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>>412初雪
あっはっはっ、そんな褒めても何も出ないって。
[まったく褒められてないのに照れ照れ]
ん、行くーっ!!
[初雪の誘いには二つ返事で賛同。炬燵大好き。]
o(そういえば、あたしどうなって起きたんだっけ?…ま、いっか)
[そして、おこたの中で再び惰眠を貪る加古なのであった]
>>411
[タオルで体を拭きつつ、用意してあった寝間着を手に取る。洗面所の湯気が、入り口の方にゆったりと流れ始めていた。
服を着る音が、数分。
それが終わった後、赤城は黙ったまま足音だけが加賀の方へと近寄る。
加賀の後ろで、その音はまた止まって。ぺたり、と座った音がして。
加賀の脇の下から手が伸びて……
赤城は、ぎゅっと加賀を抱きしめた。]
>>413
[抱きしめる力を緩めると、ゆっくりと龍驤の顔が近づいてきた。
このまま見つめていたら心臓がどうにかなってしまいそうだったから、慌てて目を瞑って――]
ん…
[――夕陽に照らされた影が、ひとつに重なった]
>>415
[後ろから衣擦れの音がする。
彼女が服を来ているのが分かった。もう振り向いてもいいだろうか?
そう加賀は思っていたけれど…まだやめておいた。赤木さんからは、まだ振り向いていいと言われてないからだ]
………。
[やがて赤木さんがやって来る。
ぺた、ぺた、ぺた。
背後へと迫る足音に、徐々に心臓が激しく鳴って――]
…あ。
………。
[そっと抱きしめられて、かっと顔が熱くなった。
赤木さんはお風呂から出たばかりだ。…暖かくて、いい香りがした。
絡んだ腕に、そっと加賀の腕を重ねてみる]
>>#13
[俯き、最期の瞬間を思い出す。そうするだけで、もう自分があの記憶をどこかにやろうとしていたことに気づく。]
姉さんは、私がいなくなることで、悲しませて、ごめん...と。
[流して、また溢れて、既に疲れきっていた身体に更に感情が爆発する。]
私の頼もしい仲間が、後輩たちがいるから、心配するな、と。
[受け入れようとするたびに拒否反応の如く涙が零れる。霧島は、その場に崩れ落ちて、なおも泣く。]
私を愛してくれる、と。言って、おりました...!
[抑えきれない程の衝動を受け止めるには、霧島の身体では小さすぎて、折れてしまいそうだった。]
でも、最後に、水底から
――聞こえたような――
――姉さんの声が?――
――何か残っている――
――姉さんの言葉は――
――沈没の瞬間――
――あれは――
――最後―
―最期――
――の――
――言霊―
―言葉――.。o0O
[顔を上げる。]
私と、司令を、ヴァルハラから、見ている、と。
武運長久を、祈っている、と。
最後に、気のせいかも知れませんが、伝わりました。
姉さんの、声が。
>>421
…有難う、霧島。そして…すまなかった。
辛い事を、思い出させてしまって。
[泣き崩れる霧島に、提督はゆっくりと近付いて―そして、優しく抱き留めた。彼女の抑えきれない程の衝動を一緒に受け止めようと、そして折れそうになっている霧島の心を、支えようと。]
…それなら、私達がここで立ち止まるわけには…いかない、な…。
霧島…聡明な君なら武運長久の意味は、わかるだろう…。そう、"武人としての命運が長く続くこと"という意味だ。
私は…平和な世界を取り戻すまでは、武人として戦い続けないといけない。それが、私の天命であり、使命だから。
だから、私は金剛のその祈りを受けて…尚、戦い続けないといけない。そうでないと、金剛が安心して私の事を見てくれないからな。
―霧島。無理にとは言わない。だが…もし、金剛の祈りを聞き受け入れる事が出来るのなら…。
―――頼む。私ともう一度だけ、一緒に戦ってくれないか。その代わり、私は霧島の事を支える。もう二度と…大切な人を失う事なんて…させないから。
[そう霧島の顔を間近で見つめ、呟く提督。
その瞳には…涙を必死に堪えている―沈痛な面持ちだった。]
/*
戻りました。(ほかほか
霧島先輩…
>>加古
絡みサンキューです。多分多摩もいるからグータラーズは健在だね(
>>418
[加賀の方に、体重を寄せて、顔を首筋に近づける。]
……いつか。こうしていたことがありましたっけ。
あの時の事、覚えています?
[どうなんだろう。
姉さんの心を踏みにじった深海凄艦を、それに加担したものを、許せるのか。姉さんは喪われた。姉さんの魂は、飛び立った。鎮守府には、もう、いない。ただのその事実。私がここに居た過去の姉の姿を思い起こしても、もう、いない。そこに幻想を視ていなかったか。現実を見つめ直したつもりで、逆に現実から逃げていなかったか。
私は、彼女だけを視ていたのかもしれない。
でも、彼女は、私だけではなく皆を、鎮守府の皆を見て、私に、私と司令に、想いを託してくれたんじゃないのか。
姉さんは、私の弱さを知っていた。
姉さんは、私の事を、誰よりも、きっと誰よりも心配して、最後に、言葉を託してくれたんじゃないか。
許すか許さないかではなく、許せないなら、それで、いい。
仲間を、信じられなかったことを。
仲間を、守れなかったことを。
自分を許せないのなら、許さなくていい。
誰かを許せないのなら、許さなくていい。
後悔して、後悔して後悔して、潰れるのではなく。
未来へ、彼女の遺志を繋げなければいけないんじゃないのか。
―――――――――思考が戻ってくる。]
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