妾の子 玲音は、フェイント。　がっかりした所に頭をなでなでして､お酌をしてあげた。

看護師 美代子は、妾の子 玲音を抱きしめた。

看護師 美代子は、自警団長 ヘクターへショックの腹いせに「何か」を数滴垂らそうかと企んでいたが、嬉しさのあまり取りやめにした。

妾の子 玲音は、不意に抱きしめられて、かくんと顔が上を向く。　直ぐに顔を戻して、ぽふぽふと頭を撫でつづけている。

小説家 西園寺は、お返しに妾の子　玲音のグラスに桃のジュースをついだ。

看護師 美代子は、妾の子 玲音を介抱するハメになる前に開放した。

酒場の店主 マリは、微笑ましい三人をかわるがわる見てお湯割をゆっくりと味わっている。

妾の子 玲音は、小説家 西園寺ぺこり。　解放されれば、ジュースに口をつけて、じっとミヨさんを見ている。

酒場の店主 マリは、ほうとう鍋に具とダシを追加した。

妾の子 玲音は、満腹で気が緩んでいるのか手で口元を隠して小さく欠伸。囲炉裏の傍で丸くなって*目を閉じた*

酒場の店主 マリは、帰り際に玲音に毛布をかけた。

看護師 美代子は、妾の子 玲音をじっと見つめた。

看護師 美代子は、【ほうとう鍋】に視線を戻すと、もくもくと食べ続けた。

看護師 美代子は、酒場の店主 マリに心の中で「おやすみなさい」といいつつ、やはり変わらず食べ続けるのであった。