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>>151
……
[抱きついてきた龍驤を抱き返すことは手にした弓のせいで出来なかったけれど、片手で頭をそっと撫でる。
…小さな身体に抱えきれない程の矛盾を抱えている龍驤は、見ていて痛ましかった]
…この前、散々謝りあったでしょう?
[この前というのは前線基地でのドッグの出来事。
もういいから、と言うように出来る限り優しく微笑んだ。
――例えば、すぐにでも武器を放り出して彼女と共に投降するという選択肢を取れるのなら?]
(…無理、ね)
[戦わないことを、沈めないことをこの深海棲艦の身体は許してくれないのだから]
[>>146>>147 艦娘は進撃を止めないようであることを哨戒させていた艦載機が察知し、龍驤から離れた]
/*
>>*157
ありがとうです。それじゃあ、鎮守府近くの海域を漂っていますね。あ、こっちのことは夕立さんは気にしなくて大丈夫ですので。
― 鎮守府海域 ―
[ 戦闘は既に始まっていた。為すべき事は一つ。それに向けて様々な思惑が動いているのだろう。戦いの火蓋が切って落とされたとき、両軍が行った激しい砲撃戦により、敵、味方共に被害が出ているようだ。そして、深海凄艦の…非武装の駆逐艦隊が鎮守府に向かって侵攻を開始するのが見えた。 ]
――あれは…。
[ 綾波が目を伏せる。見なくてはならないと思いつつも、直視する事は出来なかった。
目を伏せたまま、じっと。"その時"が来るのを待つ。 ]
>>153
おかしいわね…何も積んでいない…?
[ここから視える金剛の艦隊は単横陣で横に広く範囲を取り、駆逐艦がただ馬鹿正直に突撃しているだけだ。それも、兵装を積まず。]
…ふむ。
[と考えていると、幅を取った横合いから声がかかる。]
「霧島さん!敵は何も積んでいないようですよ!?試し打ち、試し打ちしていいですか!?」
「なぁ〜んで那珂ちゃんは普通の装備で夕張が特別なんですかぁ〜?」
…はぁ
[軽く頭を抱える。連れてきた軽巡達は、夕張、阿武隈、川内、神通、那珂の5人だ。彼女らはまだ経験が浅いが、それは言い返せば適切に指示をだせばこれ以上無く動いてくれるのだ。こんな感じにちょくちょくうるさいのが悩みの種だが。]
あなた達の中で一番練度が高い者に魚雷、主砲それぞれ新装備は与えるって言ってたでしょ?今回は、夕張と川内。那珂はもっと訓練を頑張りなさい。
あと夕張。撃ちたいでしょうけどまだ。
「うぅ〜那珂ちゃんだって、艦隊のアイドルだもん〜。」
「早く撃たないと主砲が錆びてしまいます!」
[そんな駄弁を聞き流し、敵艦隊を見やる。]
さぁ、敵は戦艦と大艦隊よ。落ち着いて対処しなさい。
夕張は阿武隈、神通を率いて敵艦隊右舷より補足。
私は左舷より近づきます。川内、那珂、ついてきなさい。
[彼女らは大きくはい!と返事をすると、別動隊として散開していった。]
さぁ、行くわよ二人共!
「夜戦…夜戦はまだですか…」
「もぅ!那珂ちゃんは皆よりすごいんだから!」
[そう言って、敵艦隊を挟撃の姿勢を取る。]
霧島艦隊装備
夕張:20.3cm(3号)連装砲 20.3cm連装砲 61cm四連装魚雷
川内:20.3cm連装砲 61cm五連装(酸素)魚雷
阿武隈、神通、那珂:20.3cm連装砲 61cm四連装魚雷
>>154>>155
どもです…。
[ゆっくりと手は上がっていくが夕立の長い口上に付き合う暇は初雪には無い。]
まあ、うん。そう。
[活人は待ちが基本ではあるが、機を逸すれば即ち相手の流れに呑まれるからだ。
適当な相槌を打って応えた瞬間、嵐の様な攻撃を受けた。]
……!
─ずがん。
[思わず高角砲を夕立のいた場所に撃ち込む。反動に逆らわず、初雪は大きく後ろへと跳躍した。]
せっ!
[散弾銃の様に唸り飛んでくる小石はわずかに稼いだ距離で、刀で以って迎撃する。刀から硬く弾ける音が続いて鳴り響く。]
[しかし動きを最小限に留めても、脇腹や髪を容赦無く抉った。]
っつ…!
[砂煙はどうしようもない。とりあえず近くの壁を背負うように後退しようとする。]
>>146 >>147 >>158
っぅ・・・ぐ・・・ん。
[どんな言葉を吐き出せばいいのか。自分が何をしたいのか。
頭を撫でられても、ぐちゃぐちゃになった心は嗚咽以外のモノを吐き出せない。ただ、少なくとも、最後の一線として・・・翔鶴だけは。苦しんでほしくなかったから]
せやな・・・ありがと。
[悲しく笑った後、そっと離れて艦載機を、そして浮遊要塞を操る。
牙をむく3つの球体は、三頭犬(ケルベロス)にも似ていて。]
―――来いや。
[島風たちが突っ切ってくるのを、迎え撃つ構えをとる。周辺海域の防空網を縮小して、攻めてくる空母機動部隊を迎え撃つ構え]
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