ある引き出しの中から躊躇う事無く
一つの引き出しを引き小さな包みを取る。
苦い薬が嫌だとか戯言を言われれば
いつの日か誰かにしたように、
しっしっ、と右手をひらひら振って。 ]
……はぁ?会議?ワタシも?
医務は関係ないでしょ。
…ハイハイ、後から行くわよ。
[ 言うまでもないのだが、
彼?の思い腰が上がることはない。
白衣のポケットから煙草を取り出し、
窓際にて一服を。 ]
――5歳の頃、
あれは俺が始めて、魔力が暴走して人を殺した時。
気が付けば、守ろうとした母は酷く怯えた顔をしていた。
『化け物…!私はこんな化け物を生んだんじゃない…!』
眼前には大量の血の海と、母を襲おうとした叔父の蟇蛙の様に潰れて、身体が捩じ切れて。何かに吸い込まれたかの様にさえ思える穴が幾つかと、食い千切られた様な跡。
口の中は、鉄錆の味。自我が戻った時、訳が分からなかった。
何故、叔父が死んでるのか。血の味がしてるのか。
――護ろうとした、いつも柔らかい笑顔を向けてた母が。
俺を口汚く罵るのか。
(ぼくが、ほんとうのばけものみたいだよ、おかあさん)
(なんで?なんで、そういうこというの?)
不意に聞こえたのは、何処か――近く感じる声。
/*
了解ですー。
どっちが守るかどうか、また、個人の戦いかもしれないですしねw
いざとなったら裏人格出せばいいのも把握。そうすると狼ばれるけど、流れでそうなったなら狼バレはむしろ必然ですよね。
『お前は、本当の化け物さ。
全部、大切な者はお前の手から離れていくのさ。みんな。』
(そんなの、いやだよ)
泣きじゃくる声に、声はせせら嗤う。
酷く滑稽なものを見るように。
『ならば、嫌だと言う心を消してやろうか。
いっそ全てを闇に、獣の心に委ねて。
―――お前が望むなら、何時でも受け入れてやろうぞ』
酷く冷たい、闇と血の臭いがしたのを、憶えている。
極上の餌だと。化け物を喰らう化け物が、狙っているのを。
[地上の声に耳を澄まし、妹弟たちを観続ける。まるで贖罪のように、彼らにすがりつくかのように。]
[ふと、隣に体温を感じ目を向ける]
…マオ、いたのね。あなたも死んでしまったのね。
[困ったような表情に気づき、薄く微笑む]
大丈夫よ、マオ。私は大丈夫。でも、側に居てくれるなら嬉しい。
[彼女は祈る、これ以上誰かと会うことのないように。しかし頭ではそれは不可能だと、わかっていた。**]
[軍本部へと向かう前に、訓練兵一人とすれ違う。
そいつは、昨日僕の前で、訓練施設の花を炎魔法の練習と称して燃やしたやつだ。綺麗な赤色の花は、炎の赤に掻き消えて、黒く無残な姿になってしまった。]
……
[ぼくは]
[それが、]
[ゆるせなく、て]
『よお、クロロ。お前、また居残りか・・・!?ぐ、がぁ!?』
[目の前の友人が、首から血を吹きだして倒れる。]
はは、ははは・・・よかった。これで、これ以上こいつに花を燃やされることはなくなったんだ。
これで。これを、繰り返していけば。
[また花の命が救われたと思うと嬉しくなる。
もしここで彼を切るのに妖刀を使っていたら、魔力の痕跡で僕の犯行だとばれてしまう。]
―ああ、爪を使うだけの理性が合って、本当に良かった。
[それだけ、安心すると、クロロは右手についた血を訓練所出口の水道で洗い、本部へと旅立って行った。]
ー礼拝堂ー
『ディアポート:ジロ』
[ジロのそばに転移ポータルを出現させる。]
ジロぉ、お仕事してるかしら?
[仕事していようとしていまいと関係ないとばかりにツカツカと医務室に入る。]
[昔々の大昔、自分がずっと子供であった頃。
時々孤児院を抜け出して、真っ暗な外を歩き回った。ただ歩くだけだ。星にも青白く光る月にも興味は無く、本当に暗い外に出たかっただけ。
鼻歌混じりにぬいぐるみと手を繋ぎながら、時々何かに引っかかり転んでにやけながら、暗い暗い闇の中を行く。]
……うん?
[誰かの叫び声が聞こえた気がした。感じたのは恐怖ではなく、興味。声の主に何があったのかとわくわくしながら走った。
太い幹に小柄な身を隠し、こっそりと覗く。
そこには。]
[歪に上がる口角と、月光に光る真っ赤な瞳。女性の腹を引き裂きその中身を嬉々として引きずり出すその影は、獣ではなく人の形をしている。
思わず魅入ったそれは、正しく「化け物」であった。]
……じん、ろう
[いつか図書室で見た人狼伝説。いればかっこいいと思っていたが、まさか実在するとは思わなかった。
声が聞こえてしまったのか、ぴくりと反応したそれがこちらを向く。優雅とも言える足取りで近付いてくるそれに、逃げるなんて選択肢は存在しなかった。]
…きれい、だねぇ
[佇む人狼を前に思い出したのは、抜け出したのが露見する度に大人とした約束。
ーー月夜の晩は外に出てはいけません。恐ろしい獣に食べられてしまうから。
そうか、自分は食べられてしまうのかと。そう気付いた時胸を埋め尽くしたのは恐怖でも悲しみでもなんでもなく。
死への興味と、それに付随する興奮で、口元は緩み切っていたに違いない。]
/*
どうしたらいいかなって設定考えつつロル書いてる
連合少ないわろた…わろた…
どうでもいいんですけど、コトブキの赤チップかっこいいよね
めっちゃ好き
*/
――連合国軍・礼拝所――
[穏やかな柔らかい中性的な声音が『そうですね』と相槌を打つ。懺悔室の板を挟んだ向こう側では連合国の兵士が自らの罪を告白していた。自らより年上の者から話を聞くのに最初は違和感を覚えたが、もう慣れたものだ。]
では、悔い改めの祈りをしましょう。
女神ハルモニアはあなたを見守っておられますよ。
[兵士と共に祈りの言葉を唱えて今日の懺悔は終了だ。誰しも戦時下だと多かれ少なかれ何かを抱える物だ。そうした抱えきれなくなった物をここに吐きだしに来る。内容は女神ハルモニアだけが知っていて口外されることはない。はずだ。]
(女神ハルモニアねぇ。いるとしても人間なんて見守ってるとは思わないけれど。)
――あ、あぁ、おつかれさまでした。いえ、疲れてるなんて。
兵士の方々に比べれば私の疲れなど軽いものです。
[懺悔室の壁のこちら側。冷めた目のまま穏やかな挨拶を終えて兵士が去れば胸中で呟きを一つ。
そうして部屋の外から声をかけられれば、穏やかな眼差しと笑みを貼りつけてそんな世間話に興じた。]
[兵士たちが零す告白、大きな秘密なんてそうそうない。
大したことない話しからも何か情報を拾い上げる。
兵士たちの秘密の形を変えて、国の血肉とするために。**]
―会議前―
[眼前で男が、みっとも無くたじろいでいる。
『助けて下さい』、豚がそう啼いて居るのを冷めた双眸で眺める。
金の瞳に、赤い光が揺れ差し動き――血塗れた様なアカへ。
色の無い表情は連合のスパイである男の息を呑ませ、それから。
色を取り戻してはごく、いつもの様に悩む様な表情を――。]
…そうだよな、俺も余りこういう事したくねえし。
……良いよ、逃げろ。今のうちに――、見つからない内に。
[交渉人は、女神を讃える軍人・聖職者に比べると、当然ながら低い地位である。会議室の隅でアルフは、緊急招集に急ぎ足でやってくる軍人や聖職者達を眺めながら、先ほど読んだ書類と、帝国同盟-連合国間の外交状況について思いを巡らせている。]
[帝国同盟が帝国同盟たりうる所以は、国のコアとなる帝国の絶対独裁、同盟国の服従にある。
同盟国への条約を巧みに違えて、同盟国間で帝国へ共同戦線を張らせない支配。それは同時に、同盟国の女神への信仰に裏打ちされている。
それが故に、女神の像がなくては帝国の権威に傷がつくのだ。
連合国とて同じだ。戦争をするのは、女神の純粋な庇護を求めてのことでは、ない。
実のところは女神像になんらかの秘密があり、国がそれを求めているのかもしれないが──アルフはそう理解している。]
(この考えってバチ当たりかしら?
でも、こんなこと思ってたって、女神様は私たち下衆なんか見向きもしないわよねー、きっと)
[幼い頃、孤児院の礼拝堂で祈りを捧げた女神像は、とても冷たい眼差しをしていたな、と思い出す]
[厳かに会議室に入ってくる人々を見ていると、いかめしい隊長のそばで静かに歩く女性が一人。同じ孤児院出身の彼女から激辛スープをごちそうになって卒倒した思い出はもう遠く。]
(出世したわねえ…ツリガネちゃん。)
[ふるき友とはいえ、隊長補佐ともなれば、迂闊に声をかけるのもはばかられるものだ。アルフはツリガネに人しれず微笑むと、再び思考の渦に埋れていった**]
[『本当ですか』と人以下の蟲ケラは汚い涙でも流すかの様な瞳で此方を見る。嗚呼、汚い。実に、醜く――哀れな家畜だ。
俺が頷けば『やっぱりあの噂は嘘だったんですね』と何処か怯えながらも媚び諂うかの様に。噂。裏で他国と繋がってるものを総司令側近が直々に『処分』している――そんな、噺。]
そんな訳無いだろ?言われもない仲間殺しなんてする訳ないさ
[浮かべた人の良さそうな微笑。
嗚呼、上辺だけ。全て。――本当に醜いのは、自分だ。]
…ほら、見つからない内に行けよ
[辺りを見渡して、自軍の兵が居ない事を確認すれば、送り出す。
ぺこり、と頭を下げてソレは奔り出す。俺の目にはもう其れが人には見えない。へこへこ媚び諂う、強者に縋る事でしか、御目溢しでしか生きるの事の出来ない蟲。それ以下。]
[また、揺らめく。血のアカが、また瞳を閉ざす]
…と、でも言うと思ったか?
[ニヤリ、と獣の様に裂けそうな程、口角を吊上げて。
何処かその様は草食動物を狩る肉小動物。獣。舌舐めずりをする]
―――ほら、跪けよ。
帝国に仇なす者は!決して許さないッ!!
[重力が重く、男にのしかかればそれこそ家畜の様な声。
その目に映る絶望だけは――美しい。壊れた様に、哂う。]
あはははははははッ!!!間抜けに潰れて死ねばいいのさ!!
―――所詮、嗅ぎ回る蟲を。捨ておくと思ったか。甘えよ。
[コンコン、と会議室の扉をノックする。中の人の気配はそれほど多くないように思う。思ったより早く着いたのかもしれない。会議室には緊張した空気が漂うので、あまり長居はしたくないのだけれど。
こうして幹部方に近付くと、アレクシスのことが時折気にかかる。孤児院にいた頃とはすっかり雰囲気が変わってしまった。昔は、面倒臭がりの癖に世話焼きな良い兄然としていたのに。今や泣く子も黙る恐ろしい側近様である。そんなことを言ったら自分も斬り捨てられるのだろうか。彼を取り巻く暗い噂を思い浮かべて、溜息を一つ。考えても仕方ない。彼が望んだことなら、止めるべくもない。
もう肩書きはない。口上はシンプルにかつ丁寧に。たまには真面目になるべきだろう。]
帝国同盟の聖職を司る、シエラと申します。会議の一報を聞き参上致しました。入室の許可を。
(―――綺麗だ、)
[飛び散る緋は、下賤な家畜の血さえも綺麗に魅せる。
何処か悦した瞳の儘、自らの力であり、半身の様な。
Unterwelt――冥府への導きを。開かんと。
ぐじゅり、ぐじゅり。黒い刀身が意思を持ち、
巨大な狼の様な口へ。そして、喰らうは屍。
ごり、ごり、と砕くは骨の音を咀嚼して。
血の後さえ、吸い干す。男の、痕跡は後形も無い。
それは正に、妖のモノと表現せずに何と形容しようか。]
ー連合国軍・執務室ー
…っだああ!あーもーやだ!めんどい!
[今の今まで向かっていた書類にペンを投げて勢いよく背凭れに体重をかける。近くにいた部下がギョッとした顔で此方を見たが、いつもの事かとまた無表情で作業に戻った。]
[軍に所属して約五年、元は志願兵として第一線にいたのに、いつの間にかデスクワークがメインの地位まで上り詰めた。肩書きもなんたらかんたら……とりあえずなんだか面倒なものをもらった。仕事といえば長について回る以外で書類整理にその他諸々、他の側近のパシリに近いものまで幅広い。正直一般兵に戻りたい。]
僕はさ?こんなことをする為に軍に入ったわけじゃないんだ
[戦場に満ちる狂気と殺意と死の匂い。受ける傷は快楽を齎し、死に行く間際の憎悪と恐怖が入り混じった目は今でも鮮明に思い出せる。
大好きだったのだ、戦場が。正に天職と言わんばかりにせっせと働いていたら、その功績が讃えられただけ。]
(女神とかマジどうでもいいんだって)
[戦うことが好きなだけ。正確には、その際受ける心身への傷が。
口に出さないのはその地位のせいか、以前殴るでもなく罵るでもなく懇々と4(5)時間説教をされたせいか。正座でもさせられていればヨかったのに、普通に椅子に座らされたのがまずつまらなかった。
先ほど投げ出したペンを手に取りくるくると回す。
彼女は我らを慈愛の眼差しで見守ってくれていると、そう言ったのは誰だったか。優しい目なんていらないのだ。冷たい視線で突き刺して罵倒してほしい。]
…あぁでも、戦いの火蓋を落としてくれたのには感謝だよねぇ
[くるん、と回した拍子に飛び散ったインクの跡が、さながら血飛沫のようで。
誰も邪魔をしなければ、それが乾くまでにこにこと眺めているだろう。**]
/*
夜中寝ぼけまくっててやばい。
メモミスってんぞ寝ろ。
戦場以外の移動中は若い男女は避ける(年が違いせいか死者の姿に引きずられやすく、遺族等に気付かれやすいから)
さすがに表で*13塩辛蜻蛉*振るのは怖いから、中年男女か鳥辺りにしようか。
/*
ラ神ちゃん蹴り飛ばすぞ…
中年男だったらアレク思い出して金の瞳の男。
中年女だったら<アレクシス>か関連の誰か。
鳥だったらlightsalmon◆の羽を持った鷹くらいの大きさ。
[女神像の消失から五年。
ある者は望まれある者は巻き込まれ、櫛の歯が欠けるようにかつての孤児院の子供たちは欠けていった。
イリアやマオの死について知ったのはいつだったか――彼女らの喪失は、情報を集めながらギリギリまで中立国に留まっていた自身の迷いの残滓を吹き飛ばしていた。
かつての日常を偲んでしがみ付く心を捨て、女神に引き起こされた胸糞悪い戦乱に一撃なりとも与えたいと思ったからだ。
定期連絡を終えると、中年の男/女+表+に姿を変え次の目的地を目指そうと拠点を離れる]
[初めに老女の孫のイメージで若い男に変身してみた。
無難な暗い茶髪茶目にしたはずが、無意識にココアブラウンの髪と金の瞳の姿を取っていることに気付き苦い笑みを噛み締める。
若者の姿はかつて真似ていた者や死者の姿に引きずられやすく、戦場以外では控えていた。……こういう時に胸の苦しさを思い出してしまうのも分かっていたから。
アレク――彼はいまや、帝国同盟総司令官の側近として働いている。噂や戦場で集めた情報を受け入れ切れてはいなかったが、彼が女神を信仰・あるいは利用する帝国同盟の人間として動き続けるのなら。
もう、心の奥にせめて残していた何もかもぶん投げられる幼い信頼すら手放すほかないのだろう。
ネガティブな愚痴を吐きながらも信じていた変わらない幸せなんて存在しやしないんだと、性悪女は教えてくれたのだから]
……。
[強く目を閉じれば、髪色は明るさを増し加齢して中年の男へと変じた。足早に森の木立へと踏み込み、小さく鋭い口笛で鳥を呼ぶ]
[魔力で繋がっている鷹は素早く呼び寄せられて腕に止まった。
ここ一帯の人の出入り、奇妙な動きがないか読み取ってチェックする。
やがて一通り情報を確認し終えれば、人目がないことを確かめて枇杷茶の羽を持った鷹に変身して空へと。
魔法の素養があるものは、舞い落ちる羽が一瞬浅葱◆に輝いて消えることに気付けるかもしれない*]
ー連合国・???ー
[現在、ミツルに上司、部下はいないようだ!(同僚はいるかもしれない)
入隊前に「好きにやらせてもらえるなら入る」と軍に条件を出していた。
それが許されるのは戦闘力がずば抜けているからである。ミツルに訓練など必要がないので、いつもどこかでふらふらしている。(ミツルが本気を出せば国一つを滅ぼすことが出来るかもしれない)
>> 14 もし、クロロがミツルを見つけ話し掛けてきたら会話をするだろう**]
どうして俺はこんな姿に…
[全身、毛の鎧で纏われ、先端が丸みをおびている耳、手足には鋭い爪(狼爪が長い、掴んだ獲物は逃がさないだろう)、口には鋭い牙(獲物を捕らえ、食いちぎり食べる時に使われるだろう。]
夜になると我慢できなくなってしまう…
この姿で千早に会ったら千早はどう思うだろうか…
この姿で会ったら俺は千早を…
まずは俺と同類の人を探さなくては…
[当てもなく何処かへ行くミツルであった**]
イリア様。
[大丈夫だと言った彼女は、ちっとも大丈夫には見えなかった。本当の意味で"優しい"彼女は、今の状況に心を痛めているのだろう]
傍に、います。
僕なんかで良ければ、
貴女が寂しくないように、いつまでも。
……此処に、オルガンがあれば良いのに。
[気の利いた言葉なんて、分からない。
だけどオルガンの音なら、彼女を癒せるのではないかと、少し、思った]
僕は、やはり死んでしまったのですね。
覚えていないのです。
あまり、その時のことを。
[思い出そうとすると酷く頭が痛んで、顔を顰めた]
セシル。
[脳裏に薄らと浮かぶのは、最期に視た少女の姿]
[入室の許可を下すその声は、正しく件のアレクシスのものだった。冷めた感情の読めない声音。恐ろしいとまでは思わないが苦手だ。近づきすぎない方がいいかもしれない、と無意識に感じていた。]
失礼致します。
[扉を開けて、中に一礼。末席に設けられた、自分の席に進む。孤児院にいた頃の顔見知りは、アレクの他に二人いた。どちらも特別親しかった訳ではないが、戦争が始まってから変わったように思う。
女神像の喪失から、孤児院の子供達は散り散りに戦争に引き込まれて行った。再会も離別もあったが、誰も皆今まで通りとはいかなかった。当たり前だ。安穏とした孤児院と凄惨な戦場では何もかも違いすぎる。変わることは必然。そこまで考えて、自分の現状を思って自嘲的な笑みが零れる。変わらない自分、どっちもどっちだ。]
ー数日前ー
[嗅ぎ取るは同朋の臭いか。
彼と同色のココアブラウンの毛並みに、金の瞳。
その狼の姿はまだ彼の心が闇に呑まれ切ってない事を示していた。ーーと言っても、明確には『アレクシスでは無い』のだが。狼は顔を上げれば、闇を彷徨う。]
[しゅたり、と崖から飛び降りた地上。
重力で空間が短縮されれば一気に別国へ。
足を踏み入れれば、其処はもう同盟国の陣内。]
(ーー同朋か。
……気配を感じたが、よもや敵国に。)
[面白い。と。
金の瞳が赤へと変色して、狼の口が嗤う様に吊り上がるのだった。]
― 回想/完全独立組織・自室 ―
女神がきっと救ってくれるぅ?
[きゃははっと声を上げて笑う少女が一人。
戦争の原因である女神が救うだなんて、夢を見るならもっとマシな夢を見てほしいものだ。
女神がもしもいるならこの手でぐちゃぐちゃに引き裂いて、一生女神なんて呼べない容貌にしてやるのに!]
あー、おっかしい!
いつまで幻想に浸ってるのかしら、ほんと笑えちゃう。
[自分が組織に来たのは三年ほど前だ。
戦争がだんだんと酷くなってきた時、自分の身を守る為に開花した魔法の力を望まれた。ただそれだけ。
女神を信仰する軍なんて冗談じゃなかった。だから、寧ろ憎んでいるらしい此処に来たのだ。]
……クーちゃん、元気かな。
まだレターセット、あったかなぁ。
[引き出しをがさごそと漁ってペンと真っ白な紙を探し出して、机に向かう。本当に時々だが、こうして彼に手紙を送っているのだ。]
『クーちゃんへ。
このお手紙が、無事届いていることを願います。
元気ですか?エリィは毎日魔法の練習で、いい加減飽きてきたところです。
最近はようやく荒れていた花壇を整えることが出来て、今度綺麗なお花をたくさん植えるつもりです。クーちゃんが好きなお花は何だったかな。...
戦争は終わるどころか、むしろ激化してさえいるけれど、どうか無事でいてね。
きっとまた皆と暮らせる時がくるはずだから。
それまで体には気を付けて――』
[そんな他愛もないエリィゼの日常やちょっとした愚痴、ささやかな願い等が綴られている。
ただ、肝心な自分の想いだけは書けないまま。封筒の中に造ったリナリアの花を入れて。何もなければ、無事彼の元に届いただろう。]
/*
会議中は警戒厳しそうなうえ帝国はエリィいるから情報欲しければ連合か。
位置関係どんなもんか分からんが、飛び回りすぎると力尽きるから様子見つつ。連合国マゾか迷子か気に食わない野郎しかいない。素敵だな。
[こいつ、変身してる時武器持ってねえのかなと今更考えつつ上空飛行なう]
やーね。
ブレイクタイムっていうお仕事よ。
[ 煙草の火を消されれば、
まだ全然吸ってないのにと
方を落とし、口を尖らせる。 ]
あー、そっか。アンタも聖職だっけ。
やだわぁ、
シスターが銃器取り扱うなんて。
[ 煙草の仕返しに悪態つき、
一つ銃を手に取る。
同じように銃を扱う者としては
メンテナンス依頼が嫌な訳がなく。
「 大事にしてる?嫌われてない? 」
なんて、またまた追い打ちを。 **]
[自分の魔法は戦争向きだ。一人いれば、武器庫に積まれた重火器全てが不要になる。物資も兵士も可燃性なのだから、一般兵レベルなら幾ら集まっても問題ない。加えて安定したコントロール技術と備えられた知識。自分が早々に軍に連れて行かれた理由は、想像に難くない。
子供の内に成熟して凍りきった心は、戦争においても容易くは変わらなかった。いや、変わりたくなかったのかもしれない。戦争向きな能力。殺戮を受容すれば、自分は依存してしまうだろう。求められることに。これは自分なりの防御だった。
外からノックの音。エリィゼだ。彼女もまた孤児院時代からの顔見知りだが、正直もう信頼することはできなかった。スパイ容疑が色濃くあったのもそうだが、纏う雰囲気が異質になった。言葉で説明することは難しいし、わざわざ上層部に進言するのも面倒だ。脆いばかりの城なら崩れるも必定。上司のクルークに一任しておけばいい。]
ー連合国軍本部ー
うわあ…やっぱり、本部は凄いなあ。
[見上げるほど立派で巨大な建物。城のようなその建物は、まさしく連合国軍の本部そのものだった。
門番に名前と所属を確認してもらい、門を開けてもらう。係官による施設説明が終わり、指定の時間まで少しあるので、中を見回ってみようと思っていた…丁度その時だった。]
あれは…ミツル?
でも、僕なんかが声かけても大丈夫なのかなあ。きっとミツルは出世してるだろうし…。
[ずっと訓練兵として訓練を続けている僕と違い、ミツルは開花した魔法能力の高さを認められ、最初から本部配属になった…ところまでは知っていた。
でも、クロロは久しぶりに会う旧友の姿を見て、声をかけずにはいられなかった。]
…お久しぶりです。僕のこと、覚えていらっしゃいますか?
[立場的に失礼に当たらないよう、申し訳程度の敬語を使い、おそるおそる話しかけた。ミツルならきっと昔と変わってないだろうと、自分を棚に上げた、淡い期待を持ちながら。
最近のクロロを知っている人は、彼が自分から他人へ話しかけるなんて、珍しいと思うだろう。クロロは軍に配属されてから、人と関わるのを避けるようになってしまったから。]
―回想/完全独立組織・エリィゼ自室前―
……エリィゼ。
今、ちょっといいか。
[部屋の扉を叩き、声をかけた。
無邪気で泣き虫の愛らしいちびっ子はもういない。切れ味の鋭い憎悪を抱えた少女を、いつからかチビッコとからかう事はなくなっていた。
この頃はまだ自分は中立国を離れる気になれていなかったが、魔法を開花させ憎悪を募らすエリィゼの今後の動向について気に掛かっていた]
ー回想・帝国軍訓練兵武器適合試験ー
[訓練兵としてクロロが配属になってすぐ、上官による武器の適合試験が行われた。
試験と言うのも名ばかりな所があり…基本的に、各々の兵には事前に行った身体能力・魔法力テストのデータから推薦された武器の中から選んでもらう仕組みになっている。武器が気に入らなければ、推薦外から選ぶことも可能。この辺は、流石物資が豊富な連合国といったところか。
クロロも、最初はただの杖を選んでいた。杖なら、物理攻撃力は落ちるが、魔法の制御力は格段にあがる。
杖を選び、どう使って行こうか悩んでいると…ガラガラと音を立てて、細長く、真っ黒い箱が運ばれてきた。]
「ちゅうもーく!!これは、帝国に代々伝わる魔剣である。魔力により持ち主を選び、帝国を勝利へと導いてくれると言い伝えられている。
毎年、新兵には順番にこれに触れてもらうことになっている。主と認められれば、何らかの反応が出るはずだ。」
[そうして、別室に一人ずつ呼ばれていった。皆、残念そうな顔をして出てくる。どうやら、誰も持ち主になれなかったらしい。]
「お前の番だ、さあ入れ。」
[部屋に入り、上官に一礼してから剣を見て、思わず眉をひそめた。剣は持ち手しか箱から出されておらず、刀身は見えぬまま。…まあ、握るだけだからそれでいいのか。と、クロロは剣を握った。どうせ何も起こらないと、軽い気持ちで。]
[瞬間。ばちぃっ!!!と音が鳴り、箱から眩いほどの発光が生じ、漏れ出た電流が部屋を暴れた。ばちばち、ばちばちと。
なにもしていないのに、どうして、と動揺するクロロをよそに。監視の上官は、何が起こったのか理解したらしく、発光中に部下にこれからのことについて、指示をだしていたらしい。
…暫くして、発光が収まると。「おめでとう」という言葉と、手渡されたのは箱の中の剣。何も切れないなまくらにしか見えない、ボロボロの剣だった。]
[部屋を出た後、同期に武器が変わっていることについて聞かれたが、上官にこっちの武器の方がいいと言われたんだよ、と笑って答えた。
みるからにボロボロの剣。誰も、これが妖刀、魔剣の類だとは思わなかった。ただ、笑われて。お前は一生訓練兵だと言われて。]
[スパイも多くいるというこのご時世、魔剣の持ち主が決まったなどと、国が発表するわけがない。
その日から僕には、表向きは訓練兵として過ごしつつ、毎日訓練後に戦闘用の最上級訓練を受けるというハードな課題が課せられた。
…この剣を持って暗躍し、味方を勝利へと導く者へとなるために。]
[手紙を書き終えた妙な達成感に包まれていると、扉が叩かれる音と自分の名前を呼ぶ声>>41がした。
扉を開けると、そこには予想通りの見慣れた姿。]
グレン兄様?
はい、大丈夫です。私に何かご用でしょうか。
[呼び名だけはあの頃のまま、変えることは出来ずにいた。
いつからだろうか、彼が自分を『チビッコ』と呼びからかうことがなくなったのは。
そしてそれを少しばかり、寂しいと思うようになったのは。
もうここに来た当初から自分はこんな風だったと記憶している。帝国同盟の兵士が撃った銃の流れ弾が、友人だった少女に当たって殺されたあの日。皆がバラバラになった時抑えていた憎しみが制御できなくなったのだ。
奪われたなら、こっちだって奪ったっていいはずだ。
全ての元凶は女神の皮を被った悪魔ハルモニア。殺された友人、引き離されたかつての仲間の為に、自分は強くなったのだ。
だから戦うのだって、皆の為。
いつの間にか殺しが快楽に変わっただなんて、愉しいと思うようになったなんて、そんなことは――ない。]
[自分の持っていた手紙を見て眉をひそめるグレンに、そっと苦笑いを浮かべ。]
…兄様。
私、色々考えたんです。このまま送り続けてもいいのか。
[白い封筒には、長年抱えてきた想いが詰まっているけど。
また皆と一緒になんて、そんな願いとうの昔に朽ち果てた気がする。帝国同盟の者はかつての孤児院の者だろうと憎悪や嫌悪しか抱けなくなった。
連合国軍だって同じこと。大事なのは今の仲間、そして恋慕を抱く相手だけ。
そうしているうちに自分には、彼とグレンしか大切だと思える人はいなくなってしまった。]
でもやっぱり、好きだって思うんです。
……兄様がいけないと思うなら、途中で捨ててください。
[そんなことは何だかんだしない優しさにつけこんで、やっぱり自分は悪い人間だと自嘲する。]
[クロロが戦争に参加しているのは、全て平穏な日常を取り戻したいため。上官からは剣で勝利を導けと言われているが、本気でそのつもりもなく。ただ、平和的に戦争が終わらないかなあと、その一心だった。]
…電気なら、調節さえできれば相手を殺さずに済むかもしれないしね。
[暗殺員失格なのかもしれないけれど、クロロはそういう、甘い考えで魔剣の持ち主となることを承諾した。]
ー回想・異動前、訓練兵寮ー
[エリィとは、今でも手紙のやりとりをしている。
最初に彼女に花を貰った時は、どれほど嬉しかったことか。花をどの手でも触れるようになった今でも、彼女から送られてきた小さな花々は、手紙と合わせて一番の宝物だ。
異動して、任務で忙しくなる前にと、クロロは筆をとった。]
『エリィへ。
お花、本当にありがとう。エリィから貰った花は全部とってある。訓練が辛い時とかに見ると、心が暖かくなる。
最近は花に触れるようになってきたけど、それでも、エリィの造花より綺麗な花を、僕は知らないんだ。
あ。万年訓練兵だけど、訓練はきついんだよ?ほんとだってば!
また暇を見つけて送りたいけれど…これから戦争が激しくなって、手紙が届かなくなるんじゃないかって心配だよ。エリィも僕も、散り散りになってしまった孤児院の皆も…どうか、無事で。また一緒に、お花を眺められる日が来るといいなあ。』
[これからも、手紙を送りあえれば…いや、また会って、笑顔で話ができる日がくるといいのだけれど。]**
―回想・帝国同盟/医務室―
少し早い時間過ぎたでしょうか……。
[少し朝早い時間帯、トントンと医務室の戸を叩く。
迷惑だと思いつつも、補佐になりたてのツリガネに取れる時間は少なかった。]
失礼します。
ジロさん、起きていますか?
今日も少し教えを請いたいのですが。
[そう言って戸を開くと、顔だけ覗かせた。]
あら?サボタージュっていうんじゃないかしら?なんて、ね?ふふふ…
[彼(女)の正確な勤務時間など把握していないため本当のところがどっちなのかは知らないが。]
適性が銃器だったんだから仕方ないでしょう?私だって魔道具の方が良かったわよぉ?
ジロも医務担当なのに銃器なんか持ってどうするのかしら?毒の方が似合うと思うわっ
[元々戦いを好む方ではない。空間と重力に適性があったが、移動が便利になりそうという理由で空間魔法を使うことにしていたのだ。
悪態をつかれたら返すのが礼儀だとばかりに返す。いつものやり取りだ。]
大事にしてるわよ?それはもう愛でるように…
[恍惚といった表情で愛銃"アリア"と"ディーヴァ"を見た。]
[医務の座席が一つ空いている。まーたあの子はサボってんのかしら、とサバけた性格の昔馴染みの顔を思い浮かべながら]
(報告って何かしらねぇ…
この前みたいな偽情報に踊らされるのはごめんだわぁ…)
[女神像のゆくえ。二つの国の最重要案件であるそれが以前軍部にリークされた時、軍は女神像の隠し場所と思われる地域を強襲した。
しかし、捜索すれども像は発見されず、帝国同盟軍は連合国軍に半ば包囲されかけて、両軍とも多大な被害を出した。
後になって情報が巧妙な罠だったということが判明した時には、その情報の根元とされる者は忽然と姿を消していた。]
(さてさて)
[会議室が人で溢れてきた。アルフは腕時計を見る。
もう数十分もすれば、会議は厳かに開始するだろう**]
ー連合国軍本部・???ー
[ミツルは一般兵である。同僚のコトブキと同様に戦果はあげていたので、出世するチャンスはあっただろう。しかし、ミツルには出世とか興味がなかった…
突然、「…お久しぶりです。僕のこと、覚えていらっしゃいますか?」と声をかけられたミツル。声がした方を見るとそこにはクロロの姿が…
笑顔は少ないがなんとなく昔の面影がある]
クロロ…クロロじゃないか!
どうしてこんな所に…
[ミツルは昔と比べて大きな変化はない。久しぶりに、昔の知り合いに会い嬉しくなった。
と同時に、驚いている様子。クロロがここにいる事が信じられないからである。
ミツルは敬語とか使わないでも良いと思っている]
[現れたエリィゼ>>45を見つめた。
思い返した幼い頃から比べれば、華奢には見えるが大人びたもんだ。女神に穏やかな時を歪められなければ、もっと自然にゆったりと生きていられたのだろうか、と甲斐ない夢想に唇を噛む]
最近、リーダーが諜報や戦場への介入にこれまで以上に積極的になって来てるからな。
今更お前が下手なヘマ打つとは思ってねえが、今後の計画立てるためにどうしてるのか確認しに来た。
……まぁ一言で言や、様子見に来ただけってやつか。
[女神が国々を裂き、戦乱が人々を裂き。
一発の銃弾が少女を変えてしまった事は知っていた。
それは、自分が調査や戦場潜入の際に女神に踊らされる馬鹿を撃つのよりも、ずっと根が深いように思われて。――素直に心配したりはしない。そんな性じゃないし、この道を選んだのはエリィゼ自身。どう足掻いてもクソみたいな世界でやっていかねばならないなら、自分で選んで突き進む方がマシだ。
それでも、理由をつけてはエリィゼを尋ね、彼女が堕ちきらないでいられる事を願っていた。
堕ちる理由も切っ掛けも世の中にはありふれてる。だが、堕ちるのは名ばかり女神の悪魔と群がる屑だけで充分すぎるはずだと]
[会議室には、まだ幾つか空席が目立つ。近くに空いた一つは、天敵に近い彼女のものだろう。信心深い彼女だが、軍務に関しては自分以上に不真面目な面がある。来る気がないのは構わないが、どうせ休むなら仮病でもいいから、来れない旨を伝えればいいのに。まだ時間でないのは確かだけれど、無駄に待たせられるのは我慢ならない。
ちらりと時計を確認すると、思わず欠伸を漏らした。まだ始まらないらしい。こんなことなら本の一冊でも持ってくればよかった。斜め向かいの彼(?)>>51が身動ぎしたのを横目に、背凭れに気怠げに寄りかかる。会議はもうそろそろ始まりそうだ。]
俺は、正直に言うならお前は馬鹿な事してると思ってる。
どこのロミオとジュリエットが、めでたしめでたしで終わるかよ。
ましてや、今はいつ、誰と、どんな風に敵対しねえとならないか分かったもんじゃない。
ただでさえ負うものが多い中で、バッドエンドのための材料積み上げてるようにしか見えねえ。
[言葉だけ取ればエリィゼの恋慕を揶揄するようだったが、声も表情も自分なりには真剣だった]
……でも、好きだって思うんだろ。
それはお前だけが持てる感情だ。ハルモニアへの思いは俺たちだって同じだから、これは分担も出来る。
――お前にしか持てないもんの行く末は、責任持ってお前が決めやがれ。
[ぐしゃぐしゃと乱暴に頭を撫ぜ、「チビッコ卒業かと思ったが、まだまだだったな」と偉そうにフンと鼻を鳴らしてみせた。
戦況が悪化したりクロロの消息が分からなくなって郵便が機能しなくなるまでは、確実に手紙が届くよう追尾したりそっと部屋に届けたりフォローしただろう。エリィゼにとってクロロの存在が、何かしらの縁になるなら。叶う限り見守りたいと思っていた]
【この姿をミツルは気にいっているかもしれない…
匂いを頼りに進めば道に迷う事はないただそれだけで…】
[ミツルはどこか懐かしさを感じさせる者が自分に近づいてくるのが匂いで分かった。]
そこにいるのは、クロロなのか?
[獣と化したクロロがそこにいると思っているミツル。
返事がなければ、ミツルはその者に謝り、仲間を捜しに何処かに行くだろう**]
………そろそろ始めましょうか。まず、A地点の戦況報告から。
本作戦の要となるはずだったA地点最重要拠点の建物が連合国の手により占拠されたようです。
しかも、我が軍が侵攻開始するほんの数時間前に。
戦闘の長期化による物資、兵士の不足が酷いので要所の奪還は、ほぼ不可能と考えていいでしょう。
これにより、要所からの敵陣営への攻撃をしかけるはずだった本作戦は実行するのは不可能かと。
[ふぅ、とため息を一つ。]
これへの対策は勿論考えてはいます。
この場へ集めたの迅速な作戦行動を取るために、余計な時間をロスしないため。
………情報が漏れるなんて論外です。
[まるで、今回の作戦は情報が漏れたせいで先回りをされた、
とも言いたげな声色で会議室を見渡し目を細め、各々の反応を見極めた後。
先ほどとは打って変わって柔らかな表情を浮かべた。]
[今のミツルの状況を聞き、敬語を使わなくとも良いことを聞いて。ああ、ミツルは昔のままなんだ。とクロロは昔を懐かしむように笑った。…人前で笑うなんて、いつぶりだろう。]
訓練兵の僕にとっては一般兵様なんだけれど、敬語使わなくても大丈夫?…ありがとう、その方が僕も嬉しいよ。
…実は、訓練中にヘマしすぎちゃって。罰としてこれから一週間、本部の雑用に回されたゃったんだ。
[あはは、と笑ってそう説明する。勿論、本部に異動になったのは、この広い本部で雑用がいまどこでなにをしているかなんて、誰も気にしないから。
訓練所にいると、任務で暗殺に出るのも限度があった。今までは国の中の裏切り者や国にとって不都合な人物を暗殺したりはしていたが、これから両国が本格的にぶつかる中、そんな片手間の働きでは話にならない。]
また、仲良くしてくれると嬉しいな。
[>>55斜め向かいの少女が退屈そうに振る舞っているのに気がついて、ちょっと笑う。
>>58しばらくして、赤髪の優しげな男性が会議の始まりを告げた。
見知った孤児院の面々が見える。]
(孤児のくせに、戦地に赴いて孤児を増やす、って結構因業よねー。)
[そんなことは間違っても口に出さないが。]
(A地点の作戦失敗、ね。作戦バレてんじゃないの…。
軍部はスパイでいっぱい。あーあーやだやだ。
ここにもいるんじゃないのぉ…)
[例えば、赤髪の補佐官のそばに控えている、小柄な可愛らしい少女──彼女も孤児院で見たことがあるが──は一部でスパイの噂が絶えない。
こんなおおっぴらな作戦会議で大丈夫かと内心肩をすくめながら、アルフは話に集中した]
ーある夜。暗殺ついでの捕食の帰り道ー
その姿…そっか。ミツルも、人狼なんだね。
[人を襲わずにはいられない。衝動を抑えきれず、襲った人を食べてしまうこともある。妖刀によって人狼の呪いがかかってしまったクロロだったが、最初は他に仲間がいないと思い、寂しい思いをしたものだった。]
[しかし、暗殺で国内を動いている際に感じた気配。どうやら…この国には、人狼の仲間がもう一人いるらしい。そして、人狼を熱狂的に崇拝している人種もいるのだと、風の噂で耳にした。
もしかしたら他の国にも仲間がいるかも。そう考えると、自分が魔の者になってしまったことへの不安や恐怖は薄れて行った。]
仲間がいるとは思っていたけど、まさかそれがミツルだなんて!
あはは。ミツルならわかってくれるよね?お花を燃やすような人間は、殺しちゃってもいいと思うんだ!
[この時にはクロロはミツルの人狼の姿を見ただけで、まだ彼の地位については認識していない。
そんなことも気にならないほど、仲間をみつけ、これからのことを話すクロロは興奮しきっていた。]
[参謀長が静かに口を開く。視線は総司令官とその側近を捉え。]
「一旦A地点から兵を退け、補給と部隊の再編を最優先にし、
その間外交部が停戦の交渉をさせるのが最善かと。」
[口元を、表情を隠しながらそう、言葉を紡いだ。*]
/*
相変わらず文章長くてすみません…!
とりあえずこちらは、完全に後天的な人狼。
魔剣と呼ばれる妖刀に魅入られてしまってから、精神・肉体的に侵食が始まった感じです。基本的には殺し>捕食。でも、気まぐれにむしゃむしゃします。
[クロロとミツルの気配をごく近くに感じれば、
一旦は翻し掛けたその背を気配に向かって駆け出す]
(どれ、同朋の姿でも拝んでやるか)
[愉しそうに顔を歪めた獣は、一気に段差から二人の元へと駆け降りた。獣は、器の持ち主であるアレクシスの記憶から、其の姿と声を辿り、更に嗤う]
ーー奇異な偶然もあるものだ。
散歩中に同朋の気配を感じれば、彼奴の知人か。
(いや、寧ろ皮肉か、)
[化け物を恐れた化け物の、一部は同じ化け物ーーと。
内心で一人ごちるように]
まぁ、それはそうよねぇ…
病人がいるわけでも、大怪我した兵士の皆様が帰ってきたわけでもないものねぇ…
[妙に納得してしまうのは昔から変わらない。理由が伴えば何事も確かにそうだと…。]
ふふ、最初は…の方がいいかしら?
今では手に馴染んでもう可愛くて可愛くて…//
[とても、とても嬉しそうに銃を眺める。我が子のように丁寧に集まっているが、自分でメンテナンスするのは苦手だった。そのため、銃の先生のジロに、よくメンテナンスを任せるのだった。勿論、使用状況は練習のみにしかされていないが。]
― 帝国同盟/会議室 ―
失礼いたします。
[柔らかな声>>57に、扉の前で一度頭を下げてからぴしっと背を伸ばして中に入る。
こちらへ来るようにということだろうか、視線を向けられたならば大人しく従い彼の傍に。
そして言葉は、一言一句聞きもらすまいと。]
(ふぅん……A地点作戦失敗ね。
連合国軍がやったなら私のせいじゃないわね。ま、どっかのスパイのおかげで収穫はあったんだし感謝しなきゃ。)
[素知らぬ顔で彼の『情報が漏れたのではないか』と言いたげな声色を聞き流す。
が、ほんの一瞬。小さく小さく浮かんでしまった微笑は、誰かに見られてしまったかもしれない。]
[ようやく会議が始まったようだ。落ち着いた赤髪の彼が口を開き、この会議の趣旨を述べる。自陣営の陥落とその奪還についての作戦、実行といった所か。]
(スパイだなんて今更じゃないか。これだけの組織にいて、いない訳もなし。)
[大掛かりな会議。もしかしたらこの会議自体が、スパイをあぶり出す罠なのかもしれない。自分が疑われている可能性もあるが、もっと怪しい人間はいるだろう。先程入室した彼女とか。僅かにつり上がった可愛らしい口端>>67に、軽く吐き気さえ覚える。猫被りなのが分からない奴等は何を見ているんだが。
行儀悪く机に肘をついて、説明を聞く。メモを取るまでもない。暗記すればいいだけだ。自分には報告すべき上司も特にいないのだから。]
― 回想/完全独立組織・エリィゼ自室前 ―
[様子を見に来た。そういうグレン>>53に、なるほどと頷きを返した。
また戦争が激しくなるのだろう。もうどこの軍も後戻りが出来ないほどに、何かを深く傷つけすぎた。
女神が本当に居るのなら、この光景を見て笑っているのだろう。憎たらしい、本当に気持ちが悪い。]
リーダーが……ということは、もっと戦争が激しくなるんですね。
ねえ、兄様。
兄様は、いなくなったりしませんよね?
[その怯えは過去から来るものだろうか。妙な不安感と、そして恐怖。
自分をからかってきた頃とは違い大人びた容姿も、こうして話すときの手慣れた感覚も、全てがまるで元には戻らないと言われているようにすら感じてしまう。
やはりハルモニアは悪魔だ。そんな悪魔を信仰する者が聖職者だなんて反吐が出そう。
何よりも許せないのは、一時でも信じていた自分と。
孤児院の優しかったシスターであるイリアの思いや教えに反している自分だとは気付かないまま。]
……っ、それは…兄様の仰る通り、です。
[揶揄するような言葉に思わず俯いてしまうも、声が真剣味を帯びていることに気付く。
そっと顔を見上げれば、やはり顔も真剣で。]
――…っ!
にい、さま………ふ、ぅ…えっ…。
[意味を理解すれば、ぼろぼろと涙が溢れた。
この恋心が許された気がしたからだろうか。違う、もっともっと単純な何か。
チビッコと久しぶりに呼ばれて乱暴に頭を撫でられ、嗚咽混じりに、昔のように反論する。]
エリィ、ちっこくないですもん……!
[それからは、届けられない状況になるまでは手紙を送り続けた。泣いたのは、きっとこの時が最初で最後だっただろう。]
ー回想ー
[いつだったか、ミツルくんから花をもらった。花言葉というものに興味がわかなかったためか、調べなかったが。]
あら、綺麗なお花ね?
ふふ、ありがとう
[そういうと照れてか、顔が赤くなっていたような気がする。その花を持たせようと、花瓶に水をいれ、頑張っていたように思う。しかし、やはり、寿命はくるもので、だんだんと元気をなくしていった。]
どうしようかしら…
[思いついたのは空間魔法の応用。]
『コルセイブ・ポート』
[なぜか、その時はうまく行った。変わらない姿で、今もその花を咲かせている。]
[乾き切ったインクを指でなぞる。これ提出したら怒られるだろうなと思いつつ、まぁいいかと諦めた。怒られるのだって嫌いではない。
数枚の書類にサインをし、ペンを置いて立ち上がる。]
よし、僕出かけてくるから
[どちらへ?と部下に聞かれれば「散歩!」とだけ答えて部屋の外に出た。職務放棄、サボりである。]
(死の匂いが濃くなってる…気がするんだよねぇ)
[戦いが始まる。人が死に、土地も死ぬ。先の戦いでの光景を思い出し、ゾクゾクと背筋を震わせた。にやけていたかもしれない。
散歩、と言ってきたのだから何処かへ行こうと思い周りを見回す。そうだ、1(2)(1.外へ行こう、2.中をうろうろしよう)。]
「撤退は無念だが、現状ではそれが最善だろう」
[総司令が頷くのを無言で見つめるも――数秒。
此方に彼から視線が向けられるのを見ては、再び頷き]
――総司令官殿の指令の様に情報を流したで有ろうスパイは此方で厳重で『処罰』しておいたので、その者からもう流れる事は無いでしょうが。…この場に、また『別口』が居ないとは限らないでしょうが。
[処罰、と。聞こえは良いがスパイへの罰は彼に総司令から一任されている。あの男の行方は、彼しか知らない。『別口』を強調して、再びエリィゼを横目にもう一人、知人の顔を思い浮かべながら。
これが炙り出しであるならば――、余計な口を挟むべきでは無いだろうと。そう牽制の意を込めた報告をすれば何も知らない老害共は騒ぐが知った事では無い。唯、もしそうなら彼の耳にも入ってないのは、彼もまた疑われているのだろうか?]
(――こんなにも尽くしてるってのに)
[ギリ、と奥で憎悪が揺らめいた気がした。そもそも彼に話されていないとすれば忠誠では無く、疑わしい動きは独断で罰する様な挙動があるからだろうが。それでもまだ出世の話が来るのは一重に実力――であろう。]
(つまり、時間稼ぎ)
[傷ついた兵士達を口一つで剣先からとりあえず守る、それは外交部にとって名誉なことではあったけれど、きっと完全に停戦には至らないのだろうと思うと、少し皮肉めいた思いを抱いた]
(はやく戦争なんか終わらせなさいよ軍人さん。する気のない停戦協定じゃなくて、本当の停戦を。
外に出るのにも気を使うし、いい加減こんな世の中はごめんだわよ。
[孤児院で妹のように可愛がっていた少女──おしゃれに無頓着だった子を着せ替え人形よろしく着飾らせていた日々の方が、まだ気楽だったかもしれない。]
[ぐちぐちと心の中で軍人を腐していると、上司がちらりとこちらを向いた気がして、アルフはピクリと居住まいを正した]
「交渉については外交部にお任せください」
[参謀官と総司令官に寄せられた上司の短い一言に、アルフは心中で苦笑いした]
やーい、泣き虫。ムキになるからチビッコなんだよ。
[ぼろぼろと涙をこぼすエリィゼを宥める事はせず、懐かしむように目を細め]
…迷って、悩んで、苦しんで。
どうせ、生きてる限り楽になんてなれやしねえんだ。
もがきぬいて、後悔が少ない道を行けよ。
[時は移ろい、状況も皆も、自分たちも変わってしまった。
憎しみのままに行動し、たとえ望む成果をあげられたとしても失われた物は取り戻せない。
孤児院のそば近くから離れられず、エリィゼの中にかつての面影を見出して、無意識に過去に囚われ続けながらも。迷いを捨てる時が近づいているのをひしひしと感じていた]
―回想・了―
/*禁句ワードは『化け物』やそれに類する言葉
後他にもあればいいなあ。怖がるのも地雷。
人狼化した時に驚いたとかもいれよう。割とフラグ回収したい*/
ふふ、いいのかしら?
[言いつつも煙草に火を着ける。煙草なんて久しぶりだ。礼拝堂に篭り気味で最近は吸っていなかった。]
ふふ、ありがとう
[メンテナンスが終わったようだ。手にとって見る。完璧だ。]
ふふ、怒られる時はきっと一緒ね?
[なんていって笑う。]
あ、ジロ、これプレゼント
[小さな一発の弾丸を渡す。]
御守り。困ったら、使って見て頂戴ねっ
[自分の問いかけへの返答>>80は、即答されず。ぼそりと不安になるような答えだった。
それでも、これ以上言えば不安が強まる気がして。
笑顔で『なら良いんです』と返す。彼の魔法が戦闘向きでないのは知っているから、危険な目に遭う前に自分が守ればいいのだ、と思う。]
大人しくしておいて、背伸びたことなんかないのですよ…!
[泣き虫は否定しない>>81。ムキにならずとも背が伸びなかったのは苦い思い出である。]
……そうです、ね。
どの道、もう戻れないんですもの。
グレン兄様。ありがとうございます。
[千切れた絆は元には戻らない。消えた命も帰らない。
ならせめて、今残っている大事なものを守りたいと思う。
後悔しないよう、帝国同盟に。悪魔に、戦争に――出来得る限りの復讐を改めて誓ったのも、この時だった。]
― 回想/了 ―
ふふ、そうね。
[仲間が…友人がいれば怖いものなんて、ない。そうだ。きっと、何も恐れることはないんだ。コーヒーを飲み、手渡された弾丸を受け取る。]
ふふ、困ったら、ありがたくつかわせてもらうわね…。
[嬉しそうに、それでいて少しだけ悲しそうに弾丸を見る。弾薬のケースとは別の小さな袋に大切にしまう。]
ふふ、コーヒー、美味しかったわ
今度、何か用意しておくわね?
[また、コーヒーを飲んだ。]
[外交部に停戦協定が託される。これが通らなければ、こちらは大変な痛手を負うだろう。まあ、受け入れられないことはない。どうせ形だけの協定だ。お互い寝首をかかれないよう絶えず警戒しあいながら、自軍の力を蓄える。ダラダラ続く戦いは、兵を悪戯に消耗させるだけと両国とも知っている。
さて、外交部が呼ばれたのに不思議はない。医務も先の要所襲撃で疲弊した軍に送らねばならない。では、自分たち聖職者は?処罰・別口なんて、彼が口にした言葉が関係あったりするのだろうか。自分達が会議に呼ばれた理由がわからず、発言の許可を得るため挙手する。上層部の誰かに許可されれば、以下のように発言するだろう。]
この会議は、軍全体で情報を共有させるためのものだと存じ上げます。ですが、先の情報漏洩の可能性も踏まえれば、直接関係のない者には伝令で事後に伝えれば良いはず。
私達聖職に就く者を、この場に招集された理由をお聞きしても宜しいでしょうか?
[上司だろうが仲間なのだから敬語を使わなくても良いと思っているミツル。クロロの笑顔を見たらこちらも自然と笑顔になった。]
敬語?そんなの必要ないだろう…仲間なんだからよ。
そういえば、コトブキから雑用で1人訓練生が来るって聞いてたけどクロロの事だったのか!いろいろと大変だな…
俺がコトブキの所に案内したいところなんだが…まあ、その…なんだ…
[コトブキのいる場所をミツルも知っていると思うが、間違いなく迷子になり会うのに時間がかかってしまうので案内出来ないのである]
― 現在/帝国同盟・会議室 ―
[ちらり、と目が向けられる>>69。
慌てていつも通りの顔に戻ったが、一応頭は下げておいた。かつて兄のように慕っていた姿がどこにもなくとも、今は帝国の人間。それだけで自然と湧き上がるのは悲しみではなく、嫌悪。]
……。
[別口という言葉が強調されたのは気のせいではない。>>76
横目に見られたのも、赤い髪の聖職者――かつて『シーちゃん先生』と呼んでいた女がこちらを見たのにも気づく]
(あーらら。噂があるのは知ってたけど、噂だけで終わらせてくれないみたいねぇ。)
[まぁ、そちらの方が面白い。どうせもうすぐで組織に帰還するのだから、ヘマをしなければいいだけ。
万が一バレたとしても、今まで情報はたくさん送っているのだから困りはしないはずだ。
ただ、不可解な点は一つある。この場にいるのは会議に必要な外交の者や隊長補佐、地位の高い側近がほとんどだ。
何故自分のような一般兵士を呼び出したのか。]
[す、と殆ど音もせずいきなり目の前に現れた影に一瞬吃驚したが、即座に理解する。]
同類さん…だね?
この国にまだ他の人狼がいたなんて。
仲間が多いのは嬉しいよ。はじめまし、て……!?
[クロロは降り立った人の顔を覗き込み、はっとした。姿は変わっちゃいるが、顔は見間違えるわけもない。孤児院での思い出はクロロの中に強く残っていた。
アレクシスは帝国にいったはず。なんで。偵察?暗殺?
…と、色んな考えが頭を巡ったが、いつの間にかアレクシスと同じように笑っている自分に気づく。いいじゃないか。同じような仲間が増えただけ。
アレクシスが殺すのは僕の国の人かもしれない。]
ーでも、それになんの問題がある?ヒトを消すのに、違いは…ない。
[クロロは仲間との出会いを素直に喜び、笑みを一層深くした。]
やはり、クロロか…
どうしてそんな姿に…
[クロロから血の匂いが…衝動が抑えられなかったのか…優しかったクロロからまったく別人になってしまったように感じた]
お花を燃やすような人間か…
クロロはお花好きだったもんな…
[クロロと話しているとそこに懐かしい匂いが…アレクシスだろうか…
ミツルは人狼の時のアレクシスと戦うつもりはない…向こうから攻撃してきた場合はクロロを守るため全力で戦うだろう]
[狼は降り立つと同時に人の姿を取る。
その姿は狼の獣の姿から――、彼らの知る所である顔へと
しかしその瞳は血の様に緋く。口調も雰囲気も。
軍部の彼とはまた違う――『まさしく別人であった]
……ふむ、あの頃は私も不十分な力しかなかったが。
あの時には私しか狼は居ないと思ったのだが…、後天の人狼か、覚醒したのかは知らんが。
―現在・連合国本部付近―
[現在、エリィゼは帝国同盟でスパイをしている。他にもセシルなどから帝国の情報はある程度手に入れられているため、市中や連合国側の情報を軽くさらい直す事にした。
魔法の気配を帯びた鷹が、時折うすあおい羽を宙に舞わせながら連合国本部の様子を遠巻きに窺う。なるべく魔力と体力の消耗を防ごうと省エネしていると、変身の精度が落ちて魔法の痕跡が残りがちになる。
先ほど鷹から読み取った人の出入り>>32から、ミツルとクロロがどこかに向っている事は分かっていた。今は本部に深入りする気はないが、どうもきな臭い情勢を鑑みれば何らかの動きがあると見て間違いない。
ミツルの実力に関しては調べるまでもなくそれなりに音に聞こえていたし、クロロに関しては――魔剣の持ち主、暗殺員であるなどと機密までは知らなかったが、何度か観察した時に身のこなしや雰囲気にただならぬ物を感じていた]
何、警戒する必要など無い。
私は彼奴の様に軍部など知らんし、戦争もどうだって構わん。
彼奴と私は同じだが違う――そんな存在だからな。
唯、夜も深くに道を歩けば同胞の匂いがしたから顔を見てやろうと来たまで。
[それからクロロの姿を一瞥しては、仲間と出会えた事を特に喜ぶ訳でも無く。彼は、仲間さえも仲間と見ている訳では無く。愉しめたら、なんだっていいのだ。自分の仲間は自分しか居ないのだから]
…ふん、魔剣に呑まれたか。
[そう、ぽつりと、クロロに対して零しながら。
己の存在も、されど大した事は無く似たモノなのに自嘲を心の中で零しながら]
[二人が本部へ至ったらしいのを確かめ、一度変身を解き身を休める。
戦闘員を集めている。それも魔法の才ある者や実力者を。
近々大きな動きがある、もしくはあったか。
両陣営に対するこちらからの仕掛けもいくらかあったが、これほど大々的に行動もしくは警戒するなら帝国同盟に関するアクションだろう。あそこは孤児院の元メンバー始め、癖のある実力者が多い]
――何らかの作戦が成功したか、女神像騒動>>51の再来か。
女神像を見つけたって馬鹿みてえに踊ってたのは笑えたけど
万一本当に見つかった時には、祭り上げられる前に潰さねえといけねえし…。
もしも戦闘があるなら隙を縫って動くチャンスだ。
動かせる人員配置して、備えておくべきか……早めに帰還命令出しといて正解だったな。
情報も増えて、取れる行動も対策も一気に広がる。
[おまけに連合国本部にはドエムがいるし、セシルが身を潜ませていたはずだから、何かを機に勢力があまりにも急激にどちらかに偏られたらこちらが対応できないうちにしてやられる可能性もある。
きなくさい予感を感じた時に、時節を見て帰還するよう連絡していたエリィゼの顔を思い浮かべた]
(炙り出しにしては、甘かったかな。)
[恐らくアレクシス辺りは自分の発言を妄言に近い物か、はたまた違う目的で発せられた物だとバレてしまっているだろうと薄く笑う。
勿論ある程度の炙り出しの意味もあった。スパイ本人でなくても加担していそうな疑わしき者を少しでも見つけるため。
……牽制の意味もあったのは確かだが。
聖職者達の席の中から手が挙がる。>>87
発言の許可を出し、内容を聞くとほんの少し考える素振りをしてから声を出す。
幾つか理由はあるのだが。]
そうですね……先程も言ったように伝令の手間すら惜しいのもあります。
もう一つは、あなた方聖職者の頭脳は大変優秀だと聞いていますので、何か面白い策が出るのでは無いかと。
女神像の在処の神託をこの中の誰かが受けていないか、というのもありますけどね。
[最後の理由は場違いな程に柔らかい声色で紡いだ。
きっと彼女はこんな答えでは満足できないだろう。
そうと知っていながらも、自分の立場から出せる回答はこれだけ。
ちらりと総司令官へと視線をやったが、反応はあるだろうか。]
〜〜♪
[鼻歌混じりに外へ向かう。腕にはぬいぐるみは無い。仕事に追われる他の兵達を横目に、大変そうだなぁなんて思いながら。
地位を示す軍服の飾りに気付き、一度足を止める。このまま出歩いていればバレるのも時間の問題である。]
どっか入ろうかなぁ
[人が少なくて、静かなところ。幾つか思い出して、当てはまるところを探して方向転換をする。
すれ違う兵に挨拶されれば軽く返し、キスしようとして断られてはテンション高く喜ぶだろうか。]
/*基本的に今は裏人格でしか人狼の姿にしかなれないです
人狼の心が裏人格。妖刀による一族の呪いで時たま化生が生まれる設定になってますと補完。後天的な魔剣のせいとかだとかなら見下すスタイル。元々なる血統なりで覚醒なら同等くらいですが*/
ねぇ、ツリガネ。
なんでアンタはこんな早起きしてまで…
…そこまでして、医療を?
[ いつも引っかかってた、
気になっていたこと。
何が彼女をここまでさせるのか。
ただの興味には思えなくて。 ]
…頑張りすぎるんじゃないわよ。
[ 彼女が許せばその頭を撫でようと。
許さなければ珈琲を啜っただろう。 ]
[会議室が、上司が、総司令官が、上層部の人間がざわめいたかもしれない。
それを気にせず笑みを浮かべる姿は、きっと部下を信頼している上司に見えた事だろう。]
……さて。他に何か質問はありますか?
無ければ、解散でよろしいですか?総司令、アレクシス補佐官。
[やはり不躾にすぎる質問だったろうか。だとしても、会議の場に呼び出すのだから、その位の説明は欲しい。自分の問いは、かつての友でいまや参謀長側近にまで昇りつめたクルークによって答えられた。]
(伝令の手間が惜しいほど、人手が足りないだなんて初耳だと思うけど……当たり障りない返事、だな。二つ目の期待に応えて上げられなくて御免なさいね。)
クルーク様、私の疑問にお答え下さり有難うございます。残念ながら今回の一件に関する妙案は、私達聖職者からは出ないようです。ご期待に応えられず申し訳ない。
無論、女神から神託の降ることがあれば、何を差し置いても直ちにご報告させて頂く所存です。女神は何時も帝国を見守っていらっしゃいます。必要と思われれば、導きの光を授けて下さるでしょう……
[最後のはとんだ茶番だ。あるはずもない。あったとして、彼等が奇跡を信じるとも思えない。国政を乱す逆臣と見られてもおかしくないのだ。皮肉めいた響きにならないよう気をつけながら、聖書を朗読するように向上を締める。
彼の部下が自分と似た質問をするのが、着席の際に聞こえてきた。>>90]
/*
[ちなみにドエムに関しての情報は、能力や立ち位置について以上に異常性癖がピックアップされてて収集が難航していたりする。
新手の情報ステルスかよ、こんな知識いらなかった。周囲の人間に砂糖漬けのごとく優しくされながら死ね。と心の中で毒づく]
続き書いて一旦帰還しようと思ってたのに、どうでもいい文章しか思いつかない不具合が発声した。
[女神像、その単語>>93を聞いただけでも顔が歪みそうだ。何とか平常心を保ったものの、嫌悪感は顔に出ていたかもしれない。
それはクルークの次の言葉>>97で驚きに変わるのだが。]
……!?
[一兵士の耳にも入る噂を、彼が知らない可能性は低い。
目を見開き、彼を見つめる。笑みの裏に何か隠しているのか読み取ることはできない。
接しているうちに、彼への嫌悪は少しだが薄れていた。だからこそ戸惑って、普段垣間見えていた信頼がどうにも居心地悪かった。]
っクルーク様、縁起でもないことは…!
[そういう顔からは、信頼する上司を失いたくない忠実な部下の色が見えるだろう。
演技かどうか気付く者がいるかは知らないが。]
その件について、後でお話させてくださいませ。
お時間のある時で結構ですので。
[彼が頷いても頷かなくても、再び前を向き。周囲の反応を確かめただろう。]
ー医務室ー
ミツルくん?そういえばあの子連合にいるんだっけ…
…?デキてるって?
[キョトンとする。出来るとはどういう意味だろうか?まさか付き合う云々だと思いもしなかったようだ。首を傾げ]
どういうことかしら…?
[少しだけ申し訳なさそうに]
[>>93隣の総司令はクルークに対してはそれ以上言う必要は無い、とばかりに視線を送る。下手にブラフとしての情報以外を撒いてやる必要も無いだろう、とまたアレクシス自身も頷いて。
それから。奔るのは――会議室全体の衝撃]
―――ッ、
[まさか、と>>97息を呑んで。
彼は何の策も無しにこんな発言をする男では無い筈だが。
総司令官が険しい顔をして問い質そうとするのを、此処は自分が、と場を引き受ける。>>100一見すれば、部下を信頼する上司の表情、だが。それだけでないのは容易に分かる。
彼を幼い頃から見てきた――つもりだ。]
…解散の前に、クルーク補佐官。
……それは正式な任命理由があっての事でしょうね?
[正気か、とその双眸は訴えるが。策があるならば潰す訳にもいかない。遠回しに、そう聞いては]
/*
挨拶忘れてたなぁということで、こんにちは
当方狂人ですので、同類同士の引き寄せられる感覚は多分わからないと思います
狼さん方が寿に気付くかどうかはお好きにどうぞ
ほいほい着いて行くかはわかりませんが、利用なりなんなり使ってください
*/
―回想―
[孤児院に入って直ぐ、少年は礼拝堂にあるオルガンに気づいた。
かなり年季が入ってはいるが、寄贈品なのかとても上等なものだとすぐに分かった。勝手に触ってはいけない気がしたが、我慢できずにそっと蓋を開けてみた。
鍵盤を一つ弾く]
―――――…♪
[透き通るような音が、しんと静まり返った礼拝堂に響き渡る。
神様なんて、信じてはいないが。
その光景は酷く荘厳に見えた。
夢中になって、椅子に掛けてオルガンを弾いた。
そこには何処か逃避も混じっていたかもしれない。兄として足りない自分。人として何か欠けている自分。其処から逃れるように、ただただ、奏でられるのは美しい旋律]
へえ…アレクシスは、そーいうタイプの狼なんだね!
面白いなあ!生まれてから狼の素質がある人もいるんだ、ははは!もしかして、ミツルも生まれた時から狼の素質があったりしたのかなあ?
[クロロは『魔剣に飲まれた』という言葉に全く気にするそぶりを見せず、楽しそうに笑うばかりだった。
それは、今の自分が魔剣に飲まれた結果であることを認識してるが故なのか、ただ仲間を見つけた嬉しさ故なのか。]
残念。留まるわけじゃないんだ。それじゃあ、戦場で会ったらよろしく…ね?
[ばたん]
……えっ?
[知らぬ間に、演奏中に一人の少女が礼拝堂に入って来ていた。
集中しすぎて気づかなかったのだろう。慌てて音を止めて振り返る]
あ、あの、すみません。
あまりにこのオルガンが良い音だから、つい。
[果たして彼女は叱っただろうか。それとも許してくれただろうか。
ともかく、それがイリアとの出会いだった]
[オルガンも気に入ったし、祈りの時間以外はあまり人がいないことも気に入って、少年は礼拝堂によく居座るようになった。思いついたように掃除を始める以外は、概ねオルガンを弾いていた。
自然と、イリアとは毎日のように顔を合わせるようになる。
イリアは孤児院で幼い頃から育っており、今では礼拝堂の手伝いをしているらしい。幼い頃の自分にとって、彼女はまさに姉のような心安らげる存在だった。
挨拶を交わして、世間話をいくらか。御喋りが得意ではない自分はあまり話題が続かず、そのままオルガンを奏でるのが日課だった。
イリアは飽きもせず、仕事が終われば椅子に座って僕の演奏を聞いてくれていた]
[ある日のこと。
いつものようにオルガンを奏でていたが、どうも相手の様子がおかしい。心配になって、顔をあげて声をかけてみる]
…イリアさん?
おや。
[忙しくて疲れていたのだろうか。静かに寝息を立てる姿を、どこか微笑ましげに見つめる。
最初は彼女のことを、姉のようだと慕っていたが。共に過ごしてみて、案外可愛らしいところも多いのだと、知った。…と、本人に言えば叱られてしまうだろうが。
彼女にそっとひざ掛けをかけて、演奏を再開する]
Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein … ♪
[優しい音の旋律に乗せて口ずさむのは、子守唄]
[いつしか彼女は、正式に孤児院の管理を担うことになったらしい。
誰にでも温かいイリアには、適任だと思った。
成人すれば孤児院を出ていく人も多いので、彼女と別れずにすむことは、嬉しかった]
イリアさん。
……イリアさんは、シスターになったのですね。
[お行儀よく、頭を下げて]
おめでとうございます。
シスター、イリア様。
[静かに微笑んだ]
御祝いの曲を、練習したんです。
きいて、もらえますか?
[特別な日の演奏は、いつも以上に、心を込めて**]
…さ。そんなちゃんとした理由なら、
もっと頑張らなきゃね。
スパルタで行くわよ〜?
[ 髪をわしゃわしゃっと撫で、
目があえば微笑む。 ]
……でも、朝は勘弁して。
できれば、夜で。
[ このときだけはかなり真剣な眼差しを。 ]
/*此方はあくまで敵国なので戦場なので出会ったら気付きたいなあ、と。一応上層部同士なので後でバラしたら愉しいかなあ、と*/
[ボウと周囲に揺れる霊魂の影が見える。]
――『貴重な情報をありがとうございます。』
――『ええ、この件はコトブキ様に報告を上げます。』
[無事に連合領へ辿りついたというのに亡くなってしまった人々。
先の要所襲撃には成功したようだけれども、その際に被害が出た。
情報を得てから侵攻開始に間にあわせる為に少し無茶をしたとも聞くし。
あちらの国には孤児院時代の仲間を含め実力者が数多くいる。]
[霊魂との会話を終えて、どこかでコトブキへと報告をいれようと執務室へと向かう道すがら。テンション高く歩くコトブキを見つけたか>>94]
コトブキ様、こんな所を何でうろうろしてらっしゃるんですか……。
怒られたくてさぼってるんじゃないですよね。
[報告したいこともあるし、とあなたにだけ聞こえる声音で囁いて、室内へと向かうように促した。
もしコトブキが従ったのなら、道すがらや執務室でクロロとも合流したろうか>>105]
/*
はっ。狼だと顔も狼でわからないのか…少し申し訳ないことしたかも。アレクシスさんごめんなさい。
コトブキさんよろしくお願いします〜!
私も気づく方向に持って行った方が面白いと思いますねえ。
/*
しかし、おそらくは、イリア様は表にもいて2IDではないかと思いますので。
是非とも表優先で、お願いします。
僕は、一人でも、いくらでも話せる人だったりします。
セシル、僕にも話しかけてください。
お兄さん(霊)ですよー。
[手を振る。とても振る]
体調、無理してはいけませんよ。
[えあーで撫でた]
[ちらり、ちらりと上司が此方に視線を送ってから着席する。こういう時上司が何を言おうとしているのかは、外交部に入って3年のアルフにも分かり切っていた]
(やべぇ…こりゃあとで指名されるな…)
[思わず素の言葉で思考して、アルフは上司から目を逸らす。視線の先で、黒髪の彼女>>85と視線があった気がして、何故か少しどきりとした]
[聖職者達が呼ばれた理由もそうだが、補佐官の意図が不明な言葉は更に会議室をどよめかせた。]
(スパイ疑惑のある子にねぇ…まじですか)
[ふと赤髪の補佐官とその従者はデキてんのかと阿呆らしい考えが浮かんだが、否定的な反応をした少女の反応から見て、そういうことでもないのだろう。
軍人はよくわからないわね、と心中でぼやく。]
――連合国軍・礼拝所――
うーん、誰もいない、少し遅かったか…
[礼拝所にセシルはいなかった、魔力を感じたような気がしたが、気にせずにまたどこかに歩き出した**]
[すれ違う兵に挨拶を返しながら歩いていれば。前方に見知った顔を見つける。>>105少し足を早め近付きながら、手を上げて。]
はぁい、よく来たねぇ、雑用係さん
[クロロとは孤児院で少しは交流しただろうか。エリィゼを介してが多かったかなぁと話し掛けながら思い出す。わかりやすい彼女の反応を見てにやけたものだが、クロロはそれに気づいていたのかどうか。]
僕今サボってる最中なんだけど…どうする?一緒にくる?
[悪魔の囁き、というか声を抑えもせずにそう問うてみる。見つかればきっと自分よりも怒られるであろうことは明確だが、彼はどうするだろう。]
ークロロを見つける前ー
[断られる時に押さえつけられるのが好きだ。拒否する目が好きだ。背が低いから成功率は少ないけれど、きっと命令だと言えば従うだろう。そうしないのは、偏に抵抗されることをメインにしているからか。]
うわっ…なんでいんのさセシルぅ…
[さぁどうしようかと楽しい気分で歩いていれば、呆れたような声で名を呼ばれ振り向く。>>112
「怒られたいわけじゃないですよね」との言葉には曖昧に笑って。]
…はぁい、戻るよ
[自分より背の高いセシルを見上げ、口を尖らせながら頷く。報告を、と聞いて一瞬真顔に戻った後、今来た道を戻る。
そしてその道すがら、クロロの姿に気付くだろうか。>>117]
…ええ、此方も是非にご説明をお聞きしに伺おうかと思いました。
それでは、この件は後で。
[弧を描く彼の口元に――、一つ頷いて。
この信じられるものが殆ど無い軍内において、
彼は信頼できる人間で。それは、彼が変わろうと。
変わることは無かった、数少ないもの。]
[ざわめく波に、その旨を伝えて後で司令官に報告する事を告げては、総司令官が波を沈める為に「静粛に」と一言。それでも完全に収まりきることは無かっただろうが。解散の合図を告げるのであった]
―回想/孤児院を出てから―
[孤児院を出たのは、女神像の消失から一年程後。
更に軍に所属する事になる迄の、一年間程。
ふらり、と何かに導かれる様に旅をした。
其れは、嘗ての我が家。いつの間にか、行く宛も無く外の世界を知ろうと彷徨い歩いて――辿り着いたその場所は取り壊されては居なかったものは既に自分が5歳の頃の儘、取り残されて朽ちかけていた。
元々、小さな貧相な家だった。
けれど、今見ると更に小さく思えた。]
(朧気にしか覚えてねえのに、我が家と分かるってのもまた不思議なもんだな)
[暫く其処を感慨深そうに眺めた後に――ふいに。
幸せな生活が終わった瞬間がフラッシュバックして――また、魔力が暴走を始めそうになる。
彼には一種のトラウマなのだ。――自分が、人を殺してしまったあの幼い頃の事が。]
(あれは、もう終わった事だろ。何時まで、囚われてんだよ)
(違う。あれは魔力暴走による事故だ)
[あの時の母親の叫びと、あの目が忘れられなかった。]
[脳裏に突きささる女の声、そして――]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新