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はじめてね、あなたの所へ来るのは。
それにしても……あまり趣味がよくないわ
青色ばかりじゃない
[ザリチェの態度は予想の通り、以前に会った以後の通り。傲慢で、冷淡で、己の美しさに揺るぎなき自信を持った高慢な佇まい。「青色」と暗に淫魔を示しながら、ジュアンの顎へ手を添える。
学の音、”楽士”。短いキーワードが、策謀のように絡み合う。]
交換?
[目を受け取るには、受け取るだけの場所が必要だ。食したり、飾るのでなければ。]
……隻眼ならきっと、喜んでくれるわ?
欠けていて嬉しいことなどないもの。
あなたは交換に、何を得たの?
「絆の証に、他人の内臓が欲しい」だなんて。
……僕はその時まで、考えたこと無かったです。
だって……
他人の身体の「部分」──……
内臓が欲しいのなら。
目──…《青》が欲しいのなら。
壊して、奪えば良いのでしょう?
ただの「略奪の対象」にしか、過ぎないんです。
それを「絆の証」にするだなんて。
僕には、その感覚が分からないんです。
[ザリチェはジュアンとロネヴェの会話に口を挟まなかった。
ただ無言で耳を傾けている──空ろに開いたジュアンの眼窩を見据えながら。]
《青》は、綺麗だから好きです。
他の色の価値は、よく分からないんです。
[キロリ][琵琶が瞬く]
[ジュアンの視線は、淫魔の《青》をすいと見つめ、顎先を指ですくったロネヴェの──「訳の分からない色」をした瞳に向けられた。]
僕が得たもの……ですか?
《青》い色をした、肝です。
とっても綺麗なんですけれど、見せるのもったいないなぁ。
──…あれ?
もしかして、僕は何か、間違ったことを言いました?
それなら、申し訳ないですけれど。
[微かに、笑い声。]
それに、瑠璃姫はただの琵琶ではありませんよ。
……本物の、姫君なのですから。
”絆”――――
[絆を結んだ相手は、密かに新たな策謀をもたらした。
何と儚い絆だろう。ロネヴェは唇の端をつり上げる。
ならば彼は何を望んでいるのだろう。己までも手駒としていずれ滅ぼすつもりならば、それも上等だ。全く持って気の合う男。]
ジュアン、
あなたの言うことは正しいわ。
絆だなんて、笑っちゃう―――
ただ “《青》だけ”なのだろうよ。
[クァルトゥスの背に、ウェスペルの声は届いたのか、否か。]
──私は、《候補者》を減らしに行くだけだ。
──…内臓が欲しくなっちゃうくらい、アイシテル?
うーん。それとも違うなぁ……多分。
愛されてるなら、それはそれで嬉しいですけれど。
[湯の流れる音、手の痣と古傷に視線を落とした。
ああ、やはりそう簡単には消えそうにない。
クァルトゥスの言葉を反芻する。
青い候補者に魔力を与えるな、と。
青、瑠璃色の琵琶。
青、湖畔の淫魔。
青、―――無垢な幼き魔。
ニクスは喰われてしまったと謂う。
つよい力を持った、変わり者。
そう簡単にやられるとも思えなかったが
無垢ゆえの脆さであろうか。]
……“好きなものが見つかるといい”か。
[去り際にニクスが投げかけた言葉は確かに届いていた。
やはりよくわからないな、と少しだけ笑った。]
[今、クァルトゥスの左右の視界は噛み合ず、
左は《青》ばかりが目に止まる。]
何も間違っては居ないさ。
姫君──…女か。
[”笑っちゃう”。笑いながら]
[他の色の価値が判らない?]
[美しく、冷たい青色の目をした、深く、見惚れるような青色の髪をした淫魔に目を向けた。
なんと屈辱的なことだろう。]
ねえ、ジュアン。
あんたにとって私は、その……
[口にするのもおぞましい。]
価値など無いと言うのかしら?
「女」だなんて。やだなぁ、生々しい。
──……「姫君」、ですよ。
遠い昔、叶わぬ恋をして──永遠の眠りを望んだ──…
[其処は、自然の恵みには遠い場所だった。
貴族の住まう宝石の如き居城は無論、
高き山も炎の池も、
黒き森も鏡の湖も、
何一つ在りはしない。
唯ただ、罅割れた硝子を寄せ集めたような大地が広がっている。
うたかたの雨が降った後には、闇黒の天が姿を現した。
太陽と呼ばれるものが無いのに変わりはないが、昏い空に黒曜石と称せるほどのうつくしさは無く、憎悪、嫉妬、憤怒、怨恨、欲望――様々な感情の色を混ぜ込んだ結果、黒をつくっているというのが正しいように思えた]
[幼き魔は、冷たい地面に座り込んでいた。
纏った衣服は、薄汚れた布切れ一枚きり。華やかなフリルもリボンも無く、鮮やかな白は見る影も無く、青はより深い闇を孕んでいた]
……何処、ここは――
厭だな、 乾いている。
[呟きは風に霧散する。
魔力の源たる水の里、闇を映した鏡の湖から生まれた幼き魔にとって、荒れ果てた野原など、来る理由はなく、知り及ぶ事もないものだった。
力を失ったことにより、候補者を呑みこむ虚ろの孔に引き寄せられたのか。
疲労の色濃い眼差しを、ゆっくりと辺りに巡らせる。
何故、と問うても、答えは期待出来そうになかった]
[――天を覆う澱みの如く、蠢く黒が彼方に在る。
血の宴の「お零れ」に群がる、力無き魔らの姿だ。
本来ならば己の下に在るはずのものに、踏み拉かれる堕ちた魔。此処においては、力の有無が全て。元の地位など、関係は無い。
怨憎の罵声は哀願の叫びに変わり、苦痛の呻きとなって消え失せる]
……ア、ハ、
[歎息にも似た笑いが零れる]
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