情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
……君はどうするね?
[と、視線をミナワに向けて]
ま――借りがあるからな。
共に来るなら、私の力が及ぶ範囲で守る。それは約束する。
そうでなければ、次にいつ会えるか判らん。
私の持ち物は、この剣以外はなんでも譲ろう。
[と、そう告げた**]
[ベルリヒッターの傍まで駆け寄ってその小さな身体を抱きしめた。
震えながらもベルリヒッターは私の頬をぺろりと舐めた。私の目の縁に溜っていた涙がスーッと頬を辿って零れ落ちた。その涙もベルリヒッターは舌で拭ってくれただろうか。
ベルリヒッターを両腕で抱え上げようとする。ベルリヒッターの血で手や服が汚れようが構いはしなかった。どうせ、・・・ヴァレリーの血で真っ赤に染まっていたのだから。
傷ついた身体を抱えてまたも廊下を走り出した。]
[溢れる涙を拭う余裕は無かった。
廊下を走って、廊下を走って、とある一室に逃げ込んだ。中にゾンビが居ないか確かめると部屋の中に入って急いで扉を閉める。
ずるずると扉にもたれながら崩れ落ちた。尻餅をついいて腕の中のベルリヒッターの様子をそっと窺う。 ]
ベルリヒッター、ベルリヒッター。
[百獣の王をベースとしたゾンビが鋭くて大きな爪で襲ったせいでベルリヒッターの背中には大きな傷が出来てる。
私はベルリヒッターの名前を涙ぐんだ声で何度も呼んだ。]
痛いよね、痛いよね。
[そんなこと聞くまでもなかった、痛いに決まってる。
私はシェルターから持ってきた荷物から救急スプレーと包帯を取り出してそれでベルリヒッターの怪我を手当しようとする。]
[ 後方にある故郷の星を守る為に戦争へ行った。
故郷を友を守りたいだけだった。確かにそれは叶えられはしただろう。だけど、あるのは想像以上にクソッタレな状況だった。
心の価値も、人間の価値も、そこには無い。
求められるのは、無の価値であり、歯車としての価値、(使えるようになるまでは)代用品であり兵器としての価値だ。
否、それは当たり前では…あるだろう…。]
[ それだけなら、まだ良かった。
自分の命も仲間の命の価値も見えなくなるまでは。
戦争では、「統合」と呼ばれる特殊な接続状態が維持された。まるで自分の思考の様に仲間の声が聞こえ存在を感じられる。その状況下では、結びつきは密接に、更には友軍の視界を使っての作戦行動が可能となる。それは、本当の意味でのSilent Legionと言っても良いだろう。その引き換えに、仲間の死もまた同調を深めれば自らの死の様に感じられるが。
死は、自らを千切られるに等しい。
そして……血肉湧き立つ戦いなど、そこにはない。生存の為の競争でありながらも、そこには「人間性」は必要とはされない世界だ。
腕が吹き飛べば別の腕が、足が吹き飛べば別の足が、兵士が欠ければ次の兵士が、埋め合わされる。
同じように、
感情による愚かな行動は思考から剥奪され、都合良いものばかりが人工的に積まれる。]
[ この世界に在る生物兵器と何が違うのか。シルビアの話を聞いて以後>>0:157>>0:164、彼の根深い所で引っ掛かり、更にB.O.Wと遭遇した事により、問いを感じていた。
B.O.W。知能を持ち、集団的に襲いかかり、敵を殺す存在。
動く屍達のように捕食こそしないものの、再生能力があり、首の骨が折れようとも死なず、致命的な形で身体が引き裂かれない限りは、死んだ方がマシと思える状態でも蘇生すること(彼の世界でも一般的ではない)。仲間と連携して敵を殺すこと。
肉体改造の結果とはいえ。
この世界の生命研究は失敗に終わっているとしても、
やはり、その目的とする所は同じに感じていた。
それは、 …兵器としての価値… だ。]
[ 戦争で薄れゆく人間としての実感。
人間という確かな感覚が欲しかった。ちゃんとした心があるのだと、敵を殺すだけの化け物になんかなっていないのだという、確かな実感がほしかった。
痛い。
悲しい。
苦しい。
そんな感情でも良い。
でも、それだけではなく、
楽しい。
嬉しい。
あの、笑顔。
この世界に居る時だけでも良いから。
また戦争で忘れてしまうとしても、
…人間でいたかった… 人間でいたいと少しでも思ってしまった …]
/* アロル君は強火力過ぎるので地上降板とも言います()どうして俺はこんなにSF過ぎるのを連れて来てしまったんだ!(壁ダン) 対ウロボロスとかなら映えたろうに。
とりあえずこれで、屍共の同類みたいな感じで狼役ぽい話に出来たのではないか、と。あとは、門番か…。門番した方が良いのかな。メインコンピュータで洗脳も有りだったのでないかな。と今更。その場合は、電子的標的用光点無しで、…いやそれも駄目だ。マイクロ波ビームで皆死ぬ。 */
─ 研究所・3F ─
[おおかた、押し掛けてきたゾンビの殲滅は終わった。
あとは、再び後発班を地下への施設へ誘導すれば良い。
最後に何気なく扉の一つを蹴破れば、意外な人物の姿。]
! ……………。
へえ…… 誰かと思えば。
クリノス副所長、お久しぶりですね。
とっくに逃げ出したものだと……私達を見捨てて。
[白髪の男性の恐怖にひきつった表情に対し、
女は、変わらぬにこやかな笑みで挨拶した。]
どうしました? そんな顔をして。
私は幽霊でもゾンビでもありませんよ。
感染? ……ええ、確かに感染しましたね。
あの時、屍達からアリアを庇って……ほら。
[そう言って、するすると腕の包帯を外す。
殆ど塞がっているが、赤い爪痕が見えるだろう。]
殺されたブライアン博士も嘆いているでしょうね。
自分の研究が、金儲けや人殺しの為に悪用されて。
ついには、娘のアリアまであんな目に。
……色々、調べさせていただきましたよ?
[女は眼鏡の縁を摘みながら、男性に語りだす。]
貴方達が「星の知恵派」と関係がある事も。
政府から多額の報酬を受け取っている事もね。
15年前の戦争中。博士の助手だった貴方達が、
再生医療に利用される筈だったこの研究を政府に漏らし、
応用すれば生物兵器を開発できると、そそのかした。
[不意を突いて、副所長はハンドガンを取り出し、
女の頭を打ち抜こうと引き金を引く。
だが、次の瞬間。素早く女は額に手を翳して。
握った掌を開けば、放たれた弾丸が其処にあった。]
………無駄ですよ。
確かにあの日、私はウィルスに感染した。
でもねぇ、ゾンビにならなかったんですよ。
それどころかウィルスは私に力を与えてくれた。
……その時、「ああ、選ばれたんだ」と思いましたね。
貴方達のような人間を滅ぼす使命を授けられた。
[そう言って、女は男性のピストルを握り潰す。]
[……「何が欲しい。金か? ワクチンか?」
男の問いかけに、女は静かに首を横に振る。]
いいえ、そんなものに興味はありません。
お金持ちと権力者が独占するワクチンなんて。
……そうやって、貴方たちはまた、
罪のない弱者を切り捨て、生き残る。
……もっと良いものが、もうすぐ完成します。
私の遺伝子をベースに創りだした新薬、ARK(アーク)。
投与した人間を、ウィルスに完全適合できる体質に変える。
[女の視線の先には、古びた洋館があった。]
あと必要なのは、媒体となるもう一人の適合者の細胞。
完成すれば、人類は「進化」する事ができる……
これは災厄では有りません……「淘汰」です。
今までの人類は、ここで滅びゆく運命にある。
欲望が刻まれた遺伝子は、全て絶やさねばならない。
[女の眼は、再び狂気の黄金色に見開かれる。]
私は選ばれた。終末を生き延びるノアなのです。
ウィルスに適応し、「進化」を遂げた者だけが、
荒れ果てた大地に新世界を創る事ができる……
[女はもはや、人間ではなかった。
ウィルスにより「進化」した、新たなる種。
世界の変革を【狂信】する、人類の審判者。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新