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[代わりに聞こえてきたのは、むせぶような呻き声。それはこの世のものとは思えない断末魔に聞こえ、颯太の声だという事などわかるはずもなく。
続けて聞こえてきたのは狂気じみた笑い声。明るく健全な笑いとは対極にあるような、暗い愉悦に満ちた高笑い。咄嗟に耳を塞ぎたい欲求に駆られたが、つんざくような笑い声はそんな事も無意味と思わせるほど教会内部に響き渡っていた]
[誰が───いや、”何が”笑ってるのか、とてもじゃないが声の正体を確かめる気にはなれない。
いっそのこと気絶してしまいたいと願える虚ろな意識で、恐ろしい現実から逃げるように露瓶の背中を見続ける。
薄暗がりの中にぽつんと佇む彼女の体は小さく震えてるように見えた。彼女が何を見ているのかはわからない]
[……………笑い声がやんだ。非現実的な事象と空間によって時間感覚も麻痺したせいなのだろうか。時間にして数秒なのか数分なのかわからかったが、数時間の出来事のように感じられた。
ゴクリと唾を飲み込み、ここが教会の中だという事を思い出す。別世界から、やっと現実世界へと戻ってきたような感覚。
建物奥には何があるんだろうか。
露瓶は何を見ていたんだろうか…。
重い足取りで露瓶の横に歩を進め、教会奥の床付近に視線を向ける]
颯…太……?
[見慣れた癖毛が目に入り、独り言のように呟く。まだ靄がかかったようなぼんやりした意識の中で、彼の姿をただ見つめる]
― 畑道 ―
[気付けるか気付けないかの境で、村を渡る空気が不穏を孕み始めつつあった。もうしばらくすれば血の赤は薄れ、逢魔が時へ。そして深い夜へと至るだろう。心地よい高揚を感じた。
頬の赤みを多美に誉められた事に照れたように誤魔化しながら、まだ動かし慣れない身体で付いてゆく。
身体の震えは、いつもの怯え癖ととられただろうか。
多美や結良に言葉少なに返事をしつつ、二人のやり取りをそっと眺める。渦巻く負の心も、疑いを知らないあっけらかんとした心も、とても好い。
憎悪や恐怖、嫉妬はこの世に在るための原動力だ。
好意や善意、信じる気持ちだって、そう。
それらが、何らかの引き金となって執着を生む事は多いのだから]
― 社 ―
――うーん……。
誰か、いるでしょうか。
せめて、君枝さんくらいは見つけられるといいですよね。
[やがて社に辿り着けば、いかにも初めて見ましたという風に人影を探しつつ辺りを見回した。
所々ふるびて塗装が剥げているものの、なかなか厄介な場所だ。
少々近づくだけならまだしも、中に閉じ込められればろくに力も発せられなくなってしまう]
古そうな割に、丈夫な感じ。
やっぱり、雰囲気ありますね……。
[近づけず、遠巻きに低級霊が空の赤に混じってぼんやり光っている。軽く撫でるようなしぐさをすると、いくらか人魂らしい形をとって騒ぎ立てた]
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お仲間さんの事勝手に話していいか迷ったけど話しちゃった……。しばらく設定伏せるつもりだったらすみません奈央さん。
すり合わせ難しいねー…。
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