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――みんな一緒がいい、ねー。
[くつり、喉を鳴らして]
とはいえ、それだと非効率だからね。
怖いかもしれないけど、ま、少しだけ我慢しよう。
木元がどうにかしてくれるでしょ。
[と、麻賀に笑みを向ける。
お節介かもしれないけど、まあ、そのくらいは]
/*
東さんの喫茶「ネコネコ」は本当に良い設定だった。
皆の繋がりの背景設定が思い浮かばなかった村建人の村設定の隙間を埋めるナイスさでした。ので、ここで感謝を埋めておきます。
―廃屋周辺―
おー、ここも結構ぼろぼろだね。
ここにも何かあるのかな。
[廃屋を見て、ありきたりな感想をぽつり]
東吾にーちゃんの事だから、中に入ってそうだよね。ずしずしって。
ぼくたちも…
[廃屋につけばこっちのもの。
今度は逆に亜美の手を引いて、廃屋の玄関を探そうとした矢先]
あ。
東吾にーちゃん!!
[お目当ての人を見つけ、嬉しそうに声をあげるが、すぐに声には心配の色がにじみ出る]
東吾にーちゃん、怪我してるの?
大丈夫?
[最初に目についたのは怪我。
そして]
ねぇ、それなに?
なんか、赤くなってるよ…?
[不思議な感覚。
この村に来てから何度か感じたような。
言いながら、自分の首を指先でちょいちょいと触った。
心配そうな視線は、東吾の首に向けられたまま**]
―→広場―
この村、独自……
[薄ら笑いを浮かべる。]
そうだろうねえ。
[その笑みは奈央が>>32視認する寸前で消え]
鳥居が村の入口にあるんだもん。
独自文化があっても
何もおかしくないよ。
[暫し、奈央の鳥居談義に耳を傾けていたが颯太の思考は教会へと向かっていた。
行かなければならない。
どうしてもそこへ行かなければならない。
理由もなく訳も分からないが、心ではなく身体が訴えているようだった。]
[幾ら経っただろうか、奈央がふと颯太から目を離した隙に、颯太が広場>>0:#3から繋がる苔生す勾配の極緩やかな石段を登り始めていることに気付くだろう。
現在、英裕の手元にある村の古地図を見ている者には、広場のすぐ傍にある教会へ続く道だと知れた筈だった。
時が経ち、辺りの森が迫っている為、教会は木々の枝々の間に埋もれ、広場から直ぐ傍にあるが、見え辛く気付き辛くなっていただろうか。
枝々の間からやがて見える教会は、教会とは名ばかりの廃屋で更に村に相応しく小さな小屋のように見えただろう。**]
よいしょ、と。
[花を数本ハンカチに包んで、鞄にそっと入れる。
立ち上がると、少し離れた位置を歩く二人>>31の姿が目に入った。]
颯太、こっち来てたんだ。
そりゃそうだ、いつまでも靴紐結んでるわけないか。
[そう独りごちる。
颯太と一緒にいるのは、奈央、だったか。マイペースな感じが颯太に似ている女の子だ。
二人がいとこであることを知らないため、似たもの同士で気が合うのかな…と考える。]
ふぅん…
[なんとなく声をかけるのがはばかられて、遠巻きに見送る。
何か急いでるようだけど…どこに行くんだろう。
石段の向こうへ消えて行く颯太をしばらく見つめていたが、自身の姿が集会所方面へ向かう誰かの目に入ったなら、そちらに手を振るだろう。**]
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