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俺がどこで間違えたっていうんだ?
俺は愚かか?
それでも俺を哀れむのか?
俺は……
[独り言が闇に浮かんで、消える。
頭を抱え、身を縮めた。]
>>26、>>27 塵
【自宅】
[投票を終えて自宅に戻ってみると、そこには弟の気配がなかった。
今ここにいない、という意味でなく。ここを家にしているという気配がなくなっていた。
並べられたご馳走はきっと冷めてしまっているのだろう、揚げられた肉を口にぽいと投げ込んでからそれに気づいた。]
うまいな、やっぱり。
[首をかしげて、それだけ。おかしそうに笑った。]**
>>*108 アルタ
約束を守るためにどうする気なの。
弟でも何でもないアルタイルになったんでしょ……
行って音叉だなんて、言ったら、投票なんて関係ない、魔術塔の連中に捕まるに決まってる!
>>89狐
[ふわりと部屋が青く照らされた。
顔を上げたその人は、驚きを示さず、ぼんやりと火を眺めた。]
……なぜだか心が、いたむからさ。
[独り言のように、ぶつりぶつりと。]
>>*112 アルタ
捕まったらきっと死なせてもくれない。
百歩譲ってそうするなら、音叉だって告白するなら、地下で大人しくしてて。
――僕らのアルタイルを誰にも持ってかせない。
>>93 鉄
静かな眼差しで狐はあなたを見る。
もやばかりであった姿は、いまや正しく狐の姿をとっていた。
青い星のような眼差しの、銀河のような毛並みの。
それはまだ、不安定な揺らぎを伴ってはいたけれど。
"痛みは正しいやり方で消せる"
"痛むのならば。あってはならぬものならば。"
"――お前がかつて市場で俺にしたように"
>>84光
……貴方も私も音叉じゃない可能性は、まだあるでしょう?
[まだ、可能性はある。嘘の可能性を考えるなら、ヴァルチャーが音叉だとか。けれど、それならきっとヘールは悪いようにならないと思った。だから、それをはっきりとは言わなかった。]
[それから、しばらく貴方の話を聞いて。彼の名前が出た時一度、失せ物が見付かった時のように微笑んで。それから、また、最後まで聞いた。]
貴方が音叉じゃなければ、アムにーが本当のこと言ってくれたら、それで何とかなるかも、って思った。
そう、だね。最初から、音叉の貴方に向けて、頼めばよかった。
結局、大切なこと、言えないところだった。
[そうして、独り言のように零して。貴方が席を立ったあと頃だろうか。]
ヘールから風を奪わないで。
[去り行く貴方の背中へ、そう声が届いた]**
狐はふわりと後足で跳ねた。
狐の時間もまた、わずかであった。
風が温み、そして狐はいなくなった。
あなたの幻覚であるかのように。**
>>94狐
[死人のような目つきで、その言葉を聞いていたけれど。]
[目を浅く閉じて、口端を小さく歪めて。]
[小さく首を横に振った。諦めの様に。**]
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