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[ザリチェから目を逸らした瞬間に、ひそやかにまばたき。]
槍傷の有る白い騎士の屍骸。
──それは《候補者》だった者だ。
以前からの知り合いでな。
…ふ。ウェスペルが居るのか。
あれは可愛い声で鳴くが、鋭い針がある。
遊ぶなら刺されぬように…──
ロネヴェは、地上の穢か。
私は今──渇きの君と共にいる。
はじめて対面するが、・・…美しい青だな。
[小さく息を吐いた。]
戯言……ですか?
[瞬きをしながら、2人の顔を交互に見る。]
もし会議中だったなら、お邪魔しました。僕のことなら、お気になさらず。
[戯言、と繰り返すロネヴェにはちらと視線をくれただけで]
……広間に居たな。<候補者>か。
[暢気そうににこにこ笑う姿を半眼で見る。
実に血腥い様子に似つかわしくない。
瑠璃色が鮮やかに瞬いていた。]
……何の会議だと謂うのだ。
[手の甲に這う舌の感触に、小さく甘い吐息を洩らす。
男の腕の中の身体が、内部に火を入れられたように熱くなった。]
……私という杯を満たすおつもりがおありなら。
[見詰める視線を受け止めて、蒼い瞳が蠱惑を湛えてさざめいた。]
あ。この白い方はクァルトゥスさんのお知り合いだったんですね。……それはそれは。
ウェスペルさんには怖い刺…ですか。わかりました。気をつけます。
ロネヴェさんは…詳しくはわかりませんが、先ほど僕にくちづけようとしてました。ホントに、突然。――邪魔が入って未遂に終わりましたが――今思えば、彼女の能力を知るために、くちづけておけば良かったです。
あの方のことです。あの時、何かよからぬことを考えたのは明白。もしかしたら、唇やら舌やら――或いは唾液やらに、何か仕込んでいらっしゃるやもしれません。
――お気をつけて。
会議なものですか――――
[ウェスペルのすげない態度に対する怒りと、嫉妬を瞳に宿らせ
ロネヴェは少し身を引いた。
湯でも使ったのだろうか、血の跡は無いのにそれでも血の匂いを漂わすジュアンをもう一度眺め、]
―――また、会いましょう。
[黒いドレスと、ショールをひらめかせて枝の上へ。
それから*森の奥へ。*]
[鳥の鳴き声は聞こえなかった。
代わりに、黒い枝が銀の合間を抜けて墜ちゆく。
枝に腰掛けたまま、見下ろす事も無い。
手の甲を口許に当て、横に引くと、赤が移った。
もう片方の手に持った異形の鳥は、首筋を切り裂かれており、己の体液で黒い翼を赤く濡らしている。大量の血を失ったばかりとは思えず、まるで木乃伊の如き体を晒していた。
黒い枝も、同じだった。
枝ではなく、数多の躯だ。
地に、亡骸を積み上げている]
ん、ンン――
[大きく伸びをする。
手に力を篭めた拍子、パキリと音がした]
潤いはしたけれど、
「遊び」にも成らないや。
[崩れるそれを、手放す]
[瞼が半分閉じてさらに鋭さを増した金色の視線に、ジュアンは目に緩やかなラインを描いた。目尻に、くしゃりと皺が寄る。]
じゃあ……何でしょう?
まあ、この話し合いが何の場かは、どうでもいいことです。
もしかして貴方は、この方をご存じですか?
まさか貴方のように「力」をお持ちの御方が、動かぬ躯を見ただけで震え上がる……なんてことはありえないと思ってるんです。
………ね?
[にこりと微笑んだ。]
……ありゃりゃ。
ロネヴェさん、お出かけですか。
いってらっしゃい。くれぐれも迷子にはならないでくださいね。
[ロネヴェの瞳に宿る嫉妬の炎を知ってか知らずか――…立ち去るロネヴェに、ジュアンはひらりひらりと手を振った。]
ええ――…
ザリチェさんの「青」――…
とても綺麗でしょう?
――欲しいですねぇ……
――瑠璃姫に差し上げたら、どれ程喜ぶでしょう……
[ロネヴェの瞳に宿ったいろを、
ウェスペルはやはり怪訝そうに見返すだろう。
ひらり、ショールは風に舞う。]
……おかしな奴だ。
[ぽそり、と呟いたが、
にこやかに笑う瑠璃音に聞こえたかどうかは定かではない。
ウェスペルは最早動かぬ白い騎士に一瞥をくれ]
そこに斃れているものはどうでもいい。
顔も知らん。
私が用があるのは、それを貫いた魔だ。
[微笑む魔を見る金色は、
若干不機嫌そうに見えただろう。]
[至近距離で見詰められればそれだけで、首筋をチリと灼くものがある。
吐息と視線だけで、更に誘い込もうとする相手。視線を外さぬクァルトゥスの眼差しも熱を帯びている。]
こちらは野蛮な者ゆえ。
…残念ながら、誰かを満たしてやる趣味は無いな。
[今度は己の顔に触れて来る指先を丁寧な動作ではずし、取った手首にくちづけを──する。
と見せかけて、]
私は、奪い、喰らう──だけだ。
[ザリチェの肌に歯を立てた。]
渇きの君 ザリチェは、堕ちたる魔槍 クァルトゥス を能力(占う)の対象に選びました。
[ぽそりと呟く声が聞こえたか否か――…金色の男の唇の動きを見て、ぱちりとひとつまばたきを。]
ああ、この白い方とはお知り合いじゃあないんですね……。
この方を貫いた傷……ああ、確かにすごく大きくて……槍か何かで一撃!っていうところでしょうか。凄いなぁ……多分、凄い腕力の持ち主ですねぇ。僕が食らったら一撃ですよ。
それにしても、どっかで見たことあるなぁ……そういう戦い方をする人。記憶が遠すぎて、すぐには思い出せないけれど。ええと……
――…で、その方とは、どのようなお知り合いですか?探し人か、何か。誰かの仇……とか?
僕の目なんて、右目が義眼でなくても、元々半分使い物になりません。
僕は、下層の中でも光が全く届かぬところで生まれ育った故――目など、とうに退化していますから。色覚だって、白と黒と青以外は区別がつかないし、目で捉えられる情報なんて、微々たるものですよ。
――だからウェスペルさん。
残念ながら、貴方の独り言ははっきりと聞こえてるんです。
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