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[足を踏み出すにつれて、
柔らかなワンピースの裾が揺れる]
誰かに触れるのは、好きなんだ。
[わらう。
容貌と素振りは幼くあれど、浮かべる笑みの奥底には妖しいいろが潜み、白の衣服を彩る赤は魔の残酷さを垣間見せる。
全てを覆い隠すような黒を纏った魔の、唯一、肌の露になった場所。
その顔へと、*小さな手を伸ばす*]
何がよいと謂うのか。
[近づくニクスを特に咎めもしない。
纏うあどけなさに、
少しばかり気が緩んだたやもしれぬ。
――が。]
……ッ!
[小さな手が己の顔に伸びた途端に、
露骨に身を引き遠ざかった。]
触るな。
[庇うように右腕を体の前に。
ニクスを睨むように*見据える*]
[はた、はたり。
二度、円い眼を瞬かせて、触れることのなかった手に視線を落とす。緩く握り、開いた]
どうして。
痛くはないと言ったのに。
それとも、
痛むのはウェスペルのほう?
[手を身体の後ろに組み、顔を上げた。
遮るような腕の向こうの金を見つめる]
[ウェスペルとニクスからだいぶ離れた場所――2人に音波が届かぬ程離れた場所で、ジュアンはかれを狙った者――おそらく「候補者」だろう――を見つけ出した。]
……凄いですねぇ、貴方。
数百メートルも離れたこの場所から、どうやって僕の心臓をピンポイントで狙ったんですか?背中にビンビンと貴方の殺気を感じました。
もし「僕の目が見えていれば」、視覚ばかりに頼ってしまって、きっと貴方の殺気など感じられなかったでしょうねぇ……
[――カラン。
――響くは、琵琶の低い音。]
ああ、思い出しましたよ。
確か貴方……僕と褥を共にしたことありましたよねぇ。あはは、僕は貴方のアレを食いちぎっちゃったんですよね、確か。……だって、あまりにつまらなかったから。
[――カラン。
――音色に呼応し、弦が蠢く。]
――…この機に乗じて、復讐ですか?
痛くはないだろうが……
好まんだけだ。
[庇うようにしていた右腕を少しだけ降ろす。
ニクスに悪意はないように見えた。
ロネヴェとは対照的だが、
触れられる事には変わりない。]
触れるのが好き、というほうが
私には理解し難い。
[瞑目に見えるほどゆっくりとした瞬きをひとつ。
瞳からやや険はとれたものの、
拒絶の意思は揺ぎ無かった。]
[黒衣の射手が構えた弓が、ジュアンの身体に狙いを定める。一呼吸の静寂――]
[次の刹那、一度の射撃だというに、幾本もの矢がジュアンめがけて襲いかかった。身を翻して交わすも避け切れず、ジュアンの頬と腕に赤い筋が刻まれた。]
まったく……目が見えない者に矢を射るなんて卑怯ですよー。そういえば貴方、そうやって僕の都合などお構いなしで僕を抱こうとしてましたよねぇ、あの時も。
[ケラケラと笑うジュアンの右手が、弦を撫でる。]
―――悪魔は記憶する。
―――屈辱は刻み付けられたままだ。
触れられれば思い出す。
震えと、
感触と、
恐らく熱さ。
嗚呼、だから屈辱なのだ。
かれは、頑なに“それ”を否定する。
ロネヴェに指摘されたような、
ある種の焦がれる感情を、見ない振りをする。
ところで貴方……雨は、お好きですか?
[微笑むジュアンの右の耳――鼓膜の細胞がざわりと蠢く。舌打ちするだけであとは無言の射手の「声」――その方向に、ジュアンは「目を向ける」。射手の頭上には銀色の弦の雲の塊が浮かび、雨雲のようにぐるぐると回転していた。]
あはは……そういえば。
火曜日と土曜日は雨が散々降りますので、お気をつけくださいね?
[―――ピン。
ひとつ指を鳴らした音と共に、銀色の弦が豪雨となって黒衣の射手に襲いかかった。身体じゅうに弦が突き刺さり、血を流しながら「雨」を交わす男の頭上に、ジュアンはさらに「雨雲」を作り上げる。]
[――ザシュリザシュリと無惨な音が、木々の間に響き――何故どうしてと涙を流す間も無く血の雨を全身から撒き散らす男の気配を「肌で感じ」、ジュアンは小さく笑った。]
なんだかんだいったって、空しいだけですねぇ……褥を共にした方を葬るのは。
[乾いた琵琶の旋律を静かに響かせ――ぴくりとも動かなくなった惨めな「黒の塊」の上に*そっと流した*]
[首が傾ぐ。
切り揃えた青が、揺れた。
疑問のひかりを抱けど、眼差しの揺らぐことはない]
生きているものに触れたのなら、
多くのものにはあたたかさが在って、
体内を廻る赤の脈動が伝わるのだもの。
[片手を外して、己の首筋に当てる。
そこに、温もりは存在しないけれど]
生命の水の音は、とても心地好い。
[薄い笑み]
私に似た快楽を味わったことはおありでも、
私の快楽(けらく)はまだご存じない筈。
さあ──杯に口を付けられよ。
貴方のために注がれた美(うま)し酒を。
村の設定が変更されました。
ウェスペルは、
それを好く思わない?
[指先を己の肌をなぞると同時に、
かれへと向けた視線をゆっくりと滑らせる。
触れるかの如く。
血の雨に濡れる大気を感じて、*眼を閉じた*]
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