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>>203
(肯定を示した事で相手の口から漏れ出た本音。本気で、と言われても首を横に振ることなどはせずに)
…オレ、嘘吐けない…んです。そりゃ、何時でも何処でも、は無理ですけど…
(流石に海外だとか、無理を言われてしまえば応えられない事を考えて口にして。抱き締めていた腕を解き、そっと髪に触れて。そう、親と出掛けたコンサート。あの時も色んな音が溢れていて、同じ様にカナメは苦しんでいて。そんな彼に会場でされたように心音を聴かれて、自分は今と変わらず…。ゆっくりとそんな事を思い出していると、頬に触れる手に現実へ引き戻されて)
…まだ、完璧にではないけど…あの、カナメ君、だよね…?
(あの記憶に間違いは無いはずなのだが、目の前の彼と少年の頃の彼との違いに確信を得るために、昔の通りに小さく名を呼び。触れられているのに、今はあの悪癖もなりを潜めていて)
オレ、確か…迷って、て、それで…カナメ君が、いて…
(出会う直前、会場で迷子になっていたんだっけとぽつりぽつりと記憶を辿りながら、答えあわせをするように話し)
209
(笑ったり不安そうな表情になったり、かと思えば真剣さと決意を秘めた顔をみせ。ころころとよく変わる表情に魅せられて、無意識に手を伸ばすとそっと頬を撫でて)
本当に可愛いやつだな、パルル
(やはり口に乗せたその名は知ったもののように思えてならなかった。大事な人を探しているというこの子にとって自分がそうであればいいのに、と強く思ったが、しかし期待をさせてはいけないなとその考えを打ち消す。あるいは期待しているのは自分のほうか。パルルを呼ぶときに自然と柔らかな表情になっていることにも自身はまだ気づいておらず)
(ミルクを飲む際に見られていることに気づいて)ん?美味しいもの美味しいつってなんか変か?(にこにこっと目元が笑っているので小首を傾げたがそれ以上は追求せず)俺も腹減ったなー。やっぱり魚が好きか?
(執事を呼び止めると、小腹を満たすものを所望して)
>>213
僕は一向に構わなくて、いや、構わないっていうか…男相手だしましてや僕だし…キスとかして、萎えない?
(混乱しつつも段々申し訳なくなってきたのか、キスの相手が自分なんかで楽しいのだろうか、と疑問と申し訳なさの混じった目でマオを見つめ)
[執事 セバスチャン]
おや、皆様お集まりのよう……でもありませんか。数名いらっしゃらない方もいますね。
まぁ、よいでしょう。
(会場内に足を踏み入れ中にいる面々を確認。いまこの館にいるゲスト全員ではないがほぼ揃っていること解れば優雅に一礼してか本題に入り)
パーティー開始となるまで今しばらく皆様にはここで歓談を楽しんで頂きます。
旦那様より、この時間になれば人数が何人であれ皆様に説明するよう命を受けておりました。
現状、皆様が抱かれているであろう、幾つかの事柄にお応え致しましょう。
まず、皆様が疑問に思っている一つとしましては、パーティーの趣旨でしょうか?
今回皆様には簡単なゲームを興じて頂きます。
ただしアキヨシ様とアルト様に関しては、ゲーム参加者としてではなくゲーム観戦者として招待しております。
/*皆様いらっしゃいませ。改めまして村立て人の執事セバスチャンです。少し進行についての説明をさせてもらいます。*/
>>206
(振り向いた顔、どこかで見ただろうかと刹那思考する間に、躊躇いない態度で来た男の視線に眉を上下させてから口端に少し笑み掠めさせ)
そうかい。ご主人のご友人とかでなけりゃ…まあ、お前さんは使用人って方にも見えねえしな。どっちかって言えば、使う方だろ。
(躊躇いの無さは、返す言葉からも窺える物慣れていそうな立ち位置故からだろうかと、推察を直に問いともつかぬ言葉にして向けると。癖で相手の手指を視線で確認してから、己もやや遅れて無骨な手を差し出し、軽い握手を返し)
…レントだ。
コトブキさん、な。その姿勢は見習いたいね。…実際、悪くねえとは思ってきてるしな。
>>210
(相手の動きが明らかにとまったのには気づいたが、コトブキの目が泳いでいる理由までは察することはできず。戦闘職種だった自分とはまったく違う綺麗な手をそっと放す。おいおい知るという言葉を受け)そうしてもらうと助かるよ。こんなとこで会ったのもなにかの縁だしな。とはいえ、俺はただの無職だぜ。これ以上何を知るってのか疑問だけど(にやりと笑みを見せて)
[執事 セバスチャン]
尚、ここに集まった方々は完全にランダムに選ばれた方々です。一つ共通点を上げるとすれば、皆様強い幸運を持っていらっしゃるという点でしょうか。
招待状が届いた時点で、一度皆様は篩いにかけられていたのですよ。
招待状を送った100名の内、脱落者79名。
無事到着されたゲーム参加枠ゲスト15名。
現在もう一人無事なルートにて、こちらに向かわれている方の存在を確認しております。
ですので、最終ゲーム参加枠ゲストは16名。
ゲーム見学枠ゲスト2名。
未確定者が現状3名です。
ゲーム参加枠のゲストが全員揃った所で、皆様にはアンケート(プロ議題)に答えて頂きます。
もう一人のゲストが到着するまで今暫くお待ち下さい。
/*アンケートにてゲーム開始日時も決めたいと思います。アンケート回答が出揃った所で誰か纏めてメモとか貼り付けて下さると非常に助かります。
後、現在参加枠を@3名募集している状態です。
興味を持ちそうな人に心当たりがある人は、是非誘ってみてくださると嬉しいです。
どうかそちらもご協力宜しくお願いします*/
[執事 セバスチャン]
ちなみに、主催者である旦那様はお忙しい方であり、今回もお仕事の都合上こちらに足を運べなくなってしまいました。
大変残念がっておいででした。
ゲーム進行は不在の旦那様に変わり私、執事セバスチャンが執り行わせて頂きます。
皆様どうぞ宜しくお願いしますね。
では、今ひと時、歓談をお楽しみ下さい。
(敬々しく一礼すると、会場から去っていった)
/*あれ?参加枠???違うよね見学枠です!!はい見学者を3名募集中です。皆さん宜しくお願いします。失礼しました(撃沈)*/
/【セバスさんの撃沈確認】不覚にも笑ったよ*/
(グラスを傾けて氷を回しながらジロの傍らに歩み寄る)
ねぇジロさん、アルトさんてどなたかご存知かい?
一緒に見物する仲間みたいだからさ。いかんせんこの人数だろ、名前を尋ねて歩くのもなんだからもし知ってたら教えてもらいたくってね。
…それにしてもゲームとはねぇ。体力勝負だと結果は見えてそうだし(レントを一瞥し…それからジロに意味ありげな視線をおくり)、頭を使う類のものかもね。
私は頭も体力も自信がないから除外されて助かってるけど(ンフフ、と笑いグラスの水を一口)。
(やおら入室した執事の声に、会話を少し中断させて振り向いた。語られる内容は、己が先に発した疑問に全てではなくとも答えを与えるもの。全て語り終えられ、執事が一礼して去って後に、…ふうん、と小さな息を漏らし)
…ゲーム、ねえ。肝心の内容は、始まってからのお楽しみ、ってヤツかね。お約束として。
脱落者云々ってのが、どうも穏やかじゃねえが、(口内で漏らした様な低声。流れは確認できた事で、今はひとまず十分としておこうかと少し肩を竦めた)
/*お疲れ様です!内容確認させて頂きました、ご説明ありがとうございます。*/
>>212
(ぽつり漏らされた言葉にふと口元緩めてそっと頬を軽く撫ぜて、続く言葉には小さな笑い声をあげ戯言を一つ。頭に触れる温もりの心地よさに瞳細め、記憶の中の声よりかは幾ぶんかは低くなった声に、当時と同じように名前を呼ばれれば、甘えるように相手に擦り寄ってこちらも同じように出会っと当時の呼び方で、少し幼い声を作り呼びかけて。相手言葉聞きながらゆっくりと記憶を辿り、そう迷子になって不安そうにしている姿を目にしたのが最初。でも声をかけることなく素通りするはずだった。なのに、不安そうに「母さん、父さん」と呟く声が耳に届いて、その声が何の違和感もなくすっと耳に届いた衝撃は今でもよく覚えている。そして一人ポツンと立っている姿が自分と重なったこと、それが最初のきっかけ。当時のことを思い出しては小さな笑い声漏らし)
うん。良く、知っている。
え?ダーメ。地球の裏側にいても飛んできて?じゅあなきゃ僕は死んじゃうかもね。
そうだよ。──チハヤ君。
(続く)
君の不安げな声が耳に届いたんだ。驚いたよ。大抵の人の声は違和感を覚えるのに、チハヤの声はすんなり入ってきた。それどころか心地良くさえ感じたのだから。
気がついたらチハヤに飛びついてた。君はとても驚いていたね。
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