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>>430
まあ、私が夕立さんをここに連れてきたからなんですよね。私と貴女が此処にいる理由。
そんなことはどうでもいいですね。
[ 寂しそうに語る夕立に、溜息を吐いて、言う。 ]
…深海棲艦になりつつある、か。
…で…深海棲艦になりつつある夕立さんは、この後どうなさるおつもりです?
恐らく。深海棲艦になった夕立さんは、貴女の振りをするでしょうね。あたかも、"深海棲艦"に打ち勝ちました、という顔をして、鎮守府に戻り、"夕立さん"の破壊活動を開始するでしょうね。流石に今度はないでしょうけれども。
…そうすれば。なにもかも喪われるかもしれない。
皆が守ろうとしたものまで。
[ 人差し指を立て、提案する。 ]
…今、ここで、深海棲艦の子と決着をつけてみてはどうですか?
どちらにせよ深海棲艦になるというのなら、遅かれ早かれ…いえ、今の、戦闘で緊張しているタイミングなら、或いは貴女の存在は未然に防がれる算段はあるでしょう。
少なくとも、今此処で負の感情に囚われたままでいるよりは、遥かに建設的だと思います。
>>415 >>424
[私はただ泣き続け、抱きしめられ続けました。やがて涙がでなくなったころ、私は]
・・・いいのかな、私が笑って
私が、みんなと帰っても
[そう、たずねたのです]
>>431
(活人…この状況を活かしきれ…)
[機関砲を打ち壊す音、しかし間断なく綾波の回し蹴りを腹部に叩きこまれる。咄嗟に鞘を持った左手で防御したが、鞘が真っ二つに折れ、初雪は後方へと二転三転し吹っ飛ばされる。]
…ぁああああ!
[激しい水音を立てて、綾波の回し蹴りの威力ではありえないほどまでに水面を手を突き、足で蹴り跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ。銃弾で二三箇所ほど貫かれるが、装甲は小破で済んだ。]
―はあっ!!
[そして雄叫びとともに、飛んで来た砲弾は真っ二つに切って捨てる。切ったのか額から血が、場所が額ということもあって夥しく流れた。]
(…さっきと同じようには、無理か。)
[先ほどと同じように綾波の周りを円を描くように距離を見計らいながら、相手の出方を伺う。]
/*
やっと少し落ち着いて見れるようになったわ!
一時位には戻らないといけないけれど
多摩さんは電に匹敵する可愛さね!
そして仮に私が戻ったとして、分身たちはどうしようかしら・・・
>>427
[沈みゆく球磨に・・・否、最早沈んでしまった球磨を追うように、海の中へと手を伸ばす。
海中から微かに見える、海面へと向けて伸びる球磨の手。
それを掴もうと必死で手を伸ばして――互いの指先が、確かに触れ合った。]
[しかし・・・それはほんの一瞬の出来事だった。
自分の指の上を、球磨の指が滑り、離れ、遠のいていく・・・
後に残ったのは、冷たい水の感触だけだった。]
――――っ!
球磨あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
[慟哭の声をあげながら、泣き叫ぶ。
そんな事をした所で、どうにかなるわけではない。
だからと言って今から海に潜って球磨を引き上げようとしても、球磨の身を包む重たい艦装が、それをさせないだろう。]
・・・ごめん、にゃ・・・
多摩は・・・結局、何も出来なかったにゃ・・・
[その場に崩れ落ち、水面にいくつもの雫が落ちた。
それは無数の小さな波紋を作っては広がり・・・そして消えていく。
つい先程までは、互いを想い合う仲のいい姉妹が二人、そこに居たはずだった。
しかし今は、子供のように泣きじゃくる一人の少女の姿があるのみだった。
・・・こうして、五日に渡って繰り広げられた戦いは・・・彼女が最も望まなかった形で、終わりを告げるのだろう。]
>>433
[暫く、泣きじゃくる暁を抱きしめ続けた。
やがてその涙も止んだ頃、暁が尋ねてきた。
“自分が笑ってもいいのか”、“みんなと帰ってもいいのか”と。]
……勿論さ。
[その問に、それ以外の答えなど無いとばかりに答える。]
[ 抱き締めていたのは、どれだけの間だったか分からない。
やがて暁が、ぽつりと尋ねる>>433 ]
――勿論だよ。
[ それに、響>>437と声を重ねて、大きく*頷いた* ]
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