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にゃ…なんかむずむずしますですよー…っぉぉぉおおお!?何で戻ってるんでしょうかでしょうね何事ですかー!?
(ぱたぱたと自分の身体を確認
そもそもいきなり猫になったのもあれですが急に戻ってるのは何故でしょうね何故なのでしょうにゃー?
しかも微妙に抜けてないのですにゃー!
(猫耳尻尾をぱたぱたさせて苦悩
困りましたどうしましょう…にゃ?何か鍋の方から煮込まれた良い匂いが…ってルーさんが佃煮にゃー!
(慌てて火を止め降ろし。とりあえず流しに突っ込んで冷やしておいた
…ふぅ。一体誰がこんな悪戯を…いや想像はつくのですがにゃ。
…猫のままで良かったかもにゃんて、言ってはいけないのでしょうかにゃー…。背中、ちゃんと流せなかったのにゃ。にゃー…。
(もそもそとソファに丸まって*うとうと考え事*
だからルーさんと僕はそういうのじゃにゃいって言ってるでしょうにゃ。僕は猫として懐いてただけにゃし、ルーさんも猫好きだから可愛がってただけにゃん。
えー、だってルーさんホワイトのこと「愛してる」って言ってたよ?愛の証明のポタージュスープも作ってたしぃ、ホワイトは喜んで食べてたんだから、愛を受け入れたって事だよ?
ごまかすのは良くないにゃぁ。
ふぁ…なんだか色々な夢をみていました…
[クロハの髪からもがきながら脱出]
何か煮物の臭いがするような気がしなくもないですが、はて?
[クロハの眠るソファのとなりのソファまで、とことこ歩いていくと眠るセラフを発見]
あら?セラフさんが人のお姿に…?
……なんでしょこれは
[頭のあたりに飛び降りて、髪と違うように見える毛並みをひっぱってみた]
…
……!?
[猫耳がぱたりと動き、びっくりして飛びのき]
ふさふさ、ですね…
[少し離れて手をいっぱいに伸ばし、おそるおそる猫耳の毛並みをさわさわしてから、ソファを飛び降りて臭いの元を探し、きょろきょろうろうろ]
うむうむターシャや、こにゃんへの嫌がらせのう…。
ううむ、親子の縁を切った上に新聞社に就職。
至高のメニューに対抗して究極のメニューを追求するとかぢゃどうかのう…。
ぢゃなかったら、「オマエの母さんはぢつは胡麻班海豹ぢゃったんぢゃ!(あかちゃん海豹はオマエさんの弟ぢゃーー!!)」と衝撃の告白をしてみるとか。
[...は神妙な面持ちで呟きながら広間へと戻ってきた。
少し躊躇った後、決心したように再び口を開く。]
うむ、今こそ、皆の者に話す時が来たようぢゃ…。
少し、年寄りの昔話を聞いていただきたい…!
[...はそう前置きすると、目の前のグラスから水を一口飲み、言葉を継いだ。]
ぢつはかつてわしには家庭があった。
妻と、そう、生まれたばかりの双子たち。
ところが皆も承知の通り、我が大神家は莫大な資産家、そして勇者の血筋。
その血統を絶やそうと狙いを定めた魔王が、その生まれたばかりのわしの子供たちに「この子らのいずれかが死ぬ時、時を同じくしてもう一人も死ぬ」と呪いをかけおったのぢゃ!!
当然わしは魔王を倒し、呪いを解くための旅に出た。
しかし度重なる激しい戦闘と長旅のせいで、わしの心臓はすっかり弱ってしまった…。
そして時を同じくして、各国を巡るうちに次々と集まって行ったロリータ研究書が…いやさロリータ研究が魔王を倒すより、わしの心に使命として大きく圧し掛かってくるようになってしもうてな。
旅より研究にかまけて居る内に、妻が病に倒れ、兄者ぱお〜んの救いの手も間に合わず、魔王の手の者たちによりわしの子供らはそれぞれ余所へと引き取られることになってしまうたのぢゃ!!
何故このような話を始めたかぢゃと?
その訳は。[ぐっと息を飲み]
今この屋敷に、その子供らも招かれておるからぢゃ!
そして、今この屋敷に兄者の計らいで魔王も呼ばれておる!
[ずびしぃ!と焦げた土鍋を指す。]
僧侶系が3人も呼ばれたのは、戦闘中に回復系呪文をずんどこ唱えてもらっておけば、いずれは勝てる、という計らいぢゃろうな。
つまりは呪いが解けるのは時間の問題ぢゃ!
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