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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
/*
発覚している病→
アンカー忘れる
アンカー間違える
宛名間違える
糸を弁と見間違える
根という漢字に反応する
*/
/*
あ、決め打ち云々は少ない見物人枠も相俟って、ってことで。
少ないから当たり前だろってつっこみは受け付けぬ。
いや見物じゃなくても決め打ちの可能性大いにありだが。
*/
【海:崖の上】
[昼前、漁に出た船が戻ってくるころ。
男が一歩、その坂道を上がって行くたびに、集まったカモメ達がよりいっそう甲高い声で騒ぎ立てる。手に持った皮袋の中にパン屑が詰め込まれているのは、すでにどのカモメにも周知である。
腹をすかせた数羽が皮袋をつつき出すのを、男はもう一方の手で追い払う。一度。二度。何度も。]
あーーーーもうめんどくせえなお前ら!!
俺が崖まで行かないと一片もやらねえの、わかってんだろ!!
[大声で怒鳴ろうが、カモメの大合唱にかき消される。いいからさっさと寄越せ、その一辺倒な彼らが、この男にとっては「わかりやすくて気の楽な友人」だった。
崖の上にたどり着けば、皮袋の口を開く。そのまま嘴を突っ込もうとするカモメ数匹を押しのけて袋に片手を入れ、パン屑をいっぱいに握った、男性らしく大きな握りこぶしを、腕を伸ばして前にぐっと突き出す。]→
→[カモメの群れは当然、その手に殺到して、我先にと嘴で拳をつついた。指の隙間からこぼれるパンだけを器用につついてくれる彼らではない。]
はははははっ、くすぐってぇ!!
[騒がしい羽音が男の耳を覆う。首や頬に触れる、カモメの羽のことなのだろうが、何匹ものかもめの嘴に思い切りつつかれるなど、くすぐったいで済むわけはない。
それでも拳をすぐに開こうとはせず、力比べ、我慢比べでもしているかのように、拳を固く握り続ける。
イラだったカモメが、ギャアギャアと抗議の声をあげた。お前の遊びに付き合ってる暇なんかないという声だ。]
わぁった、わぁった。―――おらっ、受け取れっ!!
[振りかぶって、空高く投げ上げる。握り潰されたパン屑を、数羽が追いかけ、数羽が次に投げられるのを待ち、数羽はまた皮袋をつついている。
そんなことを何度か繰り返し、パン屑が半分ほどになったところで、男は崖の上にあぐらをかいて座り込んだ。
肩に背負っていたカバンから、手ごろな板と墨と、羊皮紙よりもずっと珍しい竹紙を取り出す。高級品だ。弟にだって隠しているけれども、もしかしたらとっくにバレてるかもしれない。]→
→[あぐらをかいた足の上に皮袋を置いて、その上に板を置き、ガードする。
こうなると、常連のカモメは「パン屑はしばらくおあずけ」であることを承知する。
崖の先の、人の落下を防ぐには頼りない手すりや岩に止まり、また餌が投げられるのを虎視眈々と待っている。男はその様子に嘆息する。]
お前らなぁ、そんな立派が羽があんのに、他に行くところねぇのかよ。
俺だったら一時だってそんなとこに止まってねぇな。
[そう、あきれたような言葉を投げるものの、紙を板の上に用意する。嘴にやられて、血がにじむほど傷だらけになった拳を、勲章か何かのように満足げに眺めてから、墨を持つ。
目から嘴。翼。大まかな形を写し取り、詳細に書き込む。絵の中の鳥が、生き生きとし始めるまで、それほど時間はとらない。質の良い竹の紙は、黒色を旨そうに吸い込んでゆく。]
………。
お前、やっぱりいい顔だな、嘴がすっと尖ってる。
もうちょっと横向けよ。頼むから動くなよ。
[時折、そんな伝わらない言葉をなげかけて。
騒がしかった崖の上は、急に、潮騒が響く静かな場所になった。
もう10年ほど、定期的に続いている光景だった。]
/*
ハトでこういう遊びはやりますけど、カモメはやってくれないと思います。
パン屑空中キャッチだけはすさまじい才能ありますよねあいつら。
10年くらい餌やってりゃ、手に止まるぐらいはするんじゃね、という浪漫描写です。
*/
/*
1234567890-^●
qwertyuiop@[
asdfghjkl;●]
zxcvbnm,./\
カーソル右×
/*
キーボード左上から順に、●の部分とカーソル右だけ反応しないな……
カーソル右が動かないてのは結構レススピードに関わる気がする
困ったな。まあ完全に打てなくなるより良いか……
>>505鳥
【海:崖の上】
やっぱりここか。
[君の背後から、声が届いた。
剣を腰から提げる青年が、街の方向から歩いてくる。
見知らない顔の出現に、カモメがミャアと鳴いた。]
検査を受けに来い、って新担当が言っていたぞ。
……邪魔したかな?
[君の傍に後ろ手を組んで立ち、そう告げる。現場は少し混乱しているみたいだから、ひょっとしたら君はもう検査を受けたかもしれないけど。
最後の言葉は少し顔を上げて、君とカモメの同時に言ったかのようだ。]
>>506 鉄
[届く声が聞こえなかったということはないだろう。集中しすぎて周りが見えなくなる、というタイプではない。
けれども、しばらく反応はなかった。
カモメは剣を持つ人も恐れる様子なく、一匹は羽づくろいを始めた。
邪魔したかな、に対しての、カモメの返事は、「居ても構わん、好きにしたまえ」といったところ。
波が次々に崖の下の岩にぶつかる音が響いている。雲が流れる。
黙っていた男が突然口を開いた。]
気が乗らない。
[弟から話を聞いて、検査があることは知ってはいる。だれそれが倒れた、という話も聞いた。]
面倒、くさい。
[振り返りもしない。ただ、描く手はとまっている。言葉は少ないが、言ってみれば、ただの駄々っ子のような口ぶりだった。]
>>507鳥
[波がぶつかる音がする。
君の返事が無くても、特に困惑するわけでもなく、急かすわけでもなく、ただ後ろ手を組んだまま立っていた。空と、海と、岩と、カモメを眺めながら。
どれくらいの時間が流れただろうか。君が言葉を発すれば、少しばかり落ちていた瞼を開けて、君へ視線を落とした。
肩を竦める。]
そういう訳には行かないこと、分かってるくせに。
記録時期を合わせないと意味が無いって、散々言われてるだろ。
["相変わらずよく出来てる"とも呟いた。絵のことだ。]
>>508 鉄
[記録時期をどうのこうの、と担当者が口をすっぱくさせている理由のひとつはこの男なのではなかろうか。]
わかんねぇよ、学がねぇから。難しいことはなんにもわかんねぇ。
検査はいっつも異常なし、異常なし、異常なし。
お前だって、めんどくさくもなるだろ?どうせまた異常なし、だ。
[ようやく振り返った顔は、半分寝ているような、ゆるい笑顔。絵を隠すことはない。ぱっ、とのっているゴミを払いのけると、一羽のカモメがくっきりと画面に現れる。]
うまくなるなら、剣のほうがよっぽどいいぜ。
…そういやこんなこと始めたのも、聖痕ができてからだけど、あいつらには言ってねえな。
[魔術師の塔の研究員のことだ。]
>>509鳥
ああ確かに、勘弁してほしいね。
使用人だからって、塔の魔術師の方々は気易く俺に"ヴァルチャーを呼んでこい"なんて命じるんだから。
[そんな皮肉を返す。つまりこの人が言いたいことは、さっさと検査に行けということ。
振り返った君の表情には、呆れたように軽く口端と鼻で笑った。
現れた墨のカモメを覗き込めば、ふうんと一つ唸った。]
絵を描いてても剣は上手くならないさ。
……ああ、絵を始めたのはあの頃だっけ?
一体何を思ったのかは、俺も聞いてないけどね。 [絵を描き始めたことだ。]
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