1308 身内【汝と】変態村×冷笹村 合併記念ぱーりぃ【合併したい】
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司書 ツカサ
…それで、その「怖い軍人さん」に国連の陣地まで連れてかれて…そこで、私たちは「親子」になったわ。今の母が、私たちを引き取ってくれることになったのよ。
それで、この村に連れて帰ってもらったの…
そして、私たちの家族は始まった…
タカちゃんは大丈夫だったわ…彼はあれがなんだったのか、小さいからよく分かっていなかった…兄貴は傷ついていたけど…あいつはそれ以上に強かった…だけど、私は駄目だった…あの血の匂いも、鳴り止まない銃声も…そしてなりより両親が死んだことが…私には…耐えられることじゃなかった。私は…新しい親を得た後も…壊れたまま…だった…
[ツカサはうつむきながら語り続けている…額には脂汗がにじんでいる。心なしか、呼吸が少し荒い]
司書 ツカサ
それで、今の父が、この図書館で仕事を手伝う事を…提案してくれたわ…きっと私には…新しい家族以外にも、話を聞いてくれる人が、必要だろうって…
…そのころから…館長には、お世話になっているの…
司書 ツカサ
…それをずっと続けて…今まではこうして司書をやっているわ…結局心は…壊れたままなのだけれど…
今の親は私達兄弟をとても心配してくれているわ…あの三冊の絵本はね？私達兄弟一人ずつのために描かれた物なのよ？
兄弟も、お互いに、信頼し合って生きてるわ…
家族は…とても大切…私は彼ら無しでは生きていけないわ…
[ツカサはポロポロと涙をこぼし始めた]
でも…だからこそ…私は…怖いのよ…
あの…あの日みたいに…家族が…突然…いなくなって…しまわないかって…
…だから…私…あの日…あなたに…ひどいことを…
…私が…恐れている物を…見せられているような…気分になって…
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