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― 10:32 ―
ドォン ドォオン
[遠くから砲声が聞こえてくる]
始まったわね……。
[遠回りしすぎた?
そう思って、進路をリンガ基地方向に少し修正する。
――その判断が運命を左右した]
>>232
[艦娘らしく、中破以上の進撃を避ける多摩に対し、球磨の率いる駆逐、軽巡達は大破しようが沈む直前だろうが、その砲弾と魚雷で攻撃し続ける。恨み辛みを吐き出すように、自分が沈むまで]
『……離れ離れになんかならないクマ。今から多摩ちゃんも鎮守府の皆も沈んで、球磨と同じ深海棲艦になるんだクマ?』
[球磨自身が魚雷や主砲を撃つたび、その姿が深海棲艦としての物になっていく。今出した声は深い不快なものになったが、すぐに戻る]
そっか。雷ちゃんは元に戻ったんだクマ?あの裏切り物は後でお仕置きだクマー。
[表情には怒りがない。堕ちていくはずの仲間が戻った事に対する寂しさと悦びが混じったような、複雑な表情だった]
…球磨には、出来ないクマ。雷ちゃんとは違って、深海棲艦になってからももう相当時間がたってるし、それに…沈む時、球磨は提督や艦娘の事を恨みながら沈んだクマ。もう心にすっかり結びついて、溶けちゃって……ほとんど同じになっちゃったんだから]
>>231
そう、だね。
夕立は、強かった…とても。
私も今痛いけど、他の子だともっと痛いと思う。
[自分の軋む身体を綾波に見せるように動く。それだけ夕立の戦闘力は並外れたものがあった。]
こんなことしてるのは、信じてるから。
[一瞬で追い詰められた時、夕立が深海棲艦に立ち向かったことが初雪の挫けかけた心に新しい灯火をくれた。]
深海棲艦に刃向かう夕立が、きっと強い子だから。
今は無理でも、いつかきっと…その可能性に、賭けるには、充分…
[そこまで言って、顔をより真剣なものにする。]
綾波だって、信じてる。信じてるから…
[そう言って静かに武器を下ろした。]
私は、守る…。
>>241
[気を失わせてでも連れていくとの言葉に、球磨の動きが止まる。多摩の砲雷が直撃し、装甲を中破レベルでぼろぼろになるが、気に留めない]
さあて……そろそろ本気で行くクマ!!『フェイ・クルーザー』の艦爆を受けて、吹き飛べクマ―!!
[本来ありえない軽巡による爆撃を放つ。それは多摩の率いる艦隊の上空へと飛んでいき、凄まじい爆風を撒き散らした。少し離れている球磨ですら風を受け、吹き飛ばない様に身構える]
>>236
わかったわ、そこを撃てばいいのね・・・。
[青葉が右手で弱点を指し示すので、
右の主砲で狙いを付ける]
ユグドラシル・・・青葉さんは返してもらいますわ・・・。
[ユグドラシルが必死になって乱射を行う]
きゃああっ・・・。
ぐあああっ・・・。
[右の主砲に命中して、使用不能になってしまう・・・]
ここまできて・・・不幸だわ・・・。
でも・・・こうなったら・・・やるしかないわ。
[もう手立ては一つしかない]
[左の主砲はまだ生きている
左側の主砲を青葉の指差す方に向ける]
・・・照準が定まらない・・・。
[あれから一度だってまともに飛んだ事がない左の主砲
自分の耐久力を考えれば、チャンスは一度だけ
威力を考えれば、これをはずせば、おそらく青葉は戻ってこないだろう
そんな考えが頭をよぎりノイズが走る]
扶桑姉さま、青葉さん、佐々穂のみんな・・・
私に力を貸して!!!てー!!!
[自然に目をつぶり、右手が左腕を支えるように構える
心静かに1発撃つ
その弾は一直線にその目標に向かって飛んでいくだろう]
暁お姉……。
[ レギオンが、僅かにいらだちの表情を滲ませる>>240。
暁に取り憑いている怨霊は……憎悪だ。
だけど、ゆっくりと首を振って、その言葉を否定する ]
どんなになっても、暁お姉は変わらないわ。
それに、私達は羊じゃないし暁お姉も狼じゃない。
みんな一緒の、艦娘なんだから。
[ まっすぐに彼女を見据えて、はっきりと言う。
バンシーは、深海棲艦にもなれなかった思念の集まり。
ゆえに、完全には染まりきっていなかった。
成り立ちをほぼ同じくするレギオンもまた、望みは残っているはず。
電の手を握る、何があっても守り続けるという意志を示すように ]
/*
山城の左がここで炸裂…アツいなぁ。
よし、これで青葉が戻ってくるならあたしも安心して中破大破とかできそう(何
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