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[少女は気になったがベリニに向き直る。]
いえ、少し。
[ベリニの目元に涙が滲んでいれば、微笑んで、荷物から清潔なハンカチを取り出して渡そうとした。
最初に会った時に濡れタオルを渡したように。]
それに、ベルリヒッターもここに来てたのね。
怪我してる……。
とっても痛そう。
[おいでとベルリヒッターを手招きする。
近づいてきて、もしベルリヒッターのお腹が鳴ったら、会った時と同じように屈んで干し肉をひとつ掌に乗せて差し出してみる。]
私達、運が良かったみたいね。
ヴァレリーのことは、……上のモニタで見たわ。
[ワークステーションで見かけたことを端的に告げる。
引き摺らないようにさらりと口にするに留めた。]
[アロールへ>>5:*0指示の詳細が届く。]
アロール。
メアリと遭遇したら……。
そうね、手の甲か腕にスタンプしてくれるかしら。
[皮膚下にデータを注入|刻印するタイプのそれ。
スタンプすれば、そこに淡くスタンプの痕跡が残るだろう。]
やった!
[少女が喜びの声と同時にガッツポーズを決めると、突然ナビの体が白い光に包まれる]
え?
[アクションを起こす間もなく、光と共にナビの姿は跡形もなく消えてしまい、少女はぽかーんとナビがいた筈の空間を見つめていた]
/*
出来たらゾンビ化したらベルに倒されたい・・・、無理かなあ。
二人にお世話になったし、人といっぱい遊びたいんだよねー。。見せ場作るスキルは足りないんだけど・・・。
ベル可愛いわん。
無理しないでわん。
[メアリの口からヴァレリーの話しが出ると、]
・・・うん。・・・そう、なの、ヴァレリー、死ん・・・じ・・・ゃ。
メアリ達に会えて、良かった。死んでなくて・・・。
[ヴァレリーが死んでしまったのを目の前で見てからメアリ達も何処かで死んでしまったんじゃないかと不安だった。
だから、こうしてメアリとエーデルにまた再会出来て良かった。ベルリヒッターの前で一杯泣いて涙は涸えたと思ったけど、>>4:+20また涙が出そうになった。
ベルリヒッターもメアリに会えて喜んでるかな?
・・・ベルリヒッターが注射器のせいで記憶を失った事を私は知らない。*]
大丈夫。
私は生きてるわ。
だから、泣かないで。
[少女はベリニに話しかける。]
でも、今だったら私の胸は開いてるわ。
[ベリニが少女の胸で泣くなら受け止めたろう。]
[少女はベリニを抱き締める。
涙が胸元を濡らして少し熱かった。]
ベリニだって生きてるわ。
私も、嬉しい。
[目を閉じてベリニに囁く。
ベリニの涙が出し尽くされるまでそうやっていた。]
── 研究所・1F ──
[今、彼らは【洋館】を探索し動く屍を倒し、
そして【真実】の一端を掴み【詳らか】にするだろう。]
【白い悪夢】は凶悪よ。
私が知る限りでは、だけれど。
[アーネストに射ち込んだのは【青色】と【赤色】の薬弾。
青色は、女個人が蔓延するウィルスを好奇心より改変し、この様なものだろうと触ってみたものだ。
好奇心は好奇心でしかなく、そしてアーネストも【青色】のウィルスにちゃんとした形で適合はしなかった。
女の求める形での兵器としては。]
[何時までそうしてただろう。
暫くメアリの胸で泣いていた。
顔を上げて、ゆっくりとメアリから身体を離す。
頬は濡れていたけれど、もう目から涙は零れていなかった。]
かっこ悪い所、見せちゃったね。
ふふっ、有り難う。メアリに会えて本当に嬉しいわ。
[はにかむように笑った。*]
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