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わぁ。
おそようなのですよ。さくらんぼちゃん。
紅茶が一人分余っているのです。
紅茶好きなら飲むといいのです。
[自分で淹れたわけでもないのに、何故か紅茶を薦める。]
[ガシャン!という音に、びくりと大きく身を震わせて。
おそるおそるという具合に音の出所へ視線を向ける。]
桜桃…?
異分子、って?…どうしたの?
[こてりと首をかしげて桜桃の方へてくてくと近づく。]
埋まった埋まった、よかった。
しかし見物人一人って、俺空気読めてない!?
まあいっかー。一度やってみたかったし、見物人。
おは、よ。
[録画機能を再生していたが、撫でられて顔を上げる]
…オオカミ回路。
異分子、異分子…。
排除、しなくちゃ。
解体、破壊。
[レッズを見送ると、俯いて、小さな声で呟く。
闇のような黒い瞳が、無機質に輝いた]
ん?
最後のお寝坊さんが目覚めたようだね……。
だけど、どうやら俺もスリープモードに入らないといけないみたいだ。
少ししゃべりすぎたか……。
[徐々に瞼が落ちて、スリープモードへ雨が降っているようなザーザーという音を立てて移行中]
レッズさんとは、しばらくお別れなのか。
さみしい…な……。
あぁ、紅茶は好きに飲めば良いよ?
[完全に瞼が閉じると、スリープモードになったようだ*]
そうなのですよね。
排除しなくてはなのですよね。
[甘果桜桃の言葉に、一度だけ頷いて]
ん。
わたしも喋りすぎたので少し眠るのです。
………すかー。
[くまのぬいぐるみを抱え、ころりと*横たわる。*
スリープモードに移行。]
紅茶。
[03号に勧められて、一つ分、置かれたカップに目をやった。
09号と造られた時期はそう変わらないはずなのに、用途の違い故か、彼女に感情の色はほとんどない。逆に、なくしている、というべきか]
…うん、貰う。
[香草の口から同意と取れる言葉が出たのを聞いて、
どこか心細げに香草を見つめると]
はい、じょ。
みんなキョウジュの子供、なのに?
はい、じょ?
…う。
[小さな声でぼそぼそと呟きながら、視線を外す。
視線は紅茶を飲む桜桃へと。]
/*
さてさて、おまかせなのですが…何になるでしょうか?
たぶん村人予想なのですが……。
ということで、おやすみなさい。
[ピタと、一瞬、止まった。
妙にゆっくりとした動作で09号に視線が向けられる]
「君たち、多分、オオカミ回路さんたち以外は壊れちゃうナリからね」
[特徴的な口調を、そっくりそのまま、真似る。無表情に]
00号は、そう言った。
09号の記憶装置にも、記録されているはず。
向こうが、壊すなら、その前に、壊さないと、駄目。
[見つめていた先の10号と視線がぶつかり。
身構えてしまうも、10号から発せられた言葉に、
ダニーそっくりの声に目を丸くして聞いていたのだけれど
その後に続く言葉には「うぐっ」と言葉を詰まらせて。]
知ってるけど……だけど。
壊されたら痛いよ、きっと…。
痛いのは……イヤだよ。
イヤだから、したくないし、されたくないのに…
私は10号も、他のみんなも大好き。
[今、生まれそうな感情を押し殺すように無理矢理に笑顔を作り。]
だから、そんなこと……ホントはしたく、ない。
[言葉を紡ぐけれど、だんだんと笑顔は寂しげな表情に。]
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