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ククク―――ハァーッハッハ!!
[さもおかしそうにアビスが高笑いする]
嘆きが災いを呼び、災いが絶望を呼び、絶望が終焉を呼ぶ!
なるほど!確かに貴様にとっては此処が楽園だ。
永劫と繰り返す、災厄の輪廻こそが貴様にとっての楽園というわけだ。
私などよりも……よほど良い仮面を被っているじゃないか。
一時の幸。それこそが貴様の選んだ道のようだ。
理想の収穫をつぶし、星屑に手を伸ばすことすらしない。
良かろう。
貴様の終焉―――最後まで見届けてやろう。
[何時もよりずっと小振りな箱を手に教会へと向かう。それは共に捧げてもらうための果実。貧しい家なりの感謝の形。
何も知らない娘は村の中心部に近い場所で複数の人間に取り囲まれた]
自警団の方々もお疲れ様です。
へクター団長のことは…
「お前が口にするな」
[鋭く遮られて口を噤んだ。
妙な雰囲気。嫌な気配。じわりと汗が滲む]
[翌朝。
学校に行く準備をしていると、玄関でドアをノックする音がした。]
あっ、はーい?
[ばたばたと走っていってドアを開ける。
そこには見覚えのある男性が立っていた。
帽子を脱ぎ、朝の挨拶とともに名乗られたその名前を聞いて、確かお父さんの同僚の人だ、とレリアは思い出した。
心なし多少顔を引き締める。]
「お父さん、ここ数日事務所の方に顔出されていないけれど、どうなさったのかな?」
[ああ、やっぱり。
予期していたとおりの質問に、すっと気付かれぬように深呼吸。]
あれっ? 連絡いってませんか?
[変だなあ、と頬を掻いた。]
お父さん、今すごい熱出ちゃってて、大変なんです。ただの風邪だと思うんですけど……。
お仕事お休みするって、3日前に事務所に連絡したんですけど、聞いてませんか?
[男は少し驚いたような様子を見せたが、レリアの説明には納得したようだった。]
「ああ、なるほど。あの人が仕事休むなんて珍しいから、どうしたんだろうと心配してたんだが……連絡に行き違いがあったようで、すまなかったね。いや、よかった。最近は物騒な事件も多いから万が一これも事件だったりしたら、と。」
[苦笑いする男性に、微笑み返してみせた。]
お父さん、たぶんもうすぐ良くなって、事務所にも顔出せると思います。皆さんにもそう伝えておいてくださいませんか?
[ご心配かけてすみません、と頭を下げ。
男性も「いやいや。お父さんに、お体お大事にとお伝えください」と頭を下げ返した。]
「昨日の夜はどこにいた」
昨日は…夕方に助祭様とお会いして。
後は家にいましたけれど。
[上から降ってくる高圧的な声。命令口調。
萎縮しそうになりながらも、どうにか答える]
あの、なにか。
「ジェラールを殺したのはお前じゃないのか?」
[夢を見ていた。懐かしい夢。
崇拝する将軍。頼れる戦友。幸せな日々だった。
ある日、幸せは崩れ去った。
親友と思っていた男の裏切りによって。
男に殺されかけ、逆に殺した。
そして知る…
家族を人質に取られ、已む無くの行動だったことを。
自分は生きている。
しかしそこには居たくなかった。
そして、故郷に逃げてきた。]
[目が覚めると、そこは詰め所の中。
椅子で転寝をしていたらしい。あわてて立ち上がり、身体を伸ばす。
団長の葬儀の準備の中、さらに飛び込んできた事件の話…
ジェラールという青年が殺されたという話。
平和だった村が、変わっていく。
自警団員も、あるものは捜査を続け、あるものは団長の葬儀の準備。
自分も出かけなければと、身支度を整え、詰め所から出ていく]
[程なくして、村の中心部に近い所で、ポーラと仲間の団員の姿が見える]
何を話してるんだ?
[異様な空気には気がつかず、声をかけた]
「お前、ジェラールと関係持っていたらしいじゃないの」
[ジロリと中年の女が娘を睨む]
「ソフィーと結婚するという話を聞いて。
悔しくなって殺したんじゃないのかい!?」
[箱が手から滑り落ちるドサリという音。
何か、何かを言わなければ]
「まったく、見かけによらないモンだね!
可哀想な子だと思ってればさ、とんだ雌猫だよ!!」
ち、が……。
[注ぎ込まれた毒は少しずつ少しずつ濃くなってゆく。
否定は喉に張りつく。
誰が死んだと。誰が殺されたと?]
「可哀想なのは幸せを壊されたあの姉妹だよ!」
「しかし本当に何もなくてよかった。昨日はヘクターさんで、今日はジェラールさん、だからね……」
[男性が声のトーンを下げ、顔を顰める。その様子にレリアは首をかしげた。]
……何か、あったんですか?
「ああ。」
[言いにくそうに一度、口篭り。しかし男性は結局その噂を口にした。]
「どうやら、ポーラがジェラールさんを殺したらしい……。」
っポーラが!?
[目を見開く。どうして、ポーラが?
木陰で聞いた、泣き出しそうな彼女の声が頭の中で響く。
ジェラールとソフィーの婚約。ポーラとジェラールの関係。昨夜起こった惨劇。
男性の説明は確かに耳に入り、理解はしたが。レリアの頭の中は、ポーラの悲しそうな顔でいっぱいだった。]
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