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…そのまま、渇きの君と
何時ものように遊べばいい。
・・ジュアン。お前は私が犯してやる。
[黒く節くれた指先は、血の魔術で出来ているためか、すでにぬらりとした光を放っている。指先はジュアンが笑うのもかまわず、尻肉を割り、後孔をゆっくりとなぞりはじめる。
《青》が埋められた秘密の入口にはまだ何も触れない。ただ、内側で生々しく蠢く感触を、ジュアンは味わう事になるだろう。]
[嗤い声に、眉を寄せる。
肘を支えに、体を僅かでも起こそうとした]
な、に?
[継いだ問いかけに言葉を失う。
暫し、言葉もなく緋色を見つめていたが]
――― っ!?
[聞き覚えのある声に、短く息を呑む。
よりにもよって、
よりにもよって、だ。]
[カサリ][一歩、また一歩]
[ふたつの魔の影が近付く]
[ザリチェの手が、赤い鮮血に染まった己のシャツに伸び、させるがままに其れを裂かせる。どうせ血濡れて使えぬものと……ジュアンは思い、くすりと笑った。]
[こちらに迫ってくるザリチェの躯を、足を一歩後ろに下げ、片膝をついて受け止めんとした。]
[ウェスペルの下肢をソファの上に、己の重みで押さえ付けたまま、ロネヴェを見遣る。
その動作で、クァルトゥスの発する冷気で凍り付いた針──左腕や肩に突き刺さっていたものが、バラバラと床に落ちた。
ウェスペルは驚いたようだったが、クァルトゥスは痛みを感じている事にも満足を覚えているらしい。]
(…左半身にも感覚が戻って来たか。ヴァイイ伯の心臓のお陰だな……。)
[馬は、第三者の存在を認めただろうか。
幼き魔は構わず、その眼差しを彼方へと注いでいた。
垣間見える色彩は、見知ったものだ。
遠目にも、意図せずとも惹き寄せられるような艶やかな膚。甘い、というのとも違う匂いが鼻腔を擽る。
覚えのない感覚に、頭の隅で訝る。
けれど、動けずにいる。
瞬きすら、忘れていた]
今日は来客が多いようだ。
…《候補者》であっても、美女は何時でも歓迎する。
[ヒールの足元から豊かな胸元まで、ロネヴェの身体を値踏みする様に眺めてから云った。]
ロネヴェ…… ッ!?
く、これが、愉しんでいるように、見えるか――ッ
[圧し掛かられた重みで、思うように体が動かない。
頭上より、ばらばらと針が落ちる。
その欠片は凍りつき、とても冷たい。]
[胸を寄せるように両腕を組み合わす。
組み伏せられたままのウェスペルをたっぷりと眺めてから、クァルトゥスの視線を受けた。]
[絡み合う男たちに、ゆっくりと歩み寄る。]
……貴方は褒め上手ね?
ウェスペルといえば、”美女”の誘いにも触れるなの一点張り。
[ウェスペルの抗議を黙殺する。]
瑠璃音ノ五シキ ジュアンは、泡沫の雨 ニクス を能力(襲う)の対象に選びました。
[──襟を掴むや一息にそれを左右に開いて、朱鷺色の髪の魔を引き剥いた。
じり、と受け止めた男の腕に体重をかけつつ、熱い吐息で膚をなぶる。]
ジュアン──
己と遊んでくれるのだろう?
渇きの君 ザリチェは、泡沫の雨 ニクス を投票先に選びました。
触れずの君 ウェスペルは、泡沫の雨 ニクス を投票先に選びました。
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