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[白い背を這う手を真似るように、手が自然と動いた。
驚きに目を見開き、直後、硬く目を瞑り頭を振る。
けれども、眼前の幻想は晴れない。
開いてしまえば、眼差しは再び、奪われる]
[一体己は、何をしているのか。
結露したかの如く、手は汗ばんでいた]
それならばお前が触れればよかろう。
[ぎろ、と金の眼で睨み]
遊びで、貴様よくも―― ……ッ!
[うなじを撫でられて、びくりと首を竦める。
小さく声が漏れた。]
……っ
わかってやっているだろう、貴様……
[ようやっと重みが遠のいたとき、
起き上がりながら抑えた低い声でそう謂った。
乱れた髪を手で梳く。
凍り付いていた血が掌の体温で溶け出していた。
それを見つめ、心中繰り返すのは
先程のクァルトゥスの問いか。]
[ザリチェの吐息が聞こえる。
――…やはり遠くから聞こえる其れよりも熟れた音だ…――ジュアンは、そう思った。]
[ざらついた左の指をザリチェの耳から離し、こめかみを通過し、頬を伝い、鼻の横を通り、唇の端へと運ぶ。]
[右の手は、ザリチェの絹の背中に微かな痛みを与える動きを止めた。掌でうっすらと筋肉の感触がする腰をなぞり、ザリチェの薄い乳房のふくらみへと指を運び――]
……佳い、音です。
[再び熱い掌で、絹の背中をなぞった。]
[弾ける、熱い吐息を孕んだ泡沫が、クァルトゥスの躯をも欲情させた。
ウェスペルを犯し損ねた熱と重なり──、飢えが強くなる。]
──同じ言葉をお前に返そう、・・ジュアン。
私の“腕”に構わず、目の前の淫魔に集中しなくては、喰われるのではなかったか?
[指を締め付けるその場所をゆっくりと解きほぐしてから、じわり指の数を増やした。
指を曲げ良い場所を探る。《青》が震えれば、それに連動させる様に、指を蠢かせる。指先には何時の間にか爬虫類の鱗の様な突起が生じ、粘液と共にその場所をくすぐった。]
私がお前を犯したい事にも変わりはない。
[耳元を何かがくすぐるのか、時折、クァルトゥスはピクリと肩を動かす。
女の手が己の手に重ねられた瞬間、無言で唇の端を楽しげにゆがめた。ウェスペルを挟んで、紅玉の目でロネヴェを見詰め返した。]
─…ロネヴェ。
貴女も趣味が良い。
[ロネヴェの手を取り、手首に軽くくちづけた。]
[締め付けた場所が、クァルトゥスの指の動きに優しく諭されたかのように、すぅと緩んだ。その入り口で、ピンと何かがぶつかる音がして、次にはドスンと重い感触が襲ってくる。
――奥の孔に感じられる圧力の類が、さらに増えたということを、ジュアンはすぐに察知した。]
はっ……あ。いいんですよ僕は。
ザリチェさんとクァルトゥスさんの感触で弄ばれるの、心の底から楽しいですから。あはは……
[ふるり]
[首を左右に振り、髪がサラリと揺れる。]
[口元は大きく開き、こぼれ落ちるような笑みの形を作り上げていた。]
[悦びの蜜を零し始めた泉を男の太腿に擦り付け、ゆる、と腰を振る。
天を仰ぐ欲望の芯が、それに伴い男の腰から下腹の辺りをかすめていく。
奏者の巧みな指が弦の上を走る。
類い稀なる名手の奏でるままにザリチェは嫋々と尾を引いて啼く。
深い音色が体内の奥深くで拡がり、鳴り響いた。]
[耳を塞ごうとしても、掌を擦り抜け、音色は脳の奥にまで響き渡る。
それどころか、身体を支える――否、抑えるものが無くなり、棒のように細い脚は、ふらりと前へと*進んだ*]
[ロネヴェはクァルトゥスの言葉に笑みを深めた。]
――その目で私を見ながら、一体誰の囁きを聞いているの?
[取られた手は、寧ろ差し出すように鷹揚に。
ソファの上に片足を引き上げた。
その動作でドレスの裾がたくし上げられ、脚の付け根まで肌が顕わになる。口付けられた手でクァルトゥスの腕を掴み、顕わになった太股へ誘い、引き寄せる。
もう一方の手は、ウェスペルの傍へ。彼の細い腰を抱き、囲み込むように。*]
[クァルトゥスの指が、己の奥でずるりと動く。
曲がり、探り、位置を変え。
――奥にしまっておいた《青》がその動きに従って、ブルブルと大きな振動を起こす。]
んん……これ、クァルトゥスさんの、特技ですか……?
指先、面白いですねぇ。
[ジュアンの躯の奥壁に、ボコリと不思議な感触が当たる。――何かのイボ、或いは鱗の類か――クァルトゥスの指の動きと共に、鱗が不規則な感触を生み出す。
其れに気を取られているジュアンは、そのたびに《青》の振動に腰を突き上げられ――黒服の奥に隠した熱い塊がビクリと動くのを、明確に感じていた。]
[前からも後ろからも水音が響いていた。
泡沫に乗って響く二人の享楽の音に合わせ、漆黒の指先はジュアンをも鳴かせようと並奏を続ける。]
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