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【地下】
>>+86>>+91(>赤墓ALL)
[静かな空間だ。忍び寄っているのはつい、2日前まで彼と彼女と三人で、彼の淹れたお茶を片手に、この疑いあいを勝ち抜く方法を話し合い、時々雑談なんかもしたりして。いつも繋がっているけれど、顔を合わせればなおのこと嬉しくなっていた、その場所だった。
しかし、今は一変してただ、血と怒りに満ちている。]
[それを、何とも思わなかった。]
[起きた彼女か。震える青年か。それとも他の誰かと、目があうだろうか。
いずれにせよ、少年自身の体であるはずなのに、ひどく重い手足を引きずるようにして、ベッドから降りる。
足元はひどくふらついたし、頭もぼんやりしている。幽鬼さながらに歩み、求めるものは水だ。]
[この、ふつふつと胸中に音を立てるものを、冷静にさせるものだ。]
>>7 鉄(>>8 糸)
貴方の前には、アンブローズの前には、幻惑を形にしたような、狐がいる。
それは、新たに表れたリネアに気づいた風もなく。
貴方の問いに、狐は漆のような文字を流す。
"erota" "khác nhau"
――否<いや>。
"líšiť sa" "farklı"
そして、新たな問いが済みの文字として現れた。
貴方に這いよる蛇のように。貴方に縋り付く腕のように。
"pourquoi?" "por que?" "hvem?"
――何がお前を動かしているのだ。
"Yog vim li cas devote" "Zakaj namenijo" "Hvers vegna verja"
――お前は、なぜ己の命を捧げるのだ。
"Որոնց համար" "Voor wie"
――お前でない誰かのために。
"Norentzat" "За кога"
……狐は、この数日の貴方の姿を、見ていた。
それゆえに生まれた言葉だったのか。狐ならぬ者にはわからない。
>>10鳥
[続いて現れた人へ、視線を返した。君の言葉を聞けば、モゾモゾと唇が動いた。何か言うように動かしたけれど、言葉は出ず、結局声を発したのは3秒くらい後だ。]
答え? …… ……
……ああ。
…… ……そうだ。俺は後悔しているんだ。
良からぬことを考えたことも。お前らを苦しめたことも。
すまなかった。
[沈鬱な声で。]
>>10 鳥、>>8 糸
あらわれたヴァルチャーの言葉で、その場にリネアがいることにも気づいたようだった。
少女は一度だけ、どこかで見たような気がしたが、よく思い出せなかった。
青年の言葉に常世渡るがごとき狐は肩をすくめた。
いつのまにか、人間らしいしぐさを学習したらしかった。
"Qu'est-ce qu'elle ne vous sont"
――………あれも、よくよく借りるのが好きな女だ。
"Was macht sie bist du" "چه او به شما"
"Vă rugăm să considerare în organism."
――ならば、俺の体一つでそれごとチャラにしてくれ。
今なら彼女が行方を知っているであろうから。
"Mae hi'n gwybod i ddod o hyd" "Hun vet å finne"
それはとっくに干からびて、艶も失せた死体ではあるのだけど。
狐一流の軽口であるらしかった。
>>6鉄
[痛々しい。この人が口の端を動かす時は、不適に笑んでいるときでなければならないのに。そんな風に思った。貴方の精一杯の微笑みが、ただただ痛々しくて、顔を顰めた。]
……なんで。
[貴方の口をついた約束事に、一度俯いて下唇を噛んだ。そんなことは、糾弾されながら言われる方が、なんとでも言えたのだ。そんな風に、弱りきったように言われる言葉じゃない。堪えきって、もう一度貴方を見つめた。]
なんであんな事書いたの。
[結論は出ている。出ているから、あのような願いだってしたのだ。それでも、ただただ納得がいかずに、問う。]
>>14 鉄
[何か言うのを戸惑っているのかと感じて、嘆息した。]
阿呆。俺が信じると思ってんのか、あんなの。昨日までのほうがまだマシってもんだ。
…ほんとにわがまま言うのが下手だよなぁお前は…
[手近な椅子にどさりと座り込む。]
/*自然に会話の輪に混ざる幽霊的何か
アマツキツネの前駆体かーらーのー星空回帰するか幽霊で終わるのかまだよく考えてない*/
>>11>>12狐
………。
[じっとりとした目つきで、狐を見つめる。
それから、僅かに眉を吊って、強張った唇を持ち上げて歯を見せた。]
──狐は! [急に、声を張り上げて、]
……やっぱり狐だ。 勘違いしている。
[急に、声を萎める。周囲の人々の注意を引くように。]
根拠も何もない。
一体何に、俺が命を捧げたというんだ?
『俺は、俺自身のために動いた』んだ。
そして今こうして、結局、
お前たちに告白した──『音叉だと。』
俺は後悔しているんだよ。
『全てを捨て去』りかけたことを。
聖痕を集めて、願いで、『人生の幹』を得よう、なんて考えたことを。
[答えだ。]
/*ルナール協力するからこの場でこっくりさんやろうぜ!
「こ・た・え・を・お・し・え・て・ほ・し・く・ば」
「に・わ・と・り・ちょ・ー・だ・い」
ダメだなよし次!!!!*/
>>15 狐
[肩をすくめるのを見て、ぞくっと背中が寒くなった気がした。]
俺が、お前に手出ししないようにって借りなんだから、意味がねぇだろ。俺ならあるかもしれねぇけどよ。[干からびていることは、知らない。]
お前を見かけなくなった時から、サラ婆さん、心配してたみたいだぜ。
…物好きだよなお前も。俺らは指輪じゃねぇんだぜ。
[皮肉気に呟く。愚痴のようにも。]
>>16糸
[力の籠らない瞼を僅かに震わせてから、目を細めた。またもぞもぞと唇を動かして何かを言い出そうとしたが、脳が鈍ったみたいに詰まって、頭を掻いた。頭巾が机の上に落ちて、生気に欠けた獣耳が露出する。頭巾を手にとって、腿に置いた。]
"あんな事"?……
それは、リネアを告発したことか。
それとも、俺が告白したことか。
両方。俺が愚かだったからさ。
[眉を下げ、僅かに肩を竦めた。
片手を伸ばし、傍らの投票箱を軽く叩く。]
投票箱はここだ。
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