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[倒れたまま、視線はぼんやりと半身と共に寝台の上に置いた手の中を向き。]
楽園、パレード。
[握られたままの紙にかかれた文字を無意識に読み。
疲れた頭で男の言っていた言葉を思い出そうと思考をめぐらせる。]
・・・あの男は私達に、笛の音を聞くことが出来た、と言っていたな。
つまり、あの場に居なかった連中には聞こえなかったのか・・・?
罪深き、囚人。それはおそらくあの場にいた6人の事で。
罪を、許すと言っていたな。受け入れて、そして
強制はしないと言っていたが、ならばどうやってパレードに連れて行くつもりだ。
そもそもパレードとは一体・・・
神父が居れば、もっと知って、いたかもしれんが・・・
[そのあとで、はっと。]
・・・しまった、返すの忘れてたな。
[手の中の紙を見て、はぁと溜息を。
今から行こうにも、一度沈んだ体は暫く動きそうにない。]
駄目だ、もう、眠い・・・いいか、明日で・・・
[最後は掠れるように呟いて瞼を閉じ。夜着にも着替えぬまま、深い*眠りに落ちた。*]
[聞こえてきたアビスの声に微笑む。]
そう、私もそれにやっと気付けたの。
ありがとう。貴方の声で、目を覚ますことができた。
[どこからか取り出されたのは鈍い銀色のナイフ。
躊躇なくそれを振り翳し。
母親の恐怖に彩られた顔を見つめ。
優しい笑みを浮かべた少女は、一歩を踏み出した。]
だいじょうぶ、こうすればお母さんもアビス様に会えるから。
アビス様と同じところにいけるから……。
[アビスが悠然と立っている。
その眼前には、レリアの両親。
ここからの、会話は、誰にも聞こえない]
―――ごきげんよう。
楽園パレードへようこそ。
来るものは拒まないよ。
……と、言ってあげたいところだが、君達には、私の旅路に付き合ってくれるような気は無いようだね。
[二人が蒼白な顔で、アビスを見つめいている]
彼女のご両親だ。
私とて、丁重に扱っておきたいのだが、私の元から去ろうとする意思があるのならば、容赦するわけにはいかないだろう。
[震える声で二人は、みっともない姿で、アビスへとすがりつく]
……ここに来てまでも、そのような嘘で取り繕った言葉を私に投げかけるか。
何も。
何も君達二人は、私のやることの意義が分かってはいない!
そのような嘘の言葉で、私を騙して、その後に逃げようなどとは、許しがたい罪だ!
来るものは拒まないが、去るものは決して許さない!
いつまでも、世界の鎖の中でしがみついているが良い。
この世界のどこにもいけないような場所でな!
[アビスが一歩近づき、父親の頭に手を置くと、それは一瞬のうちにグニャリと折れ曲がり、やがて、みるみる縮んでこの場から消え去った。
それを見た母親が、泣き叫びながらアビスから逃げようと首を振るが、アビスは顔色一つ変えずに近寄り、父親と同じ道のりを味あわせた]
……。
[両親の姿を消すと、アビスはゆるりと顔をゆがませて、レリアの脳髄に届くように声を届ける]
レリア。
君のご両親は、全く気が早い人達だ。
どうやら、我々を置いて、先に楽園へと旅立っていったようだ。
まあ……よかろう。
それも、悪くは無い。
君は、他にもまだ連れてくるんだ。
我が楽園パレードに連なる人物をな。
君の手腕には……期待しているからな。
[アビスがゆっくりと笑う]
[目を覚ますともう昼で。相変わらず寝起きは調子が悪いのと、昨日の事も手伝ってしばらくはぼんやり寝台に背を預けていた。
30分くらいしてからのろのろと、昨日から着たままだった服を着替え、メモは一旦服の中にしまう。
そうして外に出れば空は綺麗に晴れていて。ようやく雨の跡も去ったようで、頬に当たる風は乾いていた。
外へ出れば老婆が一人。小さな墓の前に屈んで石を拭いていた。
少しだけどきりとして、傍へと近づく。]
婆。・・・おはよう。
[声をかければ、もう昼だよと苦笑するような顔を向けられ、視線を外した。
顔は微かに赤かったかもしれない。]
「・・・ノア、私ねぇ。楽園へ行こうかと思ってるんだ。」
[唐突にかけられた言葉に、弾かれるように逸らしていた視線を戻す。
目の前の老婆はどこか夢見るような目をして、『楽園パレード』へ想いを馳せていた。
あの男に魅了されている。おそらく人間ではない、何者か得体の知れない男に。
その姿に、じわりと不安を覚える。
数刻、黙ったまま老婆を見つめていたが、ぽつりと口を開いた。]
婆・・・アディは。アディはパレードには居ないかもしれない。
だって、だったらどうしてアディが生きてる時に一緒に迎えに来なかったんだ?
あの男・・・アビスは。
[仮面の男の名を告げれば、レイチェルの方が目を見開いてこちらを見る。
いつものように、無表情で見つめる自分の顔は老婆にどう映ったか。]
私は、そこにアディは居ないと思ってる。
[「確証は持たないが。」という言葉は、飲み込んだ。]
[午後。今日も先生が見つからないと騒ぎになっている中で、学校はいつも通りの時間に終わった。とはいっても、今日はもともと早めに授業が切り上がる時間割だったので、まだ昼過ぎぐらいのことだ。
レリアは朝からずっと機嫌が良さそうだった。
しかし友達に「何か良いことあった?」と聞かれても、にっこり笑って「まだナイショ!」としか答えなかった。]
あの子たちに楽園のことを教えるのはまだ早い。
まだみんなにアビス様のことをおおっぴらに話す訳にはいかない。
昨日、レオはアビス様を捕まえるって言っていた。
今、村の人にアビス様の声を伝えたとしても、きっとレオと同じ反応しか示さない。
昨日はお母さんたちにすら随分怖がられちゃったし……ああ、でも今頃は、楽園で楽しく過ごしてるかな? もう辿り着いたかな。
アビス様ってやっぱりすごい。お母さんとお父さんをすっかり乗り気にさせちゃったんだもの。
……そう、アビス様と直接話せば、みんなすぐ解るの。
楽園の素晴らしさを。
この世界に留まり続けることの無意味さ、ばかばかしさを。
そう……昨日、アビス様の声が聞こえていた人たちなら、きっと解ってくれるはず。
誘うなら、あの人たちから。
だから、婆。よく考えて、選べ。
婆の望みは、アディの隣で眠る事じゃなかったのか・・・?
[口にした言葉は説得に満たない、問いかけのようなものでしかなく。
ああだから私は口下手なんだと思うも、それ以上は目の前の老女に告げる言葉は出ない。
老婆は視線を小さな墓石へと移し、そこで眠る猫を思い出すように見ていたが。
無言のまま、そこから立ち去った。]
・・・それでも、婆が行きたいというなら私は。
私は・・・。
[止めるのだろうか。それとも・・・。
目を閉じて、長い溜息をついた。]
中:
あ、でもドレッセンと自分とレオとで狩人候補割れてそうだからなぁ。
まぁ狼側も悩んで下さい。(除く知ってるかもしれないアビス様)
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