情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
―回想・昨日夕方―
なにそれ、めっちゃかっこええやん。憧れるわあ。
せやったら、ほんまに「帰る場所」、どこにしたらええかわからんくなりそうやね。
そりゃ一人暮らしもするわあ。
[スケールの大きな話に、思わず感嘆の声を漏らす。
自分の家族について尋ねられれば、えへらと笑って指を2本立てる。]
両親健在の3人家族やで。じいちゃんばあちゃんもおるけど、3人で暮らしとった。
好き勝手生きるがテーマやから、僕も久しくおうてないわぁ。
―本日昼頃・トランクルーム―
[まさか、ダンボールに詰めた荷物を、こんな場所に置いていくことになろうとは。
窮屈な貸し倉庫に押し込まれた私物にも、小さくいってきまーすと声をかけて、鍵を閉める。
生まれて24年、勢いと思い付きだけで、ここまできた。
また迷惑をかけるけれど、へらへらと笑って誤魔化そうか。
さあ、がらんどうの我が家へ帰ろうか。]
[暖かく迎え入れてくれるルカが嬉しかった。]
お邪魔します…。
あのね、今日引っ越し事になったんだ。
突然でごめんね。
[部屋にはいると壁にもたれかかったルカに声をかける。]
[ボトル越しに見えた真子の顔が歪んで見えて、思わず笑ってしまった]
はははは。何?ふられた後のシャンパンほど美味しいものはない!ってねーw
[だいぶ酔いも回っているようだ]
「真実はワインの中にある」
ってねー。昔、ローマのプリニウスという偉い先生が言いました。
[おどけて言ってみせたが、真子の「引っ越し」の言葉で、はっとした]
そう…。今日出て行くんだ。じゃあ良かった、今日、真子にちゃんと話ができて。
でも、急だね。なんかあった?…ま、そんな詮索より、手伝えることがあったら言いなさいね。
[ルカは自身の心を悟られないように、微笑みながら答えた]
― 回想:昌義の部屋 ―
どういたしまして?
私が挨拶しておきたかったんだー。
今度、コーヒー頼んじゃうから。
[冗談とも本気ともつかないようにそう言って。
またねと別れた。]
― 現在:ルカの部屋 ―
そっか。
ルカもここ、出るんだもんね。
[ルカとの距離が計れなくて上手く話ができない。]
えっと。
[いつもなら、お別れの挨拶と言って、近寄って抱きしめるのだけど、それも今はできない。]
じゃあね。
最後に会えて、話せてよかった。
また、ね。
[そのまま部屋を出ようとする。]
―夜10時頃―
[あたりが暗闇に包まれた頃、するりと抜け出すように部屋を出る。
元々備え付けられていたもの以外は、全てまとめて置いてきた。
「暫くどこか行くことにしました」と伝えれば、大家さんも店長も、大人の苦笑いを浮かべていたけれど。]
さむぅ。ココア飲みたい。
[これまでに貯めた全てのお金を手にしてみても、大した金額にはならなかった。
財布と携帯電話―日本を出て通じるかなんて知らないけれど―をポケットに。
何か、面白いことに出会えれば良い。]
どこ行こかな。
[いつか、テレビ番組に影響を受けて、カッパドギアに行くと置き手紙を残して、ある日家から消えた両親のことを思いだす。
――最も、『行き方わからんかったわ』と数日後には帰ってきたのだけれど。
いつだって、そんな風だった。唐突に、何の準備もせずにふらりと消える。そんなやり方でも、案外生きていける。]
あーアカン、寒う。次自販機あったらココア買お。
[帰りのチケット代、死守できるだろうか。今はまだ重みのある財布を握りしめて、夜道を歩く。
『インカ帝国展』なんてポスターを見かけて、下らない思い付きに動かされるのは、まだほんの少し先の話。**]
[ルカは窓の外を見て何を考えていたのだろう。
そんな事を考えながら、親の運転する車に乗り込む。]
うん、大丈夫。
[愛しい人達で一杯だった南荘に別れを告げた。
――――……心残りは沢山あるけれど、その中でも…]
ルカ…。
[数えきれなくらい訪れた彼の部屋を見上げた。*]
[タバコに手をだすと、箱は既に空だった]
[タバコの空箱を握りつぶすと、対面の壁に向かって力いっぱい投げつけた]
ちきしょー!!また独りの夜!
本当にたった一人の夜をどうしろっていうんだよっ!
[灰皿も一緒に投げようかと手に持ったが、、、やめた]
[バッグから新しいタバコを取り出して。そして火をつけた]
[外でエンジンの音が聞こえた]
ま、真子???
[なにも考えず裸足で部屋を飛び出し、階段を転げ落ちるように降りていった。真子の乗る車に間に合っただろうか]
[親御さんもいる前なのに、遠慮している余裕すらなかった。車に乗り込んだ真子に駆け寄った]
ごめん。真子。何も言えなくて。
これ、私をずっと護ってくれてたお守り。これからは真子を護ってくれるはず…。
[首にかかったネックレストップを、勢いで引きちぎり、真子に渡した]
さよなら!真子!さようなら!!
[1]
[2]
[3]
[4]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新