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淡雪ちゃん?
[怪訝な顔をする?]
あなたにも、見えて……いるの?
[自身は淡雪以外のメンバーを真子から引き離すように右手で制した]
[そして周囲を探るように懐中電灯を動かせば、
床に倒れている颯太を見つけて]
颯太さん?……颯太さんっ?
[声をかけながら軽く肩を揺する。]
我らはただ子供達と鬼ごっこをしているだけなのに・・・。
なぜ拒もうとする・・・。
[そんな声が聞こえるか聞こえないか]
/*
そうたが みつけてほしそうに こちらをみている!
うだうだしてる内に時間経っちゃってゴメンナサイ…
実は、ちょっと結良には灸を据えてやりたかったのよね。
霊障で廃人スレスレの状態にしてやりたかった。
――……、?
[真っ暗闇に、人工の光。
懐中電灯の光芒を向けられれば、掌を前に翳すようにして]
……誰。
まあ、誰でもいいけど、眩しいから、まずソレ他所に向けてくれるかな。
[さあ、出たのは、鬼か蛇か]
/*
美奈サンルートはこんなのでした
― 社 ―
ぅ…、ぅぅん。
もう朝、じゃない。
廃村に着いたの………え?
!!!! っひっ・・・っ
[驚きのあまり悲鳴をあげかけて呑み込んだ。
暗闇の中、美奈がライターの火だけで、しかも顔の下から光源が当たっている為に恐ろしい顔に見えた。
心臓がばくばく音を立てて]
……………!
美奈サン、 あの 夜這か何かで?
[状況が掴めないまま問いかける。]
……。
『きづきはじめて、くれた…?』
[震える手は、一度露瓶を強く引き寄せたかと思えば唐突に突き放した。小さく「露瓶ちゃん」と呟きかけた気配は、すぐに消え失せる。
すうと一息を吸い込んだあと。
わずかばかり取り繕う事さえ放棄して、“女”が苦しげに冷やかに生者を見つめた。淡雪と、多美とを特段に睨み]
……颯太?
っていうと、三神か――……!
[闇のなか、懐中電灯の主が口にした名に、僅か間をおいて理解する。
あの、あんなものを持ち出した張本人。麻賀によれば、あれを素晴らしいと――]
――待って、ヘタに近づかない!!
御曹司 高山英裕は、怖がり 白砂真子 を投票先に選びました。
― 社 ―
[翔太に肩を揺すられ]
ぅ…、ぅぅん。
もう朝? ……じゃない。
[呟きが口から洩れ、すぐ眩しそうに目を細めたが]
え、暗………夜?
え、廃村……に来た…… ………え?
[ぽかんとし、次に戸惑った声を出した。]
お、い、で。
[浮足立つような足取りで。鼻歌でも歌い出しそうな、そんな風に。]
こっち。
[その手を引き、歩く。向かう先は、大切なものが眠る場所。]
いるじゃん。ここに。一緒にいるじゃん。
……な、あーぶくたった、にえたった、は?やったことある?
ほら、大事なものはさ、
[つながりのない話題。唐突に歌う。]
鍵をしめて、大事にしまっておかないと。
――ようこそ、あたし達の村へ。
ずっと歓迎してたって、気づいてたかしら。
そう、ずっと待ってたわ…。
踏み入ってきておいて、何の代償もなしに帰れると思っている?
揺らしておいて、掻き回しておいて、「ごめんなさい」で済むとでも?
ねェ――いかないで。
一緒に、いきたいの……。あなたたちだけ、なんて。
許すはず、ないでしょう…?
[生きたい]
[逝きたい]
[――行きたい。シアワセな過去を取り戻して。またあの頃へと]
[周辺を取り囲むように、人魂が舞い踊る。もがくように。身を捩るように]
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