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[丸く開いた唇から驚きの小さな悲鳴が上がった──否、それは本当に苦痛の悲鳴なのだろうか?
戦慄く口唇の、吐く甘い息は悦楽の擦れを帯びてはいないだろうか。
仰のいて細められた双眸の光は、得も言われず濡れてはいないだろうか。
両の手を取られて封じられた身体を、淫魔は抗うように捩った。
スリットの入ったローブの裾が乱れ、白い脚が露わとなる。]
[捲くし立てるように喋る、
その勢いにか片眉を上げる。]
――口のよく回ることだ。
[謂いながら、白い騎士に穿たれた傷痕を睨む。
やがては黒い穴に全て飲み込まれるのか、
或いはそのまま消えてしまうのか。]
名くらいは聞いたことがあるやもしれんがな。
あの、堕ちたる魔槍の――
……
[瑠璃の魔の明るい調子の声、それに呆れた様子で
息を1つ吐く。]
私は誰かの為に仇を撃つほど暇ではない。
あえて謂うなら探し人だ。
[至近距離にある淫魔の青い髪が甘く馨る。
瑠璃姫に青をやりたいと言うジュアンの言葉に、]
やはりそうか。
この青は、お前が欲しがる気がした。
ああ…そう言えば。
私も、色事は嫌いでは無いぞ?
[声が濡れているのは、目の前の淫魔の所為か。]
[血が香る。
黒の森は、赤を帯びているように思えた。
移りゆくうちに、力に寄せられるように、枝に下がる白に行き当たる]
――わぁ。
[身体に抱いた深紅に、感嘆の声をあげ]
よく、染まっている。
[足の裏をぴたりと枝につけ、揺らして、はしゃいだ]
――…墜ちたる、魔槍。
あー。だんだん思い出してきましたよ。確か背が高くて、大きな槍を、こう……ですよね?
[手をぶんぶんと振るい、槍を動かす真似をした。]
……で、仇討ちでもないんなら、何故魔槍さんを追うんでしょうか。
「御自分のため」ですか?
――かつて、何かを奪われたとか。
[にこりと笑うジュアンの足許に大きな孔が空いた。ジュアンは「おっと」と声を上げ、ヒラリと半身だけ後退する。黒い闇が、無抵抗の白い――否、血に染まって斑色の――気高き騎士を、ごぷりと音を立ててあっけなく飲み込んだ。]
――…敗北した者には、容赦無く「絶望の闇」が与えられるんですねぇ。いやぁ、怖い怖い。
[――微笑みは、絶やさぬままに。]
[先刻までのうやうやしい動作は何処へやら。
ザリチェのしろい太腿に、躊躇い無く乾いた厚い掌を這わせた。
男の舌は捕えた舌を嬲る。噛み付く様な所作の後、強く啜って相手の息を詰まらせてから、わざとゆっくりと口内を舐める様に舌を動かした。]
・…あまい
・・・…淫魔を。
ジュアンと二人でやり殺すのも面白そうだな。
[不穏な囁きは、ザリチェには届かず、舌の内側、泡沫に乗りジュアンの耳元へ届けられる。]
あははは。
[目を細めて、視界を遮り――聴覚に神経を集中させる。]
いいですねぇ……それ。
[舐める音、唾液を舌で転がす音。――クァルトゥスの舌の動きと甘やかな吐息が、かれの躯の奥をくいと刺激する。]
ダメですよ、そんなに期待させるような舐め方したら――…ザリチェさんの身体舐めてる音聴くだけで、僕もどうにかなりそうです。
美味しいですよねぇ、ザリチェさんの躯。僕も大好きです。
――…あ、ザリチェさんをやり殺すなら、かれの青い目は僕にくださいね?他のところは、クァルトゥスさんが幾らでもお持ちください。
[不意に、孔が空く。
眼下に在った白が、呑み込まれる。
眉を顰めた]
面白くない。
[せっかく、見つけたのに。
そう言いたげな口調で、小さく零す]
[口接けというには荒々しいそれから開放された時には、軽く息が上がっていた。
それでも瞳は閉じない。
男の瞳の奥を覗き込もうとするかの様に。
ちろ、と舌が動き、「あまい」と洩らした男の唇に触れる。
蕩けたからだが、大樹に絡んだ蔦のように男の逞しい四肢に擦り寄った。]
……そうだ。
[槍を持つ振りに、律儀に頷く。
続く問いには頑なに]
其方には、関係のないことだ。
[声は硬質を帯びる。
――奪われた、
とも謂えぬ、屈辱を思い出してか眉を寄せた。
闇を見てなお笑みを絶やさぬ瑠璃は見ようによっては不気味であろうが]
欠片もそのようには見えんな、候補者。
暢気に笑っていては何れ首が落ちるぞ。
[さして戦意も見せず謂う。ただの脅しだろう。
はらり、樹の上、揺れた枝から葉が落ちる。]
……なんだ、賑しいことだな。
[声がする方へと目を向ける。]
あ、ニクスさん。
こんなところで、お散歩ですか?
[にこりと笑うジュアンの耳元に、ニクスの奇妙な質問が入り込んだ。
無邪気な、跳ね上がるようなニクスの声――「ああ、ニクスさんはこういうことがお好きなのか」と、ジュアンは不意に思ったようだ。]
「やった」?
いいえ。僕が来た時には、既にあの白い方は動いてませんでしたし、その前にウェスペルさんとロネヴェさんが、動かなくなったあの方の前で、何かのお話をしてましたねぇ。
――しかも、ウェスペルさんのお話からすると、あの方は別の「候補者」に殺されたみたいですよ?
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