人狼物語(瓜科国)


128 赤と黒 Le Rouge et Le Noir


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瑠璃音ノ五シキ ジュアン

……「味わう」、とは。

[ジュアンの口元が、ゆるりと弧を描いた。]


当然……「その様な意味」ですね。


[──ザリチェの《青》の奥に、なおも満たされぬ畏ろしい《影》を見て、ジュアンは応える。]

( 9 ) 2008/01/25(金) 00:07:21

渇きの君 ザリチェ

誤解……?

何を誤解していたか知らぬが、己は己だ。
己は最初から偽ったことなどない。

[莞爾と微笑む。]

( 10 ) 2008/01/25(金) 00:07:34

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

ええ……

[そこには、かれが待ち望んでいた、至上の《青》があった。
 ──欲深き、罪深き、ザリチェの《青》。

 ──奪いたい。
 ──奪って、永遠に我がものにしてしまいたい。]


   『 い い で す よ 』


[人懐っこい笑みを浮かべるジュアンの横で、雨に濡れた瑠璃色の琵琶が光った。]

[キロリ]
        [キロリ]
                [キロリ]

( 11 ) 2008/01/25(金) 00:10:55

地上の穢 ロネヴェ

拒んだとて、抗いきれるものでも無いでしょう―――?


[クァルトゥスがスラックスを剥ぎ取った。顕わになったウェスペルのものを、見せ付けるようにぐいと持ち上げる。
 少しく姿勢が変わり、クァルトゥスの唇が、舌が、濡れたもうひとつの唇を押し開く。ウェスペルを弄ぶ手は緩めねど、強い舌に嬌声をあげた。]
[爪先で、クァルトゥスのものをなぞる。
 荒れた屋敷は、その惨状も相まってか酷く退廃的な宴の様相を*呈して。*]

( 12 ) 2008/01/25(金) 00:12:07

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

いいええ。
「誤解」とは、こちらの話……──

ですがね、ザリチェさん。

[唇を寄せ、そっと囁く。]

今まで見てきた「あなた」の中で、今の姿が、いちばん美しい…──

( 13 ) 2008/01/25(金) 00:12:43

地上の穢 ロネヴェ、メモを貼った。 メモ

( A6 ) 2008/01/25(金) 00:13:33

渇きの君 ザリチェ

ニクスの快楽は初々しく複雑な味がして美味しかった。


[ちろ、と舌を閃かせ唇を舐める。]

ジュアン。
貴方はいつも私に快楽をくれたではないか。
貴方の味は、好きだ。

( 14 ) 2008/01/25(金) 00:14:40

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

ええ……
ニクスさんは美味しかったのでしょうね……
あなたのその顔。初めて見ました。

……渇望するあなたのその目。

[ザリチェが己の唇を舐めるその感触に目を細め]

もっと、もっと、深い《青》が、欲しい……!

[両手でザリチェの頬を覆い、強引に唇を重ねた。]

( 15 ) 2008/01/25(金) 00:20:52

触れずの君 ウェスペル

[囁きにそのまま意識まで犯されそうな錯覚に陥る。
緋色を睨み付ける目が何処か潤んでいた]

……っ、知らない、
そんなことは……!


[眼をぎゅっと閉じ、
頭を振って水音を消し去ろうとする]

( 16 ) 2008/01/25(金) 00:23:25

渇きの君 ザリチェ

[強引にあわせられた唇をザリチェは拒まなかった。
もっと、と強請るように更に深く深く口接けた。]


己の《青》が欲しいのか。
だがやらぬ。
己は、己だけを求めないものは嫌いだ、ジュアン。


[拒絶する言葉を吐きながら、あくまで声音はやさしく、求める熱を帯びていた。]

( 17 ) 2008/01/25(金) 00:29:22

渇きの君 ザリチェ

言っただろう、己は貴方が己を弾きこなせる限り、そして貴方が己を縛らぬ限り、何時でも貴方のために歌うと。

( 18 ) 2008/01/25(金) 00:31:51

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

……その目の《青》に宿る《影》……
それは、紛れもなく、あなたのもの……
あなたの生命の在りよう……

[絡め取るような視線を凝視しながら、接吻の間々に溜息を漏らす。]

……それを請うることも、あなたは拒みますか?

[右手がザリチェの頬から静かに降り、首筋を這って鎖骨をなぞる。ジュアンの掌は、うっすらとした胸筋を弄び、柔らかに揺れる肉の丘へと…──]

( 19 ) 2008/01/25(金) 00:36:56

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

……では。
歌ってくださいませんか。

僕は、あなたの「音」が好きです。

──「音」は、命の在りよう。
──あなたの生命の姿が、僕は好きです。

( 20 ) 2008/01/25(金) 00:38:27

渇きの君 ザリチェ

[滑らかなレガートに、中断されて燻っていた情欲の炎が再び掻き立てられる。
正確に性感の弦を探し当て、流れるように掻き鳴らし、押さえ、震わすジュアンの手の動きは巧みなアルペジオ。
高く低く喉震わせ嫋々と啼く。]


ジュアン、今己は貴方のもの……
貴方のために、

( 21 ) 2008/01/25(金) 00:48:02

触れずの君 ウェスペル

[落とされたスラックスはもう追えない。]

きさま……っ

良いなどと――……っ
謂う、もの、か …… ぁ、くっ


[息は途切れ途切れ
どちらに縋ることもよしとせず、
堪えるためにきつくきつく自分のブラウスを握りしめた。

甘やかなロネヴェの吐息と水音と憎い男の笑いと、なにもかもがないまぜで]

――……はっ

[痺れそうになるのを
爪を立てて踏み止まった]

( 22 ) 2008/01/25(金) 00:50:31

渇きの君 ザリチェ

“いまこのとき”

“ひとときあなたのためだけにうたおう”

“いくどでも”

“あなたがもとめるたびに、”

“わたしはうたう”

( 23 ) 2008/01/25(金) 00:51:43

渇きの君 ザリチェ


“あなたと、わたしのあるかぎり──”


  
 

( 24 ) 2008/01/25(金) 00:53:21

瑠璃音ノ五シキ ジュアン

[指先が、ザリチェの奥に眠る音を探り当てる。
 青白き雪の大地に眠る野苺を掻きだし、己の唇に引き寄せ、その甘みにむさぼりついた。

 鼻の奥をつんと刺す、甘く淫靡な果実の香。
 野苺のちいさな孔の感触を楽しむかのごとく歯を当て、果実が泣かぬ程度の痛みを与えた。]

[淫魔の躯じゅうから、
 かれを絡め取らんとする銀色の「弦」が見える。
 ――…否、かれがそうだと「感じた」。

 ならば、その「弦」を弾けば良いこと。
 弾けば、己の望む「音」が鳴る。それだけのこと――…]

( 25 ) 2008/01/25(金) 00:59:12

渇きの君 ザリチェ、メモを貼った。 メモ

( A7 ) 2008/01/25(金) 00:59:53

瑠璃音ノ五シキ ジュアン、メモを貼った。 メモ

( A8 ) 2008/01/25(金) 01:07:44


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