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火薬……?
[すん、と鼻をひくつかせるが、自分には判らない。音も同様に]
ふむ……随分、鋭敏なのだな。
私には、さっぱり判らんが……、
[感心したように、頷いて]
……戦いの音なら、少なくとも人間がいるのは間違いないな。
── ???・転送装置(ワームホール発生装置)室 ──
[転送装置・ミラ。
ワームホールを開く装置。
Mを頭文字とする、都市テイアの前にこの地にあった本来の都市の名前から取られた。
この地は本来なれば古来より女神を奉る遺跡もあった。
星の知恵派教会は都市テイアが造られて以後にこの都市に這入り込んでいた。]
「あと、少しなんだ。」
[戦争の爪痕は復興へと意識を向けられ、嘗ての戦争を忘れようとするように嘗ての地の名前もまた忘れられてゆく。]
/*
おおー、一体何が始まるんです?
ジャスミンさんは本当に正体不明である。
私がこれから出す設定と矛盾しないようにしなきゃ。
[白衣を来た男が、ハンドガンを手に星の知恵派信者と戦っていた。
不意打ちを受けたのだろう、肩を負傷している。
辺りには、まだ感染から動く屍と変貌していない遺体と、自ら感染を望んだ星の知恵派信者が居た。]
「このままでは転送装置を起動出来ない……!
シルビア、君達を……、助ける事も出来ない。」
[ぐ、と眼鏡をあげて死を覚悟する。
ハンドガンを構え、物陰から出て特攻しようとし]
[パラタタタタ]
[男が死を覚悟し、転送装置制御パネルに駆け出そうとした時、辺りの信者が踊り、血を噴き出して倒れた。
誰かが掃射したのだ。*]
まぁ、人はいるんだろうね。
向こうに行くか、別の所を先に探すかはおじさんの好きにすればいいよ。
[私はどっちでもいいし、と付け加えて私は両手を頭の後ろで組んだ。]
白兵戦用アンドロイド ナビは、しのび ミナワ を投票先に選びました。
まあ、私はどうせ実行するので、受け入れて貰わなくていいのです。
[特に何をする訳でもなく立ちながら会話を続ける。]
貴方を殺してどうするのかですか?
目的が達成されるのでそれで終わりでしょうね。その後ゆっくり無くした記憶を思い出そうと思いますよ。
[言い終わると一瞬で相手の前まで移動してガラスの面の部分を殴った。]
……そうだな、行ってみよう。
この施設の人間なら、何か知っている可能性もある。
少なくとも、道案内にはなるだろう。
[と、ミナワが指した方向に小走りに]
話が通じないなら、化け物連中と一緒だな。
そのときは、通じるほうを助けるだけだ。
[どちらも通じなかったら――まあ、逃げるとしよう]
おいおい、頼むよ。
生存率が80%だとしても、迷って戦ってたらいつか20%引いちまうじゃないか。
[ガソリンの道標の先は良く知らない。
方角的に東のはずが、気がつくと南とかに進んでしまいそうで。]
まー足掻くだけ足掻くのは変わんないな。
/*
ジムゾンに秘密なんてないしなあ。あくまでも秘密があるっぽくやってるだけで()・・・その方が悪役ぽいじゃない!()
ジムゾンの正体は邪神(みたいな存在)だけど別に今回の騒動に関わりある訳ではないから。
ハムとか狐みたいな位置を狙いたくての狂信者だし中ボスみたいな存在をやりたくて皆の設定の邪魔にならない様に第三の存在(教団)を作ったんだけどなあ、上手く行かない。
/*
今回狂人だからオオカミ側に付く場合も考えてるけどねー。
ジムゾンってただの愉快犯だから。
・・・なんか、私もジムゾンをどう動かせば良いのか分からないんだよ〜。
ベルとメアリとアロール見て癒される。可愛いー。
と、独り言多くてごめんなさいw
あはは、通じると良いねぇ。
[通じたとしても、それどころじゃない可能性だってある訳だけど。それは言わず、けらけらと笑った。]
あ、結構近いんじゃない?
なんか「私を殺して・・・」とか、「受け入れて貰わなくていい・・・」とかって聞こえるけど。
[微かに聞こえるだけだった声が、いくらかはっきり聞こえるようになってきた。
わざとあんまりよろしくなさそうな部分を抜粋して、おじさんに伝えた。]
いない。
どっかに隠れた?いや…
[車の先に、二人の姿は無かった。
隠れて待ってる、なんて楽観的なことは考えられない。]
先に行ったのか、探そうとして迷っているのか。
もしかしてあのなびという人と戦ってたやつと遭遇したのか。
そら、ワクチンというやつを手に入れてくれると助かるんだけど。
[男は目を見開き、助けてくれた相手を見る。]
「確か君は、ルピナス社の……。」
[動揺もせず眼差しを男に注ぐ。]
ご機嫌いかが?──…‥ギムレット。
[女は莞爾と微笑んだ。]
誰かがここに来ると思っていたわ。
…………。
「ハッ。そうだ。
君がどうしてここに居るかなんて今はいい。
早く起動しないと。」
[ギムレットは、女の視線に気付いてか、制御パネルに向き直り慌ただしくワームホールを開こうとし始める。]
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