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>>光
【日暮れ前の港】
[日も暮れかけ、辺りに夜の色を映しはじめた港に、野次馬とはまた別のかたまりがあった。そのかたまりはくあ、とかかあ、とか変な鳴き声を立てながら白い羽を散らしている。どうやら、海鳥が集まっているようだ。
そして、そのかたまりの中心には海鳥にもみくちゃにされ所々に小さな傷を作っているひとりの青年がいた。検査のために街を訪れ、その帰りがけに港の周辺をうろついていたら海鳥に襲われたという流れである。彼の手の中には、おやつに食べようと市場で買ってきたパンがあった。パンの半分ほどは既に突っつかれて無くなっている。]
え、えっと、きみたち。ご飯が欲しいならちゃんと別のをあげるし、そんなせっつかなくても僕は逃げないから…
だからちょっと距離を置いてくれたら嬉しいんだけど…!
[頭を蹴られ、顔を翼ではたかれながらも説得を試みたのだが、おやつに目がくらんだ海鳥達は聞く耳持たずで。いくら意思疎通が出来るとは言っても今回ばかりはお手上げかな…と思い始めていた瞬間、(続)]
>>733塵 (>>729鉄、>>734糸)
["その時が来たら"には、そうかなあ……とばかりに眉を強張らせているばかりだった。君の言う通りこの人にも女っ気は一切ないが、「自分は無くて当然」のようなわけのわからない自負の上に精神が成っているようだった。]
[>>734には、一つ頷いたが、そうしてから今更のように驚き目を見開いて、]
え、リネア、それは本当か。
いや、それでいい。よしヘール、話を聞いておけよ。
[なんて、冗談半分ながら無茶をゴリ押ししようとするのだった。ヴァルチャーの目の前で。]
[そうして、後退しながら君たちに軽く手を振る。じゃあなという一言と共に踵を返して、袋を小脇に抱えて屋敷の方向へ駆けていった。**]
>>730獣
……。うん、お兄ちゃん、は。ヘルさんと、同じ。くらいに。見えます。
[納得するように頷いた。自分がどうなのかは、客観的にわからない。
そして、続いたあなたの言葉に、少し考えるような間が空いて。]
ぼくが、思うのは。生きてる。ていう、博愛的な。ことだけ、じゃ、なくて。
ぼくは、サラ先生と。お話、できて。思うことを、伝えられて。
サラ先生の、仰る、こと。ちょっとだけ、でも、理解、できる。ってこと。です。
それは。同じ、って。思います。
はい。……甘える、の。は。お兄ちゃん、が。
どんな、こと。を。ぼくに、思って、るの、か。
知って、から。って。思い、ます。
[たどたどしい言葉は、また増えた。最近会えてない事も、合わせて。
練習、というあなたの指摘には素直にうなずく。]
フラニーさん。サラ先生の、元気の、もと。ですね。
ゆっくり、お休み。できました?
[ぎこちない動きに、手助けしようと一歩。手を差し出した。
その手を助けにしたかどうかはともかく、あなたが立ち上がればまた一歩下がっただろう。]
あ、ああーっ!
[一羽が最後のひとかけを持ち去って行き…そのひとかけさえも宙で取り合いになって、青年のおやつは見るも無残な塵へと変身を遂げたのであった。]
ぼくのおやつが…。
[たまの贅沢で買ったのに。なんて、飛び去る海鳥の背に言ってもどうしようもなくて。このパンおいしい、ぼくも、わたしも、と海鳥が言い合っているだろう事がなんとなくわかってしまうのが余計にむなしさを増幅させた。]
[ため息をひとつ吐いて、今日はもう帰ろうと歩き出すつもりだったのだが、少し離れた場所に人だかりが出来ているのとやたら変な色に輝く灯台が見えた。
何があるのだろうと灯台に近付くと、先客がひとり居て。その人が灯台に手をかざして何かをつぶやいたかと思えば、なんと大きな魔法陣が展開され始めたではないか。魔法を唱えるその姿が、白さや光の加減も相まって妖精みたいに見えて。]
…す、すごい!
[思わずそんな言葉を漏らしていた。]
/*
いざ!と思った瞬間霧発生で泣いたわ
ていうか は!!?!?!?本会死まであと一時間半切ってんの!?
わしぜんぜん発言できてね〜じゃん(死にたい)
*/
>>735鳥
はーい、お待ちしております![接客句が明るく響いた。]
今は先約があるから、魔力と一緒に縫い直すってなるとちょっと先になっちゃうけどね。
いつか、もしよかったら。ヴァルにーならサービスするよ?
[ただにはならないけど。なんて笑って見せて。]
え、私? 私描いてもつまんないかなって、思うけど。
[言葉の中身よりも、そわそわと期待を込めて貴方を見る視線の方が雄弁であったか。照れたように笑って。]
それじゃあ、お願いしても、いい?
/*
また霧が出るともわからん…
「あなたは狩人を希望しています」で確認おk
なお狩人になれた場合、誰を守るかは決まってない模様
いや私の発言数少ないで絡みが少ないから…すまぬ…すまぬ…
*/
>>734糸(鳥
兄さん、
――いっそフラニーとかどうなんだい?
[あなた達の話に割り込んで、わりととんでもない事を言い放った。]
>>糸
つくれるよ、きっと。
自信作が出来上がったら、ぜったい見せてよね。
[あの海鳥のように、いつかあなたの作品も大空を飛ぶ日が来るのだろうと。根拠はないが確信をもっている。]
ねっ。
こう、ここのところに精悍な鷲の横顔をさあ。
[一緒になって紙飛行機を覗き込みながら、こちらがほんの少しだけ照れくさそうに距離をとったのを、あなたは気付いただろうか。気付かれないようにしたい。]
あっ、何かすごく豪華になりそう。
兄さん絵だけはすごい上手いからなぁ。
>>728 塵
[から揚げ、という単語に、一層目を輝かせた。子供そのものだ。]
よっ、待ってました。さっすが、俺の弟。
[同じ文句を繰り返して。手に持つ林檎が、林檎とはいえ、なんだか軽くなったように感じて、それに合わせて抱えなおした。]
お前らの取り分とろうってんじゃねぇんだよ。
みんなででかいの食ったらうまいだろ?
…まぁ、あまったら食ってやるけどよ。
[くいしんぼう、という認識はきっと間違っていないのだけれども、急に自分ばかり気を使われたように感じて、口を尖らせていた。いつも鈍感なのに、変なところで気難しい。]
俺は逆に、風とかの魔法が使えねえからなぁ…
あれ抜けんのは簡単なんだよ、実は。教えてやる。
覚悟しとけよ?
[にや、と笑う。久しぶりにまともに頼ってもらったようで、嬉しくて。もしかしたら、これも弟の気遣いなのかもしれないけれども。]
>>732日
[夕暮れの風にその毛が撫でられて、ぷると耳が震えた。すれば、すぐに元に戻ってしまっただろうけど。]
はい。優しく……て。でも。ちょっと、心配性。です。
[なんて少し照れくさそうに笑う。けれど、すぐにその表情は少し曇る。]
……え。ん、んんー……。ぼく、やっぱり。話、うまく……ない、です。
フラニーさん。可愛くて、美人で、優しい、です。けど、一番は、かっこいい、なって。
いっつも。そう、思って。るんです、けど。
[伝え方が下手だ、と苦笑を一つ。あなたの手の中のブローチが目に入っただろうか、きれいですね、なんて、今度こそわらった。]
/*
リコシェ…迫
アンブローズ…美食ちゃん
リュミール…JAG
サラ…紺碧
ヘール…聖
リネア…文倉
フラニー…綿
ヴァルチャー…熊
ミリオ…いせざき
・自信あり
サラ、ヴァルチャー
・微妙すぎるワロ
リュミール、ヘール、フラニー
・絶対違うだろ(絶望)
リコシェ、リネア、ミリオ
/*
あと一時間半くらいしかないのに突撃してしまってよかったのかと今頃になって
RPしたかってん!!!!!!!
*/
>>736獣
[オロオロしてはいたものの、小猿が手を伸ばしてくるのに気づき、これはだめ!と乗せた肩の反対側にブローチを引っ込めた。]
ヴァルにーも、昔からあんまり変わんないよね。自警団とか入っても、中身はずっとヴァルにー。
[などと頷く。杖を手にする様子を見つめながら。]
う、うー。確かに……でもまあ……そこまでちゃんとしたの買おうと思ってたわけでも……[言い訳もにょり。]
……、ん、解った。
そこまで言うなら、じゃあ貰っちゃう。ありがとうね、ばーちゃん。
[戻ってきてからは、ギルドでちょくちょく謝礼を貰っているとはいえ、あくまでも贅沢しなければ暮らしていけるという範囲だ。服だって装飾品だって、大したものがある訳では無い。綺麗なブローチへの憧れも、本心ではあったのだ。
それに何より、祖母の好意を、これ以上頑なに突っぱねるのも申し訳なかった。そして、祖母の好意が嬉しかった。――こちらが騙していることには、少し胸の痛みはあったけれど。]
わ、解ってるわよー。……たぶん。[ぼそり。]
ばーちゃん、帰るの?なら送ってくよ。
>>740 隠
……ポテンティア……スキエンティア……[カチカチと廻る大きな魔法陣を見つめたまま魔法を繰り返し唱え続ける。外側から止まっていき徐々に内側だけが動くようになって、]
[囁き声はそれまでにも聞こえて来ていたけれども。
まっすぐ自分に向けて届いた声に少し肩を揺らして、まじないが途切れた。
カチと何かが嵌まって、灯台がnavy◆色一色になった。]
あ、、ええっと、[あなたに振りむいて、それから少し慌てたように灯台を仰いで、その拍子にフードが外れたか。]
スキエンティア エスト ポテンティア ウィス ルーナエ
[改めて最後の呪を唱え終えれば、おかしな光を放ち続けていた灯台は一度沈黙して。そうして元の灯台に戻ったんだ。くるりと白い髪をなびかせてその人が振り向く。]
皆さん、ご迷惑をおかけしました。
魔術塔が責任をもって調整を終えましたので、もう大丈夫です。
[ぺこりと頭をさげて、それからあなたにも少し笑って会釈した。多分、すごいって声に言葉に対してだ。]
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