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>>518>>519
[その後、霧島さんの元へ向かうも彼女も急襲によって大破し、入渠を余儀なくされたことを聞かされる。…かつての仲間の手によって。
けれどもどんなに悲嘆に暮れたところで、深い闇へと堕ちてしまった艦娘達は否応なしにこの鎮守府へと侵攻してくるのだろう。…それが深海棲艦の在るべき姿なのだ。
そんな折、初雪さんによって召集された私を含む数名に、夜戦への出撃要請がかかる。
大規模な決戦に至るための陽動、ということらしいが]
(お姉ちゃん達…来る、かな…)
[迎撃にあたるとすれば、鉢合わせる可能性は非常に高いだろう。
……沈めるためじゃない、助けるために。
そんな決意を胸に秘めて、真夜中の大海へと出撃する。]
━1d 夜/医務室━
夕立ちゃん…?
[夜戦へと臨む前、私は友人の見舞いへと来ていた。特に詳しいことは聞かされていなかったが、食堂で見た彼女の様子と現状起こっている事変の中で私は勘づいていた。
彼女の中にも"なにか"が存在していることを。
けれども気付いた素振りはおくびにも出さずに、私はにこりと微笑んで彼女の横たわるベッドの横へと立つ。]
大丈夫、なのです?
具合まだ悪いのですか?
/*
どうだろうなぁ。最後に霧島は皆が戻ってきたとして受け入れられるのか。一回沈んだって事はそりゃもう間違いなく"死んでる"訳だし。霧島自身敵を"死者"と思ってるから、帰ってきた人を受け入れることができるのか。
本来死んでいた者との最後の時間ってことで割り切るのが一番スッキリするけど、PL的に村終わってから沈みそうね…
姉さんと死別ルートに行ったなら、最後に自害しよう。
エピでイチャイチャ…ねぇ。根本から実は沈んでなかったってことじゃないと難しそ。そしてPL的に沈んでなかったことにするのは処理大変そ。
むむむ、だけどいちゃらぶ自体はしたいのだ…
うがー。
暁型四番艦駆逐艦 電は、球磨型一番艦軽巡洋艦 球磨 を投票先に選びました。
─ 1d夜:医務室 ─
[夕立は霧島が去ってからしばらくあとに目を覚ました。頭痛は既に収まったものの、念の為、と言われて今日はここに泊まることとなった。]
(あの頭痛はやっぱり……)
[夕立はなんとなく察していた。話そうとするならば妨害する、と。ただ夕立はひとつだけ安心していた。]
(霧島さんは気づいてくれる。
そうすれば、みんなを傷つける前に、あたしを処分してくれる
……でも、金剛さんのことだけでも辛いのに、ごめんなさい……)
[申し訳なさはあった。霧島の手を姉型であり、恋人でもあった金剛の血だけではなく、さらに私の血で汚せというのだから。また一人の命という咎を背負わせてしまうのだから。
そんな時、電の声(>>11)が聞こえた。]
あれ、電ちゃんっぽい?
うん、急に頭が痛くなったんだけど、今は大丈夫だよ!
[笑顔で迎えるだろう。]
[ 夜の海を進むバンシーの元へと、通信が入った。
鎮守府より、前線基地へと向かう敵影ありと。
先行部隊は損害を受けている、位置を考えても迎撃に向かうのは自分が適任だった。
わずかに進路を変え、その方角へと向かう ]
『…電。』
[ 彼女がいるだろうと、確信めいた予感はあった。
電>>10が海を進めば、やがて彼女の正面に立ちはだかる。
装甲も武装もかつての姉のまま、しかし深海に囚われ光を奪われた、昏い瞳を持って ]
>>*14
…そうね。
[別働隊として動く自分達に対しては、恐らく赤城クラスの空母が出てくるだろう]
――龍驤。
[今は、そう呼ばせてもらおう]
…怪我には気をつけてね。
[それは佐世保鎮守府にいた時、出撃の際彼女にかけていた言葉と同じ言葉だった]
[>>1:518>>1:519より二時間経過]
[リンガ基地より20km地点]
(ここまで…来れた…)
[初雪達は順調にリンガ基地へと接近していく。このまま何も無ければ、無事に敵基地を攻撃出来る。]
(何も…無いのが…一番…)
[後1時間もしない内に、リンガ基地に到着するだろう。]
/*
灰でラ神に聞いたら妹二人に会いに行けってお告げが下ったわ!
というわけでメモでも言うけど、私も雷と一緒に迎撃にでるわね
>>12
[出迎えてくれた笑顔は、見た目には普段と変わらない朗らかなそのもので、間違いなく夕立ちゃんのものだった。]
…そっか、よかったのです。
お腹、空いてませんか?
体調悪いって言ってたから…果物なら食べられるかなって思って持ってきたのですけど…。
[まずは体調に問題はないようだ。安堵の笑顔を向けながら、がさごそと紙袋からごろんと林檎を取り出すと、それを手のひらに乗せて夕立ちゃんに見せる。食べると答えれば、皮を剥いて切り分けてくるだろうか。]
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