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>>#5
――――了解いたしました。ありがとうございます。
[紙を受け取り、見て、頭を下げる。
教官補佐。自分にその任が務まるかどうかはわからない。だが、任された以上赤城はどんな任でも負う心持ちであった。すぐさま、耳の聞こえぬ自分にはどんな業務ができるかを考える。通常の教官は無理として……座学の編集にかかわるなどだろうか。]
(耳……)
(やはり、治したいです)
>>162
[赤城の対応を見た提督だったが、その険しい顔は変わらない。
―提督は…どこまでも甘いからだ。だから赤城が五体満足でない姿を見るのが…とても辛かった。だが、それを悔やんでいれば赤城に怒られる。そう提督は考えていた。
―――彼女は、国の為。そしてこの鎮守府の為に文字通り身を徹して戦っているのだから。だから提督はもう1枚の紙を手渡した。そこには―]
『赤城。耳を治すのが君の最優先任務だ。
―それを忘れないで欲しい。』
[と書かれていた。それと同時に…提督はようやくその険しい顔を止め、同時に笑顔を見せた。]
>>159
ええ、交換しましょ♪
んー、雷はどれがいいですか?
[と油揚げをもらいつつ、雷に聞きます。卵焼き、秋刀魚、野菜炒め、肉じゃが…いろいろあってどれと交換か迷ってしまうのです。だから妹に何が良いか選ばせてみるのです]
ふふ、一杯食べなきゃ立派なレディにはなれませんからね
[と、”いつもの”様に笑うのでした]
>>150
はわっ…ありがとなのです!
[何だか逆に卵焼きを貰ってしまった。黄金色に輝く卵焼きは、見るからにふわふわでとても美味しそうだ。
…何よりも、ちゃんと目の前にある笑顔が、言葉が、あの時アイスクリームを差し出してくれた優しい暁お姉ちゃんのものだって実感できて、口に入れた卵焼きの甘くてふわりとした食感が、綻ぶ表情をさらに柔和にさせる。
そうして、どうやら雷お姉ちゃんもおかずを交換しようとしてるようで、油揚げを差し出している。どうなるかなーなんて思いながら見守っているだろう。]
そうねぇ…。
[ 暁の前に並ぶ料理>>164を眺めつつ、しばし思案。
どれもこれも美味しそうで、目移りしてしまう ]
じゃあ、この肉じゃががいいわ。
[ 最終的にそう決めて肉じゃがをつままみつつ、皆で卓を囲んだ時のような笑顔で言う暁へと、こちらも笑顔を見せた ]
ありがと、お姉。
うん、皆で立派なレディになっちゃいましょう。
それと牛乳も飲んだりして…ね、電。
>>153
……お姉ちゃん…。
[ぽつりぽつりと紡がれる言葉にじんわりと胸の奥に温かい感情がゆっくりと流れ込んでいく。
回された白く細い腕ですら、ほんのりと赤みがかっていてきっと顔まで真っ赤に違いないんだろうなぁ、なんて思いながら…その腕に頬擦りをして。]
…ずっと、想ってたのです。お姉ちゃんのこと。
いっつも眩しくて、包んでくれて…太陽みたいで。
そんなお姉ちゃんを見てるのが好きだった。私も、大好きだったのです。
だから…本当に必死で、無我夢中で…えへへ。うん、よかった。
[すうと息を吸って、あの時の言葉を、約束を、唇に残る甘い熱をしっかりと思い起こしながら言う。]
…私も、ありがとなのです。
帰ってきてくれて、本当にありがと…なのです。
…大好きな、お姉ちゃん。
[戦いは終わった。
艦娘同士が砲火を交え、生き残った者にも心と体に大きな傷を残した、悲惨な戦いは終わった。
戦士たちは久方ぶりの安息を心から享受し、そして、またいつもの日常に戻っていくだろう]
[そんな戦士たちの影に隠れたひとりの艦娘。
報告書に記された、一行だけの存在]
――駆逐艦『叢雲』:行方不明
― ??:?? ??? ―
[月に叢雲、花に風。
それは、良いものには邪魔が入りやすいという喩え。
人々は輝く月に目を奪われ、月を隠す叢雲は邪魔者扱い]
――サムイ。サムイ。消エテシマウホド、サムイ。
[深淵へと落ちていく。
底が見えない暗黒の淵へと引きずり込まれていく]
――サムイ。サムイ。
――会イニ来テクレタノ?
[別の声が重なる。
暗い底から呼びかける声]
――サムイノ。
――アリガトウ。ウレシイ。独リボッチジャナカッタンダ。
[真っ黒の手が頬を撫でる。
その手は、]
――アリガトウ。姉サン。
[東の空に昇る朝日のように暖かかった]
[雷と電が暁との食事交換している様を見て、自分もやってみようと思い立つ。
しかし、今手元にあるのはビーフストロガノフと白米。海老天、かき揚げ、油揚げの用に大きな固形物が無い。
少し考え、スプーンで米とビーフストロガノフが半々程度になるようにして掬う。]
……姉さん。この一口と何かを交換して欲しい。
[そう言いつつ、スプーンを暁が少し身を乗り出せば食べれるほどの距離まで持っていく。]
[意識が覚醒する]
――!! ぼがあっ!!
[声を出そうと開けた口に海水が流れ込んでくる。
辺りは真っ暗な海中で、何も見えない]
――があぁっ! ああっ!!
[必死にもがく。
上を目指してではない]
――姉サン。モウイイノ。
[その声を捕まえようとするが、逆に水面へと押し流されていく]
――(大人しくなさい! あんた……酸素魚雷を喰らわせるわよ!)
[怒りの形相で、持ってもいない装備を持ちだして脅しをかける。
それは、見栄でも酔狂でもない。言葉とは裏腹な優しさの現れだった]
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