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[昔々の大昔、自分がずっと子供であった頃。
時々孤児院を抜け出して、真っ暗な外を歩き回った。ただ歩くだけだ。星にも青白く光る月にも興味は無く、本当に暗い外に出たかっただけ。
鼻歌混じりにぬいぐるみと手を繋ぎながら、時々何かに引っかかり転んでにやけながら、暗い暗い闇の中を行く。]
……うん?
[誰かの叫び声が聞こえた気がした。感じたのは恐怖ではなく、興味。声の主に何があったのかとわくわくしながら走った。
太い幹に小柄な身を隠し、こっそりと覗く。
そこには。]
[歪に上がる口角と、月光に光る真っ赤な瞳。女性の腹を引き裂きその中身を嬉々として引きずり出すその影は、獣ではなく人の形をしている。
思わず魅入ったそれは、正しく「化け物」であった。]
……じん、ろう
[いつか図書室で見た人狼伝説。いればかっこいいと思っていたが、まさか実在するとは思わなかった。
声が聞こえてしまったのか、ぴくりと反応したそれがこちらを向く。優雅とも言える足取りで近付いてくるそれに、逃げるなんて選択肢は存在しなかった。]
…きれい、だねぇ
[佇む人狼を前に思い出したのは、抜け出したのが露見する度に大人とした約束。
ーー月夜の晩は外に出てはいけません。恐ろしい獣に食べられてしまうから。
そうか、自分は食べられてしまうのかと。そう気付いた時胸を埋め尽くしたのは恐怖でも悲しみでもなんでもなく。
死への興味と、それに付随する興奮で、口元は緩み切っていたに違いない。]
/*
どうしたらいいかなって設定考えつつロル書いてる
連合少ないわろた…わろた…
どうでもいいんですけど、コトブキの赤チップかっこいいよね
めっちゃ好き
*/
――連合国軍・礼拝所――
[穏やかな柔らかい中性的な声音が『そうですね』と相槌を打つ。懺悔室の板を挟んだ向こう側では連合国の兵士が自らの罪を告白していた。自らより年上の者から話を聞くのに最初は違和感を覚えたが、もう慣れたものだ。]
では、悔い改めの祈りをしましょう。
女神ハルモニアはあなたを見守っておられますよ。
[兵士と共に祈りの言葉を唱えて今日の懺悔は終了だ。誰しも戦時下だと多かれ少なかれ何かを抱える物だ。そうした抱えきれなくなった物をここに吐きだしに来る。内容は女神ハルモニアだけが知っていて口外されることはない。はずだ。]
(女神ハルモニアねぇ。いるとしても人間なんて見守ってるとは思わないけれど。)
――あ、あぁ、おつかれさまでした。いえ、疲れてるなんて。
兵士の方々に比べれば私の疲れなど軽いものです。
[懺悔室の壁のこちら側。冷めた目のまま穏やかな挨拶を終えて兵士が去れば胸中で呟きを一つ。
そうして部屋の外から声をかけられれば、穏やかな眼差しと笑みを貼りつけてそんな世間話に興じた。]
[兵士たちが零す告白、大きな秘密なんてそうそうない。
大したことない話しからも何か情報を拾い上げる。
兵士たちの秘密の形を変えて、国の血肉とするために。**]
―会議前―
[眼前で男が、みっとも無くたじろいでいる。
『助けて下さい』、豚がそう啼いて居るのを冷めた双眸で眺める。
金の瞳に、赤い光が揺れ差し動き――血塗れた様なアカへ。
色の無い表情は連合のスパイである男の息を呑ませ、それから。
色を取り戻してはごく、いつもの様に悩む様な表情を――。]
…そうだよな、俺も余りこういう事したくねえし。
……良いよ、逃げろ。今のうちに――、見つからない内に。
[交渉人は、女神を讃える軍人・聖職者に比べると、当然ながら低い地位である。会議室の隅でアルフは、緊急招集に急ぎ足でやってくる軍人や聖職者達を眺めながら、先ほど読んだ書類と、帝国同盟-連合国間の外交状況について思いを巡らせている。]
[帝国同盟が帝国同盟たりうる所以は、国のコアとなる帝国の絶対独裁、同盟国の服従にある。
同盟国への条約を巧みに違えて、同盟国間で帝国へ共同戦線を張らせない支配。それは同時に、同盟国の女神への信仰に裏打ちされている。
それが故に、女神の像がなくては帝国の権威に傷がつくのだ。
連合国とて同じだ。戦争をするのは、女神の純粋な庇護を求めてのことでは、ない。
実のところは女神像になんらかの秘密があり、国がそれを求めているのかもしれないが──アルフはそう理解している。]
(この考えってバチ当たりかしら?
でも、こんなこと思ってたって、女神様は私たち下衆なんか見向きもしないわよねー、きっと)
[幼い頃、孤児院の礼拝堂で祈りを捧げた女神像は、とても冷たい眼差しをしていたな、と思い出す]
[厳かに会議室に入ってくる人々を見ていると、いかめしい隊長のそばで静かに歩く女性が一人。同じ孤児院出身の彼女から激辛スープをごちそうになって卒倒した思い出はもう遠く。]
(出世したわねえ…ツリガネちゃん。)
[ふるき友とはいえ、隊長補佐ともなれば、迂闊に声をかけるのもはばかられるものだ。アルフはツリガネに人しれず微笑むと、再び思考の渦に埋れていった**]
[『本当ですか』と人以下の蟲ケラは汚い涙でも流すかの様な瞳で此方を見る。嗚呼、汚い。実に、醜く――哀れな家畜だ。
俺が頷けば『やっぱりあの噂は嘘だったんですね』と何処か怯えながらも媚び諂うかの様に。噂。裏で他国と繋がってるものを総司令側近が直々に『処分』している――そんな、噺。]
そんな訳無いだろ?言われもない仲間殺しなんてする訳ないさ
[浮かべた人の良さそうな微笑。
嗚呼、上辺だけ。全て。――本当に醜いのは、自分だ。]
…ほら、見つからない内に行けよ
[辺りを見渡して、自軍の兵が居ない事を確認すれば、送り出す。
ぺこり、と頭を下げてソレは奔り出す。俺の目にはもう其れが人には見えない。へこへこ媚び諂う、強者に縋る事でしか、御目溢しでしか生きるの事の出来ない蟲。それ以下。]
[また、揺らめく。血のアカが、また瞳を閉ざす]
…と、でも言うと思ったか?
[ニヤリ、と獣の様に裂けそうな程、口角を吊上げて。
何処かその様は草食動物を狩る肉小動物。獣。舌舐めずりをする]
―――ほら、跪けよ。
帝国に仇なす者は!決して許さないッ!!
[重力が重く、男にのしかかればそれこそ家畜の様な声。
その目に映る絶望だけは――美しい。壊れた様に、哂う。]
あはははははははッ!!!間抜けに潰れて死ねばいいのさ!!
―――所詮、嗅ぎ回る蟲を。捨ておくと思ったか。甘えよ。
[コンコン、と会議室の扉をノックする。中の人の気配はそれほど多くないように思う。思ったより早く着いたのかもしれない。会議室には緊張した空気が漂うので、あまり長居はしたくないのだけれど。
こうして幹部方に近付くと、アレクシスのことが時折気にかかる。孤児院にいた頃とはすっかり雰囲気が変わってしまった。昔は、面倒臭がりの癖に世話焼きな良い兄然としていたのに。今や泣く子も黙る恐ろしい側近様である。そんなことを言ったら自分も斬り捨てられるのだろうか。彼を取り巻く暗い噂を思い浮かべて、溜息を一つ。考えても仕方ない。彼が望んだことなら、止めるべくもない。
もう肩書きはない。口上はシンプルにかつ丁寧に。たまには真面目になるべきだろう。]
帝国同盟の聖職を司る、シエラと申します。会議の一報を聞き参上致しました。入室の許可を。
(―――綺麗だ、)
[飛び散る緋は、下賤な家畜の血さえも綺麗に魅せる。
何処か悦した瞳の儘、自らの力であり、半身の様な。
Unterwelt――冥府への導きを。開かんと。
ぐじゅり、ぐじゅり。黒い刀身が意思を持ち、
巨大な狼の様な口へ。そして、喰らうは屍。
ごり、ごり、と砕くは骨の音を咀嚼して。
血の後さえ、吸い干す。男の、痕跡は後形も無い。
それは正に、妖のモノと表現せずに何と形容しようか。]
ー連合国軍・執務室ー
…っだああ!あーもーやだ!めんどい!
[今の今まで向かっていた書類にペンを投げて勢いよく背凭れに体重をかける。近くにいた部下がギョッとした顔で此方を見たが、いつもの事かとまた無表情で作業に戻った。]
[軍に所属して約五年、元は志願兵として第一線にいたのに、いつの間にかデスクワークがメインの地位まで上り詰めた。肩書きもなんたらかんたら……とりあえずなんだか面倒なものをもらった。仕事といえば長について回る以外で書類整理にその他諸々、他の側近のパシリに近いものまで幅広い。正直一般兵に戻りたい。]
僕はさ?こんなことをする為に軍に入ったわけじゃないんだ
[戦場に満ちる狂気と殺意と死の匂い。受ける傷は快楽を齎し、死に行く間際の憎悪と恐怖が入り混じった目は今でも鮮明に思い出せる。
大好きだったのだ、戦場が。正に天職と言わんばかりにせっせと働いていたら、その功績が讃えられただけ。]
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