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[形容し難い音。
濃厚な赤の体躯が弾けて、
鮮やかな赤の血が飛び散った。
頬を濡らし、白を染める。
色味のない室内に、彩りが加わった]
[傷を負った指先で自らの唇をなぞる。
まるで紅を引いたように赤い口を歪め、]
愉しいことは、好きだ。
[*ニクスは、咲った*]
[”いけ好かない悪魔”の貌を思い浮かべたロネヴェの目つきは、途端に険しく]
[ジュアンの座して居た大樹の根本に、小さな黒い炎が灯る。
炎は、樹を一直線に駆け上がった。
幹に一直線に引かれた黒い筋は、一瞬制止した後
燃え広がり、大樹を包んだ。
ロネヴェは再び魔物へ腰を載せ、地を*往く。*]
堕ちたる魔槍 クァルトゥス が参加しました。
堕ちたる魔槍 クァルトゥスは、人狼 を希望しました。
[…其処は、きらびやかな魔都でも無ければ宝石で築かれた貴族の塔でも無い。霧深き辺境の大地の裂け目の下、地上の光の届かぬ場所。
岩肌は魔物の牙のごとく鋭利に切り立ち、苔むしてぬめりを帯び、下級の魔物であれば、その場所に踏み込んだだけで凍り付く程の底知れぬ冷気が漂う、洞窟の最奥。
その男は自らの肉体に戒めを施し、槍に貫かれながら臥していた。]
[引き締まった腹から血を流し、額に苦汁の冷たい玉汗を浮かべている。臥したその男は、巨躯と云っても良かった。
そして男を貫く槍は、男の背丈よりもさらに長かった。槍は蒼ざめた様な灰色で、男の肉と内腑を抉った傷口から生命を奪わんとする禍々しい力を放っていた。]
──…ッ
[男が苦痛を噛み殺す度、発達した見事な上腕と背の筋肉が蠢いた。
男の紅玉(ルビー)の髪だけが闇の中で燃える様に輝いていた。
まるでそれは、男の呪詛を髪色に映し燃やすがごとき紅さだった。]
…我は ──…奪われ 地の底に堕とされたる辛酸を 忘れぬ … ──
[最奥の闇にふさわしい地を這う囁き。
彫り深く、険しい鼻梁が目立つその容貌。
男が顔を上げると、窪んで何も無い虚ろな眼窩と、紅玉の瞳がギラギラと暗く燃えていた。]
[銀色の鱗を持つ魔が濡れた音を立て、苔むした暗緑色の岩窟を滑り降りた。
常ならば、儀式を行う此の場所に、隻眼の悪魔が誰かを立ち入らせる事は無い。だが侵入者に対し、男は眉間に深い皺を刻んだだけで、自らの鮮血に染まった暗赤色の義手を、銀色の魔物に向けた。]
死んだか。
[敢えて「ヴァイイ伯が死んだ」とは云わぬ問い。魔物のいらえに対し響くのは、隻眼の悪魔の哄笑。]
──ならば、証拠を見せて貰おう。
村の設定が変更されました。
―所有の館にて―
[黒い手袋を嵌め直し、その具合を確かめる。
よく磨かれた宝石とも木ともつかない材質の机の上には
藍色の表紙の本。
風もないのに頁が捲れ、ある場所で止まり
ひとりでに流麗な文字が走る。
それは幾人かの名前だった。
魔の本が、選ばれたものたちの名を書き連ねる。]
――ふむ。
[指先で押さえ、文字を辿った。]
成程、
……先程の無礼な使い魔は、この者の差し金か。
[眼を細める。
文字は尚も走る。]
[淡々と書かれる名前へ視線を走らせていたが、
ある名前を見たとき、ウェスペルは大きく眼を見開き
息を詰まらせた。
滲んだ闇色が ざわり、揺れる。]
――槍の―――
[忘れもしない緋色の髪がまざまざと甦る]
―――ふ、
[漏れた息は笑いだったか、
それとも怒りの吐息か。
ばたん。
本を乱暴に閉じると、
黒いインバネスコートを翻し袖を通した。
靴音も高らかに、館を後にする。]
[黒い宝石のように艶やかな天馬の彫像、
主が命じれば銀の瞳で応じる。]
行くぞ。
[硝子細工の御者が鞭を振るえば
ウェスペルを乗せた馬車は空を滑るように上昇していった。]
─黒の湖岸─
[磨き抜かれた鏡面の如き湖水の畔、銀色の草の生い茂る草叢に寝そべる。
黒い水に片手を浸し、戯れに飛沫を散らす。
そういう時の彼は天使か妖精のように、大層無心に見える。
主を背から下ろした闇馬は、銀の草原を気ままに闊歩している。
気まぐれな主の気性を心得ているのか、かろうじて姿の見えるくらいに遠ざかり、かと言って飛び去りもせず。
草陰を走る小さな水蜥蜴を捕まえると、鋭い牙を蓄えた丈夫な顎でバリバリと噛み砕いた。]
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