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>>*172 銀
そんなこと言わないよ、リコ。
……僕から頼んだら結局僕の我ままでしょ?だから、人に頼んだことってなくってね。リコにも、聖痕者でも後輩でも弟でもないなら呼び捨ててほしいって思ったけど、言わなかったんだ。
リコからそういってくれるのが嬉しい。
[そんなあなたの選択を喜ぶ理由を述べる。
きっと遠慮しいで真面目なあなたの兄にも頼んだことはないんだろう。
対等のように呼び捨てられる自身の名前が嬉しいとまた繰り返した。]
僕らは同じとこに立ってるのに。
いつもアルタイルは手を引いてくれるものね、僕らはどこまでも一緒に同じ道を走って行こうね。
アルタイルの手も、リュラの手も離さない。
/*
お願いしますー。好きにしちゃって!
>>55光
[不器用、なんて言われれば情けなげに眉を下げる。それでも、その言葉の響きから、君が親愛の気持ちを持ってくれていることが良く分かって。照れくさそうに、目を細めて僅かに唇を舐めて、]
……ぼっちゃん。
[沁みるように、そうだけ呼んだ。感涙を零しそうに、僅かに声が震えた。君が信頼してくれていると、ただただ嬉しかった。ああそうか、俺はこの人を、掛け替えのないものとして愛している、と思った。
"はい"、と、小さく声ばかり漏らして。]
あ、そんな。あ……感謝します。
……では、これは忠誠の証、ということで?
[つけてあげる、などと言われれば、少し躊躇いを現したが、素直に紐を渡した。
ちょっとおどけてみせてもした。
つけやすいように、そっと右手を差し出す。
繊細な指先で紐が結ばれているのを、貴重なものかのように見つめていながら、]
……私、リコシェを探してきます。
最近ずっと会えてなくて、顔見せて、安心させてやらないと。
>>56鳥
うん。休憩。
ヴァルにーも休憩してるなら、何も起こってないんだよね?
[自分で納得するように頷く。自警団の貴方がゆったりとしているならば、それは"いつも通り"が保障されたままだということだ。ほんの少し、表情に明るさが戻ったか。]
……やっぱり、元気ないかな。
あんまり考えないようにーっては、してる。
私、落書きとか、張り紙とか……そういうことね、
あの後また、少し呼ばれた時に聞いたんだけど。
……お店に来る人もね、もう知ってて。
音叉がどうこう、とか。そんな事も広がるのかなあって思ったら、ちょっとだけ。
[今は、そうやって浮かべた苦笑いの方が、貴方の目には自然に映るかもしれない。]
[手を伸ばされた針金鳥は、その指の動きを追うようにゆっくりと首を上下に振った。]
大丈夫、そんなすぐにはつつかないよヴァルにー。
[手を引く動作の意図を取り違えて、教える声は大分普段に近かったか。]
/*
銀河バルジ〜のメモは血人かね
都市外れの落書き〜はちょっと分からんな
俺が謎解きうんこ並に苦手なのもあるけど……尾も珠玉も長い楕円も何を表してるのか分からないのはプー太郎すぎる
暫く考えよう
>>*173光
……うん。
[頷いてから、あ、と声を上げた。]
でも。外。では、リュミ先輩。って、呼ぶ。
リュミール、と。フラニーと。仲間、なの。
内緒。宝物、みたいな、内緒。でしょ?
[こっそりなのだから、と。確かめるように首をかしげる。]
……。……ぼく。まだ、10、だから。
結婚、まで。待ってて、もらった、ら。リュラ、が。困る。
[現実問題が少年の前に立ちふさがっている。]
いいんだ。ぼく。ずっと。思って、た。フラニーが、帰って、来た。時から。
次に、フラニーが、走る、とき。その、背中。おして。へこたれそう、な時。引っ張って、一緒に、頑張る。って。ずっと、そう。思ってた。
フラニー、だいすき。でも。結婚なんか、より。もっと。もっと、ずっと。近い、……んと。ところに、いたい、って。そう、思ってる。から。
リュミールも。
アリデッドも。リュラも。そう。
手、絶対。離さない。
>>59 鉄
[うん、って呼びかけとと、それからあなたがそこに込めてくれた気持ちに答えるように、ただ微笑みで頷いた。]
うん、ちょっと貸してね。
それでも良いなぁ……あ、でもリコにも同じの渡すしね。
リコに忠誠の証は渡せないや。
親愛と信頼の証ってことにしようかな。
[渡された紐を受け取って。細い指が右の手首に赤い組紐を結んだ。結びながらこちらも軽口染みた言葉をつづって、]
ウィス ルーナエ
[結び目に小さく灯って消える月の光も彼のまじないだ。そうして手を離した。]
うん、ちゃんと行っておいで。
僕はこの後は寄宿塔の部屋に帰るだけだから
[こっちは大丈夫、という気持ちをこめて。
そうしてちょうど実験の順番が呼ばれたろうか。]
あ、じゃあ行ってくるね。あと、自分の体調もちゃんと気遣うんだよ。
[そうしてその白い姿は研究室へと消えて行った**]
>>57銀
[あなたのその様が、ひどく微笑ましくて。ふっと笑った。あんまりにかわいいから、また今度君の兄さんに会った時に、君を弟にくださいってねだってしまいそうだなぁと思ったりしながら。]
ふっふっふ、楽しみにしているよ。
まあ、頑張ってくれたまえ?
[わざとらしく肩を揺らして。]
[厨房の担当者にことわって、ナイフを借りるとパイをだいたい時計の針が二時くらいの感覚で、でも気持ち大きく切り取って。それを皿にのせると、あなたの座るテーブルに戻ってきた。]
おまたせー。
ほいっと、めしあがれ!
[ことり。あなたの目の前に、アップルパイがのった皿を置いた。パイの断面には、蜜色の果肉がたっぷり詰まってるのがわかるだろう。一応、ナイフとフォークを持ってきたが、君が手づかみで食べ始めたって叱りはしない。きこ、と椅子をひいて君の隣に座ると、残りのパイが入ったかごをテーブルに置いて。]
/*
すみません、もうちょっとで今の一区切りだと思うんですが、ちょっと席はずします。帰ってきたら返答&明日の動きについてRPできたら良いなと思いつつ。
>>60 糸
俺が知る分には、何にも。
ま、いかにもな大事件ってのは起こってねぇよ。
[くつくつと、相手の心配をおかしそうに笑う。表情が明るくなれば、こちらも笑みを返して]
俺もその時知った。ケンカなら、受けてたつんだけどなぁ?
塔に行ったら、また、いつもみたいに瞼をこじ開けようとしやがんだよ。なんも変わってねえよ。
[だから大丈夫だとでも言うように、うなづいた。]
ん?あぁ、わかってるって。でもつつかれっと痛いからなぁ。
…お前もちょっとは、元気でたか?
[面白がって追いまわしたことでもあるんだろう。
そう、引っ込めた手で頭を掻きながら言ってから。
針金鳥の健康診断になぞらえて、そんな聞き方。]
>>61光
あ、リコシェにお渡しするのでしたら、内緒にしておかないと。
でも、もう外しませんから、黙っておきますね。
きっとあいつ、気付きもしないでしょうから。
[なんて。リコシェを侮るわけじゃないけど、君の軽い調子の言葉に合わせるように、軽口を返した。ははと笑う。
──結び目に光が輝いて消えたのには、少しだけ驚いて、視線を結紐から君へ持ち上げていた。それから、手首を上げたまま、頭ばかり下げた。
立ち上がり、君へと向き直って、]
はい。またお世話に上がりますね。
どうぞ、お気を付けて。
……行ってらっしゃいませ。
[君が検査室へ消えていくまで、深々と頭を下げた。
扉が閉まったのを確認すれば踵を返し、かちゃかちゃと剣を鳴らして廊下を歩いて行った。**]
>>62塵
む、む……、参り、ました。って。ヘルさん、が。
両手、上げる。くらい、飛ばして、見せますっ。
[さらにむきになったみたいに力のこもった声だ。
力んで胸の息を吐き出してしまえば、その代わりに胸中に満ちたのは、なにやらふんわりとした暖かな感情だ。むきになっていた矢先なのに、少しばかり口角が持ち上がる。]
[そうしてあなたが厨房へと向かって、こちらは席へと腰を落ち着けたのだ。
ちょうど鈴を傍らに置いたころ、あなたは皿と籠を手に戻ってきたのだろう。
ことりと目の前に置かれた皿──否、その上に鎮座しているアップルパイを見ただけで、ふにゃっとした笑みを浮かべる。きっと赤い瞳の奥に見えるのはハートマークだ。]
い、いただ……っ、う。その、前に。
これっ。紙飛行機。と、アップルパイ、の。嬉しいーの。気持ち。です。
[傍らに置いた、鈴を手に乗せて差し出す。銀色の鈴は一見変哲がなく、手のひらの上でちり、と小さく音を立てた。]
暗く、なった。ら。光る。ので。
お仕事、とか。で、遅く、なっても。大丈夫、です。
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