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……おい、今の音……、
[肩越しに振り向きかけたが、腕を掴まれ引っ張られては、いかんともしがたい]
……こういうところは、小さい頃の息子と遊んでるようだがな……。
[口中で、小さく呟いた。少女の言動は、だいたいが見た目のそれだ。
しかし、能力のほうは、高度な訓練を受けた工兵か工作員か……そんなようなものを思わせる。
その不釣合いはどこから来るのだろう。それとも、自分たちと同種にみえるが、早熟な種族なのだろうか]
― 研究所・地上 ―
…まさかな。
はは、何の音だろうな。
[あまり考えたくない想像が過ぎった。
彼女に案内されたとおりに走っていく。
危なっかしい曲がり方も急加速や急ブレーキも無い。
彼らの通った後なのだろうか、臭いの―ゾンビも見えない。]
[そうして、見事に穴が開けられた壁まで辿り着けば]
ふむ……、見事なものだ。
私のほうがもたつきそうだから、私が先に入ったほうがいいかな?
途中で詰まったら、引きずり出してくれよ。
[とは、冗談で締めて]
こんなところで倒れるわけには行かないな・・・。
[背中部分にダメージを受けていたが、何とか立ち上がり、バイクの方に向かい、バイクのエンジンを起動させる。]
(もし、ここが研究所なら・・・。みんなここにきているのかも知れない・・・。)
[再びバイクを走らせる、アーネストもその後に着いて行くだろう。
そしておそらくこのあたりにいるはずのミナワとマッカラーに通信をいれる。]
躾されてないのかな。
[ とか言いつつ、大きな時計に近づく。
時計盤の辺りに小さな文字とコインが嵌め込まれているようだ。]
コインを一枚だけ動かして、
縦横を四枚にせよだって。
[ ベリニも見に来たろうか。]
― 研究所何処か ―
[>>55 神父が研究所を探索していると目当ての物ではなかったが培養液の中で泳ぐ其れを見つけた。
>>3:64 生命体兵器を利用する為に教団が用意していた"ある物"である。
"プラーガ"おそらく古代から存在した寄生生物であり、大型の生物に寄生しその行動を支配する生物である。真社会性生物であり、アリやハチ等と同じ様に社会を形成する。……つまり、プラーガには支配種と被支配種が存在しており、支配種は被支配種を自由自在に操れるという特徴を持つ。
この生態を利用価値が高いと思った教団は、"プラーガ"を教団の手へ。此れまでプラーガの研究開発がなされてきた。
そして、生物兵器にこのプラーガを利用し、ゾンビ達を使役する方法を考え出した。]
無視無視。余計な事に首突っ込んでも良い事ないよ、おじさん。
[けらけら笑いながら、腕を引く力を強める。あれは壁とかが壊れるような、そのくらい強いものだ。もしかすると石火矢か何かがあって、それが壁を打ち壊したのかも知れない。だとしたら相当危険だ。あ、でも石火矢ならそれを撃つ為の火薬がある訳だよね。それだけは少し魅力的かも知れない。でも無視。]
[ガラリ。
割れた机や椅子の間から手が出て、女が起きあがる。]
くっ 流石に、強いですね……
もしかしなくても、身体の適応は私より上。
[そう言いながら女は、腰のポーチに手を突っ込む。
カチ カチチチチチ……
ダイヤルを回すような、小さな音がした。]
……でも、私はまだ死ぬ訳にいかない。
ましてや貴女の様な人に命を奪われるなんて嫌!
[取り出したのは、液体の入った小さな薬瓶。
部屋に入って来るであろう娘に投げつける。
避けられる事は予想できた。狙いは当てる事ではない。]
── 都市テイア ──
貴女にアーネストへの気持ちを断たせるのは、
難しい判断だったかしらね?
[何処よりか、ナビとアーネストの戦いを見守りつつ呟く。]
[ベルリヒッターやアロールの集まる大きな時計に近づく。
時計盤の辺りに小さな文字とコインが嵌め込まれているみたい。]
躾はされてると思うけど・・・。
?何だろうこれ
む……。
[押しのけられて、多少はむっとしたが。
指示に従うと言ったのは自分だ。頷いて、道を譲る。
少女の身体が穴にもぐりこむまでのあいだ、周囲に注意を払ったが、それも僅かな間でしかなかった。
穴の向こうに彼女が消えたあと、合図があれば、彼女よりよほど不恰好な動きで、穴に入るだろう]
ま、やばいと思ったら即座に逃げましょ。
研究所の入り口は一つしかないんです〜なんて事はないでしょうし〜
なんかやばげな事がなさそうな入り口の一つや二つ多分ありますよ〜。
[道中はあっけない程楽で。
こんな感じで入れないかなーとか]
[バイクを走らせながら考える。
なぜこんなにも心が傷む。
普通の機械なら容易にアーネストに止めをさす事が出来たというのに・・・。
どうして・・・。]
[そうして走った先は入口に近くの場所。
>>79はっきりとエンジンの駆動音が聞こえた。]
これは、チェーンソーの音と同じだ。
同じ音は車ってのとさっき聞いた―。
[二つの輪を持ってる、勢いのあるキックボード。
すごいスピードのヤツだ。
その音が、二種類聞こえてきたような気がした。]
玲子さん。どうやらあのナビって人。
あのデカブツと、まだやってるみたいだ。
[そう聞こえてきたのだ。]
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