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お前さまが一番槍でござんすね。
さ、乗りなんし。
[無色の少女>>17が名乗りを上げれば、彼女は少女が乗り易い様に姿勢を低くして遣った。]
あれぇ?姐さんは火を操るか何かじゃなかったかぁ?
[薄暗いと見えない>>16という言葉に対して茶化すように言う]
姐さん無理しなくていいぞぉ。
そこ、地下倉庫だろぅ?鍵開けに行くからさぁ。
[どうやら乗せて出ようとしているらしい。
リーリオ>>17が手を伸ばしてるのが見えた]
……お嬢ちゃんが乗りたいんかい。
ならそこのお嬢ちゃんだけ出してやってくんない?
フィオナも出たいっつーならフィオナも。
山繭くんは…自力で来れるよなぁ?
[残りはそこにいてもらう。
ヒューマは銅像だから無理だろうし、魔女と兄ちゃんは別々に話があるので逃げられては困る]
何を言いんすか、お前さま。
斯様な所で火等用いれば、忽ち火災報知器と、周布臨蔵なる絡繰りが作動するではありんせんか。
[以前、暗さを厭うた彼女が炎を彼方此方に出現させたコトが有った。
その時は天井から喧しい音が鳴り響いたのと同時に、水が降って来たのだったか。
其れ以来、彼女は此処で炎は用いない様に務めている。]
構いんせんよ。
幾ら非力なわちきとて、童部一人運べぬ程じゃァありんせん。
[警備員の言葉>>19に、彼女はくすりと笑って頷いた。]
/*
>>-89 警備の
ほら、彼れでござんすよ。
天井から水が出てくる……周布臨蔵と言った気が致しんすが……
[意地でも片仮名は使わないご様子]
ふふ、気に入りんしたか?
此の翼はわちきの自慢でありんす。
[小さな手が羽を撫でる感触>>21に、彼女は嬉しげに目を細める。
抱きしめるようにしがみ付く腕を確認してから、再度翼を広げた。]
確り掴まりなんし。
[二、三度羽ばたけば身体は忽ち宙を舞い、瞬く間に地下から地上へ到達したであろうか。
穴から出た彼女はふわりと着地し、背に乗る少女が降り易い様に姿勢を低くする。]
懲りたと言うよりは、後始末を任されたお前さまが余りに憐れでありんしたからねェ。
[朝迄始末を続けた当時の警備員の姿>>22を見て、彼女は此処では二度と炎を使わずに居ようと決めたのであった。]
/*
>>-93
出来る範囲での後始末の手伝いはしたでありんしょうが、如何でありんすかねェ。
>下段
わちきにとっては、普通のコトでありんすが……
わあー…!
[地下倉庫から地上まではどのくらいの距離があったか、さほど長い距離ではなかったため、ふわりと浮くような感触が合った後はすぐに地面に降り立ってしまう]
あー、おわっちゃったー
とりさんー、ありがとー
[降りる前に、なでつけるように手のひらを背中で動かす]
[ぴょい、と降りたら、僅かな窓の明かりから、だんだんと夜明けに近づいていることを悟った]
…いろ!
はやくさがさないとー!
[慌てて、あたりを探し始める**]
如何致しまして。
[少女を降ろして、彼女はくるりと舞って再びヒトの姿へ。]
お前さまの探しモノ、見つかると良ござんすねェ。
[慌てて何かを探して居る少女>>25には微笑ましげな笑みを向けた。]
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