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>>120
[重ねるだけの口付けをほんの数秒、交わしてから思い出したように私は慌てふためいて顔を背ける。…視線だけはちらちらと雷お姉ちゃんの顔を追い続けながら。]
ご、ごめんなさい…なのですっ。
えと…何で、私…こんな…!
[無意識の内に最愛の人に初めて捧げた愛の証に、自分でも戸惑いつつ、それでも唇に残る温かくて柔らかい感触にぱぁっと頬を染めて…]
…嫌じゃ、なかったですか?
[なんて潤んだ瞳で、濡れた唇で、うかがうようにぽつりと問う。]
/*
おはようございますっぽい!
仲が良くて羨ましい限りで(
今日は午前中は用事だから、午後から表で何かしないと。
とりあえず武器庫を爆破すれば誰か来ると思うっぽい**
>>103
[遠くで球磨が艦隊を率いて現れるのが見えた。
しかし、霧島の超長距離射撃の連射を前に旗色が悪いと判断したのか、くるりときびすを返すとそのまま撤退してしまう。]
球磨…!
[追おうとも思ったが、敵の戦力もまたかなりの物だというのは今日の戦いで痛感していた。
追った所で、迎撃隊に返り討ちにされるのが関の山だろう。
今はできる限り敵の戦力を削って、明日以降、一気にカタをつけた方がいい。
そう判断し、去り行く球磨の背中を、歯噛みしながら見送った。]
/*
さ、寒い…風冷たい…引きこもりたい…
私の出撃はこれで終わった、ので霧島先輩の作戦に参加しようかと。思います。ゆるゆる。
>>0>>1
─鎮守府内─
[暁に撃たれた片脚は装甲で護られはしたものの、大きな火傷を負っていた。
一撃必殺の可能性もあった中でまだこれは運がいい方だったろう。]
痛い…マジ痛い。
[小破しつつも帰投した初雪は、入渠ドックに入りながら駆逐艦の後輩から霧島の作戦要項を伝え聞く。]
分かった。済んだら…出撃します。
[こくりと肯いて、駆逐艦を下がらせる。]
ー入渠ドックー
先輩も無茶する…。
[赤城があれだけ入念に施した拘束を霧島が無理やり力づくで解いた跡を見て、初雪は苦笑いする。]
ふう…
[ドックに入り、治療を受ける。痛みで力んでいた緊張が和らいで、思わず気の抜けた声をあげた。]
…綾波もああなってるのかな。
[狂気の慟哭と言うのか、暁が見せたあの片鱗は初雪の全くの想定外であった。]
…拿捕…なんて、無理なのかな…
[鈍っていた自分への後悔と不安で胸が一杯になる。
入渠中は口をへの字に曲げて、へこたれないように努めていた。]
[ 慌てたように顔を背け、こちらをちらちらと伺う電>>121。
唇に残る甘い感触に意識が向いているのを感じながら、頬を染めてそんな彼女を見つめ、繋がる手を握り返す ]
…何よもう、謝らなくたっていいのに。
[ 静かに激しく、内側から鳴り響く鼓動が、身体を全部溶かしてしまうんじゃないかと思えるような心地に包まれて。
潤んだ目を細め、溢れた熱い涙が火照った頬を濡らす ]
ぜんぜん。嬉しい。
ありがとう…大好きよ、…愛してる。
[ 潤む視界で見つめたまま、きっと同じだろう想いを伝える。
その頃には、ずっと心を蝕んでいたバンシーの悲しみの声と、気配はほとんど無くなっていた。
やっと満たされて、成仏できたのだろうか ]
>>110
[流石に自称レディは安っぽい挑発に軽々と乗ってくれるほど子供ではなかったようだが…ひとまず、自分に注意を向ける事はできたようだ。]
初雪に四人がかりでかかって落とせなかったのに、よく言うにゃ。
分裂したら戦闘力も4分の1になっちゃったのかにゃ?
[相も変わらずヘイトを稼ぎながら、牽制魚雷は横に逸れてかわす。
いくらなんでも沈めるつもりのない攻撃に当たるほど鈍亀ではない。
見れば驚くことに、雷は電の説得により正気を取り戻したようだ。
出来れば暁の事も彼女の姉妹達に任せたいが、一人二人くらいは無力化しておいた方がいいだろうか…]
…雷、電、響!この困った長女は任せてもいいかにゃ!?
[そう声を飛ばす。引き受けられれば包囲網をどうにか突破して引こうとするし、彼女たちもまた撤退するのなら、このまま暁を引き付けてしんがりを勤めるだろう。**]
―ヒトマルマルマル/決戦当日―
[去り際に鎮守府の出撃ドックの一部を破壊、そのままリンド前線基地へと帰還したベグレイターは今リンド基地の出撃ドックにいる。]
<いよいよ…ようやくあの場所を破壊できるんですね。>
[話し方、見た目、装備、深海棲艦としてのすべてが古鷹のものであるまま、今まさに出撃の準備を完了させた。そして聞こえる>>#1。]
<ベグレイター了解しました。
待っていてくださいね、古鷹。今からあなたの妹も他の皆も"道連れ"にしてあげますから。>
[そうして数隻の軽巡ヘ級や駆逐イ級を随伴させながら、ベグレイターは出撃を開始した。道中の交戦には脇目も振らず、一直線に鎮守府を目指して。]
>>125
[愛してると言われて、今までずっと曖昧で、それでも心にずっと持ち続けていたふわふわした想いの正体を見つけた気がした。
一番身近で、一番歳の近い姉妹…それだけでは収まりきらない本当の"好き"。
重なって溶けて混ざりあってしまいそうな程に、心は一つになって…触れあった部分から感じる熱は、優しくって元気で…私の愛するお姉ちゃんのものだった。]
…えへへ、う…嬉しいけど、ちょっとだけ…恥ずかしいのです…。
でも、胸の中がほわってあったかくなって…もっと、言ってほしい…です。
[そして不意にもう一度雷お姉ちゃんの唇を奪ってから、えへっとはにかんで]
…お返しは、いくらでもするのです…だから、毎日言って?いっぱい、言って?
>>104>>107>>108
[大分落とせている。
砲撃で半分以上を落とせたのは大きい。
見れば、既に空は大分明るかった。悪夢の終わり、それの始まりだ。
そんな事を思った矢先の事であった]
――!?
嘘でしょ…
[艦載機自体が加賀目掛けて特攻してきた。
なんて使い方。これに近い戦い方を、重雷装巡洋艦の娘が嫌っていたな、なんてふと思った]
[一度だけ空を見る。
突っ込んでくる機体、明るくなりつつある空。こうなってしまえば、腹を決めるしかない]
―――強制解除《パージ》!!
[命じ、体から三つの砲を全て外す。飛行甲板に収納してあった三式弾だけは外す余裕がなかった。吹き飛ぶ様に体から離れる砲台を尻目に、軽くなった体で思いっきり跳んだ。
背後の爆発に多少飛ばされながらも、大した怪我は無かったようだ]
(奇策は、もうお終いね)
(できる限りは削った。…後は…)
[陸に待機させてあった、他の艦載機に目配せする]
――敵の艦載機が落ちた今が好機。
この空を取り戻すわ。
[エンジンの音を響かせ、艦載機が地上を走り、空へ舞う。
加賀の腰にホールドしてあった飛行甲板を肩部に再装備。普段の彼女の姿へと戻った。
背に翼の音を感じながら、海へと降り立ち、眼前を見つめる]
一航戦、出撃します。
他の子も同時に出撃。
一気に決めましょう。
[新しく増える艦載機の数を確認しながら、駆逐艦に目配せする。
彼女達を先行させつつ、後ろから赤城と共に前へ出る。
向かう先は暁の水平線。その先に立つ二人の影だ]
勝利を掴みましょう。
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