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んー……で、なんやけど
この窓どうしよか?
うちはゆうた通り吹っ切れてはるからな、今のままでもええよ
もし先生が他愛無い話の相手や、
なんや悩み聞いてもらいたいて相手欲しいようやったら
うちはここにおるから、な
まあ、窓なくなったら寂しいちゅうんも本音やけど
それ以前に明日生きてはるかも、わからんけどなぁ
「もう、この町にキミの猫を借りてくれる人はいないよ」
「………?」
「この町には、もう、キミとおじいさんと…たくさんの猫しかいなかったんだ。
そのおじいさんが亡くなって、もうこの町にはキミしかいないんだよ」
そう。猫を借りてくれる人が少なくなっていったのは、みんなひっそりと死んでしまっていたからなのでした。
猫かし屋が同じ毎日を繰り返していると思っても、流れていく時は、常に違うものだったのです。
青年はいいました。
未練がましい? まさか。
一人の人を強く想い続けられることは、素敵なコトだよ。
それができるメリルさんは、とても素敵な人だよ。
そしてそんなメリルさんに想ってもらえるアミルさんは、きっと幸せな人なんだろうねぇ。
[そう言いながら、メリルを優しく抱きしめ返した]
「それで、今日はそれもあってね。
この町はもう人が住んでないんだ。うちの町に来ないかい?
キミを住まわしてくれるっていう孤児院も、もう見つけてある」
猫かし屋は聞きました。
「あの…この子達は…?」
「残念だけど…。一匹二匹ならともかく、そんなにたくさんいてはね。
孤児院の迷惑になってしまうから。
置いていくしかないだろうね」
「そうですか…」
猫かし屋は暫く沈黙した後、青年に言いました。
>>+144
その可能性びれぞんー。
ん、そろそろ寝るかも。
メイちゃんよりはマシだし、これくらいでうっかり陣営認定なら皆うっかり陣営だよー。
「いえ、ボクは…ここに残ります」
「本気かい?この町にはもう誰もいないんだよ?」
「猫達がいますから…。この子達はボクの事が分かるんです。
ボクもこの子達の気持ちが分かるんですよ。
この子達はボクに行って欲しくないんです。
だから、ボクはここに残ります。」
「そうか…。まぁキミがそういうなら、それでいいだろう。
それじゃあ。元気で」
青年は、隣町へ帰っていきました。
「さぁ、みんな。あの丘に登ってみようか。
知ってるかい?あの丘はこの町を一望できるんだよ。
誰もいなくなった町を…見てみようよ」
猫かし屋と猫は、ぞろぞろと連れ立って丘を登りました。
丘の上につくと、もう誰もいない町をみんなで眺めました。
猫かし屋がいいます。
「大丈夫だよ。
ボク達は、あの人たちにきっと、笑顔を運べたんだ。
ボク達があそこにいたのは、意味のない事じゃなかったんだよ。
きっと、キミがいなかったら、あのおじいさんは一人ぼっちで死んでいただろうからね。
それはきっとすごく寂しいことだよ。
ボク達があそこにいたのは、必要な事だったんだ]
猫かし屋の視界がぼやけていきます。
「ごらん。綺麗な澄んだ空だよ。
皆、あそこに昇って行ったんだ。
なんだか、空が遠いね。それに、風も冷たいや。秋だからだよ。
…さみしいね…」
猫かし屋の目からこぼれた涙を拭うように、冷たい風が一筋、さっと吹きました。
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