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[未知の感覚に溺れ始めた幼き魔は、淫魔により、己の力が奪われていることには気づかない。ちからはあれど、こころは未熟だ。抵抗するなどという思考すら浮かばずに、自ら求める。
それがどのような結果をもたらすかなど、知りはしない。
薄っすらと開かれた眼は、絶えず揺らめいている。
波が広がってゆく]
未知の感覚に溺れ始めた幼き魔は、相手が淫魔なれば、己の力が奪われるということに気づきはせず、それがどのような結果をもたらすかなど、無論、思考が及ぶはずもなかった。
ちからはあれど、こころは未熟で、欲望には忠実だった。
抵抗の兆しもなく、自ら、求める。
薄っすらと開かれた眼は、絶えず揺らめいている。
波が広がってゆく]
[――ぱしゃり、]
[不意に、明澄な水音がした。
交わりによりもたらされる証とも、肉を切り裂いて溢れる赤とも異なる、色も匂いも何も無い、生命の根源たる水。
空気が湿り、俄かに――かれらの上空、決して明けぬ夜の天を覆う雲の一角から、輝きが失せる]
[ジュアンの指が二つの快楽を揺さぶる弦の上を走ると、一際高く強い音が洩れ響き渡る。
旋律と同化した白い肢体は弓の如く反り返り、切なげに喉震わせて仰のいた。]
[クァルトゥスは、かつてクァルトゥス自身がウェスペルにした事を詳細に思い出した。
行為の間中、ウェスペルは金色の瞳がクァルトゥスを睨み続けた。ウェスペルの身体は細かったが、簡単に手折られる花ではなく、針の様に硬い芯があった。苦痛と官能に揺れ変化する黄金を確かめるように、幾度となく悲鳴をあげさせた。
クァルトゥスは、所有印とも云える傷痕をウェスペルに残し、ウェスペルの魔力を奪う事も無く、そのまま犯し殺すこともしなかった。]
愛称以外に呼び方が分からない。
また、声を聞かせてくれ。
・・ウェス。
[ロネヴェの乳房を愛撫する掌はそのまま、女悪魔と共にウェスペルを嬲る。
片手で色付いた女の尖りに指を絡ませ、逆の手で剥いだウェスペルの衣服の内側、平らな青年の胸元の飾りに爪を立てた。]
っ、何故そうなる!
私はそのような嗜好は持ち合わせていない…ッ!
[ロネヴェはとんでもないことを謂う。
柔らかな身体は己とは全く違うものだ。
戸惑ううち、伸びてきた手の触れた先に息を飲んだ。]
そのような、
っく、離せ、触れるな……ッ!
[幼い魔に巧妙かつ繊細な罠を仕掛けつつ、同時に徐々に強められていく音の波に、奏者の奏でるままに望みの音を響かせ啼いた。
屹立した欲望の塔からも、隠された泉からも熱い蜜が止め処なく滴り落ち、その後ろの小さな窪みまでもがしとどに濡れて、今だ満たされぬ餓えに震えていた。]
[後孔を探る指先の温度と、鱗の堅さと、柔らかな肉の質感が消え去ると、それは凍て付いた氷へと変化した。
冷たく締め上げる氷柱に己の体温が急激に奪われ、ジュアンはビクリと背を伸ばした。]
……は、あ……ッ
あははは………冷たくて、面白い……!
[カラカラと音を立てて笑うジュアンの先端からは蜜が溢れ出し、その従者達がぎゅうと収縮した。]
ダメですよ、クァルトゥスさん……もっと、もっと、遊んでくださいってば……!
[蛇に弄ばれ、肩を震わせながら不敵に笑う。]
[――時折、何かを思い出したように声を上げながら。]
だって……声も貌も、酷くしてくれと言っているみたいだから。
あぁ、手酷くしたくなるの。
ほら―――ご所望よ?
[吐息を絡ませながら勢い良くベルトをバックルから引き抜き、スラックスを開く。
素早く手指を差し入れ下腹部を撫で、日頃の潔癖な様からは想像し難いウェスペル自身を掴む。強く、弱く、指で、掌で、スラックスの中、彼を弄ぶ。]
[奏でられる楽器の音色すらも、熱を呼び起こす。
内なる水面が揺らめき、揺らぎ、揺れる。
さざめきは大きなうねりと成る。
崩れていく]
ん、 ぁ
厭 だ、
[求めるこころと相反して、カラダは拒絶の意を示す。
触れてはいけないと警鐘が鳴る。
ぱしゃ ぴちゃ
乾いていた肌が濡れてゆく]
[ビクリ]
[何かにつき動かされたジュアンは、頭を振ってそれを拒む。だが、それは本能が赴くままにかれの中で蠢き、ジュアンは何度も掠れた声を上げそうになり――その唇を、ギュッと噛む。]
[しかしその左手は裏腹に、快楽の泉の奥を探索せんと伸び、ザリチェの厚ぼったい唇――溢れ出す熱泉の入口――をなぞり、その奥へと侵入を試みる。]
…ッ、ウェスペルと、呼べばいいだろう、に……!
――っ…ぁ!
[爪を立てられて悲鳴の端、掠れたような甘さが乗った。
悔しげに唇を噛み締めた。
ふれるやわらかさと無骨な指の相反する波に
飲まれそうになりながらも自分の指を噛んで堪える。]
[幼い魔の内部は嵐のように揺れていることだろう。
魔力の揺らぎは手に取るように分かる──音の波に揺蕩っていても。
ザリチェは情欲に濡れた声で嗤いながら、ニクスの口腔内に指を差し入れ、ゆるりと内部の壁を舌を弄った。]
あははっ……まだ、足りませんよ………
[「眼前」のニクスとザリチェに交互に「視線を送り」、ジュアンは笑う。]
そう、もっと……
[――その言葉は、誰に向かうものなのか――]
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