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癒のひと獣のひとおつかれさまです…!
>>-1115
じゃあ森がいいですかね(まがお)
うわーー書く前から死にそうですがしばしお待ちを
【塔の最上階。夜】
[彼はもうずっとうろつき回っていた。町じゅうを走った。塔のあちこちを歩いた。廊下ですれ違った魔術師が、この人が音叉を騙った人間だと見ると突っ掛かってきたが、思いきり突き飛ばしてやった。
彼らは見つからなかった。果たして本当に消えてしまったのか。緊迫に張り詰めた面で、心臓の激しい鼓動が止まらない彼は、蒼白になった。けれど、ふと、行っていない場所を一つだけ思い出した。]
[立ち入り禁止の張り紙を無視して、階段を駆け上がった。息が切れるということは、本当に邪魔くさかった。だから無視した。力の限り走った。
そうして、最後の扉を開け放てば、その先には、]
[ああ、何とも穏やかな表情で。手と手を繋いで横たわる人たちがいたのだ。]
───…………… 。
[その場でよろめいて。倒れかけたけれど、扉に縋った。
汗が噴き出した。心臓が叫び出す。息苦しくなる、目の奥が熱くなる。
鋼鉄みたいに重くなった足先を、よろよろと引き摺って、その人たちへと近付いた。]
あ、あ、あ、ああ、あ、あ、あ、
[唇はぶるぶる震えて開閉するのに、言葉は出なかった、
跪こうとしたら、急に腿から力が抜けて、がくりとこの人たちの手前に膝をついた。]
[彼らは、みな静かに眠っているようだった。
我が主の腕を少しだけ持ち上げる。それは軽いのに重かった。
弟の胴を少しだけ持ち上げる。それは軽いのに重かった。
女の頭を少しだけ持ち上げる。それは軽いのに重かった。
みんな死んでいる。]
>>226 塵
[あの辺については触れてはならない。結局、暇がなくて、場所は変えていない。]
悪いことばっかしじゃねぇみてぇで、何よりだ。
[自分の聖痕に無意識に触れながらそう言った。軽口には、くつくつと笑って、「でもそれじゃあ、リネアに何されても抵抗できねぇよな」と言い返す。片腕しかないのが不便なことは簡単に想像できて、何かと手を貸そうとしていた。
それは離れる寂しさからでもある。]
…嫁にしたいやつぐらい、俺にもいるんだよ。お前にはずっと、内緒にしてたし、いえなかったけど。
[眉尻を下げて、そう、告げてから。軽く、頭を下げた。]
だから、捨ててもいいって、言ってんだよ。その腕じゃ、リネア守るのでいっぱいいっぱいだぞ、わかってんのか?
…ああ、ちょっと妬いてるな。もう、ガキみてぇにお前ら連れまわすのもできねぇだろうから。
[そう思ったので、後日、リネアを森に連れ出して、絵など描かせてもらうのだけれど。寂しくなっちゃうね、という言葉に、小さく、嘆息した。部屋を見回す。]
[彼らの死を。全く予期しなかったわけではない。
かの地下室で、主が自分に与えた命令を、弟が自分にかけた言葉を聞いた途端に、ぞくりぞくりと胸の奥から冷たいものが込み上げたものだ。それは予感というもので、おおよその察しであった。]
[けれど幾ら察しようが、彼らが失われ、最早無いことは、その通りだった。]
……ぼ っ、 ちゃ、ん、
リコ、 シェ …………………
なぜ………
なぜ………………
俺を………置いていってしまうんだ………
ああ、ああ、ああ、あ、あああ、あ……………
>>-1122
終わりまでいるから時駆けて後できてくれてもいいんだよ!
アンさん止めるのはヴァルチャーパゥア(物理)に託します。(えがお)
【街の見える丘の上】
>>糸
[気持ちの良い風が吹いていた。街を。海を一望出来る丘の上。あなたを攫って。自分だけのものにして。あなたの手をひいて。風に靡くあなたの金糸と。あの海と空の様な、青いあなたの瞳と。それらに視線をやってから、もう一度。街並を見おろした。]
……この街とも、お別れだね。
良い事も。悪い事も。楽しい事も。悲しい事も。色んな事があったよね。
もう戻っては来ないかもしれないけれど、ここは確かに俺達の故郷だった。
[目に焼き付けるように。瞳を伏せた。]
リネア、本当に後悔はしていないかい?
俺は。これから、君を目一杯。幸せにするけれど。
……苦労させない、って言ったら嘘になる。また涙を流すこともあるかも。
それでも、一緒に来てくれるかい。居てくれるかい。
――悪い吸血鬼から逃げるなら、今だよ?
[開いた鳶色を、ゆるく細めて。あなたの手を取って。この手を、離す気なんて今更さらさらないのに。問うた。「今を逃したら、もう一生離さないよ?」と軽口を添えて。]
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