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― 佐々穂鎮守府、造船所 ―
銃後の備え、というのをご存知ですか?
[ 誰に言っているわけでもなく…ぼそぼそと、呟く。いや、"アヤナミ"が"アヤナミ"に言っているのだろうか。少なくとも…綾波の声に答える存在はいないだろう。 ]
銃後、というのは戦場を支えるために必要な軍需物資を生産する工場、戦争行動に必要な資源、物資の供給を行う…要するに、直接戦闘に参加していない方たちのことですが。これの存在のお陰で、戦争を行う事が、続ける事が出来るのです。
嘗て起きた大きな戦争…。私たちの"敵"となった存在は、溢れんばかりの武器でもって、追い詰めてきました。
どれだけの兵器が合ったとしても、どれだけの兵士がいたとしても、食べ物、弾薬がなければ戦えません。銃剣と精神だけで戦争は出来ないんです。
――だから。
[ 爆発音。造船ドックから続けざまに響く"それ"は鎮守府の造船能力を著しく削る事が出来ただろうか。少なくとも、数日中はラインを動かすという事は出来ない筈だ。けたたましい警報(>>#0)と共に引き起こされたこれらの事態は、深海棲艦への追い風となるだろうか。 ]
――戦力の補充を防ぎ、現有戦力での戦闘を強います。あとは――
[ もう一度、爆発音。それは通信設備のあったほうだ。どうやら、"仲間"がこの混乱に乗じて破壊活動を行ったのだろう。その爆発音を聞きながら、綾波は出撃ドックへと向かった。 ]
/*
…あと、今更な突込みかもしれませんですが…。
ドッグ(dog)ではなくてドック(dock)ですよね…?
バタバタしてる中で連れ帰ってくれ、ってのも難しいかもなのです。でもお姉ちゃんから自分の意思で逃げるのだけはしたくないなぁという
─ 1d朝:鎮守府・某所 ─
[悪夢から目覚め、どこかに行く気もせず、夕立はただ鎮守府内をうろついていた。その時、警報(>>#0)が聞こえた。]
敵襲……なんか、嫌な感じっぽい……
[夕立の背筋に悪寒が走り、胸騒ぎがする。まるで暁に声をかけられた時に感じた、形容し難い嫌悪感。それに近いものを感じていた。]
と、とにかくあたしも出撃用意を……ぐっ!?
あ、頭が……痛い……
うあああああああああああああああああ!!!!!!
[突如、夕立に激しい頭痛が襲う。それはトワイライトが暁により引き起こされた時のものに似ていた。そして……]
『……"時、ココニ来タレリ。"』
[トワイライトが目を覚ますのだった……]
>>47続き
─ 鎮守府・第四機関室 ─
[トワイライトは夕立の体を得ると、誰にも見つからないように、外部通信機材が揃っている第七機関室を訪れた。]
『ナカマヲ呼バセルト、面倒ダカラナ……』
[黄色に怪しく目を光らせ、爆薬を仕掛けていく。あくまでこの部屋のみで被害が収まるように。夕立の記憶から、第七機関室が外部への通信機器を扱っていることは知っていた。]
『アマリ大キナ爆破ダト、誰カガ巻キ込コマレテシマウ……
ソレデハ、ミナソコニ、連レテ行ケナイカラ……』
[多くの者を自分と同じ、水底に沈める事をトワイライトは望んでいるのか。増援を止める為に第四機関室だけが被害に遭う程度の量の爆薬を設置し、タイマーをかけ、機関室を後にした。]
『サテ……ミナソコデ、一緒ニナロウ……』
[機関室を去り、数秒後に爆発音が聞こえた。警報器が火災を知らせているが、そのままその場を後にした……]
/*
あんまり一人で派手に動き回るのも無理だし、外部への通信機器が置いてある機関室があることにして爆破したけど、こんなものでしょううか?
/*
勝手に設備作ったけど大丈夫かな・・・?
久しぶりのRP村だから気になってしょうがない・・・
あとRPがお粗末になってるなぁ・・・色々ダメっぽい
/*
気分を切り替えるためにトワイライトの野望でも考えよう。
トワイライトは元々はどこかの駆逐艦。
名前こそ知られていないが、そこそこの戦果を挙げる優秀な部隊の一人だったけど、その舞台が壊滅した時にただ一人で沈んでしまった。その寂しさから「一人でも多くの艦を水底に沈め、仲間を増やそうとしていた」って感じかな?
うー……色々ダメなことしてないか不安っぽい……
(…おかしい。敵の出現距離。この近さは、今までに無い。前線基地は何をしていたの?圧倒的戦力が攻め行ってきたという訳でもない。何より、どんな艦隊が来るにしてもここに連絡するだけの時間はあるはず。)
(向こうも、同じような状況?)
[そこまで思考が至ると、口の中に血がにじむほど唇を歯噛みした。]
(簡単に攻略されている。なぜ?深海凄艦に知性があると言う報告はほぼ無い。たけど、これはどう見ても周到な用意が為されている。これってまるで)
(―――内偵されているような。)
[それは奇しくも、電との会話内容がそのもの現実になったようだった。その瞬間、造船所と、機関室からの、爆発音(>>46>>48)]
(要所を知られすぎてる…万事休すね。元々司令は首都。この事態にはすぐに対応できない。…だけど、指示も仰げない、か。)
[霧島は悩む。刻一刻と過ぎるこの時を、焦燥に苛まれながら、司令ならどうするかを考えながら。]
(…私なら、司令なら――どうする?敵は周到に準備を進めてきたに違いない。外部との連携、補給を断った。ならば、長期戦になればなるほど孤立する。
打開策は、迅速に敵本隊を、叩く!!)
[霧島の足は、出撃ドックへと向かった。]
>>0:1014,>>0:1015
うん。
[顔を赤くする加賀を、目を細めて見つめる。
結局、かすれた蚊の鳴くような音がしただけだった。大事な部分は声になってない。]
……ふうん。
[責めるでもなく、そう一言。
何か言った?とか。ちゃんと言えないんだ、とか。そんな言葉は幾らでも浮かぶけど、それじゃあ面白くない。
何より、続きが聞きたい。]
ね、加賀。
[右手を伸ばして、人差し指で加賀の背後を差す。]
後ろ、向いて?
〜出撃ドック近海〜
さあてと。仕事はきっちりこなさんといかんな。
[前線基地へと出撃する面なら、基地の脱出は容易。初雪の言葉が霧島に届く前に、うちはすでに出撃ドッグを離れとった]
まあ、皆が脱出する段まで、時間はかせいどかんとな。
[その言葉とともに、ばらりと広げられる巻物。
そこには、無数の艦載機が書かれている]
―――基地攻撃や。
艦載機のお代わり、もらってきいな?
[その言葉とともに、艦爆が雲霞の如く放たれ、鎮守府を攻撃する。戦艦の主砲ではないので基地へのダメージには限界があるが、通信系統の混乱を霧島が建て直せていないなら、そのままゆっくりと後退しながら基地を圧殺する。
前線基地の奪取には成功するだろう。そうすれば、艦載機の補給はかなう。そう踏んでの、犠牲をためらわぬ強硬戦術]
さあ、見してみいよ?
[その眼には異様な光が宿り、彼女が艦娘の側でないことは明明白白だ]
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