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/*真子たーん
これ、難しいね。本当に振られた恋人から連絡もらっているようにルカに感情移入してしまってる、あたい。。。w
−ルカのブログ・アムステルダム−
じゃーん!
[寿司の写真]
昨日仕事→キッチンを覗く→「ルカはスシは握れるか?」→「にへへへ〜」→「oh!できるのか!シャイ・ボーイ。ドントウォーリー」→寿司職人デビュー@オランダ→いまここ。
[簡単に書き込むと、新着コメントに気づいた] >>36
[真子…。と、友達でいたいって、そりゃわかるけど…。と、落ち着こうとタバコを探したが、タバコの値段が馬鹿高い(日本の1.5倍くらい?)ので、止めているのを思い出した]
しばらく考えて
《返信》
約束はしたけどさ。なんていうのちょっと休憩?
俺、こういうの器用じゃないからさー。しばらくこっちで気持ちの整理。
それと、コメント、2文字だけ削除させてもらうよ。
[ルカはコメント編集機能で「男の」の2文字を削除した...]>>36
[幸せとは、こういうものなのかと奈央を抱き締めながら改めて実感する。
お互いに住む場所はそんなに近くないだろう。目の前の彼女はイラストレーターでもあるがバックパッカー。またきっと旅に出る予定を立てていることだろう。]
今度からは、なかなか会える機会も多くはないと思います。でも、離れていても電話が出来るし、メールもあるから。
会える時は、また会いに行きます。
[奈央を抱き締めたままそう告げて。
それからしばらく立ったあと。離れる前にもう一度ぎゅっと抱き締めて、それからその場をあとにした。]
─翌日・朝─
[昨日は南荘の前で偶然にも奈央に再会し、ずっと自分が想い続けて来た気持ちを告げて、幸運にも彼女はそれを受け入れてくれた。
思い出すだけで緩む頬を水で洗い引き締め、南荘での最後のご飯─といってもパンとコーヒー牛乳だが─を口にする。
その後、やって来た引越し業者の人に荷物をまとめたダンボールや、大きめの家具を運んでもらい、部屋にはとうとう何も無くなった。]
長い間、といってもここの住人の中では来たのは後の方だけど、お世話になりました。ありがとう、南荘。
[自室から外に出る。3階のちょうど真ん中辺りにあった自分の部屋。外に出れば、いつも何処かの部屋から聞こえた楽しげな声。美味しそうな匂い。今はもう聞こえないけれど、目を閉じればその光景が蘇る。]
[思えばここにくる事になったのも突然だった。
新たな家を探して不動産屋を巡っていた時に、たまたまであったここの大家さんが紹介してくれたのだ。
その時彼は街で多発していたひったくりの被害にあって途方に暮れていたのだ。予算を持っていかれ、追いかけようにも持病の喘息があって、追いかけてはいたものの途中で咳き込み、道端で蹲っていたところを助けて貰ったのだ。
それから、彼は南荘でお世話になっていた。困った時は隣人の奈央も助けてくれたし、他の住人もとても優しかった。感謝してもしたり無いくらい、ここの人たちにはお世話になった。]
……あった、ポスト。
[階段をおりて、1階の入り口にある住人たちの使っていたポスト。そこに一つずつ、手紙を入れて行く。]
[一人一人に手紙を書いて、ポストに入れる。
本人たちに出さない理由は、結構恥ずかしいことも書いていたからである。]
……ありがとうございました。
皆さんと過ごした時間は、本当に楽しかったです。
新しいところに移り住んで、皆とはもう会うことも難しいかもしれないけど、それでもまた、会えることを信じて。
[外に出ようとした時、壁にでかでかと書かれたルカのブログのアドレスを見つけて。アクセスをすれば現在はアムステルダムで頑張っているらしい。]
やっぱり、スケールのでかい人だなぁ……
[苦笑いしつつ、ポケットに携帯をいれたら、実は南荘の駐輪場に停めていた長距離用の大きな自転車を引っ張り出してきて。それにまたがって、新しい家まで向かう。
新しい家は、二つ隣の街だった。]
─数ヶ月後─
……今日からは、大学生、なんだよね。
[入学式用のスーツを身に纏い、前日に丁寧に洗った自転車に乗り、大学へと向かう。大学は隣町にある芸術大学だ。
風を切って、川沿いの道を走る。桜の花が満開で、皆でお花見をしたいな、なんて思った。
……皆は、どうしているんだろうか。
ぼんやりとそんなことを考えながら、大学に行き、入学式が終われば早々にまた、自転車に乗り元々住んでいた街へ。
更地になっていた南荘を見た後に、彼はバイト先の喫茶店、サウスゲートに向かった。
ここにいればまた、会える気がした。
それに、約束をしたから。
ちょっと遠いけど、皆にまた会えると信じて入れば、ここまで通うのも苦では無い。]
[カランカラン、と音を立ててドアがなる。
いつになるかはわからないけど、また誰かがここに来て、お話できる日が来るはずだ。その日まで、いや、それいこうもずっと、頑張ろう。
そう決心して、昌義はドアの近くに行き、いつものように微笑みながらお客を出迎える。]
/*途中ではございますが、
夜に外出して更新前に戻れるか不安ですのでご挨拶を。
村建てさん、皆さん。ルカちゃんにお付き合いありがとうございました。「男の娘」という未知の世界への挑戦。男の娘のブログ読み漁ったり、キャバ嬢の友人の生活とか参考にしました。少しはリアリティ出たかな?
感情移入は中の人の常なのですが、結果、ルカちゃん大好きになりました。もう、南荘でルカと飲み友達になりたいーって思った中の人でした。
名残は尽きませんが、また来世で。(今度は男装の麗人?川島芳子?そんなベタベタはしません。きっと。きっと?)
→自己紹介欄に書いておきますね
[ルカのブロクを覗くのはもう日課になっている。
アムステルダムの写真が貼られる、本当にオランダに行ってしまったのだろう。]
そっか…。
[今度は悩むことなく返信を書き込む。]
わかった。
ごめんね、わがまま言って。
休憩が終わって、私に会えるってなったら連絡欲しいな。
私の連絡先は変わらないから。
…ここで返信してくれてもいいしね。
[いつかまた笑いあえることを夢見て]
―エピローグ/出発―
本当に無くなっちゃったのね…
[南荘の跡地
大家さんから連絡を受けて足を運んでみれば
あの日、目に焼き付けた"我が家"の姿は既に無い]
今度はどんな場所になるのかしら?
…南荘のような、暖かな場所になるといいな。
[そんな事を考えながら、我が家に背を向けて]
―…いってきます
[歩き出す
前へ 新しい"我が家"へ**]
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