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村の設定が変更されました。
[…カリカリカリ…]
[机に向かう黒衣の女。ペンをはしらせる音だけが、皆が寝静まった集会所の中にかそけく響き渡る。]
……あら、いつの間にか人が増えていたわ。
失礼、蒐集譚のまとめに没頭しておりまして。
私は蒐集家。それも物品ではなく、"お話"を集めているのです。
街談巷説、土地の伝承から、主婦の噂話まで、興味を惹くものはなんでも大好物ですわ。
ここへ来ればとても「おかしな話」が聞けるときいてやってきたのです。
どうぞ、よろしくお願いしますわね。フフフ…
[そしてまたカリカリカリ……と羊皮紙にインクを刻む音が始まった。]
………やっと戻ってこれましたわ。
全くもって華麗では無いマリアさん登場!!
■1.コアタイム
夜メインですわね。
■2.仮決定/本決定の希望時間
仮23:00本24:00ぐらいで良いですわ。
■3.投票COありかなしか
別にありでも良いですわよ。反対しないですわ。
(1)『鏡の秘密』
一月ほど前、逃げるように街を去っていったある男性が、その直前、私の元へ大きな姿見用の鏡をもって現れました。
買い取りですか?と訊ねると、怯えた様子で違うと言います。この鏡をお願いだから引き取ってくれと言うのです。
事情を聞いても言葉を濁すばかりで、ただ「鏡が怖い…」とだけぽつりと洩らしました。
ひとまず鏡を引き取ることにして、深夜、私は店番をしながら蒐集譚を書き綴っておりました。
小さな店ですので、他に誰もおりません。営業中とはいえ、深夜ですのでお客も滅多に来ることはありません。
(2)
私はふと顔を上げて、店の隅に置いたままの鏡に目を向けました。
薄暗がりの中、ランプの灯りに照らされた私の姿がぼんやりと不気味に映っています。
鏡の中の私は左手にペンをもっています。左右が反転しているのですから、それは当たり前なのです。
しかし……どうして上下は反転していないのかしら?と私はその時、なぜか思ってしまったのです。
まるで子供のように、純粋に不思議なきもちが湧いてきて、私は鏡の前に立ちました。
足下を見ます。当然、私は床に両足をついています。
(3)
そして次に私は、誰も見ていないだから、と少し大胆な気持ちになって、鏡に背を向けました。
思い切って上半身を折り曲げて、少し脚を開いて、自分の脚の隙間から鏡の中を逆さに見上げてやろうとしたのです。
しかし、スカートの布が長くてなかなかうまくいきません。もどかしく思い、私は裾をたくし上げて視界を開こうとします。
はしたないと思わないで下さいね、ほんのちょっぴりの好奇心と、書き物中の息抜きのつもりだったのです。
鏡の下端が少しだけ見え、自分の靴が正面に映っていました。
もう少し視線を上に――と思ったその時でした。
不意に、勢いよく下ろされたスカートの裾に視界が塞がれ、上の方から声がしました。
「見ないでよ、エッチ」
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